君と出会えなかったら この場所も見れないから 忘れないように…
長瀬智也がすべて…
…Re-Start June 8, 2010
【PartIIからの続き】
KO「けど、ナンかそれが、勝手にやってる事が、その人の個性になっていくし」
智「そうそうそう、そうなんです。だからきっと、誰かから見ても、オレはそういう風に思われてる事もあるかも知れないし、ま、別にどーでもいいんですけどね。そう、だからそういうのは結構あるかも知れない」
KO「ナンかその辺、全体的に長く、長瀬くんの事を見てると、あ、コレ、長瀬くんっぽいなとか、そういうのって解ってくるじゃないですか。そういう感じで」
智「あ、そうっすね」
KO「僕のバイクとかもそうかもしれないし」
智「そう」
KO「みんな、そういうので、全体的にその人の事で、その人が全然とんでもない、違う事をやっても、けど、彼らしいな、みたいな」
智「より楽器がカッコよく見える、よりバイクがカッコよく見える。だからその、ナックル知らない人がKOさんのナックル乗ってたら、Zettai、僕、解ると思いますよ」
KO「うんうん」
智「ね、よく、借りてきた借り物みたいな感じになっちゃうみたいな表現するけど、ナンかそういう気がするっていうか、ま、乗り手とバイクでカッコよくなるっていうか、ギターもそんな気がしますね。あの、弾き手とギターで決まるような気がしてて。そう、だからナンか、ね、高級ギター持って、買いましたって、だけでやる事がやっぱり音楽の本質だとは僕は思わないから、やっぱりナンか、そうじゃないところな気はしますよね、ナンか。だからそこに、安い、高いって無いじゃないですか、きっと」
KO「高級でしか出せないってなったら悔しいし(笑)」
智「うん、そうそう。だからこの間、たまたまね、田口くん、あのCHALLENGER、New Balanceさんにお世話になったりする機会があったりするんですけど、それで、New Balanceさんに、TR808」
KO「ROLAND」
智「ROLAND」
KO「TR808、ドラムマシーンですね」
智「あぁ、ドラムマシーンですね、そう。それの、ナンだろ?コラボ」
KO「スニーカーの」
智「を、あの、いただいて」
KO「おぉ」
智「そう、アレ、New Balanceさんもまた」
KO「面白いですね」
智「粋なことするじゃないですか。まさに、ね、TR808なんて、KOさんなんて使ってたドラムマシーンなわけでしょ。だから、ね、きっと、そういう、好きな人がいるんでしょうね」
KO「特にあの、808だとLL・クール・Jとか昔のヒップホップの」
智「だから80年代ですよね」
KO「80年代」
智「で、909が90年代ですよね?」
KO「えーと、90年代ぐらいにテクノとハウスとかは909で」
智「あぁ、なるほど」
KO「ヒップホップのドゥーンって低い音は808なの」
智「なるほどね。あのね、アイバニーズのね、オーバードライブのエフェクターにもね、808っつーのがあってね、オレ、ややこしくなるんです」
KO「あぁ、混じると」
智「そう、混じっちゃうんです、いつも。その、チューブスクリーマーって、オーバードライブがあるんですけど、緑色のヤツ」
KO「うん」
智「で、それもね、808と909があって、どこかその、歪み方が違うんでしょうね」
KO「あぁ」
智「ナンかあるんです。808の方がチョッパーだとか」
KO「(笑)」
智「909の方がダメだな、みたいな、ナンかあるんっす、ナンか。すぐにこう、バイクで例えちゃったりして」
KO「(笑)」
智「そう、ナンか、自分の中のね、その価値観って、ドコかツールとリンクしてる気がする」
KO「そうね。あと、長瀬くんはその辺の事を一番拘る人な感じがしますね、細かい部分で」
智「こだわ…ま、好きだから拘ってる、うん、拘ってるつもりは無いんですけど、好きだから、そうなっちゃってんでしょうね」
KO「あと、あの、ナンだっけ、その辺の一番王道を使いたくないとか」
智「そう…」
KO「(笑)」
智「それは天邪鬼ね~だからもう、それもほら、バイク、いっぱいあるのに、ナンでチョッパー選んだのよっていうね、そういうのあるかも知れないっすね。でもナンか、うん、ナンか、全部それが好きで良かったなって、今も昔も思ってるから、ま、結局ほら、それでKOさんとも出会う事が出来たしって、バイクのなかで、っていう事だからね」
KO「こういう話も出来てるワケだしって」
智「ねぇ、ホントに。だからその、マイクの話、エフェクターの話とか、そういう話を僕はやっぱり、現役の時に誰ともせずに、あの、こう、生きてきたんでね、だからナンかこう、自分の中で、どういう音を作る時は、こういうのと、ってレシピが自分の中にあって、そう、だからナンか、ナンだろうな、そういう話が出来る、ね、KOさんと、こういう話出来るの、楽しいし」
KO「うん。ナンかそう、特にテレビで見れる長瀬くんとかと、ここまで、そういう事を知ってるとか、みんな思ってないところもあると思うので」
智「ね」
KO「こだわりが伝わるの、いいですね」
智「うん、ま」
KO「説明する必要なくても」
智「ね、ね、ね、ま、そう。僕はね、楽しいと思ってるから。その、やってまっせ!オレ!っていうところは、どちらかっていったら見せたくない方だから」
KO「うん。努力してるじゃないけど、そういうトコは見せたくなくて」
智「そう。だけど、この味とこの味混ぜると、コレになるんだぜ!っていうのは(笑)」
KO「あぁ」
智「ちょっと、こんな面白いの、ないっしょ?ってオレは思っちゃうんっすよね」
KO「あんまり、その、裏の事、苦労話とか、他の事はあんまり見せたくないですね」
智「そうですね」
KO「簡単そうにやってるんだけど実はスゲー凝ってる、みたいな面白いですね」
智「ま、結局やっぱほら、そういう、ナンつーんっすか、サラッと旨い飯作る、中華鍋振ってるオッサンとかチョーカッコいいじゃないですか」
KO「(笑)」
智「もう、ナンかもう、抱かれたいぐらいの感じありますよ」
KO「(笑)」
智「もう、カッコいいっす!みたいな」
KO「うん」
智「うん。やっぱナンか、そういうの、グッときますね。昭和の男の感じね」
KO「スゴくその辺は、職人っぽいっていうか」
智「どうなんっすか、でもやっぱり、エンジニアさんとかと話とか、その、ね、例えばローディーだったりとか、テックだったりとか、そういう人たちが、気付き(?)の話をしても、やっぱみんなね、ナンだろ、オモチャ、ナンか、ビックリマンとか、ガンケシがギターになっただけっすよ」
KO「あぁ」
智「えぇ、ホントに。そう、だからナンか、オレ、ナンか、エフェクター買って持っていくと、テックチームは、わっ!コレ、買ったの!?わーっ、オレもチョー気になってた!!マジかー!みたいな(笑)もうだから、そこをみんな見ないから,解らない、ま、見せる必要もないんだけど、別に」
KO「うん」
智「そう、だから、そういうナンかね(笑)そういうオモロさもあるんっすよね」
KO「この間、このラジオの時に、最後に、出来た曲をテレビで聴くっていうのとか、面白いなと思って」
智「うん、やっぱね、その、傷付いた時があったんですよ」
KO「うん」
智「うん、その、うぉー!やってしまったぁ!みたいな事」
KO「うんうん」
智「だけど、きっとそれはほら、あの、もちろん、それでも死ぬ思いでやってるから、聴いてる人は何も気付かないと思います。でも、僕からしたら、一生の汚点じゃないですか」
KO「あぁ」
智「だからやっぱり、そう、そういうのはありますよ。それはお芝居だってそうだしね」
KO「うん」
智「Zettai言わないけど」
KO「Zettai(笑)」
智「Zettai言わないけど、それはやっぱりもう、教訓だと思って。だからこそ、次、作るモノの精度が上がっていくんだと思うし、そう、そういうのはあるかも知れないっすね」
KO「自分もナンかその、友達の、あ、CHEETAHの俊之くん」
智「あぁ」
KO「が、あの、SNSで、ちょっとLIVEじゃなくて…」
智「あ、彫金の!?」
KO「そう、彫金の」
智「やってたんっすか?へ~」
KO「それで、そのBGMの30秒ぐらいのヤツをKOさん、作って、ナンかもらえたら嬉しいんですけど、みたいな」
智「あ~似合う!CHEETAHの映像、似合うかも!」
KO「で、作ったんですよ」
智「うん」
KO「作って出来上がってきたら、普通の僕、バランスをナイトクラブのバランスで作っちゃったんです。そしたら、ネットで聴いたらハイハットばっかししか聴こえないっていうか」
智「あ~、なるほど!」
KO「それってコンピューターでかけて、自分でチェックしたワケじゃなくて、バランスで、ちゃんとモニタースピーカーのバランスで、いいバランスで作ったのに」
智「あぁ、うーん」
KO「そしたらもう、ハイハットのしか聴こえないみたいになって」
智「そうっすよね」
KO「金物の音ばっかり。そうすると、あぁ‥って、長瀬くんが、そういう風にテレビで聴いてみるみたいの」
智「うん」
KO「PCでかけて聴けばよかったって思って」
智「そう、だからね、ラジカセもやったし、もちろん、イヤホンも、イヤホンでも、メーカー別でやったりするね、そうだし、ノイズキャンセルの加減(?)もそうだしね。あとはテレビもそうだし、うん、もう、パソコンの、ま、あの、ね、ノート型のパソコンのスピーカーもだいぶクオリティ高いっすけどね」
KO「ね、ね、今、良くなってきましたね」
智「よく、あの小っささで、よーく、やってくれてんなっていう」
KO「奥行きとか、エラーのパンの感じとか」
智「そう」
KO「ね」
智「だからある程度の、ホント、Mix~だったら、アレだけでもいけちゃうみたいな感じになってますよね」
KO「そうだね」
智「そう、ホントに、ナンだろうな、余計なものがなくなってったっていうか」
KO「うんうん」
智「うーん、だから」
KO「ダンスミュージックだと、ちゃんとした、その、ナイトクラブでかけること、考えないといけないから、けど、PCとかね、家で、とか、ヘッドフォンで聴く人だけだったら、違う事、やんなきゃいけないのかなって」
智「あぁ」
KO「ちょっといろいろ考えさせられました」
智「あぁ、いやいやいや。でもなかなかね、そういう機会もないですもんね、ナニかに合わせてMixダウンとかね」
KO「うん」
智「でも、ま、やっぱ特殊だったって事ですよね、その世界がね」
KO「うんうん」
智「うん。テレビドラマとか、テレビのCMで流れるっていう」
KO「音楽と」
智「事で、だから、うん、ま、でもやっぱり、ね、僕なんか、どちらかっていったら、表に出てる表現者だからね、専門の人たちからしたら、それは当たり前の、ま、当たり前ですよね」
KO「けどね(笑)」
智「だから、スゴく勉強させてもらいましたよね、そういうところはね」
KO「あぁ」
智「そう」
KO「けど、長瀬くんの、その、テレビで聴いたりとか、ちゃんとテレビで自分たちのを聴いてみたりとか、すげーこだわりだと思いましたね」
智「ね、だからその、ご飯でもナンでもそう、味の捉え方ってみんな違うじゃないっすか、ね、そう、だから、ナンだろうな、あんまりこう、別に声を大にして言いたいワケでもないんですけどね。そう、だからホント、そういう意味でも今回の、ROK、ね、CHALLENGERでやった、ギターの展示、ね、っていうのは、ナンか少し、ナンかこう、前進できたような気もするし、ま、やっぱり、僕の周りにもだし、ま、CHALLENGERの周りにもだしね、ま、バンド見に来てくれる子たちもそうだけど、中には楽器好きな子たちもいたりするもんで」
KO「うん」
智「やっぱ、そういうところは、共有していきたいなと思うんでね」
KO「うん」
智「そう、だから、ナンか、すごくこう、うん、スゴく楽しい、ワクワクしますよ。で、やっぱ時間を経て、その、ギターの職人さん達も、やっぱり昔、大手の企業で頑張ってた人たちが独立されてっていう」
KO「あぁ」
智「ま、自分の思いがあるんでしょうね~。だからやっぱり僕もスゴく同じような思いがあるから」
KO「あぁ」
智「そう、ナンかスゴく、ナンか、ありがたいしね」
KO「じゃ、そのギターの展示が、もちろん、LIVEもそうですけど、そのギターの展示もチョー注目ですね」
智「そうっすね。是非。なかなか、そんな事(笑)やる人たちもいないでしょうからね、そう」
KO「だって自分たちが使いたいギターを」
智「そう。ちゃんと意味があるから」
KO「あって」
智「そう。で、別にそれは売るためっていう名目でもない、もちろん、受注してもらえれば、買えるようにはしますけど、別に押し付けるワケでもなく、やっぱり、純粋に、ね、本気で考えてる人たちに、の、魅力になって欲しいと思ってるから」
KO「あぁ」
智「ま、きっと同じような頭で楽器、ギターに向き合ってる人もいるだろうし、ま、もちろん、僕らがそういう風に、ね、提案した、ね、久保田が提案してくれたモノや、僕らが言う事じゃなくったって、いい事だとも思うから、そこから自分でカスタムしたって構わないだろうし、全部引っぺがして、自分のステッカー貼ったっていいだろうし。ただやっぱり、音色っていうところは、僕らで言ったら、チョッパーじゃないっすかね」
KO「うんうん」
智「うん、やっぱそこが、好きでいる者同士でいたいっていう、ナンかそこが、ナンか素敵な感じがしますね」
KO「じゃ結構10台以上、10基以上?ギターって10本?ナニ?単位」
智「そう、ま、1本、2本だと思うんですけどー、ま、やっぱりその、さっき言ったように、やっぱね、その、自分で作ってきた、その、時代ごとのギターがあるんですよ。僕は本来ギターを弾くことが仕事ではなくて、その、TOKIOのボーカルとしてだったんで」【智也の口から久しぶりに「TOKIO」という言葉を聴いたかも】
KO「うん」
智「ま、ナンだけど、やっぱり、やっていく中での、ね、その目標もちょっと、ナンとなくステップアップするための、として、音数を1本、一つ、増やそうという事で僕は初めてギターをっていう事だったんで」
KO「あぁ」
智「だけども、触れ合う事っていうのはやっぱり、あるんですよね。自分が、例えばメロディを説明する時に、ギターのコードを弾いて説明したりしなきゃいけなかったりする場面もあるから、だからナンとなく、ナンだろ、コード弾くぐらいの事は出来たんです」
KO「あぁ」
智「だけど、その、それがね、その、お金を取らなきゃいけないってなった時に、やっぱりその、そこまでの、ね、技術も、その、音を作る事に関しても、10代だった僕には、特にね、そんな、音楽(笑)に特化した世界にいたワケでもないし、唯一、ね、自分の活動の中で、触れた音楽ぐらいしか無かったもんでね、で、やっぱり、そこで向き合ったからこそ、ナンかこう、火が点いちゃったのはあるかも知れないっすね。やっぱり答えが解らないと何も解らないまま終わってしまうし、その答えが解らないって事はきっと、他の事の答えも解らない、くなってしまうんだろうなと思ったから」
KO「うん」
智「ナンか、こう、そういう答えのない、音って見えないじゃないですか」
KO「だよね、解んない」
智「波形でしか見えないから、やっぱナンかそういうの、あるかも知れないですね、だから」
KO「こだわりが」
智「そうそう。あの、例えば、ね、今日でもエンジニアさんが今、撮ってくれてるけど、もう、こだわりが強すぎて、ナンかそのもう、言葉発するたびに、もうちょっと、今の、滑舌よくしてもらっていいですか?」
KO「(笑)」
智「って言われたら、イヤじゃない?でも、オレは結構、すっごい神経質な人だから、結構、そういうの、言っちゃうんです」
KO「あぁ」
智「その、他のプレーヤーに、もうちょっと、こういう風にやってもらっていいですか?とか」
KO「あぁ」
智「でもそれ、スゴくそれってナンセンスな事って、解ってるんですよ」
KO「あぁ」
智「Zettaiやっちゃダメ!」
KO「うん」
智「だからそれをスッと、見てられるっていう人も、スゴいカッコいいなって思っちゃう、うん」
KO「それはあと、あの、上手くいかせるような」
智「そう!」
KO「感じになってる人は」
智「そうそうそう」
KO「ね」
智「だから(笑)バランスって難しいっすよね(笑)」
KO「(笑)」
智「そう、だからもう、フワフワしてるのがいい」
KO「ね、ね」
智「ふわふわ」
KO「その辺を上手くバランス全体上手く」
智「だからもう」
KO「させるのが難しいけど」
智「番組名、フワフワにします?」
KO「フワフワ(笑)」
智「ふわふわ。みんなフワフワでいきます。急にオジサン2人なのに(笑)」
KO「(笑)」
智「そんなナンかもう、若い女の子(笑)きそうな番組名でフワフワ」
KO「(笑)」
智「フワフワにようこそ、みたいな。ま、でもホント、そういうの、あるかも知れないな~。そう、だから、こんな話って尽きないし、他のコレ、楽器の奏者や、もっとね、こだわる人、でも、逆に言ったら、こだわりはない人はいると思うんですよ」
KO「うん」
智「だけど、間違えません!とか(笑)」
KO「(笑)」
智「譜面だけ見ればZettai大丈夫です、とか」
KO「あぁ」
智「ナンか、不思議な文化じゃないっすか、ナンか音楽って。いろんな文化がある、もちろん、譜面を観るだけの文化もあれば、ナンかその、魂みたいな文化もあったりとか」
KO「うん」
智「そこはやっぱり、ルールがないっていうかね、さっき言った、楽器渡されても、みんなは扱ってるけど、別にあぁいう風に使わなくたっていいんだぜっていう(笑)」
KO「あぁ」
智「そう、だからナンか、ものは考えようというかね、そのぐらい、頭はフワフワしてた方が実はポンポン行くんじゃねーかなって」
KO「前、長瀬くんがTOKIO時代に、ナンかあの、ね、バンドの事で、ナンだっけ、いろんな事で、ストリート感があるとかないとかっていう話をひょっとしたじゃないですか」
智「うん」
KO「そういうようなね」
智「うん」
KO「何か、上手でもストリート感がないとか、ね」
智「あぁ、確かに確かに」
KO「ね。上手かったら、上手いけど、あ、ヘタだけど、ストリート感があってカッコいいとか、ナンか、そういうのがあるような話をしてたじゃない。そういうのも」
智「確かに」
KO「自由ですね」
智「うん、だからね、さっき言ったけど、そのナンだろ、ま、高い機材だからと言って、それをいい音というの?って、やっぱりちょっと、思ってしまうってところが僕はあって、ナンかその、ナンかの番組か忘れたんだけど、高いギターと安いギターをみて、聴き比べるみたいの」
KO「うん」
智「で、ま、もちろんね、僕は、それ、一目瞭然で判ったんですよね。だけど、その、ナンだろ、その、高いギターって、音じゃない気がして、」
KO「あぁ」
智「その、デザインのアートの中にある気が、あと、ブランド名とか」
KO「あぁ」
智「響きとしてはね、その(笑)1万円のギターも素敵なんっすよね」
KO「あぁ」
智「それはそれで(笑)」
KO「それは」
智「それを活かすかも殺すも表現者(笑)次第っていうか」
KO「うんうん」
智「そう。ナンかうん、特にその、ま、KOさんのね、エレクトリックの世界には、あんな無いかも知れないけど、あります?高いギター、楽器だから」
KO「えーと、逆にさっき言った808と909って」
智「チープ?」
KO「売り出した時って、あんま売れなかったんです」
智「え、そうなんだ」
KO「で、」
智「高級だったから?」
KO「ま、高くて」
智「あぁ」
KO「で、それは売れなくて、廃番になったんですね」
智「へぇ」
KO「廃番になったら廃番になったで、中古が出回りだしたんですよ」
智「お、なるほど、なるほど」
KO「どっちもスゴい安く」
智「うんうん」
KO「それをシカゴの人たちが808とか909とか、使いだして、安かったから」
智「うーん」
KO「高校生とかで」
智「ちなみに、3万?」
KO「んーと、その頃は多分、そのくらいになってたですね」
智「あぁ。じゃ初期は10万弱」
KO「もっと高くて」
智「あぁ」
KO「みんな買えなかった。ROLANDの初期のヤツね」
智「はいはい」
KO「それがそのままだと買えないけど、結局はそれでもう、どっかに行ってしまったというか、時代遅れになって、違う新しいモノが出てきたのに」
智「うん」
KO「けど、逆に、中古で出回ったのを、シカゴとかデトロイトとかの高校生の人たちが安いから、チョー安いから買って」
智「へ~」
KO「中古屋で。それでダンスミュージック作ったら、それがハウスとかテクノの、アレになった」
智「なるほどね。でも、その、ナンツーんだろ、エレクトリックの世界も長いと思うんですけど、今となっては、そのチープな音がカッコいいみたいな感じでしょ?きっと」
KO「そうそう」
智「だからナンか、やっぱ、そこにストリート感みたいな」
KO「そうそうそう」
智「ナンかドコか、ん?っていう」
KO「うんうん」
智「反応ありますよね、うん!みたいな(笑)」
KO「だから、それじゃないと、逆に足りないみたいな」
智「そう、ナンかその、でも逆に言ったら、その大衆的なそれ使って、そのカッコいいの作ったの、カッコいいねっていう、に、なっちゃうんですよね、ナンか。ナンか、そういうの、あるかもな~」
KO「だから、ナンとなく、その、昔の」
智「そう、だからその、でも逆に言ったら、その大衆的なそれ使って、このカッコいいの作ったの、かっこイイねって、オレはなっちゃうんですよね、ナンか。ナンか、そういうの、あるかもな~」
KO「だから、ナンとなく、その、昔のレジェンド機材みたいな、808、909とかを、今、高く、高いと今、だから逆にその当時の高さになっちゃって、4,50万とかになっちゃったりとかしてて」
智「でも今、逆にエレクトリックの世界はオレ、逆だと思って、昔の機材の方が高くないっすか?」
KO「うん、高いです」
智「ね!」
KO「そのくらいになっちゃう」
智「だけど、ギターは、もちろん、ビンテージもあるんだけど、例えば(笑)ナンだろ、スゴい、あの、ギターで、あの、貝細工がスゴくて、何百万みたいな」
KO「螺鈿貝細工みたいな、あったね~(笑)」
智「ま、確かにカッコいいんですけど。そう、でも、よくよく考えたら、その、音には多分、きっとその、貝の音があるかも知んないっすよね」
KO「あぁあぁ」
智「だからちょっと、頭でイメージするとちょっと、シャリっとしてるのかなぁ?カリッとしてるのか、判んない。でも、ちょっとドライかもなぁ」
KO「あぁ(笑)」
智「意外にちょっと(笑)アメリカの、ナンか、ね、ドライな感じになるかもなぁ、貝、確かに。ま、そういうのもあるかも」
KO「特にアメリカン・ロックとかね、そういうの、みんなやってた人は、その音で慣れてきてるから」
智「そうっすよね。そう、だからやっぱりほら、僕は木材の振動で頭、考えちゃうから、どこかその、貝を入れると振動が、殺しちゃうんじゃないか、みたいな」
KO「あぁ。堅いと、逆に」
智「そうそうそう。僕の頭ん中では」
KO「あぁ」
智「そう、ナンか、堅くていい楽器ってあるんですよ、僕ん中では」
KO「あぁ」
智「そう。Gibsonのブラックビューティーっていうギター、あります。あれはやっぱり、ナンかね、堅いギターじゃなきゃダメ」
KO「あぁ」
智「そう。やっぱりその、いわゆるネックの、し、指の当たる指板の部分が黒檀で出来てんですよね」
KO「ほぉ、黒檀、おぉ~」
智「エボニーって。やっぱその、堅いのがプリン♪とした音がして」
KO「あぁ」
智「そう。ちょっとね、上品でナンか可愛い音に、僕には、そういう風に聴こえるんですよ。だからきっと、人によって、そういうのあるんだと思うんですよね」
KO「木でもね、いろいろ、ね。あと、何年乾かしたとか」
智「ね。もう、そういうのありますよね」
KO「うん」
智「そう、だからナンか、そう、もういつまでも楽器屋行くとね、いや、今、ちょうど、あの、スピーカーを今、作ってるんですよ」
KO「お、スピーカーを作ってんの!?」
智「(笑)スピーカーを今」
KO「(笑)マジで!?」
智「アンプを鳴らすスピーカーね。あの、で、まぁ、あの、もちろんスピーカーにも、インチがあるんで、ま、大体ギターで使うっつったら、10から、まぁ、5は、10,12かな」
KO「12、あぁあぁ」
智「で、まぁ、そこのセオリーもいろいろあって、昔からある、その、例えばセレッションとか、その、ナンだろ、アルニコブルーとか(笑)その、いわゆる当時、50年代、60年代、マーシャルやフェンダーのね、キーは、搭載してきたスピーカーたちもあり、ま、80、90、2000年代と、こう、進化を遂げてきたアルニコブルーから、ホワイトとかクリームとか、あの、レッドとか、いろいろあってチョイスで。それもやっぱり、どのアンプでどのギターで(笑)鳴らした時の発音だから、要は口の形でもやっぱりその、ナンだろ、大きく開けてる時と動く、小っちゃい時とじゃ、響き方がね、だから、そういうのもあって、すっごいもう、作るのに1年ぐらいかかりました、もう」
KO「ナイトクラブでもやっぱ、その」
智「スピーカーのね!」
KO「中域だと、12インチとかの方がタン!って音がサっと出て」
智「なるほど、なるほど」
KO「けど、もう15インチとかもっとデカくなってくると、デカい、ボーンとなってるけど、1回へこんで前に出る、振動の幅が大きくから」
智「うんうん」
KO「細かい音がでなくなるからとか」
智「あぁ~、なるほどね~」
KO「そういう事で、やっぱ、小っちゃいスピーカーと、中・低・高音全部のスピーカーの大きさを変えたりとか」
智「なるほど」
KO「そういうのがあるので、長瀬くんはその辺の事、やっぱりギターでも気を使ってて」
智「そう、ナンかね、やっぱりその、昔、ま、僕がその、ナンだろうな、あの、多重録音機って、で」
KO「マルチトラック」
智「いわゆる、アナログ、デジタルからアナログ、(笑)アナログからデジタルになってるんだけど、アナログの、ま、僕が生まれる前の、KOさんの生まれるもっともっと昔にね、オーバーダブっていう技術が194,50年代に、ま、あの~、NYのジャズ喫茶のレスポールさんが」
KO「あぁ」
智「開発したって、僕は聞いてますけど、ま、そこ、そのオーバーダブ機能があったからこそ、今、僕らがナンかこの、トラック概念でトラックの設定、ナンか表現出来てる気がするんっすよね」
KO「あぁ」
智「だから、その時代の時に、やっぱりラジオとかで、ね、表現するのに、例えば、当時のロバート・ジョンソンだとか、ブルースのブルースマンたちがね、その、ま、当時はね、どのぐらいの音圧でやってたか、どういうマイクでやってたのか判らないですけど、でも僕らが今、当時の曲を耳にすると、ペケペケじゃないっすか」
KO「あぁ、だね」
智「当時はLowは出てたんだけど、Lowを拾いきるマイクが無かったと思うんですね」
KO「あぁ、そういう事か」
智「そう。だから、今は、そのLowを拾いきれるマイクがある」
KO「うんうん」
智「だから、今のマイクで撮ったら、多分、ひっくり返るんじゃないかな(笑)と思ってて」
KO「あぁあぁ」
智「そう、ナンかそういう事も、起きるから、だから、コレ、楽器の、生楽器の特殊な歴史な気がするんっすよね、そのエレクトリックが、エレキギターとかベースもそうだし。ナンかそれまでは、ずっとほら、生楽器で、その、箱の響きだけでお客さんに楽しんでもらったり、」
KO「あぁ、フォークギターだしね」
智「そう。あとはレコードぐらいだったワケでしょ。そう、だから、どんどんこう、ナンだろうな、音楽のジャンルによって、その進化の仕方がスゴく、不思議だな~と思ってて」
KO「うん」
智「で、僕なんかも、そういう、自分がやるんで、そういうのにドンドン、あの、知ってしまったから、ナンかスゴく今、ね、KOさんと話してて、あ、そういう事かって、今、ちょっと理解したんっすけど」
KO「僕もスゴく勉強になりました」
智「ね、エレクトリックの世界と、やっぱりちょっとこう、ね、概念が違う。エレクトリックもやっぱ、鍵盤の世界から、進化していってるワケですもんね」
KO「あぁうん」
智「で、そこでオーケストラレーションみたいな響きのシンセサイザーみたいのが出来たりとかして、で、そこに今、アナログムーブみたいのがあったりとかですもんね。あんなビコビコしたのが」
KO「今、また戻ってきた」
智「そう(笑)そう、とか、ね、僕らがファミコンみたいなゲームやってた時の音が、ナンとなく、アレ、ムーブだったのかな?とか、ナンか」
KO「うんうん」
智「そんな事を想像させてくれたりとか。そうだからナンか、楽器は楽器でひじょうに、例えば80年代からメタルが増えて来てね、で、あの時代、なぜかギターが重くなるんっすよ」
KO「え?え?」
智「そう。ナンか不思議っす」
KO「速弾きするから?」
智「いや、あとね、木材の流通もあると思うんっす」
KO「あ~」
智「で~、70年代入ってからね、どのメーカーもそう、コレは歴史的な流れだと思うんっすけど、やっぱりその、ブラジリアンローズウッドっていう、その、堅い黒檀があるんですけど、それが当時は当たり前のように使われてたんだけど、やっぱ絶滅危惧種に入ったんでしょうね」
KO「あ~」
智「ワシントン条約でそれがダメになり、ま、~にどんどん変わっていったんだと思うんですよね。そう、その中でやっぱ、なかなか、こう、音質をとっていった時に、やっぱ重さっていうのは犠牲にしなきゃいけなかったのかって思ってて、そう、だけど、やっぱね、重いギターの時代の音楽を僕は聴いてきちゃったから、やっぱ重いギターが好きなんっす」
KO「あぁ。その音が出る」
智「腰悪いのに」
KO「(笑)」
智「最悪ですよ!」
KO「ね(笑)」
智「だからね、今まで頑張って探したんです。軽いんだけど、重いギターの音がする軽いギターを探したんだけどダメでした。もう意味判んないでしょ」
KO「(笑)」
智「そう。じゃもう、重いギター持ちます!って。そう」
KO「そのうち座ってLIVEする長瀬智也も観れるか(笑)」
智「(笑)そう、だからね、僕はレスポールっていうギターが好きだったんで、今回、そのROKで作った、ま、レスポールの中で、BIZEN WORKさんっていう、備前という地でね、京都の。あそこでギターワークスしてる、あの、坂本さんって方がいて、で、まぁ、存在は知ってたんですよ」
KO「あぁ」
智「で、この繋がりも面白いんですけど、あのHawgholicの」
KO「Hawgholic!」
智「横溝さんとも繋がってるっていうね」
KO「おぉ~」
智「そう、ま、彼は、坂本さんは、あの、ま、ライダーなんですね、バイク乗りで、ハーレー乗って、ショベル乗ってるんですけど、ま、そんなのもあって、で、歳も同じぐらいなんですね」
KO「あぁ」
智「スゴく、その、僕のフィードバックを理解してくれて、で、彼の作ってくるレスポールはもう、完璧なんですよ」
KO「おぉ」
智「そういう事なんです、っていう、やっぱりホントに、自分たち世代の方達のビルダーや、ね、世代、全てにおいてだけど、頑張ってくれてるのがスゴく、ナンか嬉しいなと思って」
KO「同じこだわりを当時から持ってたみたいな感じでね」
智「うん、やっぱり、そこまで考える人たちって、やっぱり、ナンだろうな、ま、ま、あの、ミクロの世界まで入ってますよね」
KO「ね、ね」
智「うーん。やっぱり物理的な話だから、ま、KOさんもね、やっぱり、そういう事に関しては、エレクトリックの世界もそうだし、バイク、車も、自分でやるぐらいだから、やっぱりその、変えたパーツを変えた後にすぐ乗ると」
智「ナンか、不思議な文化じゃないっすか、ナンか音楽って。いろんな文化がある、もちろん、譜面を観るだけの文化もあれば、ナンかその、魂みたいな文化もあったりとか」
KO「うん」
智「そこはやっぱり、ルールがないっていうかね、さっき言った、楽器渡されても、みんなは扱ってるけど、別にあぁいう風に使わなくたっていいんだぜっていう(笑)」
KO「あぁ」
智「そう、だからナンか、ものは考えようというかね、そのぐらい、頭はフワフワしてた方が実はポンポン行くんじゃねーかなって」
KO「前、長瀬くんがTOKIO時代に、ナンかあの、ね、バンドの事で、ナンだっけ、いろんな事で、ストリート感があるとかないとかっていう話をひょっとしたじゃないですか」
智「うん」
KO「そういうようなね」
智「うん」
KO「何か、上手でもストリート感がないとか、ね」
智「あぁ、確かに確かに」
KO「ね。上手かったら、上手いけど、あ、ヘタだけど、ストリート感があってカッコいいとか、ナンか、そういうのがあるような話をしてたじゃない。そういうのも」
智「確かに」
KO「自由ですね」
智「うん、だからね、さっき言ったけど、そのナンだろ、ま、高い機材だからと言って、それをいい音というの?って、やっぱりちょっと、思ってしまうってところが僕はあって、ナンかその、ナンかの番組か忘れたんだけど、高いギターと安いギターをみて、聴き比べるみたいの」
KO「うん」
智「で、ま、もちろんね、僕は、それ、一目瞭然で判ったんですよね。だけど、その、ナンだろ、その、高いギターって、音じゃない気がして、」
KO「あぁ」
智「その、デザインのアートの中にある気が、あと、ブランド名とか」
KO「あぁ」
智「響きとしてはね、その(笑)1万円のギターも素敵なんっすよね」
KO「あぁ」
智「それはそれで(笑)」
KO「それは」
智「それを活かすかも殺すも表現者(笑)次第っていうか」
KO「うんうん」
智「そう。ナンかうん、特にその、ま、KOさんのね、エレクトリックの世界には、あんな無いかも知れないけど、あります?高いギター、楽器だから」
KO「えーと、逆にさっき言った808と909って」
智「チープ?」
KO「売り出した時って、あんま売れなかったんです」
智「え、そうなんだ」
KO「で、」
智「高級だったから?」
KO「ま、高くて」
智「あぁ」
KO「で、それは売れなくて、廃番になったんですね」
智「へぇ」
KO「廃番になったら廃番になったで、中古が出回りだしたんですよ」
智「お、なるほど、なるほど」
KO「どっちもスゴい安く」
智「うんうん」
KO「それをシカゴの人たちが808とか909とか、使いだして、安かったから」
智「うーん」
KO「高校生とかで」
智「ちなみに、3万?」
KO「んーと、その頃は多分、そのくらいになってたですね」
智「あぁ。じゃ初期は10万弱」
KO「もっと高くて」
智「あぁ」
KO「みんな買えなかった。ROLANDの初期のヤツね」
智「はいはい」
KO「それがそのままだと買えないけど、結局はそれでもう、どっかに行ってしまったというか、時代遅れになって、違う新しいモノが出てきたのに」
智「うん」
KO「けど、逆に、中古で出回ったのを、シカゴとかデトロイトとかの高校生の人たちが安いから、チョー安いから買って」
智「へ~」
KO「中古屋で。それでダンスミュージック作ったら、それがハウスとかテクノの、アレになった」
智「なるほどね。でも、その、ナンツーんだろ、エレクトリックの世界も長いと思うんですけど、今となっては、そのチープな音がカッコいいみたいな感じでしょ?きっと」
KO「そうそう」
智「だからナンか、やっぱ、そこにストリート感みたいな」
KO「そうそうそう」
智「ナンかドコか、ん?っていう」
KO「うんうん」
智「反応ありますよね、うん!みたいな(笑)」
KO「だから、それじゃないと、逆に足りないみたいな」
智「そう、ナンかその、でも逆に言ったら、その大衆的なそれ使って、そのカッコいいの作ったの、カッコいいねっていう、に、なっちゃうんですよね、ナンか。ナンか、そういうの、あるかもな~」
KO「だから、ナンとなく、その、昔の」
智「そう、だからその、でも逆に言ったら、その大衆的なそれ使って、このカッコいいの作ったの、かっこイイねって、オレはなっちゃうんですよね、ナンか。ナンか、そういうの、あるかもな~」
KO「だから、ナンとなく、その、昔のレジェンド機材みたいな、808、909とかを、今、高く、高いと今、だから逆にその当時の高さになっちゃって、4,50万とかになっちゃったりとかしてて」
智「でも今、逆にエレクトリックの世界はオレ、逆だと思って、昔の機材の方が高くないっすか?」
KO「うん、高いです」
智「ね!」
KO「そのくらいになっちゃう」
智「だけど、ギターは、もちろん、ビンテージもあるんだけど、例えば(笑)ナンだろ、スゴい、あの、ギターで、あの、貝細工がスゴくて、何百万みたいな」
KO「螺鈿貝細工みたいな、あったね~(笑)」
智「ま、確かにカッコいいんですけど。そう、でも、よくよく考えたら、その、音には多分、きっとその、貝の音があるかも知んないっすよね」
KO「あぁあぁ」
智「だからちょっと、頭でイメージするとちょっと、シャリっとしてるのかなぁ?カリッとしてるのか、判んない。でも、ちょっとドライかもなぁ」
KO「あぁ(笑)」
智「意外にちょっと(笑)アメリカの、ナンか、ね、ドライな感じになるかもなぁ、貝、確かに。ま、そういうのもあるかも」
KO「特にアメリカン・ロックとかね、そういうの、みんなやってた人は、その音で慣れてきてるから」
智「そうっすよね。そう、だからやっぱりほら、僕は木材の振動で頭、考えちゃうから、どこかその、貝を入れると振動が、殺しちゃうんじゃないか、みたいな」
KO「あぁ。堅いと、逆に」
智「そうそうそう。僕の頭ん中では」
KO「あぁ」
智「そう、ナンか、堅くていい楽器ってあるんですよ、僕ん中では」
KO「あぁ」
智「そう。Gibsonのブラックビューティーっていうギター、あります。あれはやっぱり、ナンかね、堅いギターじゃなきゃダメ」
KO「あぁ」
智「そう。やっぱりその、いわゆるネックの、し、指の当たる指板の部分が黒檀で出来てんですよね」
KO「ほぉ、黒檀、おぉ~」
智「エボニーって。やっぱその、堅いのがプリン♪とした音がして」
KO「あぁ」
智「そう。ちょっとね、上品でナンか可愛い音に、僕には、そういう風に聴こえるんですよ。だからきっと、人によって、そういうのあるんだと思うんですよね」
KO「木でもね、いろいろ、ね。あと、何年乾かしたとか」
智「ね。もう、そういうのありますよね」
KO「うん」
智「そう、だからナンか、そう、もういつまでも楽器屋行くとね、いや、今、ちょうど、あの、スピーカーを今、作ってるんですよ」
KO「お、スピーカーを作ってんの!?」
智「(笑)スピーカーを今」
KO「(笑)マジで!?」
智「アンプを鳴らすスピーカーね。あの、で、まぁ、あの、もちろんスピーカーにも、インチがあるんで、ま、大体ギターで使うっつったら、10から、まぁ、5は、10,12かな」
KO「12、あぁあぁ」
智「で、まぁ、そこのセオリーもいろいろあって、昔からある、その、例えばセレッションとか、その、ナンだろ、アルニコブルーとか(笑)その、いわゆる当時、50年代、60年代、マーシャルやフェンダーのね、キーは、搭載してきたスピーカーたちもあり、ま、80、90、2000年代と、こう、進化を遂げてきたアルニコブルーから、ホワイトとかクリームとか、あの、レッドとか、いろいろあってチョイスで。それもやっぱり、どのアンプでどのギターで(笑)鳴らした時の発音だから、要は口の形でもやっぱりその、ナンだろ、大きく開けてる時と動く、小っちゃい時とじゃ、響き方がね、だから、そういうのもあって、すっごいもう、作るのに1年ぐらいかかりました、もう」
KO「ナイトクラブでもやっぱ、その」
智「スピーカーのね!」
KO「中域だと、12インチとかの方がタン!って音がサっと出て」
智「なるほど、なるほど」
KO「けど、もう15インチとかもっとデカくなってくると、デカい、ボーンとなってるけど、1回へこんで前に出る、振動の幅が大きくから」
智「うんうん」
KO「細かい音がでなくなるからとか」
智「あぁ~、なるほどね~」
KO「そういう事で、やっぱ、小っちゃいスピーカーと、中・低・高音全部のスピーカーの大きさを変えたりとか」
智「なるほど」
KO「そういうのがあるので、長瀬くんはその辺の事、やっぱりギターでも気を使ってて」
智「そう、ナンかね、やっぱりその、昔、ま、僕がその、ナンだろうな、あの、多重録音機って、で」
KO「マルチトラック」
智「いわゆる、アナログ、デジタルからアナログ、(笑)アナログからデジタルになってるんだけど、アナログの、ま、僕が生まれる前の、KOさんの生まれるもっともっと昔にね、オーバーダブっていう技術が194,50年代に、ま、あの~、NYのジャズ喫茶のレスポールさんが」
KO「あぁ」
智「開発したって、僕は聞いてますけど、ま、そこ、そのオーバーダブ機能があったからこそ、今、僕らがナンかこの、トラック概念でトラックの設定、ナンか表現出来てる気がするんっすよね」
KO「あぁ」
智「だから、その時代の時に、やっぱりラジオとかで、ね、表現するのに、例えば、当時のロバート・ジョンソンだとか、ブルースのブルースマンたちがね、その、ま、当時はね、どのぐらいの音圧でやってたか、どういうマイクでやってたのか判らないですけど、でも僕らが今、当時の曲を耳にすると、ペケペケじゃないっすか」
KO「あぁ、だね」
智「当時はLowは出てたんだけど、Lowを拾いきるマイクが無かったと思うんですね」
KO「あぁ、そういう事か」
智「そう。だから、今は、そのLowを拾いきれるマイクがある」
KO「うんうん」
智「だから、今のマイクで撮ったら、多分、ひっくり返るんじゃないかな(笑)と思ってて」
KO「あぁあぁ」
智「そう、ナンかそういう事も、起きるから、だから、コレ、楽器の、生楽器の特殊な歴史な気がするんっすよね、そのエレクトリックが、エレキギターとかベースもそうだし。ナンかそれまでは、ずっとほら、生楽器で、その、箱の響きだけでお客さんに楽しんでもらったり、」
KO「あぁ、フォークギターだしね」
智「そう。あとはレコードぐらいだったワケでしょ。そう、だから、どんどんこう、ナンだろうな、音楽のジャンルによって、その進化の仕方がスゴく、不思議だな~と思ってて」
KO「うん」
智「で、僕なんかも、そういう、自分がやるんで、そういうのにドンドン、あの、知ってしまったから、ナンかスゴく今、ね、KOさんと話してて、あ、そういう事かって、今、ちょっと理解したんっすけど」
KO「僕もスゴく勉強になりました」
智「ね、エレクトリックの世界と、やっぱりちょっとこう、ね、概念が違う。エレクトリックもやっぱ、鍵盤の世界から、進化していってるワケですもんね」
KO「あぁうん」
智「で、そこでオーケストラレーションみたいな響きのシンセサイザーみたいのが出来たりとかして、で、そこに今、アナログムーブみたいのがあったりとかですもんね。あんなビコビコしたのが」
KO「今、また戻ってきた」
智「そう(笑)そう、とか、ね、僕らがファミコンみたいなゲームやってた時の音が、ナンとなく、アレ、ムーブだったのかな?とか、ナンか」
KO「うんうん」
智「そんな事を想像させてくれたりとか。そうだからナンか、楽器は楽器でひじょうに、例えば80年代からメタルが増えて来てね、で、あの時代、なぜかギターが重くなるんっすよ」
KO「え?え?」
智「そう。ナンか不思議っす」
KO「速弾きするから?」
智「いや、あとね、木材の流通もあると思うんっす」
KO「あ~」
智「で~、70年代入ってからね、どのメーカーもそう、コレは歴史的な流れだと思うんっすけど、やっぱりその、ブラジリアンローズウッドっていう、その、堅い黒檀があるんですけど、それが当時は当たり前のように使われてたんだけど、やっぱ絶滅危惧種に入ったんでしょうね」
KO「あ~」
智「ワシントン条約でそれがダメになり、ま、~にどんどん変わっていったんだと思うんですよね。そう、その中でやっぱ、なかなか、こう、音質をとっていった時に、やっぱ重さっていうのは犠牲にしなきゃいけなかったのかって思ってて、そう、だけど、やっぱね、重いギターの時代の音楽を僕は聴いてきちゃったから、やっぱ重いギターが好きなんっす」
KO「あぁ。その音が出る」
智「腰悪いのに」
KO「(笑)」
智「最悪ですよ!」
KO「ね(笑)」
智「だからね、今まで頑張って探したんです。軽いんだけど、重いギターの音がする軽いギターを探したんだけどダメでした。もう意味判んないでしょ」
KO「(笑)」
智「そう。じゃもう、重いギター持ちます!って。そう」
KO「そのうち座ってLIVEする長瀬智也も観れるか(笑)」
智「(笑)そう、だからね、僕はレスポールっていうギターが好きだったんで、今回、そのROKで作った、ま、レスポールの中で、BIZEN WORKさんっていう、備前という地でね、京都の。あそこでギターワークスしてる、あの、坂本さんって方がいて、で、まぁ、存在は知ってたんですよ」
KO「あぁ」
智「で、この繋がりも面白いんですけど、あのHawgholicの」
KO「Hawgholic!」
智「横溝さんとも繋がってるっていうね」
KO「おぉ~」
智「そう、ま、彼は、坂本さんは、あの、ま、ライダーなんですね、バイク乗りで、ハーレー乗って、ショベル乗ってるんですけど、ま、そんなのもあって、で、歳も同じぐらいなんですね」
KO「あぁ」
智「スゴく、その、僕のフィードバックを理解してくれて、で、彼の作ってくるレスポールはもう、完璧なんですよ」
KO「おぉ」
智「そういう事なんです、っていう、やっぱりホントに、自分たち世代の方達のビルダーや、ね、世代、全てにおいてだけど、頑張ってくれてるのがスゴく、ナンか嬉しいなと思って」
KO「同じこだわりを当時から持ってたみたいな感じでね」
智「うん、やっぱり、そこまで考える人たちって、やっぱり、ナンだろうな、ま、ま、あの、ミクロの世界まで入ってますよね」
KO「ね、ね」
智「うーん。やっぱり物理的な話だから、ま、KOさんもね、やっぱり、そういう事に関しては、エレクトリックの世界もそうだし、バイク、車も、自分でやるぐらいだから、やっぱりその、変えたパーツを変えた後にすぐ乗ると、すぐに解るでしょ!?違いに」
KO「全然解りますね」
智「そう。だから、そういうのって、やった人じゃなきゃ解らないから」
KO「うん」
智「でもやっていくと、それが面白くなってくのは、僕もスゴくよく解るっす。だから」
KO「ピンポイントでそこだけしか興味が無いんだけど」
智「そう」
KO「そこは深く掘りたいみたいな」
智「ね。そう、だけど、あんま、ね、そうやって、こう、説明するのもメンドくせーしっていう」
KO「あとあの、自己満足なので」
智「(笑)確かに、確かに」
KO「他に、別に言う必要もない」
智「聴いてないよってね」
KO「うん」
智「確かに確かに」
KO「でも実は、そこまでこだわってるというのは」
智「うん」
KO「たまにこう、機会があると喋ると面白いですね」
智「そうね、だから、こういうのはホントに面白いっすね。だからナンか、ナンだろうな、ま、ちょっとほら、前回、K来てね、あの、BerBerJinの藤原裕も、もちろん、あの、呼びたいと思って、僕はちょっとタイミング合わなかったから、またちょっと、次の機会に呼ぼうかなと思ってるし、あの」
KO「LIVEで忙しくなるとか?」
智「あぁ、ま、ま、そうっすね。ちょっとあの、年末にかけてね、あの~、ちょっとLIVEツアーとかあったりもするんで、ま、ひょっとしたら、ココを出入りする可能性が、ね、居ない時もあるかも知れないんで、ま、ちょっとご了承くださいという事を、ちょっとあの、今日、言えたらと」
KO「あぁ」
智「そうそう。ま、ま、でもナンか、その、ナンだろうな、あの、滝沢さんもね、今日、ばったり滝沢さんにも会ったんだけど、滝沢さんもナンか、ちょっとゲストに呼びたいなぁと思ったんで」
KO「でしょ。一緒に喋りたいですね」
智「ね、ね」
KO「面白い」
智「ね、ナンで、そんな事もちょっと、膨らませながら、ま、藤原裕もね、ぜひとも、ね、次、タイミングが合ったら」
KO「ですね」
智「そう、出来たらと思うんで、はい」
KO「じゃあ、あの」
智「うん」
KO「今回もまたまたありがとうございました」
智「いやぁ、ありがとうございました」
KO「今日、今回、深かったね」
智「ナンか、ね」
KO「真面目な話」
智「ナンで、こんな話になったんだろうなって」
KO「けど、まぁ、ギターの話、面白い」
智「あぁ、ね」
KO「機械の話も」
智「ね」
KO「ホヤの話も終わったし」
智「(笑)もうホヤはね」
KO「(笑)」
智「ホヤはもう、ちょっと忘れた頃に、もう1回やろう(笑)」
KO「(笑)」
智「もういいよ!っていう」
KO「じゃ、次はナンか、面白いお菓子でも」
智「あぁ、ね、ま、ま、ま、ナンか、いろいろね、僕らもほら、その、ナンつーんっすか、探求グセがあるもんだから」
KO「ね、うんうん」
智「探求ヘキがあるもんだから(笑)」
KO「ね」
智「ま、ま、ま、またナンかその、ね、その探求を重ねた人を呼んで」
KO「(笑)」
智「話を訊いたっていいでしょうしね」
KO「ね」
智「ま、またナンか、面白い機材だとかね、そういう話も出来たら是非ともお願いします」
KO「じゃあ、今回もありがとうございました」
智「ありがとうございました」
KO「お疲れ様でしたね」
智「ありがとうございますっ」
Kode Talkers『Free Wheelers』
ε- ( ̄、 ̄A) フゥー
KO「けど、ナンかそれが、勝手にやってる事が、その人の個性になっていくし」
智「そうそうそう、そうなんです。だからきっと、誰かから見ても、オレはそういう風に思われてる事もあるかも知れないし、ま、別にどーでもいいんですけどね。そう、だからそういうのは結構あるかも知れない」
KO「ナンかその辺、全体的に長く、長瀬くんの事を見てると、あ、コレ、長瀬くんっぽいなとか、そういうのって解ってくるじゃないですか。そういう感じで」
智「あ、そうっすね」
KO「僕のバイクとかもそうかもしれないし」
智「そう」
KO「みんな、そういうので、全体的にその人の事で、その人が全然とんでもない、違う事をやっても、けど、彼らしいな、みたいな」
智「より楽器がカッコよく見える、よりバイクがカッコよく見える。だからその、ナックル知らない人がKOさんのナックル乗ってたら、Zettai、僕、解ると思いますよ」
KO「うんうん」
智「ね、よく、借りてきた借り物みたいな感じになっちゃうみたいな表現するけど、ナンかそういう気がするっていうか、ま、乗り手とバイクでカッコよくなるっていうか、ギターもそんな気がしますね。あの、弾き手とギターで決まるような気がしてて。そう、だからナンか、ね、高級ギター持って、買いましたって、だけでやる事がやっぱり音楽の本質だとは僕は思わないから、やっぱりナンか、そうじゃないところな気はしますよね、ナンか。だからそこに、安い、高いって無いじゃないですか、きっと」
KO「高級でしか出せないってなったら悔しいし(笑)」
智「うん、そうそう。だからこの間、たまたまね、田口くん、あのCHALLENGER、New Balanceさんにお世話になったりする機会があったりするんですけど、それで、New Balanceさんに、TR808」
KO「ROLAND」
智「ROLAND」
KO「TR808、ドラムマシーンですね」
智「あぁ、ドラムマシーンですね、そう。それの、ナンだろ?コラボ」
KO「スニーカーの」
智「を、あの、いただいて」
KO「おぉ」
智「そう、アレ、New Balanceさんもまた」
KO「面白いですね」
智「粋なことするじゃないですか。まさに、ね、TR808なんて、KOさんなんて使ってたドラムマシーンなわけでしょ。だから、ね、きっと、そういう、好きな人がいるんでしょうね」
KO「特にあの、808だとLL・クール・Jとか昔のヒップホップの」
智「だから80年代ですよね」
KO「80年代」
智「で、909が90年代ですよね?」
KO「えーと、90年代ぐらいにテクノとハウスとかは909で」
智「あぁ、なるほど」
KO「ヒップホップのドゥーンって低い音は808なの」
智「なるほどね。あのね、アイバニーズのね、オーバードライブのエフェクターにもね、808っつーのがあってね、オレ、ややこしくなるんです」
KO「あぁ、混じると」
智「そう、混じっちゃうんです、いつも。その、チューブスクリーマーって、オーバードライブがあるんですけど、緑色のヤツ」
KO「うん」
智「で、それもね、808と909があって、どこかその、歪み方が違うんでしょうね」
KO「あぁ」
智「ナンかあるんです。808の方がチョッパーだとか」
KO「(笑)」
智「909の方がダメだな、みたいな、ナンかあるんっす、ナンか。すぐにこう、バイクで例えちゃったりして」
KO「(笑)」
智「そう、ナンか、自分の中のね、その価値観って、ドコかツールとリンクしてる気がする」
KO「そうね。あと、長瀬くんはその辺の事を一番拘る人な感じがしますね、細かい部分で」
智「こだわ…ま、好きだから拘ってる、うん、拘ってるつもりは無いんですけど、好きだから、そうなっちゃってんでしょうね」
KO「あと、あの、ナンだっけ、その辺の一番王道を使いたくないとか」
智「そう…」
KO「(笑)」
智「それは天邪鬼ね~だからもう、それもほら、バイク、いっぱいあるのに、ナンでチョッパー選んだのよっていうね、そういうのあるかも知れないっすね。でもナンか、うん、ナンか、全部それが好きで良かったなって、今も昔も思ってるから、ま、結局ほら、それでKOさんとも出会う事が出来たしって、バイクのなかで、っていう事だからね」
KO「こういう話も出来てるワケだしって」
智「ねぇ、ホントに。だからその、マイクの話、エフェクターの話とか、そういう話を僕はやっぱり、現役の時に誰ともせずに、あの、こう、生きてきたんでね、だからナンかこう、自分の中で、どういう音を作る時は、こういうのと、ってレシピが自分の中にあって、そう、だからナンか、ナンだろうな、そういう話が出来る、ね、KOさんと、こういう話出来るの、楽しいし」
KO「うん。ナンかそう、特にテレビで見れる長瀬くんとかと、ここまで、そういう事を知ってるとか、みんな思ってないところもあると思うので」
智「ね」
KO「こだわりが伝わるの、いいですね」
智「うん、ま」
KO「説明する必要なくても」
智「ね、ね、ね、ま、そう。僕はね、楽しいと思ってるから。その、やってまっせ!オレ!っていうところは、どちらかっていったら見せたくない方だから」
KO「うん。努力してるじゃないけど、そういうトコは見せたくなくて」
智「そう。だけど、この味とこの味混ぜると、コレになるんだぜ!っていうのは(笑)」
KO「あぁ」
智「ちょっと、こんな面白いの、ないっしょ?ってオレは思っちゃうんっすよね」
KO「あんまり、その、裏の事、苦労話とか、他の事はあんまり見せたくないですね」
智「そうですね」
KO「簡単そうにやってるんだけど実はスゲー凝ってる、みたいな面白いですね」
智「ま、結局やっぱほら、そういう、ナンつーんっすか、サラッと旨い飯作る、中華鍋振ってるオッサンとかチョーカッコいいじゃないですか」
KO「(笑)」
智「もう、ナンかもう、抱かれたいぐらいの感じありますよ」
KO「(笑)」
智「もう、カッコいいっす!みたいな」
KO「うん」
智「うん。やっぱナンか、そういうの、グッときますね。昭和の男の感じね」
KO「スゴくその辺は、職人っぽいっていうか」
智「どうなんっすか、でもやっぱり、エンジニアさんとかと話とか、その、ね、例えばローディーだったりとか、テックだったりとか、そういう人たちが、気付き(?)の話をしても、やっぱみんなね、ナンだろ、オモチャ、ナンか、ビックリマンとか、ガンケシがギターになっただけっすよ」
KO「あぁ」
智「えぇ、ホントに。そう、だからナンか、オレ、ナンか、エフェクター買って持っていくと、テックチームは、わっ!コレ、買ったの!?わーっ、オレもチョー気になってた!!マジかー!みたいな(笑)もうだから、そこをみんな見ないから,解らない、ま、見せる必要もないんだけど、別に」
KO「うん」
智「そう、だから、そういうナンかね(笑)そういうオモロさもあるんっすよね」
KO「この間、このラジオの時に、最後に、出来た曲をテレビで聴くっていうのとか、面白いなと思って」
智「うん、やっぱね、その、傷付いた時があったんですよ」
KO「うん」
智「うん、その、うぉー!やってしまったぁ!みたいな事」
KO「うんうん」
智「だけど、きっとそれはほら、あの、もちろん、それでも死ぬ思いでやってるから、聴いてる人は何も気付かないと思います。でも、僕からしたら、一生の汚点じゃないですか」
KO「あぁ」
智「だからやっぱり、そう、そういうのはありますよ。それはお芝居だってそうだしね」
KO「うん」
智「Zettai言わないけど」
KO「Zettai(笑)」
智「Zettai言わないけど、それはやっぱりもう、教訓だと思って。だからこそ、次、作るモノの精度が上がっていくんだと思うし、そう、そういうのはあるかも知れないっすね」
KO「自分もナンかその、友達の、あ、CHEETAHの俊之くん」
智「あぁ」
KO「が、あの、SNSで、ちょっとLIVEじゃなくて…」
智「あ、彫金の!?」
KO「そう、彫金の」
智「やってたんっすか?へ~」
KO「それで、そのBGMの30秒ぐらいのヤツをKOさん、作って、ナンかもらえたら嬉しいんですけど、みたいな」
智「あ~似合う!CHEETAHの映像、似合うかも!」
KO「で、作ったんですよ」
智「うん」
KO「作って出来上がってきたら、普通の僕、バランスをナイトクラブのバランスで作っちゃったんです。そしたら、ネットで聴いたらハイハットばっかししか聴こえないっていうか」
智「あ~、なるほど!」
KO「それってコンピューターでかけて、自分でチェックしたワケじゃなくて、バランスで、ちゃんとモニタースピーカーのバランスで、いいバランスで作ったのに」
智「あぁ、うーん」
KO「そしたらもう、ハイハットのしか聴こえないみたいになって」
智「そうっすよね」
KO「金物の音ばっかり。そうすると、あぁ‥って、長瀬くんが、そういう風にテレビで聴いてみるみたいの」
智「うん」
KO「PCでかけて聴けばよかったって思って」
智「そう、だからね、ラジカセもやったし、もちろん、イヤホンも、イヤホンでも、メーカー別でやったりするね、そうだし、ノイズキャンセルの加減(?)もそうだしね。あとはテレビもそうだし、うん、もう、パソコンの、ま、あの、ね、ノート型のパソコンのスピーカーもだいぶクオリティ高いっすけどね」
KO「ね、ね、今、良くなってきましたね」
智「よく、あの小っささで、よーく、やってくれてんなっていう」
KO「奥行きとか、エラーのパンの感じとか」
智「そう」
KO「ね」
智「だからある程度の、ホント、Mix~だったら、アレだけでもいけちゃうみたいな感じになってますよね」
KO「そうだね」
智「そう、ホントに、ナンだろうな、余計なものがなくなってったっていうか」
KO「うんうん」
智「うーん、だから」
KO「ダンスミュージックだと、ちゃんとした、その、ナイトクラブでかけること、考えないといけないから、けど、PCとかね、家で、とか、ヘッドフォンで聴く人だけだったら、違う事、やんなきゃいけないのかなって」
智「あぁ」
KO「ちょっといろいろ考えさせられました」
智「あぁ、いやいやいや。でもなかなかね、そういう機会もないですもんね、ナニかに合わせてMixダウンとかね」
KO「うん」
智「でも、ま、やっぱ特殊だったって事ですよね、その世界がね」
KO「うんうん」
智「うん。テレビドラマとか、テレビのCMで流れるっていう」
KO「音楽と」
智「事で、だから、うん、ま、でもやっぱり、ね、僕なんか、どちらかっていったら、表に出てる表現者だからね、専門の人たちからしたら、それは当たり前の、ま、当たり前ですよね」
KO「けどね(笑)」
智「だから、スゴく勉強させてもらいましたよね、そういうところはね」
KO「あぁ」
智「そう」
KO「けど、長瀬くんの、その、テレビで聴いたりとか、ちゃんとテレビで自分たちのを聴いてみたりとか、すげーこだわりだと思いましたね」
智「ね、だからその、ご飯でもナンでもそう、味の捉え方ってみんな違うじゃないっすか、ね、そう、だから、ナンだろうな、あんまりこう、別に声を大にして言いたいワケでもないんですけどね。そう、だからホント、そういう意味でも今回の、ROK、ね、CHALLENGERでやった、ギターの展示、ね、っていうのは、ナンか少し、ナンかこう、前進できたような気もするし、ま、やっぱり、僕の周りにもだし、ま、CHALLENGERの周りにもだしね、ま、バンド見に来てくれる子たちもそうだけど、中には楽器好きな子たちもいたりするもんで」
KO「うん」
智「やっぱ、そういうところは、共有していきたいなと思うんでね」
KO「うん」
智「そう、だから、ナンか、すごくこう、うん、スゴく楽しい、ワクワクしますよ。で、やっぱ時間を経て、その、ギターの職人さん達も、やっぱり昔、大手の企業で頑張ってた人たちが独立されてっていう」
KO「あぁ」
智「ま、自分の思いがあるんでしょうね~。だからやっぱり僕もスゴく同じような思いがあるから」
KO「あぁ」
智「そう、ナンかスゴく、ナンか、ありがたいしね」
KO「じゃ、そのギターの展示が、もちろん、LIVEもそうですけど、そのギターの展示もチョー注目ですね」
智「そうっすね。是非。なかなか、そんな事(笑)やる人たちもいないでしょうからね、そう」
KO「だって自分たちが使いたいギターを」
智「そう。ちゃんと意味があるから」
KO「あって」
智「そう。で、別にそれは売るためっていう名目でもない、もちろん、受注してもらえれば、買えるようにはしますけど、別に押し付けるワケでもなく、やっぱり、純粋に、ね、本気で考えてる人たちに、の、魅力になって欲しいと思ってるから」
KO「あぁ」
智「ま、きっと同じような頭で楽器、ギターに向き合ってる人もいるだろうし、ま、もちろん、僕らがそういう風に、ね、提案した、ね、久保田が提案してくれたモノや、僕らが言う事じゃなくったって、いい事だとも思うから、そこから自分でカスタムしたって構わないだろうし、全部引っぺがして、自分のステッカー貼ったっていいだろうし。ただやっぱり、音色っていうところは、僕らで言ったら、チョッパーじゃないっすかね」
KO「うんうん」
智「うん、やっぱそこが、好きでいる者同士でいたいっていう、ナンかそこが、ナンか素敵な感じがしますね」
KO「じゃ結構10台以上、10基以上?ギターって10本?ナニ?単位」
智「そう、ま、1本、2本だと思うんですけどー、ま、やっぱりその、さっき言ったように、やっぱね、その、自分で作ってきた、その、時代ごとのギターがあるんですよ。僕は本来ギターを弾くことが仕事ではなくて、その、TOKIOのボーカルとしてだったんで」【智也の口から久しぶりに「TOKIO」という言葉を聴いたかも】
KO「うん」
智「ま、ナンだけど、やっぱり、やっていく中での、ね、その目標もちょっと、ナンとなくステップアップするための、として、音数を1本、一つ、増やそうという事で僕は初めてギターをっていう事だったんで」
KO「あぁ」
智「だけども、触れ合う事っていうのはやっぱり、あるんですよね。自分が、例えばメロディを説明する時に、ギターのコードを弾いて説明したりしなきゃいけなかったりする場面もあるから、だからナンとなく、ナンだろ、コード弾くぐらいの事は出来たんです」
KO「あぁ」
智「だけど、その、それがね、その、お金を取らなきゃいけないってなった時に、やっぱりその、そこまでの、ね、技術も、その、音を作る事に関しても、10代だった僕には、特にね、そんな、音楽(笑)に特化した世界にいたワケでもないし、唯一、ね、自分の活動の中で、触れた音楽ぐらいしか無かったもんでね、で、やっぱり、そこで向き合ったからこそ、ナンかこう、火が点いちゃったのはあるかも知れないっすね。やっぱり答えが解らないと何も解らないまま終わってしまうし、その答えが解らないって事はきっと、他の事の答えも解らない、くなってしまうんだろうなと思ったから」
KO「うん」
智「ナンか、こう、そういう答えのない、音って見えないじゃないですか」
KO「だよね、解んない」
智「波形でしか見えないから、やっぱナンかそういうの、あるかも知れないですね、だから」
KO「こだわりが」
智「そうそう。あの、例えば、ね、今日でもエンジニアさんが今、撮ってくれてるけど、もう、こだわりが強すぎて、ナンかそのもう、言葉発するたびに、もうちょっと、今の、滑舌よくしてもらっていいですか?」
KO「(笑)」
智「って言われたら、イヤじゃない?でも、オレは結構、すっごい神経質な人だから、結構、そういうの、言っちゃうんです」
KO「あぁ」
智「その、他のプレーヤーに、もうちょっと、こういう風にやってもらっていいですか?とか」
KO「あぁ」
智「でもそれ、スゴくそれってナンセンスな事って、解ってるんですよ」
KO「あぁ」
智「Zettaiやっちゃダメ!」
KO「うん」
智「だからそれをスッと、見てられるっていう人も、スゴいカッコいいなって思っちゃう、うん」
KO「それはあと、あの、上手くいかせるような」
智「そう!」
KO「感じになってる人は」
智「そうそうそう」
KO「ね」
智「だから(笑)バランスって難しいっすよね(笑)」
KO「(笑)」
智「そう、だからもう、フワフワしてるのがいい」
KO「ね、ね」
智「ふわふわ」
KO「その辺を上手くバランス全体上手く」
智「だからもう」
KO「させるのが難しいけど」
智「番組名、フワフワにします?」
KO「フワフワ(笑)」
智「ふわふわ。みんなフワフワでいきます。急にオジサン2人なのに(笑)」
KO「(笑)」
智「そんなナンかもう、若い女の子(笑)きそうな番組名でフワフワ」
KO「(笑)」
智「フワフワにようこそ、みたいな。ま、でもホント、そういうの、あるかも知れないな~。そう、だから、こんな話って尽きないし、他のコレ、楽器の奏者や、もっとね、こだわる人、でも、逆に言ったら、こだわりはない人はいると思うんですよ」
KO「うん」
智「だけど、間違えません!とか(笑)」
KO「(笑)」
智「譜面だけ見ればZettai大丈夫です、とか」
KO「あぁ」
智「ナンか、不思議な文化じゃないっすか、ナンか音楽って。いろんな文化がある、もちろん、譜面を観るだけの文化もあれば、ナンかその、魂みたいな文化もあったりとか」
KO「うん」
智「そこはやっぱり、ルールがないっていうかね、さっき言った、楽器渡されても、みんなは扱ってるけど、別にあぁいう風に使わなくたっていいんだぜっていう(笑)」
KO「あぁ」
智「そう、だからナンか、ものは考えようというかね、そのぐらい、頭はフワフワしてた方が実はポンポン行くんじゃねーかなって」
KO「前、長瀬くんがTOKIO時代に、ナンかあの、ね、バンドの事で、ナンだっけ、いろんな事で、ストリート感があるとかないとかっていう話をひょっとしたじゃないですか」
智「うん」
KO「そういうようなね」
智「うん」
KO「何か、上手でもストリート感がないとか、ね」
智「あぁ、確かに確かに」
KO「ね。上手かったら、上手いけど、あ、ヘタだけど、ストリート感があってカッコいいとか、ナンか、そういうのがあるような話をしてたじゃない。そういうのも」
智「確かに」
KO「自由ですね」
智「うん、だからね、さっき言ったけど、そのナンだろ、ま、高い機材だからと言って、それをいい音というの?って、やっぱりちょっと、思ってしまうってところが僕はあって、ナンかその、ナンかの番組か忘れたんだけど、高いギターと安いギターをみて、聴き比べるみたいの」
KO「うん」
智「で、ま、もちろんね、僕は、それ、一目瞭然で判ったんですよね。だけど、その、ナンだろ、その、高いギターって、音じゃない気がして、」
KO「あぁ」
智「その、デザインのアートの中にある気が、あと、ブランド名とか」
KO「あぁ」
智「響きとしてはね、その(笑)1万円のギターも素敵なんっすよね」
KO「あぁ」
智「それはそれで(笑)」
KO「それは」
智「それを活かすかも殺すも表現者(笑)次第っていうか」
KO「うんうん」
智「そう。ナンかうん、特にその、ま、KOさんのね、エレクトリックの世界には、あんな無いかも知れないけど、あります?高いギター、楽器だから」
KO「えーと、逆にさっき言った808と909って」
智「チープ?」
KO「売り出した時って、あんま売れなかったんです」
智「え、そうなんだ」
KO「で、」
智「高級だったから?」
KO「ま、高くて」
智「あぁ」
KO「で、それは売れなくて、廃番になったんですね」
智「へぇ」
KO「廃番になったら廃番になったで、中古が出回りだしたんですよ」
智「お、なるほど、なるほど」
KO「どっちもスゴい安く」
智「うんうん」
KO「それをシカゴの人たちが808とか909とか、使いだして、安かったから」
智「うーん」
KO「高校生とかで」
智「ちなみに、3万?」
KO「んーと、その頃は多分、そのくらいになってたですね」
智「あぁ。じゃ初期は10万弱」
KO「もっと高くて」
智「あぁ」
KO「みんな買えなかった。ROLANDの初期のヤツね」
智「はいはい」
KO「それがそのままだと買えないけど、結局はそれでもう、どっかに行ってしまったというか、時代遅れになって、違う新しいモノが出てきたのに」
智「うん」
KO「けど、逆に、中古で出回ったのを、シカゴとかデトロイトとかの高校生の人たちが安いから、チョー安いから買って」
智「へ~」
KO「中古屋で。それでダンスミュージック作ったら、それがハウスとかテクノの、アレになった」
智「なるほどね。でも、その、ナンツーんだろ、エレクトリックの世界も長いと思うんですけど、今となっては、そのチープな音がカッコいいみたいな感じでしょ?きっと」
KO「そうそう」
智「だからナンか、やっぱ、そこにストリート感みたいな」
KO「そうそうそう」
智「ナンかドコか、ん?っていう」
KO「うんうん」
智「反応ありますよね、うん!みたいな(笑)」
KO「だから、それじゃないと、逆に足りないみたいな」
智「そう、ナンかその、でも逆に言ったら、その大衆的なそれ使って、そのカッコいいの作ったの、カッコいいねっていう、に、なっちゃうんですよね、ナンか。ナンか、そういうの、あるかもな~」
KO「だから、ナンとなく、その、昔の」
智「そう、だからその、でも逆に言ったら、その大衆的なそれ使って、このカッコいいの作ったの、かっこイイねって、オレはなっちゃうんですよね、ナンか。ナンか、そういうの、あるかもな~」
KO「だから、ナンとなく、その、昔のレジェンド機材みたいな、808、909とかを、今、高く、高いと今、だから逆にその当時の高さになっちゃって、4,50万とかになっちゃったりとかしてて」
智「でも今、逆にエレクトリックの世界はオレ、逆だと思って、昔の機材の方が高くないっすか?」
KO「うん、高いです」
智「ね!」
KO「そのくらいになっちゃう」
智「だけど、ギターは、もちろん、ビンテージもあるんだけど、例えば(笑)ナンだろ、スゴい、あの、ギターで、あの、貝細工がスゴくて、何百万みたいな」
KO「螺鈿貝細工みたいな、あったね~(笑)」
智「ま、確かにカッコいいんですけど。そう、でも、よくよく考えたら、その、音には多分、きっとその、貝の音があるかも知んないっすよね」
KO「あぁあぁ」
智「だからちょっと、頭でイメージするとちょっと、シャリっとしてるのかなぁ?カリッとしてるのか、判んない。でも、ちょっとドライかもなぁ」
KO「あぁ(笑)」
智「意外にちょっと(笑)アメリカの、ナンか、ね、ドライな感じになるかもなぁ、貝、確かに。ま、そういうのもあるかも」
KO「特にアメリカン・ロックとかね、そういうの、みんなやってた人は、その音で慣れてきてるから」
智「そうっすよね。そう、だからやっぱりほら、僕は木材の振動で頭、考えちゃうから、どこかその、貝を入れると振動が、殺しちゃうんじゃないか、みたいな」
KO「あぁ。堅いと、逆に」
智「そうそうそう。僕の頭ん中では」
KO「あぁ」
智「そう、ナンか、堅くていい楽器ってあるんですよ、僕ん中では」
KO「あぁ」
智「そう。Gibsonのブラックビューティーっていうギター、あります。あれはやっぱり、ナンかね、堅いギターじゃなきゃダメ」
KO「あぁ」
智「そう。やっぱりその、いわゆるネックの、し、指の当たる指板の部分が黒檀で出来てんですよね」
KO「ほぉ、黒檀、おぉ~」
智「エボニーって。やっぱその、堅いのがプリン♪とした音がして」
KO「あぁ」
智「そう。ちょっとね、上品でナンか可愛い音に、僕には、そういう風に聴こえるんですよ。だからきっと、人によって、そういうのあるんだと思うんですよね」
KO「木でもね、いろいろ、ね。あと、何年乾かしたとか」
智「ね。もう、そういうのありますよね」
KO「うん」
智「そう、だからナンか、そう、もういつまでも楽器屋行くとね、いや、今、ちょうど、あの、スピーカーを今、作ってるんですよ」
KO「お、スピーカーを作ってんの!?」
智「(笑)スピーカーを今」
KO「(笑)マジで!?」
智「アンプを鳴らすスピーカーね。あの、で、まぁ、あの、もちろんスピーカーにも、インチがあるんで、ま、大体ギターで使うっつったら、10から、まぁ、5は、10,12かな」
KO「12、あぁあぁ」
智「で、まぁ、そこのセオリーもいろいろあって、昔からある、その、例えばセレッションとか、その、ナンだろ、アルニコブルーとか(笑)その、いわゆる当時、50年代、60年代、マーシャルやフェンダーのね、キーは、搭載してきたスピーカーたちもあり、ま、80、90、2000年代と、こう、進化を遂げてきたアルニコブルーから、ホワイトとかクリームとか、あの、レッドとか、いろいろあってチョイスで。それもやっぱり、どのアンプでどのギターで(笑)鳴らした時の発音だから、要は口の形でもやっぱりその、ナンだろ、大きく開けてる時と動く、小っちゃい時とじゃ、響き方がね、だから、そういうのもあって、すっごいもう、作るのに1年ぐらいかかりました、もう」
KO「ナイトクラブでもやっぱ、その」
智「スピーカーのね!」
KO「中域だと、12インチとかの方がタン!って音がサっと出て」
智「なるほど、なるほど」
KO「けど、もう15インチとかもっとデカくなってくると、デカい、ボーンとなってるけど、1回へこんで前に出る、振動の幅が大きくから」
智「うんうん」
KO「細かい音がでなくなるからとか」
智「あぁ~、なるほどね~」
KO「そういう事で、やっぱ、小っちゃいスピーカーと、中・低・高音全部のスピーカーの大きさを変えたりとか」
智「なるほど」
KO「そういうのがあるので、長瀬くんはその辺の事、やっぱりギターでも気を使ってて」
智「そう、ナンかね、やっぱりその、昔、ま、僕がその、ナンだろうな、あの、多重録音機って、で」
KO「マルチトラック」
智「いわゆる、アナログ、デジタルからアナログ、(笑)アナログからデジタルになってるんだけど、アナログの、ま、僕が生まれる前の、KOさんの生まれるもっともっと昔にね、オーバーダブっていう技術が194,50年代に、ま、あの~、NYのジャズ喫茶のレスポールさんが」
KO「あぁ」
智「開発したって、僕は聞いてますけど、ま、そこ、そのオーバーダブ機能があったからこそ、今、僕らがナンかこの、トラック概念でトラックの設定、ナンか表現出来てる気がするんっすよね」
KO「あぁ」
智「だから、その時代の時に、やっぱりラジオとかで、ね、表現するのに、例えば、当時のロバート・ジョンソンだとか、ブルースのブルースマンたちがね、その、ま、当時はね、どのぐらいの音圧でやってたか、どういうマイクでやってたのか判らないですけど、でも僕らが今、当時の曲を耳にすると、ペケペケじゃないっすか」
KO「あぁ、だね」
智「当時はLowは出てたんだけど、Lowを拾いきるマイクが無かったと思うんですね」
KO「あぁ、そういう事か」
智「そう。だから、今は、そのLowを拾いきれるマイクがある」
KO「うんうん」
智「だから、今のマイクで撮ったら、多分、ひっくり返るんじゃないかな(笑)と思ってて」
KO「あぁあぁ」
智「そう、ナンかそういう事も、起きるから、だから、コレ、楽器の、生楽器の特殊な歴史な気がするんっすよね、そのエレクトリックが、エレキギターとかベースもそうだし。ナンかそれまでは、ずっとほら、生楽器で、その、箱の響きだけでお客さんに楽しんでもらったり、」
KO「あぁ、フォークギターだしね」
智「そう。あとはレコードぐらいだったワケでしょ。そう、だから、どんどんこう、ナンだろうな、音楽のジャンルによって、その進化の仕方がスゴく、不思議だな~と思ってて」
KO「うん」
智「で、僕なんかも、そういう、自分がやるんで、そういうのにドンドン、あの、知ってしまったから、ナンかスゴく今、ね、KOさんと話してて、あ、そういう事かって、今、ちょっと理解したんっすけど」
KO「僕もスゴく勉強になりました」
智「ね、エレクトリックの世界と、やっぱりちょっとこう、ね、概念が違う。エレクトリックもやっぱ、鍵盤の世界から、進化していってるワケですもんね」
KO「あぁうん」
智「で、そこでオーケストラレーションみたいな響きのシンセサイザーみたいのが出来たりとかして、で、そこに今、アナログムーブみたいのがあったりとかですもんね。あんなビコビコしたのが」
KO「今、また戻ってきた」
智「そう(笑)そう、とか、ね、僕らがファミコンみたいなゲームやってた時の音が、ナンとなく、アレ、ムーブだったのかな?とか、ナンか」
KO「うんうん」
智「そんな事を想像させてくれたりとか。そうだからナンか、楽器は楽器でひじょうに、例えば80年代からメタルが増えて来てね、で、あの時代、なぜかギターが重くなるんっすよ」
KO「え?え?」
智「そう。ナンか不思議っす」
KO「速弾きするから?」
智「いや、あとね、木材の流通もあると思うんっす」
KO「あ~」
智「で~、70年代入ってからね、どのメーカーもそう、コレは歴史的な流れだと思うんっすけど、やっぱりその、ブラジリアンローズウッドっていう、その、堅い黒檀があるんですけど、それが当時は当たり前のように使われてたんだけど、やっぱ絶滅危惧種に入ったんでしょうね」
KO「あ~」
智「ワシントン条約でそれがダメになり、ま、~にどんどん変わっていったんだと思うんですよね。そう、その中でやっぱ、なかなか、こう、音質をとっていった時に、やっぱ重さっていうのは犠牲にしなきゃいけなかったのかって思ってて、そう、だけど、やっぱね、重いギターの時代の音楽を僕は聴いてきちゃったから、やっぱ重いギターが好きなんっす」
KO「あぁ。その音が出る」
智「腰悪いのに」
KO「(笑)」
智「最悪ですよ!」
KO「ね(笑)」
智「だからね、今まで頑張って探したんです。軽いんだけど、重いギターの音がする軽いギターを探したんだけどダメでした。もう意味判んないでしょ」
KO「(笑)」
智「そう。じゃもう、重いギター持ちます!って。そう」
KO「そのうち座ってLIVEする長瀬智也も観れるか(笑)」
智「(笑)そう、だからね、僕はレスポールっていうギターが好きだったんで、今回、そのROKで作った、ま、レスポールの中で、BIZEN WORKさんっていう、備前という地でね、京都の。あそこでギターワークスしてる、あの、坂本さんって方がいて、で、まぁ、存在は知ってたんですよ」
KO「あぁ」
智「で、この繋がりも面白いんですけど、あのHawgholicの」
KO「Hawgholic!」
智「横溝さんとも繋がってるっていうね」
KO「おぉ~」
智「そう、ま、彼は、坂本さんは、あの、ま、ライダーなんですね、バイク乗りで、ハーレー乗って、ショベル乗ってるんですけど、ま、そんなのもあって、で、歳も同じぐらいなんですね」
KO「あぁ」
智「スゴく、その、僕のフィードバックを理解してくれて、で、彼の作ってくるレスポールはもう、完璧なんですよ」
KO「おぉ」
智「そういう事なんです、っていう、やっぱりホントに、自分たち世代の方達のビルダーや、ね、世代、全てにおいてだけど、頑張ってくれてるのがスゴく、ナンか嬉しいなと思って」
KO「同じこだわりを当時から持ってたみたいな感じでね」
智「うん、やっぱり、そこまで考える人たちって、やっぱり、ナンだろうな、ま、ま、あの、ミクロの世界まで入ってますよね」
KO「ね、ね」
智「うーん。やっぱり物理的な話だから、ま、KOさんもね、やっぱり、そういう事に関しては、エレクトリックの世界もそうだし、バイク、車も、自分でやるぐらいだから、やっぱりその、変えたパーツを変えた後にすぐ乗ると」
智「ナンか、不思議な文化じゃないっすか、ナンか音楽って。いろんな文化がある、もちろん、譜面を観るだけの文化もあれば、ナンかその、魂みたいな文化もあったりとか」
KO「うん」
智「そこはやっぱり、ルールがないっていうかね、さっき言った、楽器渡されても、みんなは扱ってるけど、別にあぁいう風に使わなくたっていいんだぜっていう(笑)」
KO「あぁ」
智「そう、だからナンか、ものは考えようというかね、そのぐらい、頭はフワフワしてた方が実はポンポン行くんじゃねーかなって」
KO「前、長瀬くんがTOKIO時代に、ナンかあの、ね、バンドの事で、ナンだっけ、いろんな事で、ストリート感があるとかないとかっていう話をひょっとしたじゃないですか」
智「うん」
KO「そういうようなね」
智「うん」
KO「何か、上手でもストリート感がないとか、ね」
智「あぁ、確かに確かに」
KO「ね。上手かったら、上手いけど、あ、ヘタだけど、ストリート感があってカッコいいとか、ナンか、そういうのがあるような話をしてたじゃない。そういうのも」
智「確かに」
KO「自由ですね」
智「うん、だからね、さっき言ったけど、そのナンだろ、ま、高い機材だからと言って、それをいい音というの?って、やっぱりちょっと、思ってしまうってところが僕はあって、ナンかその、ナンかの番組か忘れたんだけど、高いギターと安いギターをみて、聴き比べるみたいの」
KO「うん」
智「で、ま、もちろんね、僕は、それ、一目瞭然で判ったんですよね。だけど、その、ナンだろ、その、高いギターって、音じゃない気がして、」
KO「あぁ」
智「その、デザインのアートの中にある気が、あと、ブランド名とか」
KO「あぁ」
智「響きとしてはね、その(笑)1万円のギターも素敵なんっすよね」
KO「あぁ」
智「それはそれで(笑)」
KO「それは」
智「それを活かすかも殺すも表現者(笑)次第っていうか」
KO「うんうん」
智「そう。ナンかうん、特にその、ま、KOさんのね、エレクトリックの世界には、あんな無いかも知れないけど、あります?高いギター、楽器だから」
KO「えーと、逆にさっき言った808と909って」
智「チープ?」
KO「売り出した時って、あんま売れなかったんです」
智「え、そうなんだ」
KO「で、」
智「高級だったから?」
KO「ま、高くて」
智「あぁ」
KO「で、それは売れなくて、廃番になったんですね」
智「へぇ」
KO「廃番になったら廃番になったで、中古が出回りだしたんですよ」
智「お、なるほど、なるほど」
KO「どっちもスゴい安く」
智「うんうん」
KO「それをシカゴの人たちが808とか909とか、使いだして、安かったから」
智「うーん」
KO「高校生とかで」
智「ちなみに、3万?」
KO「んーと、その頃は多分、そのくらいになってたですね」
智「あぁ。じゃ初期は10万弱」
KO「もっと高くて」
智「あぁ」
KO「みんな買えなかった。ROLANDの初期のヤツね」
智「はいはい」
KO「それがそのままだと買えないけど、結局はそれでもう、どっかに行ってしまったというか、時代遅れになって、違う新しいモノが出てきたのに」
智「うん」
KO「けど、逆に、中古で出回ったのを、シカゴとかデトロイトとかの高校生の人たちが安いから、チョー安いから買って」
智「へ~」
KO「中古屋で。それでダンスミュージック作ったら、それがハウスとかテクノの、アレになった」
智「なるほどね。でも、その、ナンツーんだろ、エレクトリックの世界も長いと思うんですけど、今となっては、そのチープな音がカッコいいみたいな感じでしょ?きっと」
KO「そうそう」
智「だからナンか、やっぱ、そこにストリート感みたいな」
KO「そうそうそう」
智「ナンかドコか、ん?っていう」
KO「うんうん」
智「反応ありますよね、うん!みたいな(笑)」
KO「だから、それじゃないと、逆に足りないみたいな」
智「そう、ナンかその、でも逆に言ったら、その大衆的なそれ使って、そのカッコいいの作ったの、カッコいいねっていう、に、なっちゃうんですよね、ナンか。ナンか、そういうの、あるかもな~」
KO「だから、ナンとなく、その、昔の」
智「そう、だからその、でも逆に言ったら、その大衆的なそれ使って、このカッコいいの作ったの、かっこイイねって、オレはなっちゃうんですよね、ナンか。ナンか、そういうの、あるかもな~」
KO「だから、ナンとなく、その、昔のレジェンド機材みたいな、808、909とかを、今、高く、高いと今、だから逆にその当時の高さになっちゃって、4,50万とかになっちゃったりとかしてて」
智「でも今、逆にエレクトリックの世界はオレ、逆だと思って、昔の機材の方が高くないっすか?」
KO「うん、高いです」
智「ね!」
KO「そのくらいになっちゃう」
智「だけど、ギターは、もちろん、ビンテージもあるんだけど、例えば(笑)ナンだろ、スゴい、あの、ギターで、あの、貝細工がスゴくて、何百万みたいな」
KO「螺鈿貝細工みたいな、あったね~(笑)」
智「ま、確かにカッコいいんですけど。そう、でも、よくよく考えたら、その、音には多分、きっとその、貝の音があるかも知んないっすよね」
KO「あぁあぁ」
智「だからちょっと、頭でイメージするとちょっと、シャリっとしてるのかなぁ?カリッとしてるのか、判んない。でも、ちょっとドライかもなぁ」
KO「あぁ(笑)」
智「意外にちょっと(笑)アメリカの、ナンか、ね、ドライな感じになるかもなぁ、貝、確かに。ま、そういうのもあるかも」
KO「特にアメリカン・ロックとかね、そういうの、みんなやってた人は、その音で慣れてきてるから」
智「そうっすよね。そう、だからやっぱりほら、僕は木材の振動で頭、考えちゃうから、どこかその、貝を入れると振動が、殺しちゃうんじゃないか、みたいな」
KO「あぁ。堅いと、逆に」
智「そうそうそう。僕の頭ん中では」
KO「あぁ」
智「そう、ナンか、堅くていい楽器ってあるんですよ、僕ん中では」
KO「あぁ」
智「そう。Gibsonのブラックビューティーっていうギター、あります。あれはやっぱり、ナンかね、堅いギターじゃなきゃダメ」
KO「あぁ」
智「そう。やっぱりその、いわゆるネックの、し、指の当たる指板の部分が黒檀で出来てんですよね」
KO「ほぉ、黒檀、おぉ~」
智「エボニーって。やっぱその、堅いのがプリン♪とした音がして」
KO「あぁ」
智「そう。ちょっとね、上品でナンか可愛い音に、僕には、そういう風に聴こえるんですよ。だからきっと、人によって、そういうのあるんだと思うんですよね」
KO「木でもね、いろいろ、ね。あと、何年乾かしたとか」
智「ね。もう、そういうのありますよね」
KO「うん」
智「そう、だからナンか、そう、もういつまでも楽器屋行くとね、いや、今、ちょうど、あの、スピーカーを今、作ってるんですよ」
KO「お、スピーカーを作ってんの!?」
智「(笑)スピーカーを今」
KO「(笑)マジで!?」
智「アンプを鳴らすスピーカーね。あの、で、まぁ、あの、もちろんスピーカーにも、インチがあるんで、ま、大体ギターで使うっつったら、10から、まぁ、5は、10,12かな」
KO「12、あぁあぁ」
智「で、まぁ、そこのセオリーもいろいろあって、昔からある、その、例えばセレッションとか、その、ナンだろ、アルニコブルーとか(笑)その、いわゆる当時、50年代、60年代、マーシャルやフェンダーのね、キーは、搭載してきたスピーカーたちもあり、ま、80、90、2000年代と、こう、進化を遂げてきたアルニコブルーから、ホワイトとかクリームとか、あの、レッドとか、いろいろあってチョイスで。それもやっぱり、どのアンプでどのギターで(笑)鳴らした時の発音だから、要は口の形でもやっぱりその、ナンだろ、大きく開けてる時と動く、小っちゃい時とじゃ、響き方がね、だから、そういうのもあって、すっごいもう、作るのに1年ぐらいかかりました、もう」
KO「ナイトクラブでもやっぱ、その」
智「スピーカーのね!」
KO「中域だと、12インチとかの方がタン!って音がサっと出て」
智「なるほど、なるほど」
KO「けど、もう15インチとかもっとデカくなってくると、デカい、ボーンとなってるけど、1回へこんで前に出る、振動の幅が大きくから」
智「うんうん」
KO「細かい音がでなくなるからとか」
智「あぁ~、なるほどね~」
KO「そういう事で、やっぱ、小っちゃいスピーカーと、中・低・高音全部のスピーカーの大きさを変えたりとか」
智「なるほど」
KO「そういうのがあるので、長瀬くんはその辺の事、やっぱりギターでも気を使ってて」
智「そう、ナンかね、やっぱりその、昔、ま、僕がその、ナンだろうな、あの、多重録音機って、で」
KO「マルチトラック」
智「いわゆる、アナログ、デジタルからアナログ、(笑)アナログからデジタルになってるんだけど、アナログの、ま、僕が生まれる前の、KOさんの生まれるもっともっと昔にね、オーバーダブっていう技術が194,50年代に、ま、あの~、NYのジャズ喫茶のレスポールさんが」
KO「あぁ」
智「開発したって、僕は聞いてますけど、ま、そこ、そのオーバーダブ機能があったからこそ、今、僕らがナンかこの、トラック概念でトラックの設定、ナンか表現出来てる気がするんっすよね」
KO「あぁ」
智「だから、その時代の時に、やっぱりラジオとかで、ね、表現するのに、例えば、当時のロバート・ジョンソンだとか、ブルースのブルースマンたちがね、その、ま、当時はね、どのぐらいの音圧でやってたか、どういうマイクでやってたのか判らないですけど、でも僕らが今、当時の曲を耳にすると、ペケペケじゃないっすか」
KO「あぁ、だね」
智「当時はLowは出てたんだけど、Lowを拾いきるマイクが無かったと思うんですね」
KO「あぁ、そういう事か」
智「そう。だから、今は、そのLowを拾いきれるマイクがある」
KO「うんうん」
智「だから、今のマイクで撮ったら、多分、ひっくり返るんじゃないかな(笑)と思ってて」
KO「あぁあぁ」
智「そう、ナンかそういう事も、起きるから、だから、コレ、楽器の、生楽器の特殊な歴史な気がするんっすよね、そのエレクトリックが、エレキギターとかベースもそうだし。ナンかそれまでは、ずっとほら、生楽器で、その、箱の響きだけでお客さんに楽しんでもらったり、」
KO「あぁ、フォークギターだしね」
智「そう。あとはレコードぐらいだったワケでしょ。そう、だから、どんどんこう、ナンだろうな、音楽のジャンルによって、その進化の仕方がスゴく、不思議だな~と思ってて」
KO「うん」
智「で、僕なんかも、そういう、自分がやるんで、そういうのにドンドン、あの、知ってしまったから、ナンかスゴく今、ね、KOさんと話してて、あ、そういう事かって、今、ちょっと理解したんっすけど」
KO「僕もスゴく勉強になりました」
智「ね、エレクトリックの世界と、やっぱりちょっとこう、ね、概念が違う。エレクトリックもやっぱ、鍵盤の世界から、進化していってるワケですもんね」
KO「あぁうん」
智「で、そこでオーケストラレーションみたいな響きのシンセサイザーみたいのが出来たりとかして、で、そこに今、アナログムーブみたいのがあったりとかですもんね。あんなビコビコしたのが」
KO「今、また戻ってきた」
智「そう(笑)そう、とか、ね、僕らがファミコンみたいなゲームやってた時の音が、ナンとなく、アレ、ムーブだったのかな?とか、ナンか」
KO「うんうん」
智「そんな事を想像させてくれたりとか。そうだからナンか、楽器は楽器でひじょうに、例えば80年代からメタルが増えて来てね、で、あの時代、なぜかギターが重くなるんっすよ」
KO「え?え?」
智「そう。ナンか不思議っす」
KO「速弾きするから?」
智「いや、あとね、木材の流通もあると思うんっす」
KO「あ~」
智「で~、70年代入ってからね、どのメーカーもそう、コレは歴史的な流れだと思うんっすけど、やっぱりその、ブラジリアンローズウッドっていう、その、堅い黒檀があるんですけど、それが当時は当たり前のように使われてたんだけど、やっぱ絶滅危惧種に入ったんでしょうね」
KO「あ~」
智「ワシントン条約でそれがダメになり、ま、~にどんどん変わっていったんだと思うんですよね。そう、その中でやっぱ、なかなか、こう、音質をとっていった時に、やっぱ重さっていうのは犠牲にしなきゃいけなかったのかって思ってて、そう、だけど、やっぱね、重いギターの時代の音楽を僕は聴いてきちゃったから、やっぱ重いギターが好きなんっす」
KO「あぁ。その音が出る」
智「腰悪いのに」
KO「(笑)」
智「最悪ですよ!」
KO「ね(笑)」
智「だからね、今まで頑張って探したんです。軽いんだけど、重いギターの音がする軽いギターを探したんだけどダメでした。もう意味判んないでしょ」
KO「(笑)」
智「そう。じゃもう、重いギター持ちます!って。そう」
KO「そのうち座ってLIVEする長瀬智也も観れるか(笑)」
智「(笑)そう、だからね、僕はレスポールっていうギターが好きだったんで、今回、そのROKで作った、ま、レスポールの中で、BIZEN WORKさんっていう、備前という地でね、京都の。あそこでギターワークスしてる、あの、坂本さんって方がいて、で、まぁ、存在は知ってたんですよ」
KO「あぁ」
智「で、この繋がりも面白いんですけど、あのHawgholicの」
KO「Hawgholic!」
智「横溝さんとも繋がってるっていうね」
KO「おぉ~」
智「そう、ま、彼は、坂本さんは、あの、ま、ライダーなんですね、バイク乗りで、ハーレー乗って、ショベル乗ってるんですけど、ま、そんなのもあって、で、歳も同じぐらいなんですね」
KO「あぁ」
智「スゴく、その、僕のフィードバックを理解してくれて、で、彼の作ってくるレスポールはもう、完璧なんですよ」
KO「おぉ」
智「そういう事なんです、っていう、やっぱりホントに、自分たち世代の方達のビルダーや、ね、世代、全てにおいてだけど、頑張ってくれてるのがスゴく、ナンか嬉しいなと思って」
KO「同じこだわりを当時から持ってたみたいな感じでね」
智「うん、やっぱり、そこまで考える人たちって、やっぱり、ナンだろうな、ま、ま、あの、ミクロの世界まで入ってますよね」
KO「ね、ね」
智「うーん。やっぱり物理的な話だから、ま、KOさんもね、やっぱり、そういう事に関しては、エレクトリックの世界もそうだし、バイク、車も、自分でやるぐらいだから、やっぱりその、変えたパーツを変えた後にすぐ乗ると、すぐに解るでしょ!?違いに」
KO「全然解りますね」
智「そう。だから、そういうのって、やった人じゃなきゃ解らないから」
KO「うん」
智「でもやっていくと、それが面白くなってくのは、僕もスゴくよく解るっす。だから」
KO「ピンポイントでそこだけしか興味が無いんだけど」
智「そう」
KO「そこは深く掘りたいみたいな」
智「ね。そう、だけど、あんま、ね、そうやって、こう、説明するのもメンドくせーしっていう」
KO「あとあの、自己満足なので」
智「(笑)確かに、確かに」
KO「他に、別に言う必要もない」
智「聴いてないよってね」
KO「うん」
智「確かに確かに」
KO「でも実は、そこまでこだわってるというのは」
智「うん」
KO「たまにこう、機会があると喋ると面白いですね」
智「そうね、だから、こういうのはホントに面白いっすね。だからナンか、ナンだろうな、ま、ちょっとほら、前回、K来てね、あの、BerBerJinの藤原裕も、もちろん、あの、呼びたいと思って、僕はちょっとタイミング合わなかったから、またちょっと、次の機会に呼ぼうかなと思ってるし、あの」
KO「LIVEで忙しくなるとか?」
智「あぁ、ま、ま、そうっすね。ちょっとあの、年末にかけてね、あの~、ちょっとLIVEツアーとかあったりもするんで、ま、ひょっとしたら、ココを出入りする可能性が、ね、居ない時もあるかも知れないんで、ま、ちょっとご了承くださいという事を、ちょっとあの、今日、言えたらと」
KO「あぁ」
智「そうそう。ま、ま、でもナンか、その、ナンだろうな、あの、滝沢さんもね、今日、ばったり滝沢さんにも会ったんだけど、滝沢さんもナンか、ちょっとゲストに呼びたいなぁと思ったんで」
KO「でしょ。一緒に喋りたいですね」
智「ね、ね」
KO「面白い」
智「ね、ナンで、そんな事もちょっと、膨らませながら、ま、藤原裕もね、ぜひとも、ね、次、タイミングが合ったら」
KO「ですね」
智「そう、出来たらと思うんで、はい」
KO「じゃあ、あの」
智「うん」
KO「今回もまたまたありがとうございました」
智「いやぁ、ありがとうございました」
KO「今日、今回、深かったね」
智「ナンか、ね」
KO「真面目な話」
智「ナンで、こんな話になったんだろうなって」
KO「けど、まぁ、ギターの話、面白い」
智「あぁ、ね」
KO「機械の話も」
智「ね」
KO「ホヤの話も終わったし」
智「(笑)もうホヤはね」
KO「(笑)」
智「ホヤはもう、ちょっと忘れた頃に、もう1回やろう(笑)」
KO「(笑)」
智「もういいよ!っていう」
KO「じゃ、次はナンか、面白いお菓子でも」
智「あぁ、ね、ま、ま、ま、ナンか、いろいろね、僕らもほら、その、ナンつーんっすか、探求グセがあるもんだから」
KO「ね、うんうん」
智「探求ヘキがあるもんだから(笑)」
KO「ね」
智「ま、ま、ま、またナンかその、ね、その探求を重ねた人を呼んで」
KO「(笑)」
智「話を訊いたっていいでしょうしね」
KO「ね」
智「ま、またナンか、面白い機材だとかね、そういう話も出来たら是非ともお願いします」
KO「じゃあ、今回もありがとうございました」
智「ありがとうございました」
KO「お疲れ様でしたね」
智「ありがとうございますっ」
Kode Talkers『Free Wheelers』
ε- ( ̄、 ̄A) フゥー
PR