君と出会えなかったら この場所も見れないから 忘れないように…
長瀬智也がすべて…
…Re-Start June 8, 2010
KO「時刻は深夜3時を回りました。ここからは81.3 J-Wave TOKYO M.A.A.D SPIN 第一金曜日はDJの木村コウと」
智「長瀬智也がお届けします」
【略】
KO「そんな感じでよろしくお願いします」
智「よろしくお願いします。KOさん、意外にいろいろ聴いてくれてるみたいなんで、我々の友達もね」
KO「ね、ね、ね。この間の原宿のKも、ナンか、20年ぐらい話してない親戚のオバちゃんから電話があったとか言ってた(笑)」
智「うん、いや、そうそうそう、ナンかほら、意外にマイクがあると、喋る事も変わるっていう事で、ま、そんな夜を楽しんでもらえたらなと、はい」
KO「今日もまた、宜しくお願いします」
智「宜しくお願いします。さ、番組の感想やメッセージもお待ちしております。XでTOKYO M.A.A.D SPINのアカウントをフォローして#MAADSPINを付けてつぶやいてください。TOKYOM.A,A,D.SPINのアカウントですね。そしてメールの方はMAAD@J-wave.co.jpまでお願いします」
KO「それでは早速、この曲の後、やって行きましょう」
智「はい」
KO「MODEWARPで『BLUE』」
【曲演奏】
KO「じゃ、というかですね」
智「もう、あの、最初に言っておきますけど、あの、ホヤの話はもう、いいです」
KO「THE ENDですか」
智「もうもう、いいんです」
KO「(笑)」
智「結構ね、ホヤも反響があって、もうね、ホヤのナンだろうな、ま、聴いてくれてるって事ですよね。ありがたいですよ、それは。たまたまこの間、田口くんの個展やってた時に、あの、近所がね、僕の地元なんですけど、近所が日体大生の寮が多いんですよ。で、ま、その中でウエイトリフティング部の子たちが来てくれて、ま、絵を見てくれて、個展に来てくれて、いろいろ話した時に、ま、その中で、ま、ま、一番こう、コミュニケーション取ってくれる男の子が、ま、ナイスガイな男の子がいて、で、まぁ、その子が、どこから来たの?って言ったら、岩手から来たって。で、ホヤの話になって」
KO「(笑)いきなりホヤの話してるやん!」
智「そう。で、やっぱホヤ好きだって言うから、で、まぁやっぱ、もう埒が明かねーなと思って。そうそうそう。で、彼もね、お酒を飲むっていうんで、やっぱ珍味みたいな感じで楽しむって言ってたから、ま、やっぱなかなか、ほら、そこをね、突き詰めていくと、面倒くさいなっていうのもあったんでね。それでもこんだけ、よくホヤでもったなと」
KO「(笑)」
智「ホントに」
KO「この間、僕がDJやってた時に、福島のフクちゃんって、前、照明やってのが来てですね、KOさん、ホヤですけど‥って、KOさん、ホヤに±あるの、知ってます?って」
智「へ~」
KO「バッテリーみたいなんですよって。は?!って」
智「あぁ」
KO「そしたら、へんな突起があって、2つ。片方がプラス、片方がマイナスなんですって」
智「へ~~!」
KO「プラスが口で、で、マイナスがお尻なんだって」
智「あ、だからやっぱり、チューブワームみたいなもんですね。あの、海底にね、あの、消化機能しかないっていう」
KO「そうね、うん」
智「モノ入れて出すだけのね、でも生きてるっていう」
KO「だからハサミとか」
智「ヘモグロビンがあるみたいな」
KO「(笑)」
智「スゴいな~!」
KO「(笑)ヘモグロビンがあるとか、いろいろ詳しいやん!」
智「そう、だから、そのチューブワームは、あの、ヘモグロビンだから筒の中に赤いのが見えるんです。それが、もちろん、地球上の海底にもあるんだけど、遥か遠くの星の、その、海底にもあるらしいんですよ」
KO「ほぉ~」
智「それは解ってるらしい」
KO「それが逆にあの、人類じゃないけど、いろんなモノの祖先だったかも知んないっすね」
智「ね!だからその映像見ると、お花畑みたいで」
KO「(笑)お花畑みたい」
智「そう。ちょっとグロいんですけど」
KO「うんうん」
智「だからナンか、そういうのあるんでしょうね、ナンかその、ホヤにもね。だからきっとその、それを頂いて、ナンか健康になったり、きっとナンかミネラルとかもあるだろうし。だから昔の人の知恵はホントにスゴいと思う」
KO「ね。ホントに科学があったワケじゃないのに」
智「オヤジが、あの、要は射撃やってたんですけど、で、北海道とかでよく撃ってたんですよ。で、クマの堪能、熊の胆。よくアレをね、子供の頃に飲まされたんっすよね」
KO「マジ?あの、漢方薬みたいな感じで」
智「そう」
KO「効くの?」
智「アレはやっぱり、お医者さんも止められないらしいです」
KO「ほぉ」
智「実際、効力がある。で、今、モノスゴい値段とかも高くなってるみたいで。ま、でもこれ、多分ね、ひょっとしたら、配合(?)関係の話で、うん」
KO「~なるかも知れないね」
智「かも知れない。ただ、ウチのオヤジは競技的なモノで、スキートっていう競技があるんですけど、それでやってたんですよね。ま、知人がいたりとかして、そういう流通が、その昔あったんでしょうね。そう、それでま、やっぱり、大人になって時に、その熊の胆をね、あの、ちゃんと知った時に、やっぱその、それを昔の人がやってたって、スゴいですよね。冬眠するために、栄養を集めた、僅かしか取れない、その臓器を乾燥させて、で、その結晶化したモノを飲む。ま、ホントにね、病気が治るっていう。で、漢方薬のナンか、材料にもなるらしくて」
KO「うん、あの、ちょっとしか取れないっていいますもんね」
智「そう。僕もそれはナンか、昔からこう、オヤジにちょこちょこね、子供の頃に飲まされて。で、やっぱり、効くな~と思って」
KO「おぉ。それは風邪とか熱とか?」
智「いや、あのね、一番解りやすいのが、お酒。だから肝機能がメチャ強くなってんだ、多分」
KO「(笑)子供の頃に酒って(笑)どうやって(笑)」
智「あの、それはナンて言うか」
KO「大人になってから」
智「もちろん、もちろん、大人になってからなんですけど、あの、ホントにそうなんですよ」
KO「ほぉ」
智「やっぱり、調べると毛細血管の中から、そういう解毒する」
KO「作用が」
智「が、出てくるらしいですよね。そう、だから、ま、ま、残ってるんでしょうね、今でも。ま、だから子供の頃に、なかなか気付けなかったから、大人になってやっぱ、昔の人の知恵の凄さに驚きますよね。KOさんも、おじいさま、おばあさまから、ナンか、よく、夜中、口笛吹いたらオバケでるよ、とか、そういうの、ナンか」
KO「ナンか、ミミズにおしっこかけちゃダメとか(笑)」
智「とか、ナンか、でも、そういうのも一つの知識だったりするでしょ?子供、ナンか、寝かせる為とか、何でもいいけど、何かの知識になってるワケだから」
KO「美味しいモノは全部食べると鼻血出るぞと言われて止められましたね」
智「ね」
KO「銀杏から何から全部食うなって事なんでしょうけど(笑)そんなに」
智「だからナンか、そういうの、面白いな。よくよく考えてみると、熊の胆は今、スゴい値段も高くなってるみたいです」
KO「熊の胆っていうけど、僕、勉強したのが釣りキチ三平の作者の人が、その前に描いてたマタギっていう熊撃ち猟師の漫画」
智「へ~」
KO「で、それで熊の胆が、ってやってたので」
智「なるほど」
KO「それで知ったんですけど」
智「なるほど」
KO「秋田の方とかで、クマ撃っててみたいな、そういう話があって。その後、釣りになってしまった」
智「その昔はそれが当たり前みたいな事だったんでしょ。だから今は、ナンか表現すら難しくなってしまったって、時代がね、不思議ですけど」
KO「あれ、釣りといえば、長瀬くん、今、釣り行ってるんですか?」
智「あのね、この間、師匠と、久しぶりに、アレいつだったかな?1か月ぐらい前か、それ話ましたっけ?話してないか」
KO「うん」
智「僕はずっと芦ノ湖でやってるんですけど、もうすぐ90になる師匠がいて」
KO「90!?」
智「そうなんですよ」
KO「スゴい。釣り仙人」
智「うん」
KO「ブラックバスでしょ?」
智「僕はブラックバスが好きで、その師匠から教えてもらったんですけど、師匠は元々は芦ノ湖生まれ、芦ノ湖育ちの人間なんで、ま、もうやっぱりナンだろ、マスとか」
KO「マスとか、あぁ」
智「サクラマス、ナンかそのやっぱり、どこか日本のね、その純粋な、ナンかこう、血筋を求めてるような気がしますけどね、繊細な釣り」
KO「あぁ」
智「ま、フライとかもやるんですけど、師匠はやっぱ、ナンだろうな、トローリングとかね」
KO「トローリング、あぁ」
智「だから、キャスティング、バスっていうのは、スゴく、あの、神経質な(笑)ナンだろ、あの、スポーツフィッシングだから、あの、ホントは距離を近くで精度よくやっていくのが、で、数打ちゃ当たるっていうやり方でやっていくんだけど、だけど、師匠はね、どちらかっていうとマスなんで、大きい釣りなんです」
KO「あぁ」
智「あの、船で乗って対岸まで」
KO「漁っぽい感じ?」
智「漁っぽいっていうかね、大、ダイナミック、一本、一本釣りみたいな感じかな」
KO「あぁ」
智「うん、ナンか、その、ナンだろ、より、ナンだろ、マスの方が、マスというか、トラウトの方が神経質なんすよね」
KO「おぉ」
智「だから船、近づけると、もう警戒しちゃって釣れない」
KO「あぁ」
智「だからバスの方が、ちょっと鈍感なのかな。あと、獰猛性があるから、コントロール制で、反射を使うんっすよ」
KO「あぁ」
智「その、いきなりこの辺…この辺って言っても解らないか(笑)頭の左上にバシャッて何かが落ちてきたら」
KO「お!?って」
智「そう、人間だったらほら、パって払うでしょ?それをバスは口でやるから」
KO「あぁ食いついちゃう」
智「そう、それで針が引っかかって、それで僕ら、あの子たちを【可愛い♪】引っこ抜いて遊んでるワケですね。そう、だから釣りの概念が違う。僕は、そのテルさんのおかげでマスの釣り方でバスを釣るやり方を覚えたんですよ(笑)」
KO「おぉ」
智「遠くだけど精度が高いっていう」
KO「あ、じゃあ、キャスティングも長く」
智「そう、キャスティングも長く飛ばして、より精度の高くやると、岸沿いにいるバスが釣れる」
KO「あぁ」
智「だけど、距離が短いと、その手前にいるトラウトが釣れるっていう」
KO「あぁ」
智「そう、だから、意外にこう、ナンだろ、芦ノ湖って水が綺麗な湖なんで、釣り、釣るのが難しいんですよ。要は綺麗だから」
KO「見えちゃう」
智「魚からも、その、いわゆる、全部見えてるんです、繊細にね。だから、派手なルアーだとちょっと、逆に魚が逃げて行ったりだとか」
KO「あの、ホンモノっぽい、餌っぽく見えないとダメって事ですか?」
智「そう、でもね、さっき言ったように、バスは反射使うのが一番手っ取り早いんですよ」
KO「バシャっきて、あの、カエルが跳び込んだとか、虫がバサバサやってるみたいな」
智「そうなんっすよ、その、夏、ね、木のオーバーハングっつって、水の上に木が生い茂ってるところにね、ま、そこにいる例えばセミだとかナンかが落ちて、水面でビーッてやってるのを、下からバコーンてくるワケですよ。要は、そのセミをフィッシャーマンは演じるワケですよね、手で」
KO「うんうん」
智「だから、そこのナンか、ナンかこうナンだろ、野生を騙した」
KO「その、上手く」
智「支配した感じがもう、たまらないんでしょうね、みんなね、フィッシャーマンたちはね~」
KO「じゃ、野生とその技術、今の人間の技術の戦いですね」
智「だと思う。KOさんも世代的にはZettaiやってますよね」
KO「僕は鯉釣りとか川の人なので」
智「あ、なるほど。ヘラブナとか」
KO「そう、ヘラブナ。ヘラブナはちょっとオジサンっぽい感じがしてしまったので、やってましたけど」
智「ね。僕も最初、そう思ってたんですよ。でも、頂点はヘラらしいっすよ」
KO「(笑)」
智「いや、でも、やっぱね、ホントこれも歳をとって気付いていったことですけど、ナンだろな、その、彼らはその、自分のバランス、配分のね、あの、餌、練り餌を作って、で、自分の、ポイントがあるんでしょうね。で、ま、その、浮き、アレも職人とかが作ったら、何万、何十万とかの世界」
KO「うんうん」
智「何百万もあるでしょう。で、そんなのでね、リールももう、竿の先から出てるだけの尺で釣り上げるっていう。確かにそのレギュレーションでやったら、ナンかちょっと自信ないです。バスとかマスだったら、もちろん、僕は素人ですけど、例えば、ね、慣れ親しんだ芦ノ湖だったら、ワンチャンちょっと行けるかも⁉みたいな」
KO「うんうん」
智「感じありますけど、ヘラになった瞬間に急に、宜しくお願いします!みたいな感じになっちゃうと思う」
KO「ナンか、儀式っぽく感じちゃうっていうか(笑)」
智「そうなんです、そうなんです。もうホントに、ホント、失礼な話、もうナンか、お年寄りの方とか、じっと動かずにやってるじゃないですか」
KO「(笑)ホントに動かないもんね」
智「ちょっと心配になる時があります」
KO「(笑)」
智「でも突然、ハーッとかいって、竿、ガーッて合わせて、釣るワケじゃないですか」
KO「あのしなりとかもナンかイイ感じとか」
智「で、やっぱり僕もそうなんですけど、逆にKOさん訊いてみたいです。フィッシャーマンって水の中をイメージする。でもよくコレ、仲間でも話すんですけど、水の中をイメージするって、ナンだよって話でしょ?KOさん、それ解ります?意味」
KO「その棚(?)じゃないけど、水の中の地形を考えて、僕はこの辺に何があるかなとか」
智「あ、そうですよね」
KO「うん」
智「素晴らしい。そうなんですよね。結局、僕もそこになって、で、ま、僕は何故そうなったかというと、あの、芦ノ湖に行くと、ずっと昔から、一緒のボート屋さんで、もう僕の中ではプロですね、あの、いるんですよ、そういう方が、関さんって方がいるんですけど、その方がね、あの、ある時、釣りをやってて、ボート同士で沖で会うんですよ。で、釣れた?釣れない?とかってやって、釣れたら、ドコどこで、水深どのくらいで、どのルアーでみたいな事いって、あぁじゃ、行ってみる、みたいな、そのぐらいのコミュニケーションで終わるんですけど、その彼が、いつもだったら釣りやってるんですけど、ナンかね、竿も持たずにボートでずっと、ナンかその、芦ノ湖の沖を走り回ってたんですね」
KO「おぉ」
智「そんでその時に会って、ナニやってるんっすか?って言ったら、水中眼鏡付けて、地形見て、そこの、例えばあそこにドラム缶があるとか、それこそ水路の流れ込みの窪みがあるとか、杭があるとか全部見るんですって」
KO「やっぱり」
智「で、そこで魚の動きも見るらしい」
KO「あぁ、それで」
智「そう」
KO「僕も前、鯉釣りやってた時は、でっかい池なんだけど、鯉が泳ぐ場所は決まってるから、タヌキが山道でタヌキが通る道が決まってるみたいな」
智「うんうん」
KO「感じで、鯉が止まってるのもあるから、そこに落とさないと鯉は食わないっていう感じの」
智「あ~、なるほどね」
KO「感じの事を考えながら、やってたのはありますね」
智「え、で、やっぱそれは良くなっていく、釣れるヒット率が上がるみたいな」
KO「ナンとなく、その辺に落とせば、結構いけるじゃないかみたいなポイントでした」
智「なるほどね。でも、それは鯉の反射を使うわけじゃないですもんね」
KO「完全に」
智「鯉は」
KO「散歩道っていうか」
智「あ、そっかそっか」
KO「餌を食べようと思って」
智「なるほど!」
KO「その山道じゃないけど、川道、じゃない池道」
智「そっか~」
KO「みたいなところを通ってて、そこにナンか」
智「じゃ、鯉は、そっかぁ、やっぱり精度ですよね。キャストの精度が大事になってくる。それがだって、ね、道路からちょっと避けちゃったら、鯉、その道路通らないでしょ」
KO「うん」
智「なるほど」
KO「そんな感じでイメージして」
智「あぁ、なるほどね」
KO「一匹しか釣れないんですけど、そこに多分、5匹ぐらい軍団で一緒に歩いて、泳いでる。そういう事を考えながら」
智「なるほど、そうか」
Kode Talkers『Wonder』
智「これ、釣りやらない人とか…」
KO「(笑)ナニ、深夜にナンの話してんだ?って」
智「(笑)いや解んない。これから釣りに行くっていう人が聴いてるかも知れないっすよ。朝方ね(笑)」
KO「(笑)朝方」
智「前ノリって、そうそうそう」
KO「この時間だと一番」
智「車の中」
KO「あと、そうね、夜中に、子供だと夜中に遊びに行っちゃダメじゃん」
智「確かにね」
KO「親に怒られる」
智「怒られる」
KO「けど、夜の12時とか1時に釣りに行くっていうと大丈夫なんっすよ」
智「え?」
KO「釣りに行ってくるっていうと、親はいっておいでって」
智「あぁ、なるほど」
KO「なので、そういう風に高校の時とか、釣りに行くって言いながら、そういうナイトクラブに行ってしまったりとか、ホントに」
智「なるほど」
KO「釣りに行ったりとか」
智「ちょっと都会的だな、それ」
KO「いろいろ、ナンかあったんですよ」
智「スゴい都会的、なるほど。釣りだったら、そっか、朝まで」
KO「そう」
智「確かに。健全に聴こえるかも、親だったら」
KO「行っておいで」
智「行っておいで、みたいな。ヤダな~、帰ってきたら浮きが電気浮きに変わってるんでしょ」
KO「(笑)」
智「ピッカピカ、もう電気」
KO「LEDみたいな(笑)」
智「もう、それ、スゴいな~カッコいいっすね、それ」
KO「いや、でも、あんまり怒られなかった」
智「なるほど。そういう作戦があったか。ちょっと都会的だな、それは」
KO「けど、アフターアワーといって、朝の6時からやってるパーティとかあるんですよ。その」
智「6時から?」
KO「6時ぐらいまで遊んだ人が、遊び足りない。で、6時ぐらいから、昼の12時ぐらいまでやってるパーティとかあって」
智「うん」
KO「そうすると、普通の子たちは帰れないじゃないですか」
智「はいはい」帰れない」
KO「昔なので、女子高生だけど、高校生だけど、とかが、6時からだったら来れるって、で、割とそういう若い子たちが来れる。18歳以上だったら入れるじゃないですか。だから18歳、ギリギリの時とか、に、来る人とか」
智「そっかぁ、お酒があるもんね」
KO「朝からだと、親も大丈夫みたいな。まさか、朝の6時に出かけてナイトクラブに行ってくるって思わない。部活に行ってくる!って言って、僕がDJしてた時、ドロドロになってるトコ、ベロベロになって、ダメ人間になる人と(笑)」
智「(笑)そっかぁ」
KO「最近高校、出たぐらいの人たちが、子たちがチョー元気に、親が大丈夫だから、みたいな、そういう感じなんで」
智「なるほどね~」
KO「2つが一緒になってて、元気になって面白いなっていうの、結構、もう10年以上前、20年以上前によくありましたね」
智「それ、さすがにほら、毎日出来ないじゃない?」
KO「週末」
智「やっぱり週末か、なるほどね。でもナンか、すごくその、週末を満喫しようっていう気持ちが最高っすね」
KO「うん」
智「その気持ちがナンか素敵」
KO「逆にドイツとかだと金曜日の9時にオープンして月曜日の夜まで、ずっと営業してるナイトクラブがあったり」
智「へ~」
KO「オカシイですよね」
智「そうなんだ」
KO「で、僕は日曜日の昼ぐらいが好きだなとか」
智「でも人気があるから、それ続いてるワケなんでしょ?」
KO「うんうん」
智「スゴいよな~」
KO「だからそういうようなことって、ナイトクラブ文化としては面白い」
智「日本でバーニングマンみたいのって、無いんすかね?(笑)」
KO「あそこまでキャンプのヤツはないっすね。けど、この間もキャンプでやってきて」
智「うん」
KO「野外で。面白かったです」
智「へ~。だからナンかそういう、ナンかね、スゴい、ナンだろ、感動するんだよな」
KO「鳥取砂丘でスゲーのやるみたいな」
智「感動するでしょ」
KO「ね」
智「間近で見たら。うん、なかなかやっぱ、ね、アレは日本だと理解されないのかな」
KO「けど、ナンか、日本って好きそうですけどね、みんなね」
智「ね!」
KO「そういう、シャーマンっぽいヤツっていうか」
智「とかね、花火もちょっと、それに近い気もするし」
KO「結局は昔から日本人って、そういう祭り事好きで、盆踊りもそうだし」
智「たしかに。神輿とかね」
KO「うん」
智「確かにそうっすね」
KO「みんな踊って楽しくするのが良かったみたいな」
智「そう、だから、そのね、僕の釣りの師匠のね、隣に神社があるんです。で、その鳥居とかをね、僕の師匠が作ったりとかしてて」
KO「あぁ」
智「そう。で、行くと必ず、お参りして行くんですけど、ナンか、そこは狗の神様が二人いるみたいで、その昔、あそこ関所があったじゃないですか。で、そこの地域は昔、狼が凄かったらしいんですよ」
KO「おぉ」
智「で、人が住めなかった。で、その二頭の犬が、その狼を追い払って、あそこに住めるようになった。だから、そのちょうど、ナンつーんだろ、元箱根、芦ノ湖の付け根の一番下の部分が、関所で、東海道があそこを通ってた。で、それが駅伝のね、ゴールになってるでしょ」
KO「あぁ」
智「だからナンか、面白いっすね、その、限りなく形を変えていない唯一の場所なんでね、芦ノ湖って。だからね、この間、釣りに行った時に、久しぶりに師匠と釣りを楽しもうと思って。師匠、ちょっと足も良くないもんで。一緒にこう、行くんですけど、したらね、珍しくね、霧が下りてきて、で、視界、ホント2m、3mぐらいの霧なんて、なかなかないんです」
KO「あぁ」
智「でね、昔は怖かったんっすけど、今はナンかね、ナンかこう、歓迎してくれてる感じがして」
KO「おぉ」
智「そう。でね、メッチャクチャ釣れる」
KO「うんうん」
智「急に霧が下りてきて、急に真っ白な世界になって、バコバコ釣れはじめて」
KO「うん」
智「でも普通、霧が出ると釣れないっていう概念なんですよね」
KO「ふーん」
智「そう、だからね、ナンかね、師匠と釣りしてる時間がスゴく不思議で」
KO「あぁ」
智「ま、彼がやっぱり、そういう、ちょっと神社の(笑)横にも住んでるしね」
KO「うんうん」
智「ホント、神に守られてる」
KO「(笑)」
智「感じがちょっとするっていうかね」
KO「ホントに自然に、自然と同化して」
智「そう、そうなんですよ」
KO「長瀬くん、ずっと釣りは長いもんね」
智「そうっすね~、もう18,だから30年、30年ぐらいやったかな」
KO「いつ、またサバイバルゲームやろうかって」
智「あ~!サバイバルゲームやりましたね」
KO「(笑)」
智「そうだ、サバイバルゲームやりました。いや、やっぱ、男の子、大好きじゃないっすか、うん。やっぱり鉄砲もそうだしね、ミリタリーもそうだしね」
KO「お父さんが射撃やってたのが、余計に影響があったりする?」
智「あ」
KO「そうでもない?」
智「うん、そういう感じ…でもやっぱり、結局ほら、そういう銃、見てもカッコいいじゃないですか」
KO「うん」
智「結局だからその」
KO「機械っぽいところかな」
智「そう、鉄のね、彫金とかもそうだし、やっぱナンか、削り出し感(笑)というか」
KO「そうね」
智「あの感じ、やっぱカッコいいっすよね」
KO「僕もだから、意味もなくモデルガンを改造してって、やってます」
智「ね~」
KO「サバイバルゲームでも銃身短くしたりとか」
智「結局、ジェシージェームスも結局ね」
KO「そうそう、なっちゃった」
智「銃作っちゃってますもんね、今。銃職人でしょ?」
KO「そうそう。ウエストコーストショッパーズってカリフォルニアにあったのが、今、ユタか」
智「うん」
KO「どっかの方に移ってます。テキサスかな?」
智「うん」
KO「移って、彫金でやったりいろんなの」
智「なるほどね」
KO「結局バイクを作る技術が、あっちになっちゃった。拳銃とかマシンガンとか作ったりして」
智「はいはい」
KO「ガンガン撃ってるのをテレビでやってましたね」
智「REDがね、やるでしょ?」
KO「RED、射撃始めてたね」
智「オヤジが行ってた射撃場に行ってるって言ってたから。それ、子供の頃に行ってね、もう、うるさいからヤダったんですけどね~」
KO「あぁ」
智「こういう、ヘッドフォンつけるんだけど」
KO「うんうん」
智「そう、アレでパンパン撃ってるのを、でもやっぱり、違うトコで岩城滉一さんが撃ってたりとかして」
KO「うん」
智「ジャワカレーやってましたよ」
KO「ジャワカレー(笑)」
智「ジャワカレーのお兄さんだって」
KO「(笑)」
智「やっぱね~、やっぱありますよね」
KO「面白いですね」
智「うーん、男が惹かれちゃう、ナンかありますよね~鉄砲とかね」
KO「その辺、やっぱ道具に惹かれる」
智「うん、結局そんな感じします」
KO「道具と言えば、長瀬くん、ギター、拘ってるじゃないですか」
智「ギター、ま、ま、そうっすね~、うん」
KO「ギター、そういえば、ナンかギターって、今、何本くらい持ってるんですか?」
智「いや、そんなに持ってないんですけど、ま、メインで使うのはホントに4本とか」
KO「4本」
智「ま、でも、サブとかもあるから、で、ま、ナンとなく思い出のあるモノ、捨てられないモノ、売れないモノみたいのがやっぱ」
KO「あって」
智「ま、10…10…10本、15本あるかなぁ?」
KO「じゃ、バイクと同じぐらい、違う、バイクはもうそんなに多くない?」
智「そうっすね、バイクはもうちょっともう、だいぶ少なくしましたけどね」
KO「あの今度、ギター作ったの?」
智「あ、そうなんですよ。そう、CHALLENGERのプロジェクトで、ま、ROKという、Kode Talkersで、ま、ちょっとその、楽器、ね、エレキギターは木材じゃないですか」
KO「うんうん」
智「で、ま、僕ら、そういう、使う人間からすると、その、木材だとか、ま、作る工程で、のちの出る音に変わってくるんで、やっぱりその、ある程度、自分の出したい音に、の、答えに近づけるために、やっぱその、木材とか形だとか、やる工程だとか、ま、接着剤ぐらいのね、事をいう人もいるだろうし、ま、アルミだったり、鉄だったりで、音も変わってくるじゃないですか」
KO「あぁ」
智「だからナンかその、塗装の薬品だったりとか、ま、スゴくそういうところを、ま、ナンだろな、ずっと使っていて、で、まぁあの、同じバンドメンバーのギタリストの久保田光太郎と、やっぱりもう、30年ぐらい、彼とも付き合いがあって、ま、その中で、ナンとなくその、ずっとね、自分たちとギターに対する、ナンかこう、何かずっと追及してた」
KO「こだわりが」
智「が、ナンか、気付いたらあったんですよ。別にそうしようと思ってやったワケじゃないっすよ⁉」
KO「うんうん」
智「ま、でもきっと、KOさんたちもね、冨家さんとかも、きっと、そういうの、あると思うんですよ」
KO「こういう道具が欲しいな、みたいな」
智「そうそう。そう、だから、そんな感じで、ま、僕らはその、ナンだろ、ある意味、そういう木っていう、自然が生むものがあるから、答えがなかなか、つかないんですよね」
KO「うんうん」
智「エレクトリックなモノだと、個体差もあまり、そこまで変りがない。木材ほど無いじゃないですか」
KO「うんうん」
智「ま、もちろん、その」
KO「木材ってやっぱり、堅いのとかね」
智「そうなんです。同じ木材だったとしても、同じところはもう二度と取れないから、そう、だからナンか、そういうのも含めて、ナンかこう、スゴくこう、あるんです。さっきの釣りの話じゃないですけど、長瀬くん、そんなこと考えてるの⁉ヤベーな!って、頭オカシイって思われるぐらいの(笑)ことを」
KO「あぁ」
智「ま、多分、考えちゃってると思います」
KO「うんうん」
智「言わないけど。そう、だからまぁ、ナンだろ、そういう事をナンとなく、表現したいがために、ROKという、ま、その、僕の中で遺跡なんですよね」
KO「ほぉ~」
智「人間が作る造形で、で、もうナンか、あんなのにね、あんな、ナンつーの、スチールの弦をこう、ベッて、テンションかけて、ペッペケやって、マイクに向かって歌ったりするワケじゃないですか」
KO「うんうん」
智「もうナンか、ちょっと、僕には民族的に見えちゃうんですよ」
KO「あぁ、儀式っぽいっていうか」
智「そうそう!もうナンか、上手いとかヘタの世界じゃないというか、もう、ちょっと、宇宙になってるような気がするんですよね。ま、釣りとかもそうじゃないですか。さっき水の中をイメージするって、もうナンか、それはヘラブナを釣ろうとしてる師匠と同じような感覚っすよね。頭が宇宙になってるっていう。ナンか、そんな感じが」
KO「じゃ、ギター作る時に、フォークギターは中のアレがあるじゃないですか、響きっていうか」
智「はいはいはい」
KO「けど、エレキギターって中の響きは結構あるんですか?」
智「アレ、もう、ソリッドボディとホロウボディっていって、中をくり抜いたモノとくり抜いてないモノがあるんですけど、ま、でもソリッドボディとは言っても、結局ピックアップっていうマイクを埋め込むから、それ分は削るんですよね」
KO「うんうん」
智「だけど結局こう、【コンコンと音がしてます】今、コレ、テーブルを叩いてますけど、コレ、ソリッドっすよね」
KO「うん」
智「こういう、詰まってる音がする。だけどコレが空洞になると、もうちょっと、ポンポンっていう柔らかい音に」
KO「うん」
智「それはやっぱり音の傾向として、ギターも同じなんですよ」
KO「あぁ、じゃ、そのマイクのところに、ピックアップのところが、ちょっと空間を開けてるとか」
智「そうっすね」
KO「形を変えると」
智「そうです。だけど、ホロウになると、アコースティック状態のモノになると、中の音の共鳴が強すぎてハウリングを起こす」
KO「あぁ」
智「要は歪ませていくと、どんどんフィードバック起きて、歪むポイントが速くなってくる」
KO「うん」
智「だからよく、昔僕、Fフォールっていうんですが、穴開いてるところが。あそこ、ガムテープで閉めるんですよ(笑)」
KO「おぉ」
智「ペッ!て」
KO「そうすると響かなくなる」
智「響かない。だけど、ちゃんと箱っぽいっていう」
KO「あぁ」
智「そういうのあります」
KO「マイクの拾い方ももちろん、重要だけど」
智「そう」
KO「けど、その取り付けてる位置とかも結構違うんですね」
智「さっきそれこそ、ヒューマンビートボックスの話、出ましたけど、ヒューマンビートボックスの人って、マイク選びを忠実にやってると思うんですよ」
KO「うん」
智「僕もスゴく、それ」
KO「解る」
智「気持ちが分かるから。だからやっぱり、それもナンとなく、あるんでしょうね」
KO「あぁ」
智「だけど、きっと普通に生きる人って、マイクと向き合う時間ってカラオケボックスぐらいでしょ?」
KO「(笑)」
智「だからカラオケボックスのね(笑)ちょっとエコー強めの感じとか、ナンか、ね、だからやっぱり、でも今、カラオケでもゼンハイザーとか使ってる、多分ね、Shureとか」
KO「Shureの57、58って言ってる場合じゃないですね」
智「(笑)そうそう」
KO「(笑)」
智「でもKOさんとかは、マイクって言ったらナニになる?ボコーダーみたいな、ほら」
KO「そうそう」
智「ナンか、ナンかあるじゃないですか。小っちゃい、ミニじゃなくて、ナンか、KORGの小っちゃいヤツで、ナンか真ん中が」
KO「パイプみたいなの」
智「出てて、マイクに向かって、ナンか、ボコーダーみたいなね」
KO「アレも面白いですね」
智「あぁ」
KO「けど最近、プラグインとかでみんなやっちゃうから」
智「あぁそっかぁ」
KO「口にくわえて、あぁいうのは面白いですね」
智「そう、だから僕ね、マイクはね~、ホントにあの、もう、気持ち悪いぐらい、やりましたね」
KO「うん」
智「最終的に、NHKの倉庫に眠ってんじゃねーかなって、いいマイクが」
KO「いいマイクが?」
智「そう!僕、ノイマンっていうね、ドイツのメーカーのマイクで、その87とか67とか、その、僕はスゴく、よく、歌でも使うし、アコースティックギターとかでよく使うマイク」
KO「あぁ」
智「そのマイク、大好きで、その、NHKって刻印が入ったマイク、欲しいんっすよね」
KO「おぉ」
智「たまにそれがね、ドコからか、ともなく、やってくる。その、オファーが」
KO「やってくる、あぁ」
智「こういうマイクが今」
KO「あるんだけど、どう?」
智「あるんだけど」
KO「みたいな」
智「アレ、好きな人いるんっすね~」
KO「マニアですね」
智「そこはやっぱり、この間の、Kが来た時の、ビンテージの、どこかその、ナンだろ、うん、そういう意味での、ナンか、ハートもやられてる気がしますよね、ナンか」
Kode Talkers『情熱のグルーブ』
~ to be continued ~
智「長瀬智也がお届けします」
【略】
KO「そんな感じでよろしくお願いします」
智「よろしくお願いします。KOさん、意外にいろいろ聴いてくれてるみたいなんで、我々の友達もね」
KO「ね、ね、ね。この間の原宿のKも、ナンか、20年ぐらい話してない親戚のオバちゃんから電話があったとか言ってた(笑)」
智「うん、いや、そうそうそう、ナンかほら、意外にマイクがあると、喋る事も変わるっていう事で、ま、そんな夜を楽しんでもらえたらなと、はい」
KO「今日もまた、宜しくお願いします」
智「宜しくお願いします。さ、番組の感想やメッセージもお待ちしております。XでTOKYO M.A.A.D SPINのアカウントをフォローして#MAADSPINを付けてつぶやいてください。TOKYOM.A,A,D.SPINのアカウントですね。そしてメールの方はMAAD@J-wave.co.jpまでお願いします」
KO「それでは早速、この曲の後、やって行きましょう」
智「はい」
KO「MODEWARPで『BLUE』」
【曲演奏】
KO「じゃ、というかですね」
智「もう、あの、最初に言っておきますけど、あの、ホヤの話はもう、いいです」
KO「THE ENDですか」
智「もうもう、いいんです」
KO「(笑)」
智「結構ね、ホヤも反響があって、もうね、ホヤのナンだろうな、ま、聴いてくれてるって事ですよね。ありがたいですよ、それは。たまたまこの間、田口くんの個展やってた時に、あの、近所がね、僕の地元なんですけど、近所が日体大生の寮が多いんですよ。で、ま、その中でウエイトリフティング部の子たちが来てくれて、ま、絵を見てくれて、個展に来てくれて、いろいろ話した時に、ま、その中で、ま、ま、一番こう、コミュニケーション取ってくれる男の子が、ま、ナイスガイな男の子がいて、で、まぁ、その子が、どこから来たの?って言ったら、岩手から来たって。で、ホヤの話になって」
KO「(笑)いきなりホヤの話してるやん!」
智「そう。で、やっぱホヤ好きだって言うから、で、まぁやっぱ、もう埒が明かねーなと思って。そうそうそう。で、彼もね、お酒を飲むっていうんで、やっぱ珍味みたいな感じで楽しむって言ってたから、ま、やっぱなかなか、ほら、そこをね、突き詰めていくと、面倒くさいなっていうのもあったんでね。それでもこんだけ、よくホヤでもったなと」
KO「(笑)」
智「ホントに」
KO「この間、僕がDJやってた時に、福島のフクちゃんって、前、照明やってのが来てですね、KOさん、ホヤですけど‥って、KOさん、ホヤに±あるの、知ってます?って」
智「へ~」
KO「バッテリーみたいなんですよって。は?!って」
智「あぁ」
KO「そしたら、へんな突起があって、2つ。片方がプラス、片方がマイナスなんですって」
智「へ~~!」
KO「プラスが口で、で、マイナスがお尻なんだって」
智「あ、だからやっぱり、チューブワームみたいなもんですね。あの、海底にね、あの、消化機能しかないっていう」
KO「そうね、うん」
智「モノ入れて出すだけのね、でも生きてるっていう」
KO「だからハサミとか」
智「ヘモグロビンがあるみたいな」
KO「(笑)」
智「スゴいな~!」
KO「(笑)ヘモグロビンがあるとか、いろいろ詳しいやん!」
智「そう、だから、そのチューブワームは、あの、ヘモグロビンだから筒の中に赤いのが見えるんです。それが、もちろん、地球上の海底にもあるんだけど、遥か遠くの星の、その、海底にもあるらしいんですよ」
KO「ほぉ~」
智「それは解ってるらしい」
KO「それが逆にあの、人類じゃないけど、いろんなモノの祖先だったかも知んないっすね」
智「ね!だからその映像見ると、お花畑みたいで」
KO「(笑)お花畑みたい」
智「そう。ちょっとグロいんですけど」
KO「うんうん」
智「だからナンか、そういうのあるんでしょうね、ナンかその、ホヤにもね。だからきっとその、それを頂いて、ナンか健康になったり、きっとナンかミネラルとかもあるだろうし。だから昔の人の知恵はホントにスゴいと思う」
KO「ね。ホントに科学があったワケじゃないのに」
智「オヤジが、あの、要は射撃やってたんですけど、で、北海道とかでよく撃ってたんですよ。で、クマの堪能、熊の胆。よくアレをね、子供の頃に飲まされたんっすよね」
KO「マジ?あの、漢方薬みたいな感じで」
智「そう」
KO「効くの?」
智「アレはやっぱり、お医者さんも止められないらしいです」
KO「ほぉ」
智「実際、効力がある。で、今、モノスゴい値段とかも高くなってるみたいで。ま、でもこれ、多分ね、ひょっとしたら、配合(?)関係の話で、うん」
KO「~なるかも知れないね」
智「かも知れない。ただ、ウチのオヤジは競技的なモノで、スキートっていう競技があるんですけど、それでやってたんですよね。ま、知人がいたりとかして、そういう流通が、その昔あったんでしょうね。そう、それでま、やっぱり、大人になって時に、その熊の胆をね、あの、ちゃんと知った時に、やっぱその、それを昔の人がやってたって、スゴいですよね。冬眠するために、栄養を集めた、僅かしか取れない、その臓器を乾燥させて、で、その結晶化したモノを飲む。ま、ホントにね、病気が治るっていう。で、漢方薬のナンか、材料にもなるらしくて」
KO「うん、あの、ちょっとしか取れないっていいますもんね」
智「そう。僕もそれはナンか、昔からこう、オヤジにちょこちょこね、子供の頃に飲まされて。で、やっぱり、効くな~と思って」
KO「おぉ。それは風邪とか熱とか?」
智「いや、あのね、一番解りやすいのが、お酒。だから肝機能がメチャ強くなってんだ、多分」
KO「(笑)子供の頃に酒って(笑)どうやって(笑)」
智「あの、それはナンて言うか」
KO「大人になってから」
智「もちろん、もちろん、大人になってからなんですけど、あの、ホントにそうなんですよ」
KO「ほぉ」
智「やっぱり、調べると毛細血管の中から、そういう解毒する」
KO「作用が」
智「が、出てくるらしいですよね。そう、だから、ま、ま、残ってるんでしょうね、今でも。ま、だから子供の頃に、なかなか気付けなかったから、大人になってやっぱ、昔の人の知恵の凄さに驚きますよね。KOさんも、おじいさま、おばあさまから、ナンか、よく、夜中、口笛吹いたらオバケでるよ、とか、そういうの、ナンか」
KO「ナンか、ミミズにおしっこかけちゃダメとか(笑)」
智「とか、ナンか、でも、そういうのも一つの知識だったりするでしょ?子供、ナンか、寝かせる為とか、何でもいいけど、何かの知識になってるワケだから」
KO「美味しいモノは全部食べると鼻血出るぞと言われて止められましたね」
智「ね」
KO「銀杏から何から全部食うなって事なんでしょうけど(笑)そんなに」
智「だからナンか、そういうの、面白いな。よくよく考えてみると、熊の胆は今、スゴい値段も高くなってるみたいです」
KO「熊の胆っていうけど、僕、勉強したのが釣りキチ三平の作者の人が、その前に描いてたマタギっていう熊撃ち猟師の漫画」
智「へ~」
KO「で、それで熊の胆が、ってやってたので」
智「なるほど」
KO「それで知ったんですけど」
智「なるほど」
KO「秋田の方とかで、クマ撃っててみたいな、そういう話があって。その後、釣りになってしまった」
智「その昔はそれが当たり前みたいな事だったんでしょ。だから今は、ナンか表現すら難しくなってしまったって、時代がね、不思議ですけど」
KO「あれ、釣りといえば、長瀬くん、今、釣り行ってるんですか?」
智「あのね、この間、師匠と、久しぶりに、アレいつだったかな?1か月ぐらい前か、それ話ましたっけ?話してないか」
KO「うん」
智「僕はずっと芦ノ湖でやってるんですけど、もうすぐ90になる師匠がいて」
KO「90!?」
智「そうなんですよ」
KO「スゴい。釣り仙人」
智「うん」
KO「ブラックバスでしょ?」
智「僕はブラックバスが好きで、その師匠から教えてもらったんですけど、師匠は元々は芦ノ湖生まれ、芦ノ湖育ちの人間なんで、ま、もうやっぱりナンだろ、マスとか」
KO「マスとか、あぁ」
智「サクラマス、ナンかそのやっぱり、どこか日本のね、その純粋な、ナンかこう、血筋を求めてるような気がしますけどね、繊細な釣り」
KO「あぁ」
智「ま、フライとかもやるんですけど、師匠はやっぱ、ナンだろうな、トローリングとかね」
KO「トローリング、あぁ」
智「だから、キャスティング、バスっていうのは、スゴく、あの、神経質な(笑)ナンだろ、あの、スポーツフィッシングだから、あの、ホントは距離を近くで精度よくやっていくのが、で、数打ちゃ当たるっていうやり方でやっていくんだけど、だけど、師匠はね、どちらかっていうとマスなんで、大きい釣りなんです」
KO「あぁ」
智「あの、船で乗って対岸まで」
KO「漁っぽい感じ?」
智「漁っぽいっていうかね、大、ダイナミック、一本、一本釣りみたいな感じかな」
KO「あぁ」
智「うん、ナンか、その、ナンだろ、より、ナンだろ、マスの方が、マスというか、トラウトの方が神経質なんすよね」
KO「おぉ」
智「だから船、近づけると、もう警戒しちゃって釣れない」
KO「あぁ」
智「だからバスの方が、ちょっと鈍感なのかな。あと、獰猛性があるから、コントロール制で、反射を使うんっすよ」
KO「あぁ」
智「その、いきなりこの辺…この辺って言っても解らないか(笑)頭の左上にバシャッて何かが落ちてきたら」
KO「お!?って」
智「そう、人間だったらほら、パって払うでしょ?それをバスは口でやるから」
KO「あぁ食いついちゃう」
智「そう、それで針が引っかかって、それで僕ら、あの子たちを【可愛い♪】引っこ抜いて遊んでるワケですね。そう、だから釣りの概念が違う。僕は、そのテルさんのおかげでマスの釣り方でバスを釣るやり方を覚えたんですよ(笑)」
KO「おぉ」
智「遠くだけど精度が高いっていう」
KO「あ、じゃあ、キャスティングも長く」
智「そう、キャスティングも長く飛ばして、より精度の高くやると、岸沿いにいるバスが釣れる」
KO「あぁ」
智「だけど、距離が短いと、その手前にいるトラウトが釣れるっていう」
KO「あぁ」
智「そう、だから、意外にこう、ナンだろ、芦ノ湖って水が綺麗な湖なんで、釣り、釣るのが難しいんですよ。要は綺麗だから」
KO「見えちゃう」
智「魚からも、その、いわゆる、全部見えてるんです、繊細にね。だから、派手なルアーだとちょっと、逆に魚が逃げて行ったりだとか」
KO「あの、ホンモノっぽい、餌っぽく見えないとダメって事ですか?」
智「そう、でもね、さっき言ったように、バスは反射使うのが一番手っ取り早いんですよ」
KO「バシャっきて、あの、カエルが跳び込んだとか、虫がバサバサやってるみたいな」
智「そうなんっすよ、その、夏、ね、木のオーバーハングっつって、水の上に木が生い茂ってるところにね、ま、そこにいる例えばセミだとかナンかが落ちて、水面でビーッてやってるのを、下からバコーンてくるワケですよ。要は、そのセミをフィッシャーマンは演じるワケですよね、手で」
KO「うんうん」
智「だから、そこのナンか、ナンかこうナンだろ、野生を騙した」
KO「その、上手く」
智「支配した感じがもう、たまらないんでしょうね、みんなね、フィッシャーマンたちはね~」
KO「じゃ、野生とその技術、今の人間の技術の戦いですね」
智「だと思う。KOさんも世代的にはZettaiやってますよね」
KO「僕は鯉釣りとか川の人なので」
智「あ、なるほど。ヘラブナとか」
KO「そう、ヘラブナ。ヘラブナはちょっとオジサンっぽい感じがしてしまったので、やってましたけど」
智「ね。僕も最初、そう思ってたんですよ。でも、頂点はヘラらしいっすよ」
KO「(笑)」
智「いや、でも、やっぱね、ホントこれも歳をとって気付いていったことですけど、ナンだろな、その、彼らはその、自分のバランス、配分のね、あの、餌、練り餌を作って、で、自分の、ポイントがあるんでしょうね。で、ま、その、浮き、アレも職人とかが作ったら、何万、何十万とかの世界」
KO「うんうん」
智「何百万もあるでしょう。で、そんなのでね、リールももう、竿の先から出てるだけの尺で釣り上げるっていう。確かにそのレギュレーションでやったら、ナンかちょっと自信ないです。バスとかマスだったら、もちろん、僕は素人ですけど、例えば、ね、慣れ親しんだ芦ノ湖だったら、ワンチャンちょっと行けるかも⁉みたいな」
KO「うんうん」
智「感じありますけど、ヘラになった瞬間に急に、宜しくお願いします!みたいな感じになっちゃうと思う」
KO「ナンか、儀式っぽく感じちゃうっていうか(笑)」
智「そうなんです、そうなんです。もうホントに、ホント、失礼な話、もうナンか、お年寄りの方とか、じっと動かずにやってるじゃないですか」
KO「(笑)ホントに動かないもんね」
智「ちょっと心配になる時があります」
KO「(笑)」
智「でも突然、ハーッとかいって、竿、ガーッて合わせて、釣るワケじゃないですか」
KO「あのしなりとかもナンかイイ感じとか」
智「で、やっぱり僕もそうなんですけど、逆にKOさん訊いてみたいです。フィッシャーマンって水の中をイメージする。でもよくコレ、仲間でも話すんですけど、水の中をイメージするって、ナンだよって話でしょ?KOさん、それ解ります?意味」
KO「その棚(?)じゃないけど、水の中の地形を考えて、僕はこの辺に何があるかなとか」
智「あ、そうですよね」
KO「うん」
智「素晴らしい。そうなんですよね。結局、僕もそこになって、で、ま、僕は何故そうなったかというと、あの、芦ノ湖に行くと、ずっと昔から、一緒のボート屋さんで、もう僕の中ではプロですね、あの、いるんですよ、そういう方が、関さんって方がいるんですけど、その方がね、あの、ある時、釣りをやってて、ボート同士で沖で会うんですよ。で、釣れた?釣れない?とかってやって、釣れたら、ドコどこで、水深どのくらいで、どのルアーでみたいな事いって、あぁじゃ、行ってみる、みたいな、そのぐらいのコミュニケーションで終わるんですけど、その彼が、いつもだったら釣りやってるんですけど、ナンかね、竿も持たずにボートでずっと、ナンかその、芦ノ湖の沖を走り回ってたんですね」
KO「おぉ」
智「そんでその時に会って、ナニやってるんっすか?って言ったら、水中眼鏡付けて、地形見て、そこの、例えばあそこにドラム缶があるとか、それこそ水路の流れ込みの窪みがあるとか、杭があるとか全部見るんですって」
KO「やっぱり」
智「で、そこで魚の動きも見るらしい」
KO「あぁ、それで」
智「そう」
KO「僕も前、鯉釣りやってた時は、でっかい池なんだけど、鯉が泳ぐ場所は決まってるから、タヌキが山道でタヌキが通る道が決まってるみたいな」
智「うんうん」
KO「感じで、鯉が止まってるのもあるから、そこに落とさないと鯉は食わないっていう感じの」
智「あ~、なるほどね」
KO「感じの事を考えながら、やってたのはありますね」
智「え、で、やっぱそれは良くなっていく、釣れるヒット率が上がるみたいな」
KO「ナンとなく、その辺に落とせば、結構いけるじゃないかみたいなポイントでした」
智「なるほどね。でも、それは鯉の反射を使うわけじゃないですもんね」
KO「完全に」
智「鯉は」
KO「散歩道っていうか」
智「あ、そっかそっか」
KO「餌を食べようと思って」
智「なるほど!」
KO「その山道じゃないけど、川道、じゃない池道」
智「そっか~」
KO「みたいなところを通ってて、そこにナンか」
智「じゃ、鯉は、そっかぁ、やっぱり精度ですよね。キャストの精度が大事になってくる。それがだって、ね、道路からちょっと避けちゃったら、鯉、その道路通らないでしょ」
KO「うん」
智「なるほど」
KO「そんな感じでイメージして」
智「あぁ、なるほどね」
KO「一匹しか釣れないんですけど、そこに多分、5匹ぐらい軍団で一緒に歩いて、泳いでる。そういう事を考えながら」
智「なるほど、そうか」
Kode Talkers『Wonder』
智「これ、釣りやらない人とか…」
KO「(笑)ナニ、深夜にナンの話してんだ?って」
智「(笑)いや解んない。これから釣りに行くっていう人が聴いてるかも知れないっすよ。朝方ね(笑)」
KO「(笑)朝方」
智「前ノリって、そうそうそう」
KO「この時間だと一番」
智「車の中」
KO「あと、そうね、夜中に、子供だと夜中に遊びに行っちゃダメじゃん」
智「確かにね」
KO「親に怒られる」
智「怒られる」
KO「けど、夜の12時とか1時に釣りに行くっていうと大丈夫なんっすよ」
智「え?」
KO「釣りに行ってくるっていうと、親はいっておいでって」
智「あぁ、なるほど」
KO「なので、そういう風に高校の時とか、釣りに行くって言いながら、そういうナイトクラブに行ってしまったりとか、ホントに」
智「なるほど」
KO「釣りに行ったりとか」
智「ちょっと都会的だな、それ」
KO「いろいろ、ナンかあったんですよ」
智「スゴい都会的、なるほど。釣りだったら、そっか、朝まで」
KO「そう」
智「確かに。健全に聴こえるかも、親だったら」
KO「行っておいで」
智「行っておいで、みたいな。ヤダな~、帰ってきたら浮きが電気浮きに変わってるんでしょ」
KO「(笑)」
智「ピッカピカ、もう電気」
KO「LEDみたいな(笑)」
智「もう、それ、スゴいな~カッコいいっすね、それ」
KO「いや、でも、あんまり怒られなかった」
智「なるほど。そういう作戦があったか。ちょっと都会的だな、それは」
KO「けど、アフターアワーといって、朝の6時からやってるパーティとかあるんですよ。その」
智「6時から?」
KO「6時ぐらいまで遊んだ人が、遊び足りない。で、6時ぐらいから、昼の12時ぐらいまでやってるパーティとかあって」
智「うん」
KO「そうすると、普通の子たちは帰れないじゃないですか」
智「はいはい」帰れない」
KO「昔なので、女子高生だけど、高校生だけど、とかが、6時からだったら来れるって、で、割とそういう若い子たちが来れる。18歳以上だったら入れるじゃないですか。だから18歳、ギリギリの時とか、に、来る人とか」
智「そっかぁ、お酒があるもんね」
KO「朝からだと、親も大丈夫みたいな。まさか、朝の6時に出かけてナイトクラブに行ってくるって思わない。部活に行ってくる!って言って、僕がDJしてた時、ドロドロになってるトコ、ベロベロになって、ダメ人間になる人と(笑)」
智「(笑)そっかぁ」
KO「最近高校、出たぐらいの人たちが、子たちがチョー元気に、親が大丈夫だから、みたいな、そういう感じなんで」
智「なるほどね~」
KO「2つが一緒になってて、元気になって面白いなっていうの、結構、もう10年以上前、20年以上前によくありましたね」
智「それ、さすがにほら、毎日出来ないじゃない?」
KO「週末」
智「やっぱり週末か、なるほどね。でもナンか、すごくその、週末を満喫しようっていう気持ちが最高っすね」
KO「うん」
智「その気持ちがナンか素敵」
KO「逆にドイツとかだと金曜日の9時にオープンして月曜日の夜まで、ずっと営業してるナイトクラブがあったり」
智「へ~」
KO「オカシイですよね」
智「そうなんだ」
KO「で、僕は日曜日の昼ぐらいが好きだなとか」
智「でも人気があるから、それ続いてるワケなんでしょ?」
KO「うんうん」
智「スゴいよな~」
KO「だからそういうようなことって、ナイトクラブ文化としては面白い」
智「日本でバーニングマンみたいのって、無いんすかね?(笑)」
KO「あそこまでキャンプのヤツはないっすね。けど、この間もキャンプでやってきて」
智「うん」
KO「野外で。面白かったです」
智「へ~。だからナンかそういう、ナンかね、スゴい、ナンだろ、感動するんだよな」
KO「鳥取砂丘でスゲーのやるみたいな」
智「感動するでしょ」
KO「ね」
智「間近で見たら。うん、なかなかやっぱ、ね、アレは日本だと理解されないのかな」
KO「けど、ナンか、日本って好きそうですけどね、みんなね」
智「ね!」
KO「そういう、シャーマンっぽいヤツっていうか」
智「とかね、花火もちょっと、それに近い気もするし」
KO「結局は昔から日本人って、そういう祭り事好きで、盆踊りもそうだし」
智「たしかに。神輿とかね」
KO「うん」
智「確かにそうっすね」
KO「みんな踊って楽しくするのが良かったみたいな」
智「そう、だから、そのね、僕の釣りの師匠のね、隣に神社があるんです。で、その鳥居とかをね、僕の師匠が作ったりとかしてて」
KO「あぁ」
智「そう。で、行くと必ず、お参りして行くんですけど、ナンか、そこは狗の神様が二人いるみたいで、その昔、あそこ関所があったじゃないですか。で、そこの地域は昔、狼が凄かったらしいんですよ」
KO「おぉ」
智「で、人が住めなかった。で、その二頭の犬が、その狼を追い払って、あそこに住めるようになった。だから、そのちょうど、ナンつーんだろ、元箱根、芦ノ湖の付け根の一番下の部分が、関所で、東海道があそこを通ってた。で、それが駅伝のね、ゴールになってるでしょ」
KO「あぁ」
智「だからナンか、面白いっすね、その、限りなく形を変えていない唯一の場所なんでね、芦ノ湖って。だからね、この間、釣りに行った時に、久しぶりに師匠と釣りを楽しもうと思って。師匠、ちょっと足も良くないもんで。一緒にこう、行くんですけど、したらね、珍しくね、霧が下りてきて、で、視界、ホント2m、3mぐらいの霧なんて、なかなかないんです」
KO「あぁ」
智「でね、昔は怖かったんっすけど、今はナンかね、ナンかこう、歓迎してくれてる感じがして」
KO「おぉ」
智「そう。でね、メッチャクチャ釣れる」
KO「うんうん」
智「急に霧が下りてきて、急に真っ白な世界になって、バコバコ釣れはじめて」
KO「うん」
智「でも普通、霧が出ると釣れないっていう概念なんですよね」
KO「ふーん」
智「そう、だからね、ナンかね、師匠と釣りしてる時間がスゴく不思議で」
KO「あぁ」
智「ま、彼がやっぱり、そういう、ちょっと神社の(笑)横にも住んでるしね」
KO「うんうん」
智「ホント、神に守られてる」
KO「(笑)」
智「感じがちょっとするっていうかね」
KO「ホントに自然に、自然と同化して」
智「そう、そうなんですよ」
KO「長瀬くん、ずっと釣りは長いもんね」
智「そうっすね~、もう18,だから30年、30年ぐらいやったかな」
KO「いつ、またサバイバルゲームやろうかって」
智「あ~!サバイバルゲームやりましたね」
KO「(笑)」
智「そうだ、サバイバルゲームやりました。いや、やっぱ、男の子、大好きじゃないっすか、うん。やっぱり鉄砲もそうだしね、ミリタリーもそうだしね」
KO「お父さんが射撃やってたのが、余計に影響があったりする?」
智「あ」
KO「そうでもない?」
智「うん、そういう感じ…でもやっぱり、結局ほら、そういう銃、見てもカッコいいじゃないですか」
KO「うん」
智「結局だからその」
KO「機械っぽいところかな」
智「そう、鉄のね、彫金とかもそうだし、やっぱナンか、削り出し感(笑)というか」
KO「そうね」
智「あの感じ、やっぱカッコいいっすよね」
KO「僕もだから、意味もなくモデルガンを改造してって、やってます」
智「ね~」
KO「サバイバルゲームでも銃身短くしたりとか」
智「結局、ジェシージェームスも結局ね」
KO「そうそう、なっちゃった」
智「銃作っちゃってますもんね、今。銃職人でしょ?」
KO「そうそう。ウエストコーストショッパーズってカリフォルニアにあったのが、今、ユタか」
智「うん」
KO「どっかの方に移ってます。テキサスかな?」
智「うん」
KO「移って、彫金でやったりいろんなの」
智「なるほどね」
KO「結局バイクを作る技術が、あっちになっちゃった。拳銃とかマシンガンとか作ったりして」
智「はいはい」
KO「ガンガン撃ってるのをテレビでやってましたね」
智「REDがね、やるでしょ?」
KO「RED、射撃始めてたね」
智「オヤジが行ってた射撃場に行ってるって言ってたから。それ、子供の頃に行ってね、もう、うるさいからヤダったんですけどね~」
KO「あぁ」
智「こういう、ヘッドフォンつけるんだけど」
KO「うんうん」
智「そう、アレでパンパン撃ってるのを、でもやっぱり、違うトコで岩城滉一さんが撃ってたりとかして」
KO「うん」
智「ジャワカレーやってましたよ」
KO「ジャワカレー(笑)」
智「ジャワカレーのお兄さんだって」
KO「(笑)」
智「やっぱね~、やっぱありますよね」
KO「面白いですね」
智「うーん、男が惹かれちゃう、ナンかありますよね~鉄砲とかね」
KO「その辺、やっぱ道具に惹かれる」
智「うん、結局そんな感じします」
KO「道具と言えば、長瀬くん、ギター、拘ってるじゃないですか」
智「ギター、ま、ま、そうっすね~、うん」
KO「ギター、そういえば、ナンかギターって、今、何本くらい持ってるんですか?」
智「いや、そんなに持ってないんですけど、ま、メインで使うのはホントに4本とか」
KO「4本」
智「ま、でも、サブとかもあるから、で、ま、ナンとなく思い出のあるモノ、捨てられないモノ、売れないモノみたいのがやっぱ」
KO「あって」
智「ま、10…10…10本、15本あるかなぁ?」
KO「じゃ、バイクと同じぐらい、違う、バイクはもうそんなに多くない?」
智「そうっすね、バイクはもうちょっともう、だいぶ少なくしましたけどね」
KO「あの今度、ギター作ったの?」
智「あ、そうなんですよ。そう、CHALLENGERのプロジェクトで、ま、ROKという、Kode Talkersで、ま、ちょっとその、楽器、ね、エレキギターは木材じゃないですか」
KO「うんうん」
智「で、ま、僕ら、そういう、使う人間からすると、その、木材だとか、ま、作る工程で、のちの出る音に変わってくるんで、やっぱりその、ある程度、自分の出したい音に、の、答えに近づけるために、やっぱその、木材とか形だとか、やる工程だとか、ま、接着剤ぐらいのね、事をいう人もいるだろうし、ま、アルミだったり、鉄だったりで、音も変わってくるじゃないですか」
KO「あぁ」
智「だからナンかその、塗装の薬品だったりとか、ま、スゴくそういうところを、ま、ナンだろな、ずっと使っていて、で、まぁあの、同じバンドメンバーのギタリストの久保田光太郎と、やっぱりもう、30年ぐらい、彼とも付き合いがあって、ま、その中で、ナンとなくその、ずっとね、自分たちとギターに対する、ナンかこう、何かずっと追及してた」
KO「こだわりが」
智「が、ナンか、気付いたらあったんですよ。別にそうしようと思ってやったワケじゃないっすよ⁉」
KO「うんうん」
智「ま、でもきっと、KOさんたちもね、冨家さんとかも、きっと、そういうの、あると思うんですよ」
KO「こういう道具が欲しいな、みたいな」
智「そうそう。そう、だから、そんな感じで、ま、僕らはその、ナンだろ、ある意味、そういう木っていう、自然が生むものがあるから、答えがなかなか、つかないんですよね」
KO「うんうん」
智「エレクトリックなモノだと、個体差もあまり、そこまで変りがない。木材ほど無いじゃないですか」
KO「うんうん」
智「ま、もちろん、その」
KO「木材ってやっぱり、堅いのとかね」
智「そうなんです。同じ木材だったとしても、同じところはもう二度と取れないから、そう、だからナンか、そういうのも含めて、ナンかこう、スゴくこう、あるんです。さっきの釣りの話じゃないですけど、長瀬くん、そんなこと考えてるの⁉ヤベーな!って、頭オカシイって思われるぐらいの(笑)ことを」
KO「あぁ」
智「ま、多分、考えちゃってると思います」
KO「うんうん」
智「言わないけど。そう、だからまぁ、ナンだろ、そういう事をナンとなく、表現したいがために、ROKという、ま、その、僕の中で遺跡なんですよね」
KO「ほぉ~」
智「人間が作る造形で、で、もうナンか、あんなのにね、あんな、ナンつーの、スチールの弦をこう、ベッて、テンションかけて、ペッペケやって、マイクに向かって歌ったりするワケじゃないですか」
KO「うんうん」
智「もうナンか、ちょっと、僕には民族的に見えちゃうんですよ」
KO「あぁ、儀式っぽいっていうか」
智「そうそう!もうナンか、上手いとかヘタの世界じゃないというか、もう、ちょっと、宇宙になってるような気がするんですよね。ま、釣りとかもそうじゃないですか。さっき水の中をイメージするって、もうナンか、それはヘラブナを釣ろうとしてる師匠と同じような感覚っすよね。頭が宇宙になってるっていう。ナンか、そんな感じが」
KO「じゃ、ギター作る時に、フォークギターは中のアレがあるじゃないですか、響きっていうか」
智「はいはいはい」
KO「けど、エレキギターって中の響きは結構あるんですか?」
智「アレ、もう、ソリッドボディとホロウボディっていって、中をくり抜いたモノとくり抜いてないモノがあるんですけど、ま、でもソリッドボディとは言っても、結局ピックアップっていうマイクを埋め込むから、それ分は削るんですよね」
KO「うんうん」
智「だけど結局こう、【コンコンと音がしてます】今、コレ、テーブルを叩いてますけど、コレ、ソリッドっすよね」
KO「うん」
智「こういう、詰まってる音がする。だけどコレが空洞になると、もうちょっと、ポンポンっていう柔らかい音に」
KO「うん」
智「それはやっぱり音の傾向として、ギターも同じなんですよ」
KO「あぁ、じゃ、そのマイクのところに、ピックアップのところが、ちょっと空間を開けてるとか」
智「そうっすね」
KO「形を変えると」
智「そうです。だけど、ホロウになると、アコースティック状態のモノになると、中の音の共鳴が強すぎてハウリングを起こす」
KO「あぁ」
智「要は歪ませていくと、どんどんフィードバック起きて、歪むポイントが速くなってくる」
KO「うん」
智「だからよく、昔僕、Fフォールっていうんですが、穴開いてるところが。あそこ、ガムテープで閉めるんですよ(笑)」
KO「おぉ」
智「ペッ!て」
KO「そうすると響かなくなる」
智「響かない。だけど、ちゃんと箱っぽいっていう」
KO「あぁ」
智「そういうのあります」
KO「マイクの拾い方ももちろん、重要だけど」
智「そう」
KO「けど、その取り付けてる位置とかも結構違うんですね」
智「さっきそれこそ、ヒューマンビートボックスの話、出ましたけど、ヒューマンビートボックスの人って、マイク選びを忠実にやってると思うんですよ」
KO「うん」
智「僕もスゴく、それ」
KO「解る」
智「気持ちが分かるから。だからやっぱり、それもナンとなく、あるんでしょうね」
KO「あぁ」
智「だけど、きっと普通に生きる人って、マイクと向き合う時間ってカラオケボックスぐらいでしょ?」
KO「(笑)」
智「だからカラオケボックスのね(笑)ちょっとエコー強めの感じとか、ナンか、ね、だからやっぱり、でも今、カラオケでもゼンハイザーとか使ってる、多分ね、Shureとか」
KO「Shureの57、58って言ってる場合じゃないですね」
智「(笑)そうそう」
KO「(笑)」
智「でもKOさんとかは、マイクって言ったらナニになる?ボコーダーみたいな、ほら」
KO「そうそう」
智「ナンか、ナンかあるじゃないですか。小っちゃい、ミニじゃなくて、ナンか、KORGの小っちゃいヤツで、ナンか真ん中が」
KO「パイプみたいなの」
智「出てて、マイクに向かって、ナンか、ボコーダーみたいなね」
KO「アレも面白いですね」
智「あぁ」
KO「けど最近、プラグインとかでみんなやっちゃうから」
智「あぁそっかぁ」
KO「口にくわえて、あぁいうのは面白いですね」
智「そう、だから僕ね、マイクはね~、ホントにあの、もう、気持ち悪いぐらい、やりましたね」
KO「うん」
智「最終的に、NHKの倉庫に眠ってんじゃねーかなって、いいマイクが」
KO「いいマイクが?」
智「そう!僕、ノイマンっていうね、ドイツのメーカーのマイクで、その87とか67とか、その、僕はスゴく、よく、歌でも使うし、アコースティックギターとかでよく使うマイク」
KO「あぁ」
智「そのマイク、大好きで、その、NHKって刻印が入ったマイク、欲しいんっすよね」
KO「おぉ」
智「たまにそれがね、ドコからか、ともなく、やってくる。その、オファーが」
KO「やってくる、あぁ」
智「こういうマイクが今」
KO「あるんだけど、どう?」
智「あるんだけど」
KO「みたいな」
智「アレ、好きな人いるんっすね~」
KO「マニアですね」
智「そこはやっぱり、この間の、Kが来た時の、ビンテージの、どこかその、ナンだろ、うん、そういう意味での、ナンか、ハートもやられてる気がしますよね、ナンか」
Kode Talkers『情熱のグルーブ』
~ to be continued ~
PR