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君と出会えなかったら この場所も見れないから 忘れないように… 長瀬智也がすべて… …Re-Start June 8, 2010
宮:今日はドラマプロデューサーの愚痴後編です。TBSのI山さんとお送りしております。TBSの様々なドラマを担当。これまでに手掛けたのは『I袋ウエストゲートPク』『K更津キャッツアイ』『Mハッタンラブストーリー』『Tガー&Dラゴン』『Wは主婦である』『R星の絆』『Uぬぼれ刑事』『Gめんね青春』『Oれの家の話』抜けてるの無いですか?
磯:『K獄のO姫様』
宮:『K獄のO姫様』だ。抜けてました。など、手掛けられた、プロデューサーのI山さんがですね、前回は誰が好きあってる(笑)嫌いあってるの話ばかり(笑)して帰りましたので
磯:(笑)ヒドい
宮:(笑)もう一度呼び出してですね、え~、今回はワタクシへの愚痴もあるという事なので聞いてみたいと思います。ではさっそくお願いします
磯:宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど、宮藤さんの脚本って、権威を茶化しがちなんですよね
宮:ちょっと待ってください(笑)言い方がちょっと…(笑)茶化す⁉権威を
磯:ナンかやっぱり
宮:最近、一番、ナニを茶化しました?僕
磯:え~、それは言えないけども(笑)
宮:(笑)あ~、なるほど!あ、はいはいはい
磯:でもみんな、それぞれ、ま、私たちがドラマを作る時に、いろいろな分野をテーマに、舞台にするじゃないですか。ま、池袋だったら、池袋という街を
宮:街を
磯:ね?そこに住んでる人たちに、協力してもらわなくちゃいけないじゃないですか
宮:うん
磯:でもやっぱり、『池袋ウエストゲートパーク』の阿部サダヲさん演じる浜口巡査は昼からヘルスに行くじゃないですか
宮:はい(笑)原作には出てこない人ですけどね
磯:出てこない、そう。とか、その~、街を守ってる、その、区役所の方とか、そういう公務員、警察官とか、その人たちの協力を得ながら作らなくちゃいけないのに
宮:あ~、そうか、その人たち…
磯:そこの
宮:人たちを悪く描く
磯:悪く、じゃないんだよね。ナンかちょっとこう
宮:茶化してる?
磯:茶化してるの!それが、作ってる側はもちろんそうだし、ある程度の笑いを解ってくれる人は、全然OKなんですけど、特にそういうこう、公的な機関とか、長年の歴史、伝統あるとことか
宮:国が保護してるとか
磯:とか、あとまぁ、そういうのを触る時に、面白さを重視してしまうきらいがあって、私共。別にアナタだけの責任とは、私も言いませんよ⁉
宮:(笑)
磯:もちろん、私の責任もありますが、それを言った方が面白いだろうと思って、むしろ、ナンて言うんですか、フレンドリーじゃない?って思って(笑)やることが、大概怒られる(笑)
宮:(笑)そう。こっちはよかれと思って、ちょっとイジってやろうと思ったヤツが
磯:よかれと思って、悪気なくね
宮:悪気なく、仲良くなろうと思って、イジったヤツが逆鱗に触れることが
磯:逆鱗に触れることが
宮:逆鱗に触れることがありますね
磯:そうなんです。それはやっぱり、それを守ってる人は大変だと思うんですよ、その過去の伝統もあるし。それこそ、今のそこの地位を守らなきゃいけない、ちょっとでも汚されたらイカン!っていう責任があるじゃないですか。トップの人は
宮:そうですね。そして、そのトップの人と磯山さんは交渉をされるワケですもんね
磯:まぁまぁ、トップじゃない場合もありますけど、大体怒る人はトップの
宮:そうですよね
磯:とか、その、だからこう、どういう意図があってそんな風に茶化すんだ?っていう、そういう風に言われちゃうともう、面白いと思ってとしか(笑)理由が、フレンドリーに、友達になりたいからっていうことしかないから、それ、理由にならないじゃないですか、大人として。だから、怒られるっていう事が多いですね
宮:そうですね~。最近、でも、多くないですか⁉
磯:多いですね。ま、もちろん、その、池袋の時から怒られてますけど
宮:怒られ方が変わってきましたよね。っていうか
磯:(笑)ま、でも、よく考えると同じですね。呼び出されて(笑)
宮:(笑)あ、怒られ、形態ね(笑)。あの、間は
磯:(笑)
宮:大体呼び出されて
磯:呼び出されて
宮:何か持って行って
磯:ナンか、まず最初は、見てないんだけど、関係者の人から言われた、っていうトコから、大体来るんですよ(笑)
宮:あぁ。
磯:その人は見てないんだけど
宮:俺は見てないんだけどって、見てない人から呼び出されてるワケですよね
磯:でも、そうそう、そうです。で、ナンの意図があって、こういうシーンになったんだ⁉って言われてって事が多いですね。で、その、大体において、その、関係者各位に深くね、お詫びする事になるワケじゃないですか。もう、だってね、受け取り方っていうか、傷付いたって言われたらもうホント、スミマセン、しかないですもんね
宮:うん、そうですね~
磯:ホント、ギリギリの線でヒヤヒヤしながらOAして…
宮:来なきゃイイな、何も来なければいいのにって思いながら
磯:(笑)そうですね。でも、段々私ももう、最初はホントに、あまりにアホだったので、池袋は多分、アホだったから出来たんですけど、最近はもうホントにこう、コレはヤバいんじゃないかっていうのは結構、事前にセンサーが鳴るんだけども、でも、結果、怒られてますよね、やっぱり
宮:うーん、そうですね~
磯:怒られるゾーンが広くなってるとは思います
宮:うーん、ナンか、池袋の時は、不謹慎だとか
磯:子供がマネしたらどうする
宮:どうすんだ、とか、うんうんうん、ナンか、だったじゃないですか。だけど『ごめんね青春』で1回、あの~、トランスジェンダーの話あったじゃないですか
磯:はいはいはい
宮:あん時とか、結構考えましたよね
磯:アレはだから、怒られてないです
宮:怒られてないんだ⁉あぁ、ヨカッタ~、そうですか
磯:そうですね。でも、池袋ん時からやってるじゃないですか
宮:あ!池袋でもあった!5話、そうでしたね、アレ、ジャンダーの話でしたね、トランスジェンダーの話ですもんね。そういう、ナンか、間違って伝わったら大変だなって思ってるから、コッチも一応時間かけて、Zettai大丈夫だと
磯:常に時間かけてこう、気を付けて作ってるつもりなんですけれども(笑)
宮:ですけどね~
磯:やっぱりちょっとした、その、ギャグとか、ホントにナンかこう、権威なんてクソ食らえだ!っていう人が、ナンかやった事を、ホントに怒られちゃうって感じですよね。それをドラマだと思って、そこを、そこに反逆児として、主人公は大体反逆児だから
宮:多い、うん、ですね
磯:それを描いていることに(笑)まず怒られちゃうっていう
宮:あぁ
磯:そもそもの前提がまず、ダメなんだなっていうか。大した反逆児じゃない(笑)反逆児にしないと
宮:あぁ、そうですね。もう、これからは特にそうですよね。コレ、池袋の次は『俺の家の話』だって、一番最近のヤツですけど、大変だったのが
磯:はい
宮:これはまさに、そういう話でしたもんね?
磯:うん。あの~、そうですね。結局、能もプロレスもそれぞれすごい歴史があって、いろんな人がいろんなプライドで
宮:やってますもんね、うん
磯:戦ってる…戦ってるって言ったらヘンですけど、あるので
宮:やってますもんね
磯:今日、ココに急にあるわけじゃないから、そのアレを解ってるのか⁉っていう、向こうが不審に思われたりとかすることもあると思いますし
宮:でも、それなりに勉強したじゃないですか
磯:もちろんですね
宮:我々も
磯:1コのシーンで描くことは、コッチを見て欲しいんだけども、そこに至るまでに皆さんが装束をつけたり、仮面、あ、じゃない、マスクをかぶったり、あの~、リングの上でどうのこうの、みたいなのを、もうそこまで全部を揃えるのがホントに大変で
宮:そうですよね~
磯:ナニが鳴っているんだとか、その楽器は
宮:そうですよね
磯:だから、そのドラマを作劇上、一番盛り上がるように作る時に、そのしきたりとか、そういうこう、権威的なモノが乱されるって思う方もいらっしゃるっていう感じですよね
宮:そうですよね。だから最終話を撮っている時に、金子さんがもうほとんど能の人みたいになってましたもんね
磯:(笑)
宮:『隅田川』をほとんど覚えちゃってましたもんね!ココで、この…
磯:南無阿弥陀仏、3回目の南無阿弥陀仏で振り返るんでって
宮:(笑)そうそう。南無阿弥陀仏、3回目で振り返る、そこまでの芝居はちょっとやっぱり足りないんですよね、とか、アレ?これ、能の人かな、この人?って思うぐらい、ちゃんと勉強をされていましたもんね。だから、別に茶化してる、ま、発端となる本はどうしても茶化しがちですけど
磯:だから、そういうヒエラルキーのトップの人を西田敏行さんにやってもらって、N田T行さんにやっていただくのに、女にだらしがないとか
宮:あぁ、そうですよね
磯:それがこう、ナンかこう
宮:アレ、ちょっと、この次の磯山さんの「長年やってきてドラマの世界で変わってきたなと感じること」に、僕もちょっと繋がると思うんですけど、例えば、あのドラマのお父さんって、人間国宝だけど、女にだらしないっていう登場人物って、昔のドラマだったらいたと思うんですけど、今、女にだらしない時点で全部ダメみたいになってないですか? 世の中の
磯:もう、スゴいですよね。フィクションの中の登場人物が、に清廉潔白さを求められても
宮:そうですよね
磯:ドラマが作れないなとは思います。だから、西田さんじゃなかったらアレ、Zettaiにもっと怒られて(笑)
宮:怒られてましたよね。ナンか、いつからそうなっただろうなって思うんですけど、やっぱり変化を感じます?そういう
磯:そうですね。スゴくその~、ナンて言うんですかね、悪い事をした人を許さない
宮:風潮が
磯:風潮が(笑)キビシい
宮:現実にあるのはいいんだけど、ドラマの中にまでそれが入ってきてる感じですよね
磯:そうですね、はい。でも、この間、不倫ドラマ、別のをやった時、ものすごく怒られるかなと思ったら、それはそれで意外と、頑張れ、みたいな
宮:不倫、頑張れ!みたいな?
磯:そう。結ばれて欲しい、みたいなのが来て。だから私も解らないですね、ナニが良くて、ナニがダメかは
宮:不倫まで行っちゃうと、なんかドラマだって思えるんですかね?
磯:いや~、Zettaiそんなこともないと思いますね
宮:ですよね。昔、不倫のドラマ、結構ありましたよね。昔っていうか、それこそ『金曜日の妻たちへ』とか。
磯:そうですよ。不倫がなかったらドラマ、なかなか作れないぐらいな
宮:不倫がないドラマ、少ないぐらいでしたよね
磯:少ないです。今もそうだと思いますよ
宮:あぁ、そうか
磯:だから、そういうのじゃなくて、ホームドラマの、こういうお父さんが、しかもお詫び行脚の旅に出るみたいなのは、スゴく心配してたんですけど
宮:うんうんうんうん。あれ、西田さんだったからナンとか
磯:そうです。あと『My Way』がホントに素晴らしかったから(笑)
宮:西田さんの『My Way』が(笑)。『My Way』が上手く歌えるって大事かもしれないですね
磯:そこでやっぱ、ちょっと常人を超越しているから
宮:そこで超えられたっていう(笑)。そうなんです、『My Way』が上手かった。アレ、『My Way』が全然下手だったら多分、全然、ナンだ⁉、コイツ、ですもんね
磯:そうですよね、オヤジ、最高!まで行けるってスゴいなと思う
宮:スゴいですよね
磯:はい
宮:他にドラマの時代の変化「ナンでもセリフで説明しないといけない気がする」
磯:テレビドラマを見てると、全部喋ってんな~と思うことが多いですね、見てて
宮:あぁ。あの~、特に1話の前半
磯:(笑)
宮:あの、ナンでそれ、全部言っちゃうんだろう?これから見ようと思ってんのに…っていうセリフ
磯:肩書ですら言いますよね
宮:あぁ
磯:「全く、脚本家の宮藤さんはさ~」みたいな。セリフでそんな事、言う⁉と思うけど(笑)
宮:あぁ、言いますね
磯:脚本家の宮藤官九郎先生が言ってるみたいだよ、みたいなセリフ(笑)ありますよね~(笑)
宮:(笑)あるかも!あるある!
磯:1話だからって、そんな~、みたいな(笑)
宮:1話って大体、あと、テロップ、やたら多いですよね、最近
磯:多いですね~
宮:1話って
磯:それは最早、セリフで言うの、イヤになった
宮:イヤになった、だから、もういいです、書かなくて。コッチで出しますから、と。あ~。「あまり我慢してくれなくなったイメージ」
磯:そうですね。1話の伏線を、3話で回収とかがホント
宮:ダメですね~
磯:ダメですよね~
宮:あぁ、そうですね
磯:もう忘れちゃってるとか言われます
宮:うん。1話は1話で
磯:はい
宮:すぐに結論が、好まれる感じが
磯:しますね
宮:する。結論出るのがね。うん、そうですね。あぁ。あと時間軸を入れ替えるヤツね(笑)
磯:(笑)それは、解りにくいからです!
宮:(笑)
磯:(笑)
宮:それ大体、僕ですけど
磯:はい
宮:そういえば確かに、他のドラマの人、やってないですね
磯:でも、私も最近、宮藤さんに時間軸、入れ替えるのを辞めましょうと言った自分に、意識がスゴく強めに出て、他のドラマ見てて、10日前とか急に出てくると、ちょっとイラッとするようになりました(笑)
宮:(笑)え~!!巻き戻し、やってた人じゃないですか!
磯:(笑)そう
宮:【音楽口ずさみながら】って言いながら
磯:いや、ナンか、10日前を後から出すのって、ズルくない⁉と思ってしまうっていう気が
宮:ズルい事、いっぱいやって来たのに(笑)
磯:(笑)
宮:(笑)ズル、巻き戻してさ、3回の裏とか裏の裏とかやってたのに(笑)
磯:それは、違うんです!それは、あの時、私たち、視聴者知らなかったでしょうけど、実は、こういう事があってという、アレを残してるじゃないですか、足跡を
宮:足跡を。ま、そうですね
磯:それを答え合わせしてるっていうつもりで、巻き戻しして、もう1回うっちーの目線でやってたけど、今はもう、あの時、こういう事が実はあって、が、普通に、後から、後説で入るじゃないですか
宮:うんうん
磯:あ、それでいいんだったら、別にナンでもいいんだね、っていう事です
宮:あぁ。こんな事が実はありました、とかって
磯:ま、よく考えたらそれ、普通なんですよね。でも今、自分が時間軸を
宮:時間軸の強迫観念が
磯:(笑)そうそう
宮:あの人から時間軸を奪った私が(笑)
磯:(笑)そうです!宮藤さんも
宮:『TENET』みたいな(笑)
磯:(笑)
宮:(笑)え~、あ、そうですか
磯:はい
宮:ありがとうございます。ま、僕もまだまだ、果敢に時間軸をイジッて行こうかなとは(笑)他所では(笑)。えーと、「ロケとかしにくい」コレはナンでしょう
磯:ナンかこう、それこそ、そうなんですけど、とにかくロケしてると怒られるんですよね(笑)
宮:あぁ
磯:テレビ局に対する憎悪が激しくて(笑)
宮:世の中のね。あ、それ、僕も怒られたことありますけどね、役者で出てる時に
磯:急に、モノスゴく怒り出す住民の人とかが、スゴい多くて
宮:いますね~
磯:スッゴい怖い気持ちになりますね
宮:やっぱ、イライラが募ってるんですかね
磯:うーん、そうですね、だからやっぱり、例えば韓国ドラマとか見てて、ものすごく大々的にロケしてたりすると、羨ましいなって。どうしたらこんな、交通を遮断して出来るの⁉とか思って。なかなかキビシイですよね
宮:コロナになってから、よりそうですよね
磯:そうですね、やっぱ、大勢の人数でそこに来るって事が、とにかく迷惑っていう、多いですかね
宮:なるほどね~。あと視聴率の話も、って書いてあるんですけど
磯:(笑)したいんですか⁉視聴率の話を
宮:ま、一応、軽く
磯:(笑)
宮:しとくと、どうですか、最近は
磯:最近は、視聴率がいろいろ分かれてて
宮:あ、コアと
磯:世帯と、オールと世帯とコア
宮:コア
磯:ナニで語るかが解りづらい
宮:そうですね
磯:ですから、ゴマケるかも知れないです
宮:気休めにはなりますよね
磯:そうですね
宮:コアが結構いいんですとか言われると
磯:そうですね。ナンか、視聴率の話、ナンか私ちょっと、ナンて言うんですか、昔ほど、だからその
宮:アツくなれない?
磯:うん
宮:(笑)
磯:通り過ぎてしまう(笑)
宮:(笑)通り過ぎた問題
磯:通り過ぎた問題。あんなにヒリヒリして、泣いてたのに、朝、数字出た時
宮:(笑)な、な、泣いてらっしゃいましたよね(笑)
磯:(笑)毎週泣いてた。視聴率さえ無ければ、ナンて楽しい仕事なんだろうと思ってた
宮:うん、それ、どれぐらいまでですか?やっぱり。ごめんね、ぐらいまでですか?
磯:そうですね
宮:『ごめんね青春』ぐらいまでは
磯:はい
宮:そうでしたよね~
磯:泣いてましたね。一番、でも、泣いたのは、やっぱり『木更津キャッツアイ』だと思います、泣いてたのは、リアルに
宮:木更津って、でも1話は、アレ、ナンか2話でスゴい下がったんでしたっけ?
磯:そうですね。でもナンか、スゴい憶えてるのが、とにかく駅前、木更津の駅前で電話で聞いて、宮藤さんが撮る氣志團の回の
宮:あぁ、はいはい
磯:1コ前の
宮:6話?
磯:「さよなら小津先輩」の、それですっごい下がって、ホントに泣いてたら、ディレクターの片山さんが駅前でパンを買ってくれた、私に
宮:(笑)
磯:コレを食えって
宮:(笑)
磯:そして、その日の夜、氣志團のライブがあって
宮:撮影が
磯:はい。で、宮藤さんが来るから、コレ、言うべきか、この数字を、っていう、あの、テンションZettai下がるし、どうしよう、どうしようっつって
宮:アレ、そうでしたっけ?
磯:はい
宮:「さよなら小津先生」って金子さんでしたっけ?撮ってたの
磯:そうです。金子さんも多分、一人じゃ家にいられなくなって、来たんです、そのライブ
宮:あ、それ憶えてる!
磯:「もう、僕一人じゃ数字抱えきれません!」っつって(笑)
宮:現場関係ないのに、現場来ましたよね?横浜でしたっけ?
磯:横浜のライブハウスで
宮:横浜のライブハウスに
磯:はい、すっごい、その日の事、憶えてる。朝からずっと木更津で撮ってて、横浜でライブのシーンを撮って、夜中までかかって、夜中の2時ぐらいに加藤鷹さんが出て
宮:あぁ、憶えてる!加藤鷹さんが来て、スゴい、加藤鷹さんが
磯:喋って
宮:いい調子で喋って
磯:いい調子で(笑)
宮:もうクッタクタだし、身も心もボロボロだったから、ちょっと加藤鷹、うるせーな!とか(笑)
磯:(笑)スゴくね、テンション上げて下さったのに
宮:向こうは向こうで気使って、いつもの感じで、求められてる加藤鷹を演じてるのに、コッチの調子があまりにも悪くて申し訳なかったですね、あの時
磯:申し訳なかった。その日の事はもう忘れられない。あの日が一番私と視聴率という日でした
宮:あ、そうですか、へ~。暗い話にばっかりなってきたんで、って、台本に書いてあるんで(笑)
磯:(笑)
宮:(笑)その通り言いますが、暗い話ばっかりになって来たんで、ちょっと話題を変えましょう。え~、I山さんが最近見ていいなと思ったドラマはナニかありますでしょうか?
磯:NHKの土曜ドラマで『今ここにある危機と僕の好感度について』っていうのが最高でした、最近の中では
宮:松坂桃李くんのヤツね。僕も最近、最後まで、ま、5話しかないからっていうのもありますけど、全話見て、ちゃんと繰り返し見たのはコレ、久しぶりでしたね。面白かったですね
磯:やっぱり、コロナとオリンピックっていう、2つを全然そうじゃない風に描いて、大学の中の、ナンか、ナンとか博と
宮:イベントと
磯:あとナンか、蚊がね
宮:蚊が
磯:そう、だから
宮:デング熱みたいなヤツですね、ちょっと前の
磯:うん。別に、どのぐらい意識して扱ってらっしゃったのか解らないんですけど、スゴく日本人の
宮:今の日本人でしたね
磯:カッコ良かったです。あとは『いだてん』
宮:あらあらスイマセン(笑)
磯:最終回を繰り返し見ましたね。「これがあなたが見せたかった日本ですか」
宮:日本ですか、えぇ。総集編もこの間、久しぶりに
磯:あ、やってましたね
宮:やってて観ましたけど、やっぱ、今まさにこうなって
磯:いやもう、ホントに田畑のまーちゃんですら、あんなね、辞めさせられちゃう
宮:ですもんね
磯:リアルでしたね、アレ
宮:アレ、ホントにそんな事起こる、もう昔の話だと思ってたら、起こるから、スゴいなぁと思いましたね
磯:スゴいですね
宮:え、今も全局のドラマ、一応見るんですか?
磯:1話は見ますね
宮:全部⁉
磯:全部は見てないと思いますけど、9割ぐらいは見てると思います
宮:いや、スゴい
磯:でも1話だけですね、はい
宮:それでコレは見続けようとか、コレは気になるとか。やっぱり面白いヤツを見続けるんですか?
磯:そうです、もちろん。もうお仕事じゃなくて
宮:それはもう、視聴者として?
磯:はい
宮:あぁ、そうなんだ。今、ナイツの塙さんぐらいじゃないですかね、そんな、ドラマ見てるの、磯山さんか(笑)
磯:(笑)そんなことないけど
宮:スゴいですよね。40本とか30何本とか見てるっつって
磯:それはもう、日常生活に支障きたすんじゃ?
宮:そう。だからちょっと早回ししたりとかしながら見てるって。へ~。仕事してて楽しい時っていうのは、どういう時ですか?
磯:えっと、ドライリハーサルって言うんですけど、その、台本を初めて役者さんが口にする瞬間ていうのがあって、そこにみんないて
宮:あ、スタッフが集まって、ま、言ったら、どうやって撮るかを話し合う前の、お芝居を見る
磯:そうですね。昔はナンか本読みっつって、リハーサル室で座ってやるのがあったんですけど、それじゃなくて、立って、あの、現場で衣装着て、初めて、その役として喋る。本読みの時って、役者さんってあんまり本気で喋らないし
宮:喋らないですね
磯:ナンか下向いてボソボソ言ってるイメージなんですけど、リハーサルの時はスゴい、初めて、ずーっと考えてきたモノが初めて
宮:形になる
磯:形になるので、ちょっとこう、ピークを迎えますね
宮:へ~、ドライを見るのが
磯:大好きですね
宮:あぁ。そして本番でスゴい良い演技の絵が撮れた時
磯:いい芝居をした時に、いい絵で撮れないとダメじゃないですか
宮:あぁ、あぁ
磯:だから、カメラに良い感じで、いいお芝居が収まって、で、それを編集でつないで、そこにまたいい音楽がかかると、達成感!みたいな
宮:結構、そうすると、1本の作品を形にしていくのに何度かピークがあるって事ですね
磯:そうですね
宮:ドライを見てピークがあって、それをモニターで見て、本番でいい演技が撮れてピークがあって
磯:はい
宮:それに音が付いて、いい楽器繋がって
磯:基本ずっとピークが
宮:そうですね
磯:絶頂に次ぐ絶頂ですね
宮:そこにずっと立ち会ってる仕事ですよね
磯:はい。スゴく楽しいです
宮:そう考えるとやっぱり
磯:ちょっとぐらい怒られてもしょうがないかなっていう
宮:そうですね。こんなに楽しい事があるんだったら
磯:そう思ってます
宮:あとライブシーンが好き
磯:ライブシーン、大好きですね。もうホントに、この設定が無かったら、特に『俺の家の話』の、あの、その、ハワイアン
宮:ハワイアンズ
磯:とかの、あの4人が歌ってるのとか見るともう、それだけで泣けちゃうみたいな
宮:あぁ
磯:こんな事、こんな設定が無ければ、あの4人がマイクを持って歌うなんて事、無いじゃないですか。ま、長瀬くん、最後だったし
宮:うんうんうん
磯:アレもちょっともう、ナンか感動っていうかね、ナンていい仕事なんだろうって(笑)
宮:あぁ、見れる、それを
磯:見れる、そう
宮:見れるし、自分で作って、考えて、そこまで持っていって、見れるっていう
磯:はい
宮:自分の為にやってるっていう
磯:(笑)そこまでは思わないですけど、役得感もあるし、コレをきっとZettai楽しんでもらえるっていうこう
宮:お客さんに?
磯:お客さんに、視聴者の人に
宮:なるほどね
磯:多分だって、なかなかないじゃないですかー!っていう気持ちになれます
宮:なれる。アレはでも確かに、だからっつって、あのシーンだけ、撮っても、別に感動しないワケじゃないですか
磯:そうですね。キャラクターテーマがあって、そこに
宮:あって、そこに行くまでの人間関係とかいろいろあって、あそこで歌があるっていう
磯:そうですね。でも、大体最後はライブシーン、『デトロイト・メタルシティ』とか、ま、そういうこう、ナンか、いよいよだ!みたいなステージがあって、最後そこ、バーン!て歌ったりする流れが、そもそも好きっていうのもあるんですけど
宮:『School of Rock』とか、あぁ
磯:うん。ナンか、それこそ、ホント、達成感を表現しやすいですよね
宮:ま、古くは『ブルースブラザーズ』とか
磯:とか。あと、アレ、あの~『Back to the Future』
宮:『Back to the Future』あぁ、はいはいはい。木更津もそうでしたね、でもね
磯:はい。
宮:7話もね。あぁ、なるほど、ライブシーン。そんな見どころ満載の、やっとココまで来ました!
磯:(笑)
宮:(笑)『俺の家の話』のDVDが出ます!今日発売だそうです
磯:もう1話でコメンタリーしてますから、ワタクシ共。西田さんと
宮:あ、そうですね
磯:はい
宮:コメンタリーしながら見ましたね
磯:はい。ディレクターズカット版です【収録されてるのは最終回だけど、1話のコメンタリーもあるの⁉】
宮:是非買って観てください。え~、今後やってみたい作品などありますか?という事なんですけど
磯:いろいろやってみたいです
宮:ま、そうですね。それこそ、医療ドラマとかやってないですもんね、まだ
磯:そうですね。やりますか?今度、医療ドラマ
宮:(笑)いや(笑)
磯:医療の権威の方に怒られないように
宮:権威を、うん、権威を茶化さずに
磯:(笑)
宮:医療ドラマをやりましょう!失敗しないヤツをやりましょう!私、失敗しないヤツを(笑)
磯:(笑)それ、パクリですよ!
宮:ありがとうございました!
磯:ありがとうございました

宮:はい。2回に分けても足りなかったという事で、え~、ま、もし漏れたところがあったら、この番組、今、ポッドキャストでも聞けますので、トーク聞いて頂けると、嬉しいです【前編は、そんなにカットされてなかったぞ⁉】今日話した『Oれの家の話』のDVD&BDは今日発売という事で、あの、コメンタリーの方でもね、あの、誰が好きあってる(笑)嫌いあってる話もしてるかもしれない(笑)是非見て頂きたいと思います。
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