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君と出会えなかったら この場所も見れないから 忘れないように… 長瀬智也がすべて… …Re-Start June 8, 2010
~Part Iからの続き~

KO「じゃ、自分のコンサートの時は自分のマイクを全部持って」
智「そうっすね、ま、そうっすね、自分がいいなと思うマイクを持って行きますけどね」
KO「ギターも、じゃあ、LIVEの時は4,5本持ってきて、みたいな」
智「そう、だから、厳密に言うと、ジャンルによって、音色はもちろん、変えるんだけども、もうその、何だったら、楽器自体も変わんなきゃダメなんですよね、その、例えばナンだろうな、ファンキーミュージックとか、スゴくこう、リズミカルな曲とかだと、ナンかスゴくこう、カッティング奏法っていってね、スゴくこう、刻むのが速い、チャカチャカしたような奏法があるんですけど、ナンかその、ナンだろうな、やりやすいモノとやりぬくいモノが、僕の中ではあるんですね」
KO「あぁ」
智「その、ま、大きくギターのネックの指板っていうのは二つあって、ラウンドしてるモノとスクエアと、どっちかなんですよ」
KO「うんうん」
智「で、そのラウンドしてるモノっていうのは、やっぱ弦をはじくっていう意識なんで、その、パンパンっ、その、レスポンスに対して、ナンかラクなんです、速いカッティングみたいなモノを表現するには」
KO「速弾きとかもしやすい?」
智「速弾きとかもしやすい。だからいわゆる、イングヴェイ・マルムスティーンとかもそうですけど、あのストラトキャスター」
KO「あぁ」
智「あれは指板の、指が当たる部分がちょっとラウンドしてるんですね」
KO「おぉ」
智「真ん中が突き出てるような、カマボコみたいな」
KO「なので、いろんなところが、ちょうど」
智「そうなんです。チューニングも、それで辻褄もあってたりするし。そう、だけど、それがスクエアなモノっていうのは、ナンつーんだろ、ちょっとその、やっぱり、接地してる面が大きいもんだから、トーンっていって、その、音を発音してから、の、ナンつーんだろ、発音した音が伸びていくワケじゃないですか。その伸びる音が、どんどん長くなっていくんですよ、その、スクエアになるとね」
KO「うん」
智「そうすると弾いてる、弾く演奏も変わってくるんです」
KO「あぁはじくのも」
智「だから」
KO「下が丸いのよりも、真っ直ぐの方が横のところにも当たっちゃいそうってありますもんね」
智「そう、例えばそのナンだろ、一つのサーキットを走る時に、大きいバイクで走る時と小さいバイクで走る時、変わるじゃないですか」
KO「うんうん」
智「ラインも変わるし、その、ブレーキングポイントも全て変わるじゃないですか。それとおんなじなんですね」
KO「おぉ」
智「その、だから極力変えずに、ま、そのまま行きたいじゃないですか」
KO「けどやっぱり」
智「そう」
KO「次の曲は、こういう曲だから、みたいな」
智「そう、だからね、なかなかそれ通りには行かないんだけど、もちろん、その、スゴいリズミカルでスゴい速く弾かなきゃいけないんだけど、スゴいトーンが長い、ようなタッチのギターで、それをやらなきゃいけない時もあるんです」
KO「うん」
智「だけどホントはイヤなんです」
KO「あぁじゃあ、1曲1曲、ホントは変えたい、変えられたら」
智「そう。ホントは変えたい」
KO「うん」
智「そう、だから、今回、それもあって、ま、あの、ちょっと本数は未確定なんですけど、ま、10…ま、2,3本ぐらい今、ギターをね、そのKode Talkersと日本のギターのメーカーの方たちと一緒にこう、作らしてもらって、で、僕らもスゴくそれを、ま、デザインだったり、元々ある会社のね、ブランドの形を借りて、例えばちょっと、こういう木材で、とか、いろいろこう、ま、ウチのギターの久保田がやってくれて、で、僕も大体、僕も彼のね、僕のギターの嗜好も解ってるんで、で、それで数十本作って、をれを今、展示するっていうのを、これからね、10月の5日から始まっていくんですけど」
KO「面白そうだね」
智「そう、それで、ま、ま、ま、もちろん、LIVEでね、全部使いたいんですけど、お客さんからしたら、そんなパンパン、ギター変えられてもね」
KO「(笑)ナニやってんだみたいな」
智「(笑)だけど、より、そういうモノもね、そういう事も理解してもらえる第一歩として」
KO「おぉ」
智「出来たらいいなと」
KO「それって今度やるLIVEの時に飾るの?」
智「そうです。で、そうなんです。LIVEの会場と展示会場と異なるんですけど、LIVEはですね、7か所でやるんですけど、展示できる」
KO「場所は」
智「場所がですね、4か所」
KO「名古屋・大阪・福岡・東京か」
智「うん」
KO「って感じですね」
智「はい、その4か所でやるっていうことなんで、是非興味がある方はね、で、一応、えーと11月の23の土曜日と24の日曜日が渋谷のSpace EDGEというスペースで、ROC、ROKで作ったギターたちをちょっと並べて、我々CHALLENGERのね、展示会も含めて、やらせてもらうんですけど、そこでROKのギターを並べて、僕と久保田で、ちょっとデモンストレーションというか、ま、その前に、こういうようなギターに特化した話を、ま、ちょっと出来たらいいなって」
KO「セッションも出来たらいいなって」
智「そうなんです。やっぱりその、LIVEとかでも、スゴく機材をね、気にしてる男の子たち」
KO「うん」
智「やっぱり僕らもそうだったんでね、やっぱナンか、スゴくナンか、そういう事も含めて、何かこう、伝えられたらいいなと思ってるんで、ま、興味が無かった人もね、興味がある方も是非、と思ってますけどね」
KO「ナンか面白そうですね、ギターのヤツは」
智「ね、だからちょっと、なかなかほら、一般的ではないですしね、会話になるとよく解らないじゃないですかね」
KO「うん」
智「だからやっぱり、同じような情報量持ってると、ま、きっとKOさんも、そうっすよね。その機材とかで」
KO「コレじゃないとダメみたいなね」
智「そうそう」
KO「僕はドラムマシーンのドラムの音がコレがいいと思うように、ギターの人もギターの人で、ベースの人はベースの人でとか」
智「そう、あると思います」
KO「皆さん、こだわりがあると思うので」
智「みんな、こう、で、また、ほら、ギターだけじゃないじゃないですか」
KO「あぁ」
智「そこに、アンプもあるし」
KO「そうね、うん」
智「アンプの中の真空管がや、トランスだったり、コンデンサーだったり、もう、スピーカーもそうだし、キャビネット(笑)スピーカーの鳴る木材、厚み、サランネット、もうね、もう気がオカシクなりそうですね」
KO「僕たち、ダンスミュージック系の人たちは、昔はアナログシンセとかアナログドラムマシーン、アナログだったじゃないですか。アメリカって110Vで日本って100Vだから、それで音が違うんだって、伝説的なことがあったんですけど」
智「うん、確かに」
KO「そういうのって電圧が違うとナンとかって、ギターとかそういうのあります?」
智「ナンかね、最初、そう思ってたんですけど、ナンかそれ言うと、負けた気分になるんで」
KO「(笑)」
智「もう関係ねーって感じになりました。あの、そう、やっぱりそれで言ったらね、そのまさにAC/DCですよ」
KO「そうね」
智「やっぱ240Vには敵わないっす」
KO「240V」
智「でも別にクリーンサウンド、そんなデカい音で出なくてイイっしょ!?って思うから」
KO「(笑)」
智「オレは全然イイなっていうか、自分の思い伝えるのに、そんなの必要ないかなと思ったんで、ナンかあんまり、気にはなんなくなったんですけど、やっぱ2000年序盤ぐらいにナンか、法律が変わったんですよね、電気の」
KO「あぁ」
智「PSE規格?」
KO「うんうん」
智「あのPSE法みたいの、ありましたよね?だからあの辺からナンか、そういう風潮があるんだな、みたいな。そう、だから、ま、よくコレもKOさんと話するけど、家の前の電信柱から電線取って、一番いい音って、そりゃそうですよね」
KO「マイ電柱持った方がいいみたいな」
智「そう。だから、そう、だから、ね、そこまで行っちゃうと、全部がそこまで行っちゃうと、それはね、多分もう、スゴいことになっちゃうから、やっぱバランスなんでしょうね、ナンかもう、ね」
KO「あと、スゴい音が太いとか、ダンスミュージック系では言うんですけど」
智「うんうん」
KO「けど、実際はデジタルの別に普通にプラグインのシンセとかでも、太い音出たりとか」
智「するんっすね」
KO「あとは、最終的に自分たち、曲を作った後にマスタリングエンジニアって、その音をイコライジングみたいにする人たちいるじゃないですか、作品に最後」
智「うんうん、そうですね」
KO「その人たちのセンスで、いくらでも(笑)そこの」
智「そう!」
KO「域、持ち上げられたりとか」
智「そこまでが作品ですよね。だからこの間、ね、ウチのバンドメンバーのクラビのね、あの~、ナニ、鍵盤の浦くんが、その、クラビの、ね、DCのアダプターを9Vの電池に変えるっていう、その(笑)、何故なら、9Vの電池がいいからっていう」
KO「うんうん」
智「やっぱりそこもね、その、何か、太さだったり丸さだったりとか、奥行きみたいなモノとか、いろいろあるんでしょうね、~とか」
KO「特に日本人はノイズのところまで、音のうちっていう風にとる」
智「そう」
KO「っていうのが」
智「だからやっぱり、コレ、思うんですけど、耳がよくなっちゃったんでしょうね」
KO「うんうん」
智「その、良くも悪くも」
KO「そうね」
智「だから気になっちゃうんです。その、聴いてる人は、どっちでもいいよ!って思ってても(笑)オレがイヤなんです!っていう。だからそれはもう、ナンか、だからオレ、それでね、このラジオ、1回どうなってんだろうと思って、radikoで聴いたっていう」
KO「うんうん」
智「ジングル流れるでしょ?」
KO「うん」
智「ね?オレ、アレ、Zettai、ナルちゃんの声だと思う」
KO「(笑)ですね」
智「オレ、エフェクターかかってても解る」
KO「うん」
智「でもスゴくカッコいい、ナンか」
KO「ちゃんと」
智「ナンかこう」
KO「ハウス」
智「うん、そうそう、ナンかそう。だから、そういうの、ありますよ」
KO「うん」
智「ハッ!て。うん、ナンか聴いてるだけで、あぁ、なるほど、みたいな」
KO「スゴい意識して、いろいろCompかけたりとか」
智「いやいや」
KO「そういうことやってるみたいですよ、ね?」
智「家でアレ、作るの?」【ブース外に訊いてるのかな】
智「そうなんだ!じゃ、あぁいうの、サクッと作れちゃうんだ⁉スゲー!」
KO「うん」
智「カッコいい!うん、いやナンかスゴくね、あ、急にクリエイティブな人だってなっちゃった(笑)うん」
KO「(笑)」
智「そう、そのエフェクトの、バックのトラックに対してのエフェクトのかけ方とか、さりげない!!と思って」
KO「うん」
智「でも何気にほら、さりげなくするのって難しいし」
KO「白々しく作っちゃうから」
智「そう。いや、やってる人間は、そういうの解っちゃうじゃないっすか。だから、ナンかそういうの、グッときますよね」
KO「あぁ」
智「ナンか、その、さっきの(笑)マイクの話に戻るけど、(笑)その、もう、ホントに、部屋の中でね、ナンかもう、ナンだろな、ニット帽とかマイクに被せて歌ってみたりとか」
KO「あぁ(笑)」
智「もう、ナンかね(笑)今考えたら、大丈夫か?お前!っていうようなね、ことをやってましたよ」
KO「けど、やっぱり」
智「そう」
KO「そのこだわりが重要だもんね」
智「そうなんです。それが、やっぱり、どうやって撮れたっていうのが、バレると恥ずかしいけど、解んないってなると、嬉しくなるんっすね」
KO「これ、どうやったの?って訊かれると」
智「そうそうそう。え、教えないよ~みたいな感じになってしまう」
KO「でもそこまで、考えてるのがやっぱり、ホントに音楽好きだなって解っていいですね」
智「ね。ま、多分、こんな事、ね、解っても言う事じゃないかもしれないけど、ま、僕はなかなか、こういう場所に来ない人だから、ハッと触れた時に、あぁ、そうなんだと、ふと思ったから。ま、別にコレ(笑)OA乗せなくても、どっちでもいいんだけど。どう、だからナンか、コレってやっぱり、なかなか難しいっすよね」
KO「うん」
智「やってる人にしか解らないっていうかね」
KO「実際に、その、ショービズっていうか、芸能として歌を歌ってる人と、ホントに、ナンだっけ、あの、この音楽をやりたいっていってる人で、やっぱり、少し違ってくるじゃないですか」
智「そうっすね~」
KO「そういうところで、長瀬くん、ちゃんといろいろね、いろんな楽器に気を使ったりとか、そういうのはスゴく面白い、っていうか、ちゃんと話が聴けていいですね」
智「そう、だから楽器が好きだったんでしょうね。誰々のギタリストが好き、とか、バンドが好きだったら、あんま、そうはならないと思います」
KO「やっぱ、その辺の機械的なモノとか」
智「そう。だから逆に言ったら、この人のギターの音は、どういうアンプで、どうでっていう事をナンとなく、今は音を聴いて想像出来てしまう」
KO「おぉ」
智「だけど今の若い子たちは、それがシュミレーターになってるっていうのは、スゴく可哀相だなって」
KO「あぁ」
智「ま、でも逆にね、じゃ真空管アンプ、家でどうやって鳴らせっつーんっすかっていう話だと思うんだけど」
KO「うん」
智「でもやっぱりナンかその、僕はやっぱり、その真空管の、あのアツい感じにやっぱり心奪われ、アメ車みたいな感じ、あるじゃないですか。そうだから」
KO「やっぱりちょっと、違いますよね、ナンか」
智「うーん、ナンっすかね、アレ。電…うん、ナンかその、EVとガソリン車ぐらい違うかな」
KO「うん、もちろんその、EVでスゴい立ち上がりがイイっていうか、加速がいいとか、ナンかあっても、それではない、その、ノロい加速でも重圧感があるとか、いろいろ違う」
智「ちょっとナンか、EVに、ガソリン車でEVに負けたくねーっていう気持ちがあるから(笑)」
KO「ね」
智「ナンか、そっちの方が勝っちゃってる気がするっていうか」
KO「イイとこはどっちもいいとこがある。カメラもね、デジタルと昔のフィルムのカメラで、とかもいろいろ論争があったじゃないですか」
智「あぁ」
KO「今、DJもレコードがいいとか。レコードの方がやってる感あるのと、でもデジタル音源が今、いろいろ面白いとか」
智「あぁ、なるほど、確かに」
KO「いっぱいあって。ホンモノのDJだからレコード回さないとダメみたいな人もいるし」
智「だから一時期、CDなのにレコードに針を落とすところから始まるみたいな」
KO「うんうん」
智「SEとか付け始めたじゃないですか。アレ(笑)今考えたら、ナンだろうな、でも、アレもまぁ、一つの作品だもんな」
KO「うん」
智「そう、だから、それもグレードダウンなワケですもんね、要は」
KO「だからその、あの、針が」
智「不思議」
KO「溝を通してる時に」
智「サーってね」
KO「ザザザって音が、それもいいみたいな」
智「ね」
KO「あとはもう、ナイトクラブだと実際、ドンってなったら遅れて振動が来るじゃないですか」
智「うんうん」
KO「それをレコード、ターンテーブルが拾ってハウリングとかするので、ハウリングする手前のところの低音がスゴく丸くなってデカくなった気がするので」
智「それ、ゲートをかけるとか、そういう事じゃなくて?」
KO「ナンにも、そういうのじゃなくて、ただ音をかけるだけで、レコードかけると」
智「あ!そっか」
KO「地面が、スピーカーが鳴って、それを地面が拾って」
智「なるほど」【ささやき】
KO「その音を、ちょっと遅れるから、マイクのハウリングとおんなじですね」
智「あ!この間、僕らもKode Talkersでレコードを出、作ったんで、LPを。その時に、そのトラックダウン、MIXダウンする時に、あの、最後、盤が出来上がって、その3枚、サンプルの中、ABCの中から1枚決めるっていうので、全部、その、ナンだろ、同じようにスタンプしたんだけど、やっぱり誤差があると」
KO「うん」
智「ABC、どれか決めてくれって事で、みんなでスタジオ入って、アナログプレーヤー置いて、でっかいスピーカーで、こう、鳴らして聴いてたんです。で、パターンA聴いて、で、解りました。B聴いて、で、C聴いて。もちろん全部違うんですけど、ま、みんな答えになったのが、全体的に、その、ま、ナンだろ、良くない部分があったから、ま、それはスタンプを打ち直してもらおうかな、みたいな話にはなったんだけれども、それの理由っていうのが、要は、目の前で大きいスピーカーで聴いてて、目の前にその、プレーヤーがあって、そのプレーヤーに、音が干渉しちゃって」
KO「あぁ」
智「ちょっとハウリングが起こってる状態で、僕らが聴感してる帯域が、歌を消してたっていう事なんですよね」
KO「あぁ」
智「そう。だから、あ、そんな事あるんだ⁉と思って、もうビックリしました」
KO「実際に」
智「勉強になったというか」
KO「ターンテーブルだから、置く台じゃないですけど、下に」
智「あとね、ターンテーブルによるって言ってたかな?」
KO「そう、中が空洞のヤツとか」
智「あ、そうそうそう!言ってました、言ってました」
KO「そこで音が回っちゃったりだとか」
智「そう。そういう事があるんですね~」
KO「だから昔、レコードとデジタルを同時にかけた時に」
智「うんうん」
KO「やっぱデジタルの方が、タン!て音がモアッて来なくて、逆にそれが、ナンか優等生っぽくて、ちょっと面白くなかったんですけど」
智「へ~、あぁ、なるほど」
KO「そん時に、どうしたかというと、レコードを、クルクル回るじゃないですか。その回るのを止めて、止めてるのに針だけ置くんですよ」
智「おぉ」
KO「で、デジタルの音を別のチャンネルで出すと、そうするとデジタルの音がスピーカーでミキサーを通してなるじゃないですか。それを、音の振動を、ターンテーブルのところって、音をかけてないんだけど、針を上に置いてあるから」
智「乗っかってる」
KO「乗っかってるから、そのチャンネルを上げるとレコードみたいな音になるんですよ」
智「へ~、あー!なるほど!」
KO「そう、デジタルの音だけど」
智「あぁ、そうなんだぁ~!1回、コッチ、通してるから!?」
KO「そうそう」
智「うわぁ、面白い」
KO「マイクの代わりに」
智「じゃ、厳密に言うと、そっか、あのレコードの溝は通ってないワケだから」
KO「うん」
智「うわ、不思議!」
KO「だから、振動を拾うから」
智「不思議~」
KO「だから」
智「ボリューム、チョー小っちゃいですよね」
KO「ボリュームはデジタルの音はいっぱい出してて」
智「ですよね」
KO「で、ターンテーブルの音もハウリングしない程度にあげてる」
智「なるほど、そっか。でも、あんま爆音は出来ないですね」
KO「けど、そうするとちょうどいいぐらいに」
智「なるほど。だから、今回初めてね、スタンプ、僕ら国外でスタンプ打ってもらったんですけど、で、まぁ、スタンプ職人の加減にも、結構、よるらしくて、で、アレって、オレ、初めて知ったんですけど、溝の深さが、音域のレンジみたいっすね」
KO「うんうん」
智「不思議っすね~」
KO「なので、それで溝の深さ、ヨーロッパ版で45回転の方が深いとか、いろいろ」
智「へ~!」
KO「けど、アメリカ版の浅くても、アメリカ版の方がちょっと男らしいとか」
智「なるほど。だからZettai、空輸じゃなきゃダメだって事ですよね」
KO「あぁ」
智「海の、ね、磁気がダメになるからっつって」
KO「ちゃんとスタンプは作るのも、向こうで作って」
智「そうなんですよ」
KO「カッティング職人にちゃんと」
智「お願いして」
KO「じゃホントのアメリカっぽいとか、長瀬くんが多分、目指してるっていうのかな、その、ホンモノのロックっぽいというか」
智「うんうん」
KO「そういう感じに持っていってる」
智「そう、だからさっきね、KOさんがスゴくいいこと、優等生っぽいって言ったんだけど、そのね、もう、まさにその、優等生っぽい、僕の中でね、普通過ぎるっていう解釈がある」
KO「あぁ」
智「その、ね、ナンっすかね、クセがあるからいい、みたいなのがありますよね」
KO「うんうん。その、汚れじゃないけど、ノイズも全部入れての、味ですね」
智「だから僕ら、僕も、ギター、そうなんですよ。綺麗な教則通りの音を出したいんじゃなくて、ナンかその、口で表現出来ないですけど、ダメなんだけどカッコいいみたいな(笑)」
KO「(笑)」
智「ナンだろうなぁ」
KO「うん」
智「ナンっすかね」
KO「その辺のこだわり、やっぱり、ナンか、自分しか解んないんだけど、だからそれは今のデジタルの機器で同じROLANDの音を鳴らしても違うし」
智「ナンかその、例えばバンドとかのLIVE見に行った時に、謎のギターなのに、ナンかスゲー、カッコいい音を出してると、メッチャカッコいいじゃん、コイツ!ってなっちゃう」
KO「うん」
智「だからそういうのが、ナンかね、ナンだろ」
KO「そういうのが個性にもなるし」
智「なっちゃう、うん」
KO「味ですよね」
智「味。味とか、振り切りと、やっぱり、あ、もう、ナンだろうな、超越したというかね、あ、行くとこまで行ったねっていう」
KO「うん。その人のチューニングによれば、音が歪んじゃっても、チョーカッコいいみたいな」
智「そう。だから最終的に僕が思ったのは、チューニングはカッチリしない方がいい」
KO「あぁ」
智「ちょっとぐらいの誤差があった方が萌えるっていうか」
KO「あぁ」
智「レースもそうじゃないですか。ビッタリ出すと、ダメ。フワッとさせとかないとっていう、そう、ナンかね、そういう感じにちょっと、ギターのマインドもなってきちゃったっていうか」
KO「あぁ」


Kode Talkers『ハンディキャンディマン』


to be continued....
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