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君と出会えなかったら この場所も見れないから 忘れないように… 長瀬智也がすべて… …Re-Start June 8, 2010
宮:今日はドラマプロデューサーの愚痴後編です。TBSのI山さんとお送りしております。TBSの様々なドラマを担当。これまでに手掛けたのは『I袋ウエストゲートPク』『K更津キャッツアイ』『Mハッタンラブストーリー』『Tガー&Dラゴン』『Wは主婦である』『R星の絆』『Uぬぼれ刑事』『Gめんね青春』『Oれの家の話』抜けてるの無いですか?
磯:『K獄のO姫様』
宮:『K獄のO姫様』だ。抜けてました。など、手掛けられた、プロデューサーのI山さんがですね、前回は誰が好きあってる(笑)嫌いあってるの話ばかり(笑)して帰りましたので
磯:(笑)ヒドい
宮:(笑)もう一度呼び出してですね、え~、今回はワタクシへの愚痴もあるという事なので聞いてみたいと思います。ではさっそくお願いします
磯:宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど、宮藤さんの脚本って、権威を茶化しがちなんですよね
宮:ちょっと待ってください(笑)言い方がちょっと…(笑)茶化す⁉権威を
磯:ナンかやっぱり
宮:最近、一番、ナニを茶化しました?僕
磯:え~、それは言えないけども(笑)
宮:(笑)あ~、なるほど!あ、はいはいはい
磯:でもみんな、それぞれ、ま、私たちがドラマを作る時に、いろいろな分野をテーマに、舞台にするじゃないですか。ま、池袋だったら、池袋という街を
宮:街を
磯:ね?そこに住んでる人たちに、協力してもらわなくちゃいけないじゃないですか
宮:うん
磯:でもやっぱり、『池袋ウエストゲートパーク』の阿部サダヲさん演じる浜口巡査は昼からヘルスに行くじゃないですか
宮:はい(笑)原作には出てこない人ですけどね
磯:出てこない、そう。とか、その~、街を守ってる、その、区役所の方とか、そういう公務員、警察官とか、その人たちの協力を得ながら作らなくちゃいけないのに
宮:あ~、そうか、その人たち…
磯:そこの
宮:人たちを悪く描く
磯:悪く、じゃないんだよね。ナンかちょっとこう
宮:茶化してる?
磯:茶化してるの!それが、作ってる側はもちろんそうだし、ある程度の笑いを解ってくれる人は、全然OKなんですけど、特にそういうこう、公的な機関とか、長年の歴史、伝統あるとことか
宮:国が保護してるとか
磯:とか、あとまぁ、そういうのを触る時に、面白さを重視してしまうきらいがあって、私共。別にアナタだけの責任とは、私も言いませんよ⁉
宮:(笑)
磯:もちろん、私の責任もありますが、それを言った方が面白いだろうと思って、むしろ、ナンて言うんですか、フレンドリーじゃない?って思って(笑)やることが、大概怒られる(笑)
宮:(笑)そう。こっちはよかれと思って、ちょっとイジってやろうと思ったヤツが
磯:よかれと思って、悪気なくね
宮:悪気なく、仲良くなろうと思って、イジったヤツが逆鱗に触れることが
磯:逆鱗に触れることが
宮:逆鱗に触れることがありますね
磯:そうなんです。それはやっぱり、それを守ってる人は大変だと思うんですよ、その過去の伝統もあるし。それこそ、今のそこの地位を守らなきゃいけない、ちょっとでも汚されたらイカン!っていう責任があるじゃないですか。トップの人は
宮:そうですね。そして、そのトップの人と磯山さんは交渉をされるワケですもんね
磯:まぁまぁ、トップじゃない場合もありますけど、大体怒る人はトップの
宮:そうですよね
磯:とか、その、だからこう、どういう意図があってそんな風に茶化すんだ?っていう、そういう風に言われちゃうともう、面白いと思ってとしか(笑)理由が、フレンドリーに、友達になりたいからっていうことしかないから、それ、理由にならないじゃないですか、大人として。だから、怒られるっていう事が多いですね
宮:そうですね~。最近、でも、多くないですか⁉
磯:多いですね。ま、もちろん、その、池袋の時から怒られてますけど
宮:怒られ方が変わってきましたよね。っていうか
磯:(笑)ま、でも、よく考えると同じですね。呼び出されて(笑)
宮:(笑)あ、怒られ、形態ね(笑)。あの、間は
磯:(笑)
宮:大体呼び出されて
磯:呼び出されて
宮:何か持って行って
磯:ナンか、まず最初は、見てないんだけど、関係者の人から言われた、っていうトコから、大体来るんですよ(笑)
宮:あぁ。
磯:その人は見てないんだけど
宮:俺は見てないんだけどって、見てない人から呼び出されてるワケですよね
磯:でも、そうそう、そうです。で、ナンの意図があって、こういうシーンになったんだ⁉って言われてって事が多いですね。で、その、大体において、その、関係者各位に深くね、お詫びする事になるワケじゃないですか。もう、だってね、受け取り方っていうか、傷付いたって言われたらもうホント、スミマセン、しかないですもんね
宮:うん、そうですね~
磯:ホント、ギリギリの線でヒヤヒヤしながらOAして…
宮:来なきゃイイな、何も来なければいいのにって思いながら
磯:(笑)そうですね。でも、段々私ももう、最初はホントに、あまりにアホだったので、池袋は多分、アホだったから出来たんですけど、最近はもうホントにこう、コレはヤバいんじゃないかっていうのは結構、事前にセンサーが鳴るんだけども、でも、結果、怒られてますよね、やっぱり
宮:うーん、そうですね~
磯:怒られるゾーンが広くなってるとは思います
宮:うーん、ナンか、池袋の時は、不謹慎だとか
磯:子供がマネしたらどうする
宮:どうすんだ、とか、うんうんうん、ナンか、だったじゃないですか。だけど『ごめんね青春』で1回、あの~、トランスジェンダーの話あったじゃないですか
磯:はいはいはい
宮:あん時とか、結構考えましたよね
磯:アレはだから、怒られてないです
宮:怒られてないんだ⁉あぁ、ヨカッタ~、そうですか
磯:そうですね。でも、池袋ん時からやってるじゃないですか
宮:あ!池袋でもあった!5話、そうでしたね、アレ、ジャンダーの話でしたね、トランスジェンダーの話ですもんね。そういう、ナンか、間違って伝わったら大変だなって思ってるから、コッチも一応時間かけて、Zettai大丈夫だと
磯:常に時間かけてこう、気を付けて作ってるつもりなんですけれども(笑)
宮:ですけどね~
磯:やっぱりちょっとした、その、ギャグとか、ホントにナンかこう、権威なんてクソ食らえだ!っていう人が、ナンかやった事を、ホントに怒られちゃうって感じですよね。それをドラマだと思って、そこを、そこに反逆児として、主人公は大体反逆児だから
宮:多い、うん、ですね
磯:それを描いていることに(笑)まず怒られちゃうっていう
宮:あぁ
磯:そもそもの前提がまず、ダメなんだなっていうか。大した反逆児じゃない(笑)反逆児にしないと
宮:あぁ、そうですね。もう、これからは特にそうですよね。コレ、池袋の次は『俺の家の話』だって、一番最近のヤツですけど、大変だったのが
磯:はい
宮:これはまさに、そういう話でしたもんね?
磯:うん。あの~、そうですね。結局、能もプロレスもそれぞれすごい歴史があって、いろんな人がいろんなプライドで
宮:やってますもんね、うん
磯:戦ってる…戦ってるって言ったらヘンですけど、あるので
宮:やってますもんね
磯:今日、ココに急にあるわけじゃないから、そのアレを解ってるのか⁉っていう、向こうが不審に思われたりとかすることもあると思いますし
宮:でも、それなりに勉強したじゃないですか
磯:もちろんですね
宮:我々も
磯:1コのシーンで描くことは、コッチを見て欲しいんだけども、そこに至るまでに皆さんが装束をつけたり、仮面、あ、じゃない、マスクをかぶったり、あの~、リングの上でどうのこうの、みたいなのを、もうそこまで全部を揃えるのがホントに大変で
宮:そうですよね~
磯:ナニが鳴っているんだとか、その楽器は
宮:そうですよね
磯:だから、そのドラマを作劇上、一番盛り上がるように作る時に、そのしきたりとか、そういうこう、権威的なモノが乱されるって思う方もいらっしゃるっていう感じですよね
宮:そうですよね。だから最終話を撮っている時に、金子さんがもうほとんど能の人みたいになってましたもんね
磯:(笑)
宮:『隅田川』をほとんど覚えちゃってましたもんね!ココで、この…
磯:南無阿弥陀仏、3回目の南無阿弥陀仏で振り返るんでって
宮:(笑)そうそう。南無阿弥陀仏、3回目で振り返る、そこまでの芝居はちょっとやっぱり足りないんですよね、とか、アレ?これ、能の人かな、この人?って思うぐらい、ちゃんと勉強をされていましたもんね。だから、別に茶化してる、ま、発端となる本はどうしても茶化しがちですけど
磯:だから、そういうヒエラルキーのトップの人を西田敏行さんにやってもらって、N田T行さんにやっていただくのに、女にだらしがないとか
宮:あぁ、そうですよね
磯:それがこう、ナンかこう
宮:アレ、ちょっと、この次の磯山さんの「長年やってきてドラマの世界で変わってきたなと感じること」に、僕もちょっと繋がると思うんですけど、例えば、あのドラマのお父さんって、人間国宝だけど、女にだらしないっていう登場人物って、昔のドラマだったらいたと思うんですけど、今、女にだらしない時点で全部ダメみたいになってないですか? 世の中の
磯:もう、スゴいですよね。フィクションの中の登場人物が、に清廉潔白さを求められても
宮:そうですよね
磯:ドラマが作れないなとは思います。だから、西田さんじゃなかったらアレ、Zettaiにもっと怒られて(笑)
宮:怒られてましたよね。ナンか、いつからそうなっただろうなって思うんですけど、やっぱり変化を感じます?そういう
磯:そうですね。スゴくその~、ナンて言うんですかね、悪い事をした人を許さない
宮:風潮が
磯:風潮が(笑)キビシい
宮:現実にあるのはいいんだけど、ドラマの中にまでそれが入ってきてる感じですよね
磯:そうですね、はい。でも、この間、不倫ドラマ、別のをやった時、ものすごく怒られるかなと思ったら、それはそれで意外と、頑張れ、みたいな
宮:不倫、頑張れ!みたいな?
磯:そう。結ばれて欲しい、みたいなのが来て。だから私も解らないですね、ナニが良くて、ナニがダメかは
宮:不倫まで行っちゃうと、なんかドラマだって思えるんですかね?
磯:いや~、Zettaiそんなこともないと思いますね
宮:ですよね。昔、不倫のドラマ、結構ありましたよね。昔っていうか、それこそ『金曜日の妻たちへ』とか。
磯:そうですよ。不倫がなかったらドラマ、なかなか作れないぐらいな
宮:不倫がないドラマ、少ないぐらいでしたよね
磯:少ないです。今もそうだと思いますよ
宮:あぁ、そうか
磯:だから、そういうのじゃなくて、ホームドラマの、こういうお父さんが、しかもお詫び行脚の旅に出るみたいなのは、スゴく心配してたんですけど
宮:うんうんうんうん。あれ、西田さんだったからナンとか
磯:そうです。あと『My Way』がホントに素晴らしかったから(笑)
宮:西田さんの『My Way』が(笑)。『My Way』が上手く歌えるって大事かもしれないですね
磯:そこでやっぱ、ちょっと常人を超越しているから
宮:そこで超えられたっていう(笑)。そうなんです、『My Way』が上手かった。アレ、『My Way』が全然下手だったら多分、全然、ナンだ⁉、コイツ、ですもんね
磯:そうですよね、オヤジ、最高!まで行けるってスゴいなと思う
宮:スゴいですよね
磯:はい
宮:他にドラマの時代の変化「ナンでもセリフで説明しないといけない気がする」
磯:テレビドラマを見てると、全部喋ってんな~と思うことが多いですね、見てて
宮:あぁ。あの~、特に1話の前半
磯:(笑)
宮:あの、ナンでそれ、全部言っちゃうんだろう?これから見ようと思ってんのに…っていうセリフ
磯:肩書ですら言いますよね
宮:あぁ
磯:「全く、脚本家の宮藤さんはさ~」みたいな。セリフでそんな事、言う⁉と思うけど(笑)
宮:あぁ、言いますね
磯:脚本家の宮藤官九郎先生が言ってるみたいだよ、みたいなセリフ(笑)ありますよね~(笑)
宮:(笑)あるかも!あるある!
磯:1話だからって、そんな~、みたいな(笑)
宮:1話って大体、あと、テロップ、やたら多いですよね、最近
磯:多いですね~
宮:1話って
磯:それは最早、セリフで言うの、イヤになった
宮:イヤになった、だから、もういいです、書かなくて。コッチで出しますから、と。あ~。「あまり我慢してくれなくなったイメージ」
磯:そうですね。1話の伏線を、3話で回収とかがホント
宮:ダメですね~
磯:ダメですよね~
宮:あぁ、そうですね
磯:もう忘れちゃってるとか言われます
宮:うん。1話は1話で
磯:はい
宮:すぐに結論が、好まれる感じが
磯:しますね
宮:する。結論出るのがね。うん、そうですね。あぁ。あと時間軸を入れ替えるヤツね(笑)
磯:(笑)それは、解りにくいからです!
宮:(笑)
磯:(笑)
宮:それ大体、僕ですけど
磯:はい
宮:そういえば確かに、他のドラマの人、やってないですね
磯:でも、私も最近、宮藤さんに時間軸、入れ替えるのを辞めましょうと言った自分に、意識がスゴく強めに出て、他のドラマ見てて、10日前とか急に出てくると、ちょっとイラッとするようになりました(笑)
宮:(笑)え~!!巻き戻し、やってた人じゃないですか!
磯:(笑)そう
宮:【音楽口ずさみながら】って言いながら
磯:いや、ナンか、10日前を後から出すのって、ズルくない⁉と思ってしまうっていう気が
宮:ズルい事、いっぱいやって来たのに(笑)
磯:(笑)
宮:(笑)ズル、巻き戻してさ、3回の裏とか裏の裏とかやってたのに(笑)
磯:それは、違うんです!それは、あの時、私たち、視聴者知らなかったでしょうけど、実は、こういう事があってという、アレを残してるじゃないですか、足跡を
宮:足跡を。ま、そうですね
磯:それを答え合わせしてるっていうつもりで、巻き戻しして、もう1回うっちーの目線でやってたけど、今はもう、あの時、こういう事が実はあって、が、普通に、後から、後説で入るじゃないですか
宮:うんうん
磯:あ、それでいいんだったら、別にナンでもいいんだね、っていう事です
宮:あぁ。こんな事が実はありました、とかって
磯:ま、よく考えたらそれ、普通なんですよね。でも今、自分が時間軸を
宮:時間軸の強迫観念が
磯:(笑)そうそう
宮:あの人から時間軸を奪った私が(笑)
磯:(笑)そうです!宮藤さんも
宮:『TENET』みたいな(笑)
磯:(笑)
宮:(笑)え~、あ、そうですか
磯:はい
宮:ありがとうございます。ま、僕もまだまだ、果敢に時間軸をイジッて行こうかなとは(笑)他所では(笑)。えーと、「ロケとかしにくい」コレはナンでしょう
磯:ナンかこう、それこそ、そうなんですけど、とにかくロケしてると怒られるんですよね(笑)
宮:あぁ
磯:テレビ局に対する憎悪が激しくて(笑)
宮:世の中のね。あ、それ、僕も怒られたことありますけどね、役者で出てる時に
磯:急に、モノスゴく怒り出す住民の人とかが、スゴい多くて
宮:いますね~
磯:スッゴい怖い気持ちになりますね
宮:やっぱ、イライラが募ってるんですかね
磯:うーん、そうですね、だからやっぱり、例えば韓国ドラマとか見てて、ものすごく大々的にロケしてたりすると、羨ましいなって。どうしたらこんな、交通を遮断して出来るの⁉とか思って。なかなかキビシイですよね
宮:コロナになってから、よりそうですよね
磯:そうですね、やっぱ、大勢の人数でそこに来るって事が、とにかく迷惑っていう、多いですかね
宮:なるほどね~。あと視聴率の話も、って書いてあるんですけど
磯:(笑)したいんですか⁉視聴率の話を
宮:ま、一応、軽く
磯:(笑)
宮:しとくと、どうですか、最近は
磯:最近は、視聴率がいろいろ分かれてて
宮:あ、コアと
磯:世帯と、オールと世帯とコア
宮:コア
磯:ナニで語るかが解りづらい
宮:そうですね
磯:ですから、ゴマケるかも知れないです
宮:気休めにはなりますよね
磯:そうですね
宮:コアが結構いいんですとか言われると
磯:そうですね。ナンか、視聴率の話、ナンか私ちょっと、ナンて言うんですか、昔ほど、だからその
宮:アツくなれない?
磯:うん
宮:(笑)
磯:通り過ぎてしまう(笑)
宮:(笑)通り過ぎた問題
磯:通り過ぎた問題。あんなにヒリヒリして、泣いてたのに、朝、数字出た時
宮:(笑)な、な、泣いてらっしゃいましたよね(笑)
磯:(笑)毎週泣いてた。視聴率さえ無ければ、ナンて楽しい仕事なんだろうと思ってた
宮:うん、それ、どれぐらいまでですか?やっぱり。ごめんね、ぐらいまでですか?
磯:そうですね
宮:『ごめんね青春』ぐらいまでは
磯:はい
宮:そうでしたよね~
磯:泣いてましたね。一番、でも、泣いたのは、やっぱり『木更津キャッツアイ』だと思います、泣いてたのは、リアルに
宮:木更津って、でも1話は、アレ、ナンか2話でスゴい下がったんでしたっけ?
磯:そうですね。でもナンか、スゴい憶えてるのが、とにかく駅前、木更津の駅前で電話で聞いて、宮藤さんが撮る氣志團の回の
宮:あぁ、はいはい
磯:1コ前の
宮:6話?
磯:「さよなら小津先輩」の、それですっごい下がって、ホントに泣いてたら、ディレクターの片山さんが駅前でパンを買ってくれた、私に
宮:(笑)
磯:コレを食えって
宮:(笑)
磯:そして、その日の夜、氣志團のライブがあって
宮:撮影が
磯:はい。で、宮藤さんが来るから、コレ、言うべきか、この数字を、っていう、あの、テンションZettai下がるし、どうしよう、どうしようっつって
宮:アレ、そうでしたっけ?
磯:はい
宮:「さよなら小津先生」って金子さんでしたっけ?撮ってたの
磯:そうです。金子さんも多分、一人じゃ家にいられなくなって、来たんです、そのライブ
宮:あ、それ憶えてる!
磯:「もう、僕一人じゃ数字抱えきれません!」っつって(笑)
宮:現場関係ないのに、現場来ましたよね?横浜でしたっけ?
磯:横浜のライブハウスで
宮:横浜のライブハウスに
磯:はい、すっごい、その日の事、憶えてる。朝からずっと木更津で撮ってて、横浜でライブのシーンを撮って、夜中までかかって、夜中の2時ぐらいに加藤鷹さんが出て
宮:あぁ、憶えてる!加藤鷹さんが来て、スゴい、加藤鷹さんが
磯:喋って
宮:いい調子で喋って
磯:いい調子で(笑)
宮:もうクッタクタだし、身も心もボロボロだったから、ちょっと加藤鷹、うるせーな!とか(笑)
磯:(笑)スゴくね、テンション上げて下さったのに
宮:向こうは向こうで気使って、いつもの感じで、求められてる加藤鷹を演じてるのに、コッチの調子があまりにも悪くて申し訳なかったですね、あの時
磯:申し訳なかった。その日の事はもう忘れられない。あの日が一番私と視聴率という日でした
宮:あ、そうですか、へ~。暗い話にばっかりなってきたんで、って、台本に書いてあるんで(笑)
磯:(笑)
宮:(笑)その通り言いますが、暗い話ばっかりになって来たんで、ちょっと話題を変えましょう。え~、I山さんが最近見ていいなと思ったドラマはナニかありますでしょうか?
磯:NHKの土曜ドラマで『今ここにある危機と僕の好感度について』っていうのが最高でした、最近の中では
宮:松坂桃李くんのヤツね。僕も最近、最後まで、ま、5話しかないからっていうのもありますけど、全話見て、ちゃんと繰り返し見たのはコレ、久しぶりでしたね。面白かったですね
磯:やっぱり、コロナとオリンピックっていう、2つを全然そうじゃない風に描いて、大学の中の、ナンか、ナンとか博と
宮:イベントと
磯:あとナンか、蚊がね
宮:蚊が
磯:そう、だから
宮:デング熱みたいなヤツですね、ちょっと前の
磯:うん。別に、どのぐらい意識して扱ってらっしゃったのか解らないんですけど、スゴく日本人の
宮:今の日本人でしたね
磯:カッコ良かったです。あとは『いだてん』
宮:あらあらスイマセン(笑)
磯:最終回を繰り返し見ましたね。「これがあなたが見せたかった日本ですか」
宮:日本ですか、えぇ。総集編もこの間、久しぶりに
磯:あ、やってましたね
宮:やってて観ましたけど、やっぱ、今まさにこうなって
磯:いやもう、ホントに田畑のまーちゃんですら、あんなね、辞めさせられちゃう
宮:ですもんね
磯:リアルでしたね、アレ
宮:アレ、ホントにそんな事起こる、もう昔の話だと思ってたら、起こるから、スゴいなぁと思いましたね
磯:スゴいですね
宮:え、今も全局のドラマ、一応見るんですか?
磯:1話は見ますね
宮:全部⁉
磯:全部は見てないと思いますけど、9割ぐらいは見てると思います
宮:いや、スゴい
磯:でも1話だけですね、はい
宮:それでコレは見続けようとか、コレは気になるとか。やっぱり面白いヤツを見続けるんですか?
磯:そうです、もちろん。もうお仕事じゃなくて
宮:それはもう、視聴者として?
磯:はい
宮:あぁ、そうなんだ。今、ナイツの塙さんぐらいじゃないですかね、そんな、ドラマ見てるの、磯山さんか(笑)
磯:(笑)そんなことないけど
宮:スゴいですよね。40本とか30何本とか見てるっつって
磯:それはもう、日常生活に支障きたすんじゃ?
宮:そう。だからちょっと早回ししたりとかしながら見てるって。へ~。仕事してて楽しい時っていうのは、どういう時ですか?
磯:えっと、ドライリハーサルって言うんですけど、その、台本を初めて役者さんが口にする瞬間ていうのがあって、そこにみんないて
宮:あ、スタッフが集まって、ま、言ったら、どうやって撮るかを話し合う前の、お芝居を見る
磯:そうですね。昔はナンか本読みっつって、リハーサル室で座ってやるのがあったんですけど、それじゃなくて、立って、あの、現場で衣装着て、初めて、その役として喋る。本読みの時って、役者さんってあんまり本気で喋らないし
宮:喋らないですね
磯:ナンか下向いてボソボソ言ってるイメージなんですけど、リハーサルの時はスゴい、初めて、ずーっと考えてきたモノが初めて
宮:形になる
磯:形になるので、ちょっとこう、ピークを迎えますね
宮:へ~、ドライを見るのが
磯:大好きですね
宮:あぁ。そして本番でスゴい良い演技の絵が撮れた時
磯:いい芝居をした時に、いい絵で撮れないとダメじゃないですか
宮:あぁ、あぁ
磯:だから、カメラに良い感じで、いいお芝居が収まって、で、それを編集でつないで、そこにまたいい音楽がかかると、達成感!みたいな
宮:結構、そうすると、1本の作品を形にしていくのに何度かピークがあるって事ですね
磯:そうですね
宮:ドライを見てピークがあって、それをモニターで見て、本番でいい演技が撮れてピークがあって
磯:はい
宮:それに音が付いて、いい楽器繋がって
磯:基本ずっとピークが
宮:そうですね
磯:絶頂に次ぐ絶頂ですね
宮:そこにずっと立ち会ってる仕事ですよね
磯:はい。スゴく楽しいです
宮:そう考えるとやっぱり
磯:ちょっとぐらい怒られてもしょうがないかなっていう
宮:そうですね。こんなに楽しい事があるんだったら
磯:そう思ってます
宮:あとライブシーンが好き
磯:ライブシーン、大好きですね。もうホントに、この設定が無かったら、特に『俺の家の話』の、あの、その、ハワイアン
宮:ハワイアンズ
磯:とかの、あの4人が歌ってるのとか見るともう、それだけで泣けちゃうみたいな
宮:あぁ
磯:こんな事、こんな設定が無ければ、あの4人がマイクを持って歌うなんて事、無いじゃないですか。ま、長瀬くん、最後だったし
宮:うんうんうん
磯:アレもちょっともう、ナンか感動っていうかね、ナンていい仕事なんだろうって(笑)
宮:あぁ、見れる、それを
磯:見れる、そう
宮:見れるし、自分で作って、考えて、そこまで持っていって、見れるっていう
磯:はい
宮:自分の為にやってるっていう
磯:(笑)そこまでは思わないですけど、役得感もあるし、コレをきっとZettai楽しんでもらえるっていうこう
宮:お客さんに?
磯:お客さんに、視聴者の人に
宮:なるほどね
磯:多分だって、なかなかないじゃないですかー!っていう気持ちになれます
宮:なれる。アレはでも確かに、だからっつって、あのシーンだけ、撮っても、別に感動しないワケじゃないですか
磯:そうですね。キャラクターテーマがあって、そこに
宮:あって、そこに行くまでの人間関係とかいろいろあって、あそこで歌があるっていう
磯:そうですね。でも、大体最後はライブシーン、『デトロイト・メタルシティ』とか、ま、そういうこう、ナンか、いよいよだ!みたいなステージがあって、最後そこ、バーン!て歌ったりする流れが、そもそも好きっていうのもあるんですけど
宮:『School of Rock』とか、あぁ
磯:うん。ナンか、それこそ、ホント、達成感を表現しやすいですよね
宮:ま、古くは『ブルースブラザーズ』とか
磯:とか。あと、アレ、あの~『Back to the Future』
宮:『Back to the Future』あぁ、はいはいはい。木更津もそうでしたね、でもね
磯:はい。
宮:7話もね。あぁ、なるほど、ライブシーン。そんな見どころ満載の、やっとココまで来ました!
磯:(笑)
宮:(笑)『俺の家の話』のDVDが出ます!今日発売だそうです
磯:もう1話でコメンタリーしてますから、ワタクシ共。西田さんと
宮:あ、そうですね
磯:はい
宮:コメンタリーしながら見ましたね
磯:はい。ディレクターズカット版です【収録されてるのは最終回だけど、1話のコメンタリーもあるの⁉】
宮:是非買って観てください。え~、今後やってみたい作品などありますか?という事なんですけど
磯:いろいろやってみたいです
宮:ま、そうですね。それこそ、医療ドラマとかやってないですもんね、まだ
磯:そうですね。やりますか?今度、医療ドラマ
宮:(笑)いや(笑)
磯:医療の権威の方に怒られないように
宮:権威を、うん、権威を茶化さずに
磯:(笑)
宮:医療ドラマをやりましょう!失敗しないヤツをやりましょう!私、失敗しないヤツを(笑)
磯:(笑)それ、パクリですよ!
宮:ありがとうございました!
磯:ありがとうございました

宮:はい。2回に分けても足りなかったという事で、え~、ま、もし漏れたところがあったら、この番組、今、ポッドキャストでも聞けますので、トーク聞いて頂けると、嬉しいです【前編は、そんなにカットされてなかったぞ⁉】今日話した『Oれの家の話』のDVD&BDは今日発売という事で、あの、コメンタリーの方でもね、あの、誰が好きあってる(笑)嫌いあってる話もしてるかもしれない(笑)是非見て頂きたいと思います。
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昨日は光一ソロコン配信見て、俺家BD見て…ってバタバタしたら、今日は情報解禁で…って、気持ちが大忙し。俺家クランクアップでの言葉は、本人の顔見て、智也の声で聴けると、やっぱりKIBOUが溢れてくるね♪
創刊10周年特別企画

NEVER NOT RIDING / 長瀬智也

突然のバンド脱退後、誰もが注目するメディアでの初仕事が、奇しくも創刊10周年を迎える本号だったのは単なる偶然かもしれない。しかし人生の帰路とも言える大きな決断から まだ半年に満たないタイミングで、変わらぬ笑顔と新たな愛機と共に真っ先に駆けつけてくれたのは、 創刊よりサポートしてくれた彼のROLLERに対する最大限のエールだろう。超の付く天邪鬼でありながら誰をも魅了する表現者。無類の二輪狂の「今」を、写真家・長濱 治が斬る!!
https://rollermagazine.com/products/roller_vol40

宮:宮藤官九郎です。今日はドラマプロデューサーの愚痴を聞きます。自己紹介でお願いします
磯:I山です、宜しくお願いします
宮:(笑)I山さんです(笑)I山さんはTBSの様々なドラマを担当していますが。さっきも話してたんですけど、いまだにテレビドラマでプロデューサー役の人っていうとポロシャツの襟を立ててたりとか、肩にセーターをかけててっとかするじゃないですか。というイメージがあるから、実はそうじゃないっていう話から入ろうと思ったんですけど。もっと地味な仕事ですよね?地味っていうか、ナンて言うんだろ?
磯:そうですね、はい
宮:うん。最初、テレビドラマを作る時って、ま、僕の立場から言うと、例えば磯山さんから、こういう企画やりましょう、とか、やってくださいって言われて、それに僕が応える形で始まるじゃないですか。っていうのが、ま、基本ですよね?
磯:はい
宮:え~、だから、前に雑誌の編集者を呼んだ回があるんですけど、その時に編集者の仕事って、誰にナニを書かせるかっていうことと、締め切りを守るように催促したりとかっていう、それに割とそれに近いですよね?それに
磯:そうですね、はい。あの~、テレビドラマというのは、TBSの場合は1週間に3つあって、火曜ドラマと金曜ドラマと日曜劇場と。で、1年間に4クールあって、えーと、だから来年の7月クールの火曜はナニにして、金曜はナニにして、日曜はナニにしようっていうことを編成部っていうとこが決めるんですけど
宮:うんうんうん
磯:その時に、あの~、ま、それぞれのプロデューサーが、ま、大体、誰々さん、キャスト、で、例えば医療物を考えてるんだけど、来年の7月ぐらいでどうですか?っていう、その、編成との、そういう、プロデューサーそれぞれが持っている、その絵札っていうか、ぼんやりとした企画を、1年の、その3つの番組、4クールっていう中にはめてくのが、ま、作業っていうか、最初の作業ですね
宮:それは編成の方がやる?
磯:編成と、だからその、それぞれプロデューサー、そういうこう、絵札を持ってる人たちの、あの、との折衝で、だったら1月クールに遅らせて、そこでちょっとこう、金曜も日曜もお医者さんになっちゃうから、とか、いろんな事情とを調整して。でも、主に、だからプロデューサーの方は、キャストが誰で、どういうテーマのストーリーをやるかっていうのを、ぼんやりと、段々、こう、自分の中で持ってて、ま、脚本家さんとか、いろんな人と話して、こう、ナンとなく、形作っていくのを会社と相談して時期を決めるっていう感じですね
宮:プロデューサーが?
磯:はい
宮:はぁ~!ものすごい解りやすい説明でしたね、ありがとうございます、スイマセン!
磯:そうですか? いやいやいや(笑)
宮:あの~、でも、そこにいたこともありますよね?磯山さん
磯:編成でね
宮:え、その時は、そのポジションもやっていたんですか?
磯:そうです
宮:火曜はこれをやって
磯:金曜、コレやって
宮:こればっかりだとバランスが悪くなるからこれやってとか
磯:とか、火曜日のラインナップが10月だけ決まってないとか
宮:あぁ
磯:1年、大体1年先ぐらいまで、ナンとなーく、女優さん、こう、4人必要ですか、1年に、女優、主役が
宮:あぁ、そういう考え方、したことないですね~
磯:もう、誰々さんの次は誰々さんで、みたいな
宮:1年間で、そうか、主演女優が火曜日に4人必要だって
磯:そうなんです、
宮:って事だ
磯:はい
宮:日曜日には暑苦しい男が4人必要だっていうことですね⁉
磯:(笑)暑苦しいかどうかは別だけど
宮:(笑)そういうことですね⁉
磯:そういうことです(笑)はい。ひょんなことから同居したりするような話とか(笑)
宮:(爆笑)ひょんなことから同居するヤツね!枠と。え、金曜日はどういう?
磯:金曜日は、テーマは『愛・絆・命』なんで
宮:え⁉それ、はじめて聞いた
磯:そうなんです、『愛・絆・命』です。だからこう…
宮:知ら…、あぁ…
磯:医療…『インハンド』みたいな、ナンていうんですか、ちょっとしたアレでもいいし、『俺の家の話』、あ、『Oれの家の話』(笑)
宮:『Oの家の話』でも。あ、もう1回、言ってもらっていいですか?
磯:『愛・絆・命』
宮:『愛・絆・命』。え、ナンか自然に『愛・絆・命』に、じゃあ、導いてもらってるっていうことですね
磯:そうですね。あ、でも、あの~、アレ?いつだっけ?『Tガー&Dラゴン』の頃は、そんな事言ってませんでしたけど
宮:あ、そん時はまだ『愛・絆・命』じゃない?いつから?
磯:自分たちが編成、私たちが、2015年から『愛・絆・命』
宮:『愛・絆・命』。ナンだ~、一番最初に言ってくれればいいのに(笑)。出来てから言われても。あ、そうですか。でも、いつの間に、気が付いたらそうなってますね
磯:そうですね。いや、ナンとなく、今までやってきたものもそういうものが多いから
宮:あ、そうか
磯:そういうこう、ま、火曜日はラブストーリーで、日曜日は王道な感じ。だから金曜日は実は何でもありなんですけども
宮:そうですね
磯:出来ればこう、ヒューマンな方がいいなっていうことで
宮:あ~、そうですか、へ~。お金のことも、予算をもらってって書いてますけど、局から?
磯:はい、局から、編成部が、今度の1月企画の金曜日は、大体1時間、こんぐらいで作ってください、みたいのを折衝して
宮:毎回、やるんですか?
磯:毎回やります
宮:番組によって、それはすごい違ったりもするんですか?
磯:すごく…ま、ちょっとは違いますね。だから、例えば、出演者が多いんです、とか、地方ロケが多いんです、とか、いろんな理由で、こう…
宮:多めに
磯:多めに、とか、今回はもう、逆に編成の方が、もうお金が無いんで、コレでやれないんだったら、もうやらなくて結構!みたいな(笑)あの、ナンていうんですか、そういうのもあります
宮:え⁉え、でもそれって、だってそうなると、そこ空くじゃないですか⁉
磯:空くことはない
宮:それは、別の手札を持っている人が、それで出来ます、とか?
磯:はい。とか、企画はまんまに、その制作会社さんに、コレで出来るなら、やってくれ、みたいな
宮:あ、他に?
磯:はい
宮:あぁ~。『愛・絆・命』が入っていればいいんですもんね?
磯:そうです
宮:その3つが
磯:(笑)そうです、はい
宮:(笑)へー!コレ、スゴい、あの、これからシナリオライターになる人、スゴい、ね、聞いてたら『愛・絆・命』で金曜日だって思いますね
磯:そうですね(笑)。そうですね、そう、間違いないですね
宮:(笑)そんな甘いもんじゃねえよって(笑)
磯:(笑)
宮:じゃあ、早速愚痴、聞かせて頂きましょうか、ありがとうございます、スイマセン
磯:宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど、出演者が好きあったり、嫌いあったりするんです
宮:えーとですね、まず好きあったりから行きましょうか。好きあったりっていうのは…
磯:え、嫌いあったりの方が…
宮:盛り上がる⁉
磯:あ、盛り上がる方が先がいいんですか?
宮:(笑)いやいやいや、盛り上がる方が(笑)盛り上がる方が…れないヤツもあるじゃないですか
磯:そうですね
宮:好きあったりは
磯:どっちもそんな、盛り上がれない…
宮:ま、そうですね。好きあったりは、要するに付き合うって事でしょ?
磯:そうですね。コレ、ホントに、ま、当たり前なんですけど、やっぱりフェロモンを出す人たちじゃないですか、役者さんっていうのは。ま、宮藤さんが(笑)フェロモンを出すところを、そんなに肉眼で見たことはないですけども(笑)
宮:(笑)はい、スイマセン
磯:あの~、セックスアピールが…
宮:今日もアクリルがあるからね(笑)
磯:(笑)
宮:アクリルから向こうには行かないですから
磯:残念ながら
宮:セックスアピールが
磯:セックスアピールがある人が、同士が、好きとか嫌いとかいう、ま、ほとんど(笑)嫌いって事はないじゃないですか。嫌い嫌いも好き、みたいな
宮:嫌いも好きみたいなね
磯:のをやってるから、仕方がない事だと思うんですけど、職業としてね、好き、みたいに。疑似恋愛?
宮:うん、この人の事を好きっていう役をやってるワケですからね
磯:そうです、はい、ストーリー、助けたり、ピンチを助けたり
宮:そうですね
磯:ひょんなことから同居したりね(笑)
宮:(笑)人はそうそう、ひょんなことから同居はしないですよね(笑)
磯:私も常々、そう思うんです
宮:(笑)
磯:うん、それだから、しょうがないんだけれども、そのせいで、やっぱり知らない間に、付き合ってるって事が…
宮:現場では?
磯:誰もだって、そんな、『今日から私たち、付き合います』ナンていう俳優さんは(笑)この世にいないから
宮:うんうん
磯:『昨日から付き合うことになりました』とか、報告してくれるワケじゃないから
宮:撮影中にね
磯:はい、だから、知らない間に、モノスゴい、実は嫌いだって、もうコレ以上、キスシーンとか止めて下さいって、マネージャーさんから、言われたりする事とか
宮:…はい
磯:実は、ね、FRIDAY見たり、実は結婚することになりました、とか言われる
宮:へ~
磯:もう、ビックリ!ビックリなのが、そういう、うん、もうとにかくビックリします
宮:毎回?
磯:はい
宮:え、それは例えば、3話までは付き合って無かったんだけど、4話で付き合っちゃったとか
磯:(笑)それ
宮:あるって事ですよね⁉
磯:往々にして、大体、終わって、番組が
宮:終わってから
磯:打ち上げも終わって、そっから、その、写真週刊誌に出たり、マネージャーさんから電話が掛かってきて、実は結婚する運びになりました、っていうのが、大体、好きあってる場合ね、あるんですけど、そうすると、いつから付き合ってんの⁉っていう
宮:なりますよね
磯:疑問が、もうスタッフ全員、あの二人、いつから付き合ってたんだろ⁉っていう。だから、あの、演出、監督とか、『あの時僕は、A子さんとB太さんに一人ずつこう、言ってたけど、あの後二人で、”監督さぁ…”みたいに言われてたらどうしよう』
宮:あぁ!
磯:って、スゴい言うんですよ!
宮:あぁ、そうか、そうか
磯:別に、それぞれ、そんな違う事、言ってなかったとしても、『ちょっと、今日の現場、どう思う⁉』みたいな話されてたら、イヤだな(笑)とか
宮:そうですね、また、それでまた盛り上がったりもするワケですもんね
磯:でしょうね、きっと!(笑)
宮:(笑)それが恋愛に発展する
磯:でしょうよ、うん
宮:あの、ね、ちょっとやっぱり、どうかしてる監督のせいで
磯:(笑)
宮:付き合っちゃう事もあるワケですもんね
磯:そうですね。あと、あの、スゴく視聴率が悪い番組とかで付き合いがちが(笑)
宮:うわぁ(笑)
磯:ありますね(笑)やっぱりこう、哀しい気持ちを共有する
宮:大丈夫だよ、オレたち間違ってないよ!みたいな
磯:(爆笑)
宮:(笑)あの、事ですよね⁉それがナンか、恋に発展するって
磯:スゴく解りやすいけど、そうだと思います
宮:えぇ。じゃ、結構、そうすると、貢献しますね、我々
磯:ん?まぁ、うん、そうですね。私の中、何回か、(笑)後々付き合ったっていうのと、すっごい嫌いだったっていうのがあるんですけど
宮:じゃ、嫌いだった、に、行ってみましょうか
磯:いや、嫌いだったは、もうホントにだから、嫌いだったら、途中でZettai発覚して
宮:本番中です。ナンで嫌いだったは、本番中ナンですかね?付き合ったは後なのに
磯:だから、やりたくないからですよ、ラブシーンを
宮:(笑)あ、そうか
磯:うん
宮:嫌いだったは、言うんだよな
磯:出来れば、うん、そう
宮:なるべく早く
磯:なるべく、だからこう、キスシーンは被ってしてる、足、爪先立ちとか、見せないように、ホントにキスしなくても(笑)いいように
宮:うん。え、それって、女優さんのマネージャーさんとかから来るんですか?
磯:来ますよ
宮:そん時に、いやいや、それじゃ困るとか
磯:もちろん、そういう事もありますよね
宮:あるし、監督に、ナンか、したくないって言ってるんだけどって
磯:(笑)そういう事もありますね
宮:撮り方でナンとかしてくんないかなとか
磯:とか、うん。あとナンか、今、付き合ってる人がキスシーンにうるさいから
宮:(笑)それ、別の、その
磯:その俳優さんの、今、付き合ってる(笑)
宮:今、付き合ってる、ね
磯:(笑)それなら、先に言ってくれよと思うんですけど
宮:そうですよね。どうせ、そいつらも別の作品で付き合ってるワケですもんね
磯:そうそうそう
宮:(笑)
磯:(笑)っていうか、そういう職業なんだからさ、とは思う。でも確かに…
宮:そうですよね⁉フェロモンを出すのが仕事なんだから、ちゃんと付き合ってても、別んとこでフェロモンを出さなきゃダメですよね
磯:そうでしょ⁉
宮:テレ朝でばっかりね、テレ朝のドラマでくっついたのが、TBSでナンか、やめてくれ、今、彼氏がうるさいから、みたいなことがある
磯:そういう事があるってことです
宮:あらぁ…
磯:ま、でもね、あの、お互い俳優さんの場合は、そんなに拘束し合わないことが多いですけど
宮:うんうんうん、お互いが俳優だったら
磯:うん。その、付き合ってる人が、ミュージシャンとか
宮:あぁ…
磯:あの~、ね
宮:ちょっと違う業界
磯:アスリートとか、そういう場合、やっぱあんま解んないじゃないですか、ナンでそんな、ね、知らない人とキスとかしてるの?ってなるじゃないですか
宮:どういう仕事⁉と
磯:そうですね、そういう事ですね。あ、でも、宮藤さんはラブストーリーやっても相手に私の事、嫌いだと思ってたって言われがちなんですよね
宮:毎回言われるんですよ、それ。宮藤さん、私の事、嫌いなんでしょ?って、一番最後に言われるんですよ。ナンか、ナニがいけないんですかね?何かが足りない
磯:やっぱアクリル板が、自然なアクリル板が(笑)
宮:えぇ(笑)
磯:フェロモンが届かない(笑)
宮:(笑)アクリル板をいつも持ち歩いてる(笑)からなのかなぁ?ナンか、そう、あ、そういう人もいますよね?でも
磯:そうですね。だから、そういう人は、別にそういう事に発展しなかったりするし。でも、大体、Zettai解んないです、付き合ってる、あ、逆にZettai付き合ってると思ってて、付き合ってんでしょって、内心思ってたのに、全く付き合って無いって事もあるんで
宮:それスゴいですね、それスゴい役者ですね
磯:そうですね
宮:うん
磯:私、あの、『大恋愛』の時、T田恵梨香さんとMロさん、Zettai付き合ってると思ってたんですけど(笑)全く付き合って無い
宮:全く付き合って無かったですよね
磯:だからそのぐらい節穴だって話でもあります(笑)
宮:現場は
磯:はい
宮:でも、逆に言うと、それだけムロくんと、あ!ムロくんって言っちゃった!
磯:(笑)
宮:(笑)ムロくんとT田さんは、良かったってことだ
磯:そうですね
宮:ね!誰が見ても付き合ってるって
磯:うん、そうですね。付き合ってるんじゃないの⁉ってこう、口に言いやすかったしね
宮:あ、言いやすい、言いやすかった、うん
磯:普通はやっぱ、そう思っても言えない
宮:言えないですよね~!付き合ってんでしょ⁉って言えないですよね
磯:(笑)自分たちがそういう、させてますしね、そもそも
宮:そもそも、キャスティングしてる時点で
磯:そうですね
宮:お膳立てしてるワケですもんね
磯:そうなんです、はい
宮:なるほど。ナンかオレ、この話だけで今週、行けるんじゃないかと(笑)
磯:そうですね、確かに
宮:(笑)
磯:ホント、そうですね、たくさんあります
宮:(笑)今、スゴく思ってるんですけど
磯:(笑)
宮:嫌いあってるって、例えば、共演者、同性でもあるんですか?男同士
磯:ありますね~
宮:男同士、女同士
磯:ありますね
宮:ベテラン同士
磯:ありますね~(笑)
宮:(笑)ありますよね
磯:ありますね
宮:そういう時って、どうするんですか?
磯:え、どうするか?
宮:男同士、例えば、バディモノとか、解んないですけど、男二人みたいな時とかって、Zettai上手くいけばいいし、例えば、同じ事務所の先輩後輩だったりすれば
磯:そうですね
宮:上手くいくと思うけど
磯:どっちかが、ちょっとだけでも、大人だったら、ナンとか最後までは、行けますよね。分解することはお互いマイナスだから無いとは思いますけど、やっぱりスゴく子供じみた方の人が、無茶をするケースがありますよね
宮:あぁ。無茶っていうのは?
磯:ナンかこう、ナンて言うんですかね、セリフ憶えて来てないのに、現場でセリフが悪いって言いだすみたいな(笑)
宮:(笑)セリフが悪いから憶えられないんだと
磯:そう、よくある
宮:コレ、言いたくないとか
磯:そうそうそう
宮:アレ、スゴい言いますよね、役者さん
磯:それ、もうちょっと早く解らないですか?って思うんです、大体。大体、立ち位置立ってから言う
宮:人、いらっしゃいますよね
磯:えぇ。でも、アナタがそれ言わないと、この人、コレ言えないしってなるじゃないですか
宮:はいはい
磯:コレぐらいスゴい愚痴が(笑)止まらない~(笑)
宮:(笑)いや、大丈夫、大丈夫です、大丈夫ですよ!そういう時って、直接話、しなかったりとか、直接は仲良さそう見えたり
磯:そういう事ありますよね
宮:しますよね。直接は文句言ってるように見えるのに【言ってないように、の言い間違えかな?】、陰で
磯:文句ばっかり言ってる
宮:文句ばっかり言ってて、アイツ、あぁで、こうで、とか、やりづらいんだけどとか
磯:そうですね。ナンか昔の女優さんとかは、あの、クローズアップの寄りの数を数えてたっていう話がありましたね
宮:え?私よりあの子が
磯:多いとか
宮:多いとか。へ~!
磯:サバサバしてるって思われたい人に限って(笑)サバサバしてないっていう
宮:(大爆笑)深い話ですね~!サバサバしてるって思われたい、で、売ってる人ほど
磯:(笑)
宮:サバサバしてない
磯:ナンでもう1回確認するんですか(笑)
宮:(笑)いやいや、Zettaiに、使おうと思ってさ(笑)なるほど、なるほど、解りました、解りました。でもそういう愚痴って、愚痴っていうか、そういう現場でのトラブルって、監督じゃなくてプロデューサーに行くっていうのは、ナンでなんですかね?
磯:うーん、大体、でも、例えば前室っていう、その、メイクさんとか衣装さんとか、持ち道具さんがいるところで、の、態度?behaviorが
宮:はいはい(笑)
磯:(笑)態度っていうとナンか、あの
宮:英語で言っても一緒ですよ!(笑)
磯:居様が、意外と人柄が出やすくって、そういうところからこう
宮:立ち上がってくるもの
磯:立ち上がってくる、だからその、よくその、前室チームに愛されてる人は、やっぱりこう、メイクとか衣装とか、スゴくちゃんと愛を込めて作ってもらえるから
宮:あぁ、メイクさん、衣装さん
磯:結果的に良くなると思うんだけど、そこで結構、その、愚痴を吐く場合とか、ナンかその、スゴくこう…
宮:態度が悪い人
磯:態度が悪い人が(笑)あの~、そういうの大体、ま、プロデューサーにも来るし、噂っていうか雰囲気が。監督にも基本は届きますよね
宮:あぁ。メイクさんもちゃんと見てくれないし
磯:そうそうそう
宮:ボサボサのまんま来る
磯:(笑)そんなことはないけど
宮:(笑)あぁ、なるほど。愛されてる人はちゃんとね
磯:そう、基本ですよね、でも。あと、まぁ、モニターで写ってる顔が、さっきのテイク2よりテイク1の方がいい顔だったって、思った人が、Zettai監督にテイク1の方がZettaiイケてますよって、言った方がいいじゃないですか、多分
宮:うんうん、本人にとってはね
磯:特に男性の監督の人はそんな、ナンかこう、胸キュンの顔とか
宮:解んないですもんね
磯:そんなに一生懸命見てないから
宮:磯山さん、ホントにモニターの前にいますよね⁉
磯:そうなの。それを探すのが…I山さんね⁉
宮:あぁ、(笑)I山さん。I山さん、ホントにモニターの前に必ずいますよね⁉
磯:もう、そのね、どのカットが良かったか、違うのが使われるとスゴくイヤなんですね
宮:あぁ、テイク2つか3つ撮った時に、このカットは1コ前の方が良かったとかっていう事を
磯:そうですね、それをこう、ディレクターと確認し合わないと、忘れちゃうし
宮:あぁ、その為に、でも、その時に、その例えば、だから、そのモニターに映ってる人が、その、今まさに、渦中の、その現場をかき乱してる役者だったりすると、言わないですもんね、そんな
磯:どーでもいいですね
宮:(笑)どーでもいい
磯:(笑)早く終わんないかなって
宮:(笑)早く終わんねーかな(笑)もうどのテイクでもいいや!みたいな
磯:ホント、そうです。むしろ、醜く映ればいいとすら思う
宮:わざと
磯:世間の人にバレればいいと思う
宮:そうですよね⁉コイツの醜悪な部分が(笑)スイマセン!じゃあ、ドラマプロデューサーの愚痴、もう一つお願いします
磯:宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど、予定通りに放送を出すことが意外と大変なんです
宮:え⁉予定通りっていうのは、要するにOAに間に合うようにということですか?
磯:そうですね。はい
宮:でも僕、磯山さんとやったヤツ、どれが一番、I山さんとやったヤツで、どれが一番大変だったっけ?ってさっきから思っていたんですけど、池袋が一番大変じゃなかったでした?
磯:そうですね。最終的に2班に分かれましたからね、撮りが
宮:あ、そうだ!
磯:IW班とGP班
宮:GP班だ!そう、そう。監督が
磯:撮り切れないから(笑)
宮:堤さんと金子さんに分かれて、現場でそれぞれが撮ってましたよね
磯:そうですね。あと今、ほら、その、コロナになっちゃったりとか、インフルエンザだけでも主演の人がもしかかったら、5日とか休まなくちゃいけないじゃないですか
宮:そうですよね
磯:だから、えっと、だから、実際そのシーンがなくても成立するかっていう、もう1回その、新たな本打ちがあって、そこを撮らないで、ナンとか1時間モノにするとかいうことはあります
宮:へ~
磯:撮らずにシーンカットする
宮:あ、僕、その経験ないな。ナンか、OAに間に合いません、とかもないし、そこまでキツいのって無い、かったって思っているんですけど。そんなこと、ないですか?
磯:そうですね。『IWGP』は多分、全部がオールロケだったし。出演者がとにかく多くて、ま、私もスゴい、あんなに大変な番組は初めてだったので、ちょっと一瞬手に負えなくなりましたっていう感じですかね
宮:そうですね。だから監督も、でも、監督3人、いらっしゃって。あれが基準になっちゃってる部分があるかも知れないですね、僕。木更津と池袋が
磯:そうですね。どっちも、だからギリギリですね、ギリギリ
宮:あぁ
磯:ナンかやっぱり、余裕を持って1ヶ月半ぐらい、今だともう、働き方改革もあるので、ドンドン前倒しで撮ってはいるんですけど、でも、やっぱり最終的にはOAの当日とか前の日とかに音楽入れるぐらい、ギリギリになりますので
宮:あぁ、そうか、そうですね
磯:あの『Tイガー&Dラゴン』だけ、OAよりも前に全部撮り終わって
宮:撮り終わってましたよね
磯:そういうことも、でも最近はちょっとリスク管理で、他の局の方も多くやっていらっしゃるみたいですけど
宮:へー。でも、この間ですら、割と最近、ナンか完パケったのがOAの日の朝だったとかっていう話、全然現場でしますよね?
磯:そうですね
宮:ナンか前の晩に最終話のOAの2日前かナンかに撮り終わったとか。どうしてもそうなっちゃうんですかね?
磯:うーん。そういうルーティンでやっている組はずっとそうですね。『H沢N樹』とか
宮:あぁ~
磯:『Dラゴン…S…、Zくら』とか(笑)
宮:(笑)もう、お前ら、東大行け!ってヤツですね?
磯:そうですね。あぁいうチームは、もうホントに、大体最後のOAの日に打ち上げをやってたんですけど。その時、大体いないですからね、ディレクターとプロデューサーが。まだ…
宮:出来てない?
磯:だから、もうすぐOA、アレ、9時からじゃないですか、日曜日の。でも、7時からの打ち上げにまだいないぐらいのギリ
宮:1次会はいない。で、2次会で大体OAを見るっていう
磯:そうですね、そのぐらいに。だから納品して、やった!みたいなので来るみたいな、ナンかもう、そう
宮:スゴい、それに美学を感じるワケじゃないですよね⁉
磯:(笑)解らないですけど、多分、スゴく、やっぱり撮っているカットとかが多くて
宮:多いからか、へー!いつもお金が足りないって書いてありますけども、僕、お金の話、あんまり…
磯:聞いてないんじゃないですか⁉スゴい言ってますよ!いつも。もうコレ、Zettai、コレ無理だからって。お金がないから無理だからって言ってますよ、よく
宮:アレ⁉え、そうですか⁉
磯:おんなじセットにしてもらっていいですか?とか
宮:あ、それは言われます。あと、ロケ、ロケじゃなくて、コレ、庭でいいですか?とか、玄関でいいですか?とか
磯:そうですね、言ってますよ!
宮:あ、それってお金なんだ
磯:お金だけじゃないですよ
宮:時間
磯:スケジュールがない、その人の。だから、2ヶ所に分かれられないから、セットかロケ、どっちかにしてもらっていいですか、とか
宮:あぁ、大変ですよね。磯山さんは全部、お金に換算出来るんですもんね
磯:いや、出来ないですよ。でも、ナンとなくですよ(笑)
宮:ナンとなくだけど、でもココで1日これだけ、3時間撮ったらいくらかかるとかっていうのって、金額に具体的にナンとなくは?
磯:うーん、どう、そんなにハッキリは解らないですけど、大体でも、台本が出来るじゃないですか。宮藤さんの初稿が出来て、スケジューラーのK村さんに話して、コレ、はまらない、スケジュールがまずはまんない
宮:はまんない
磯:から、この人はココにいてもらっちゃ困るとか、いろいろ言われて、それを持って本打ちに行って、宮藤さん、ココはちょっと
宮:OSD、なくてもいいですか?って
磯:OSD、OSD(笑)はホントにいろんなトコにいたりいなかったりしました(笑)
宮:(笑)よく言われました、はい
磯:とか、お金的には、だから、2回行かなくて済むように
宮:1回にまとめてくださいとか。そっか、それ、お金の話だと思って、あんまり。時間がないからとか、キャストのスケジュールっていう風に思ってたけど。なるほど、なるほど。そういうことも考えながら作ってるですもんね。大変ですよね(笑)え~、スイマセン!え~、1回分のつもりで撮り始めたものの、誰が好きあってる、嫌いあってるの件が、ちょっと長く
磯:(笑)
宮:なりすぎまして
磯:(笑)
宮:誰が好きあってるか、嫌いあってるかの回になってしまいましたので、え~、プロデューサーさんの愚痴は次回に
磯:スミマセン
宮:本題には入りますので、スイマセン、宜しくお願いします
磯:宜しくお願いします
宮:ありがとうございます
太「でも、本当に『あまちゃん』もスゴかったけども、オレ、最近までやっていた『俺の男の』…」
ア「違う。『俺の家の話』です」
太「俺の家の…」
宮「(笑)俺の男のナンだったんだろ?(笑)」
太「アレも素晴らしかったよね」
宮「あ、ありがとうございます」
太「アレはまたさ、能の世界と介護とプロレスとっていうさ。全部勉強したワケですか?」
宮「いや、能は…」
太「好きなんだ?最初から」
宮「いや…」
太「そうか~」
田「話を聞け!」
宮「(笑)」
田「お前が質問して、答えなんだから!お前のターンじゃねえんだよ!」
宮「プロレスは世代的には好きだから、プロレスの反対の芸能ってナンだろうなと思った時に、全く動かない能がいいだろうっていう…」
太「そういう発想だったんだ」
宮「そういう発想だったんですよ。で、能のことは本当に本を1冊しか読んでないです。ただ、その本1冊に書いてあることは全部使いました」
太「『風姿花伝と能』みたいな」
宮「初めての能みたいな(笑)」
太「ああ、入門書みたいな?」
宮「入門書みたいなの、あるんですけど、そこに書いてあったことは、ほぼ全部使いました」
太「でも、アレは、オレ見て、能の真髄を全部、アレが描いてましたよ」
田「お前が、何が解るんだよ!(笑)能の真髄を、お前がナンで全部解ってるみたいなことになってんの?」
宮「(笑)」
太「オレは入門書も1個も読んだことがないけど」
田「(笑)無いでしょ⁉」
太「でも、アレを(笑)見た時に偶然なのかもしれないけども、プロレスと能っていうのは通じるものが途中から出てくるんだよね」
宮「そうです。あの、覆面をかぶるっていうところが、あの~」
太「いや、そんな浅いトコじゃないんだよ」
田「いいんだよ!」
宮「(笑)」
田「本人が今、話しているんだから。お前は黙っていろよ(笑)」
太「(笑)あぁ、本人の弁を聞きましょう」
田「まずは」
宮「(笑)ゴメンなさい、浅いですけども(笑)」
ア「覆面⁉」
宮「覆面をかぶることで」
太「アレは面(おもて)だからね」
宮「面。そうです、そうです。面をかぶることと、え~、リングが、あの~真四角だっていうことが一緒で、だから、狂言じゃなくて能にしたんですよね。で、狂言の方だと、和泉元彌さんがプロレスをやっていたじゃないですか」
太「あぁ、やってた!」
田「(笑)」
太「確かにやっていた(笑)」
宮「ホントはそっちで行こうかと思ってたんですけど」
田「面白そうだね、それはそれでね」
宮「えぇ、だけど、やっぱりマズいかと思って、能にさせてもらったんですよね」
太「あぁ、そう」
宮「能と狂言の違いには、スゴく、だから注意されました、いろいろ。『アナタが思っているのは狂言ですよ』って」
太「あぁ、確かに。それ、セリフも出てくるもんね」
宮「そうですよね」
太「そういうの」
宮「何回か、舞台も見に行きましたけども、能の」
太「能の?」
宮「はい」
太「共通点だと思ってたのは、四角いリングと、四角い、舞台も四角いっていうのと、その面を、覆面で面をかぶるっていうのと」
宮「だから、親には覆面をかぶっているから、一応バレていないっていう体で、その~、内緒でプロレスを続けるっていう話に」
太「そうだよね。そこだけですか?共通点だと、アナタが思っているのは」
宮「ゴメンなさい、スイマセン(笑)そこだけです(笑)」
太「そんな浅い…」
宮「(笑)」
田「本人なんだよ! お前は、その真髄っていうのは、じゃあ、ナンだったの?さっきから言っているのは」
太「いや、だから、あの番組のテーマであるね、『自分がない』っていうのが一つのテーマなんですよ」
宮「あぁ、そうですね!」
太「あの、長瀬くんがね『自分がない』っていうのは『型だ』っていう事なんですよ。つまり、型、自分をいかになくすかが、自分をいかに表現するかに繋がるのが能なんですよ」
宮「うん、そうです」
太「そして、実はそれは型の芸能であるって事は、プロレスも同じなんですよ」
田「うん」
宮「コレ、アレです、長瀬くん本人がそういう人なんですよ。実は。自分がないっていうか」
田「あ、そう?」
宮「あの、みんなの事をスゴくサービスして」
太「うん」
宮「気持ちよく仕事をするんだけど、結局、じゃあ、長瀬くんは?っていうと『いや、僕は大丈夫』っていう人なんですよ」
太「あ、だから今回、スタッフに」
宮「それで多分、みんながそう、どっかで思っていたから、あのセリフが出てきたんですね、『あなたは自分がない』っていう」
太「あ、そういう風になったんだ?」
宮「多分、そうだと思います」
太「それなんですよ!芸能の…」
田「(笑)ナンで、お前が教えてんだよ!さっきから」
宮「(笑)」
太「全ての日本の芸能の…」
宮「~事が多いな」
太「 原点っていうのは「型」なんですよ!つまり、家が続けばいいっていうテーマ、ありましたよね」
宮「そうですね、家が」
太「形が続けばそれでいいっていう、それが芸能。自分を出さないんだっていう。それはプロレスも能も一緒なんですよ」
宮「あぁ、そうだわ。確かに」
太「そこでしょう?」
田「あの、騙されちゃダメよ?」
宮「(笑)」
田「ね!」
太「(笑)」
田「だから、宮藤さんが書いたんだから。宮藤さんが言いたいことは別だとか…」
太「解ってないんだ?」
宮「解ってなかったです(笑)」
田「いやいや、だから、オメェが解ってないって事なのかも知んないからね、そこは」
太「よく、そんなことも解らずに」
田「解らずに、じゃねーよ!」
ア「(笑)」
宮「(笑)スイマセン」

松「今年2021年に放送されました連続ドラマ『俺の家の話』では、長瀬智也さん主演で、能とプロレスと介護を描きました。ザ・テレビジョン・ドラマアカデミー賞脚本賞を受賞でございます」
宮「ありがとうございます、スミマセン」
高「ホント傑作だったね」
宮「ありがとうございます、ホントに」
高「後妻業の女だもんな」
宮「(笑)そこに目を付けた(笑)」
高「大好きな(笑)お互いドキドキするような」
宮「お互い大好きな(笑)」
松「大好きな(笑)」
高「たかじんの本でお馴染みの」
宮「(笑)お馴染みの」
高「博士がワクワクする、これはスゴいよ」
宮「(笑)」
高「長瀬くんとはどうなってるの?仲良かったから」
宮「いや、まぁ、でも、その後、またやりましょうっつって、で、あの~、でもね、あの、打ち上げとかも無かったんで」
高「あ、そうか、打ち上げ出来なかったか」
宮「でも、あの~、最後のクランクアップに立ち会ったんですけど、ものすごいサバサバしてて」
高「あ、そうなの?」
宮「今までとナニも変わらなかったですね」
高「フランクな感じで?」
宮「えぇ、またやりましょう!っつって、帰って行きました」
高「サラッと」
宮「帰って行きましたよ」
高「大谷的なスマイルで」
宮「そうですね」
高「大谷的なスマイルで爽やかに」
松「爽やかだな~」
宮「行きましたね」
高「長瀬さんは、結局、今、裏方の方やってるの?演出とか」
宮「でもね、インスタとかで時々、ナンか、あの、自分の写真を、音楽をUpしたり」
高「へ~」
宮「ナンか、楽しんでるみたいですね」
高「あ、そう?いい事だね」
宮「はい、そうなんですよ」
高「へ~」
宮「ナンか、いずれやるってなったら、また多分」
高「また多分ね、一緒にやるかもね」
宮「多分、やれるんじゃないかなって思うんですけど」
高「楽しみだね」
宮「はい」
高「コレで脚本賞取ったんだよね」【ギャラクシー賞はスルーなの⁉】
松「そんな中、今日、7月19日が51歳のお誕生日でございます~」
宮「ナンか、スミマセン」
松「おめでとうございます~!」
宮「ありがとうございます~」

【略】
(お笑い好きだった娘さん、高校生になって)
宮「最近やっぱ、りね、これは学校でみんなと話し合わないって思ったんでしょうね。普通にジャニヲタみたいになっちゃって、あの、ジャニーズのコンサートとかに行っちゃうの」
高「へ~、普通の高校生?」
宮「どんどん普通の高校生になって寂しいですね。割と変わった子だったんですけど、やっぱスマホ持ってからかな」
高「あ~」
宮「やっぱりなんでも情報入ってくるから」
高「みんなと同じようになっちゃうのかな」
宮「うん、だから、そこは寂しいですね」
前回、舞台挨拶申し込んで撃沈したので、今回リベンジ!と思って申し込んだら当選。「翔んで埼玉」以来の舞台挨拶付き上映(その後に、トークショー付き上映は見たけど)。H列で通路側、割と正面だったので、画面を見上げる形になったけど、舞台挨拶にはいい感じかなと思って上映開始を待つが、一向に私より前方列に人が来ない。私の隣も1席開いてる…あ、制限してるのか⁉と初めて気付いた。

映画は前作に比べて、キャストが絞られてるせいか、人間模様を描いてる部分が増えたかな。それでもアクションはホントにスゴすぎて、頭空っぽにして、エンターテインメントとして楽しめるモノなので、こういう時世に見るのにはいいのかも。岡田氏不死身過ぎて笑える。佐藤二朗&山本美月のシーンはクスクス笑えて、箸休め的存在。今日の舞台挨拶でも二朗氏絶好調♪「ZIP!」だったか「スッキリ」だったかで、岡田氏が平手友梨奈のシーンが見どころ、みたいな事を言ってたけど、彼女の存在感はFeatureしたいトコなのかな。舞台挨拶で堤真一も言ってたけど、木村文乃と安藤政信のバトルシーンが好き。岡田師匠が「Sexyに!」って指導したっていうだけあって、ホントにカッコいい。女優さんのアクション大好物だから、もっと見たかったなぁ。前回の方が多かったような??

スチール(&ムービー)撮影の後、拳銃仕様のクラッカーを持たされ、「祝!」「公開!」と書かれた大きな風船2つに向けて撃つと、金テープが発射され、その風船が割れて、中からジャッカル富岡の風船が出てくるという演出で、終了後、風船を頂いて来ました。2つもらったのに、途中で1個無くなってるのに気付いたけど、駅とかで落としたのか?( *´艸`)

やっぱり生はいい。それなりに距離はあったけど、煌々と光るライトを浴びて立つ演者さんが素敵で、やっぱり思っちゃうんですよ、こういう状況での智也を、生きてる間に見ることが出来るのだろうかと…。

【ドラマの題材はどうやって考えるのか?という質問】
ト「コレはもう、僕らも訊きたかった一つやけど、元々興味がある事を題材にされるのか、それとも題材が先に決まってからドラマを作るのかというのは」
宮「あの~、場合によりますね。ナンかそん時、そん時によりますけど、能に関しては結構後の方から決めたっていうか。最初、プロレスから入ったんですよ」
ト「あぁ」
宮「長瀬くんの、あの肉体をフル活用するとしたら、何かなぁと思って。プロレスラー、しかも、ちょっとブルーザー・ブロディみたなプロレスラーがいいんじゃないかっつって、プロレスから入って、で、家の、ホントはものすごい格調高い家に生まれたんだけど、家業を継がなきゃいけなかった長男が家を飛び出してプロレスラーになったっていう設定で、逆算なんですけど、じゃあ、家の家業は何にしようかなと思った時に、もう一番オレがワケ分かんない、その、表現ってナンだろうと思った時に、能ってホントに分かんないなと思って」
ト「(笑)あぁ、なるほど」
宮「あの、ナンか、ゆっくり動くじゃないですか」
ト「うん、うん、うん」
宮「プロレスって、プロレスと真逆じゃないですか」
ト「真逆やね」
宮「静と動で。だけど同じリングと舞台の形が正方形でおんなじで、とか」
ト「おぉ、おぉ、おぉ」
宮「で、どっちもマスク付ける」
ト「あぁ!」
宮「能面かぶるし、プロレスラーは覆面かぶるし。それでお能の家に生まれたんだけど、親に内緒でマスクかぶってレスリングやってるって」
ト「(笑)」
宮「設定はどうかなぁっていう風に思ったんですね」
ト「スゴい!」
宮「結局(笑)今、説明すると、はい」
ト「スゴいわ!」
宮「逆の発想なんですよね、だから、そういう意味では。最初に能じゃないんですよ。最初、プロレスから入って(笑)」
ト「え、それ、もっと言うと、長瀬くんの体型を活かすためにって、長瀬くんは、あの役に合わせて身体作ったんじゃないの?」
宮「途中から、僕、そこまでしなくていいのに…っていうぐらい、あの、一日6食食べてたらしいんですけど」
ト「(笑)」
宮「(笑)あの~」
ト「みるみる、あぁいう風になってたワケや」
宮「そうなんですよ!で、1年ぐらい前、ホントにコロナの一番最初の緊急事態宣言の頃に、初めて打合せして、『僕もう、これから身体作りますんで』っつって、宣言されて、そっからホントに半年ぐらいかけて、どんどん、レスラーの身体にしてったんですよね、本人が」
ト「わぁ」
宮「いや、まぁ、元々、タッパもあるし、ガタイはいいですけど、それとやっぱり、やるって決めたら、その役作りの為に妥協せずにやってくれる人なんで」
ト「へ~」
宮「きっとプロレスラーにもなるんじゃないかなと思って」
ト「(笑)そうなんや」
宮「そうなんです、アレ、だから、あの、長瀬くんに関しては、吹替一切無いんですよ。全部本人がやってるんです、レスリング」
ト「芝居、その、ドラマ中、歩いてるシーンで、ちょっとこう、足引きずったりしてるトコあったじゃないですか」
宮「はいはいはい」
ト「あぁいうのもじゃあ」
宮「アレね」
ト「実際に痛いワケや、足が」
宮「あの~、ナンだっけな、ムーンサルトっていう技やった時に、その技ではケガしなかったんだけど、その後、ステップ、着地で、ナンかで、足痛めたみたいで、靭帯を。だから、撮影終わった後なんですよね」
ト「あ、そうなんや」
宮「危なかったんですけど、そういう意味では。全然だからやっぱ、あの、しかもそれも、本人で、自分でどうしてもやりたいって言って、本人が、あの、吹替無しでやってくれたんで」
ト「スゴいな。藤岡弘、みたいですね」
宮「(笑)そうですね」
ト「(笑)男気がスゴいな」
宮「そうですね」
ト「ものすごいな。あのドラマもホント良かったよ!」
宮「あぁ、ありがとうございます。すいません、ホントに」
ト「この番組でずーっと話してて、あの話」
宮「ホントですか?ありがとうございます!」
ト「ホントに良かった」
宮「いやいや(笑)マジっすか!ありがとうございます」
ト「その、落語とか、落語、最初『タイガー&ドラゴン』で取り上げてるの見たんやけど、その、他にも歌舞伎の演出したりもしてるじゃないですか、宮藤さんって」
宮「やりました、はい」
ト「それってのめり込んじゃうの?そういう、興味が出来たら、がーッて」
宮「いやぁ、でも、正直、能も歌舞伎も最初、全く知らない状態で始めて、首突っ込んで、それでやっぱ、あぁ、もっと上手く出来たんじゃないかなって、その後なんですよ、見始めるのは」
ト「あぁ」
宮「だから歌舞伎も、むしろ、1回歌舞伎やった後、もっとちゃんとやりたいなと思って、歌舞伎座に見に行ったりとか、だから能も多分、ホントは今、これからもっと勉強したいんですけど」
ト「あぁ、なるほど」
宮「はい。あのね、でも、ナンか、全然詳しく無かったんですけど、ナンとなく知ってます、みたいな顔して、打合せするの、得意なんですよ(笑)」
ト「(笑)あぁ、なるほど!」
宮「だから最初から考えてたんでしょ?って言われると、えぇ、みたいな」
ト「(笑)」
宮「そうですね、とかって言いますけど、実は(笑)後でムリヤリこじつけだったりとか。最後の、だから、あの~『俺の家の話』の最後の、一番最後の演目の『隅田川』っていう話も、僕、正直知らなくて」
ト「はいはいはい」
宮「で、先生に、こういう設定で、親子の設定で、あの~、ナンかいい演目ありますかね?って言ったら、『隅田川がいいですよね』って言われて、知らないんですけど『あぁ、なるほど』っつって」
ト「(笑)」
宮「(笑)慌ててYouTubeで見て、っていう。最初はホントに形だけ(笑)っていうか、付け焼刃なんですよ」
ト「へ~!」
宮「落語もそうでしたけどね」
ト「あ、そう~」
宮「あの、そこまで詳しくなかった。『いだてん』の時の方がむしろ、落語はアレでしたね、とか、うん」
ト「は~。『いだてん』までの時間が結構ある、そこでいろいろ自分で」
宮「そうですね」
ト「落語に近づいて。そうは見えへんのが面白い、っていうか、僕からしたら、ナンか、能とか歌舞伎とか落語みたいな、そういう伝統、古典芸能みたいのんと、宮藤さんが作る、その演出されたり脚本書いたりするものって、やっぱりそこも真逆っていうか、さっきのプロレスと能の話じゃないけど」
宮「そうですね」
ト「ものすごいぶっこんだ現代劇と、ものすごい保守的な、その、保守的じゃないんだけど、その古典芸能っていう、頭ん中ではなかなか結び付きにくいところが、いつもこう、宮藤さんが、すごくこう、取っつきやすく結びつけてくれるから」
宮「あぁ」
ト「見てる人はすっごいこう、楽しんでると思うんですよね。そこがスゴいよ、ホント」
宮「ありがとうございます、スイマセン、ナンか」
ト「リモートで目の前にいないから、褒めれるぐらい」
宮「(笑)ホントですね、今、東京と大阪でこんなに褒めらると思ってなかったです」
ト「(笑)」
宮「東京にいたら、こんなに褒められないですからね」
ト「目の前でパーテーション一枚で、こんなに褒めないですよ」
宮「(笑)そうですね、ありがとうございます」
ト「恥ずかしい、照れくさいから」
宮「ありがとうございます」

【これぞ一押しの作品は?】
ト「僕ね、宮藤さんの作品、全部網羅してるワケじゃないんやけど」
宮「いや、もちろん、はいはい」
ト「コレが一番、自分の中では」
宮「(笑)」
ト「僕もね、自分の曲で一番何が好きって聞かれたら困るんですけど」
宮「そうですね」
ト「あえて聞きたいんやけど、ま、複数でもいいです」
宮「はい」
ト「コレとコレは自分でやった~っていう感じが、手応えとアレがあります、みたいのがあったら是非聞きたいねん」
宮「あぁ、1個?」
ト「うん」
宮「難しいですね」
ト「1個じゃなくてもいい、複数でもいい」
宮「でも、えーと、あの~、出来が悪かったヤツとか」
ト「(笑)」
宮「ナンかこう」
ト「(笑)出来が悪い…(笑)」
宮「出来が悪いっちゃ、ヘンだけど」
ト「(笑)」
宮「ナンかこう、物議を醸したヤツの方が印象に残るんですけど、僕の場合。それで言うと、歌舞伎座で、歌舞伎のさよなら公演の一環でやった『大江戸りびんぐでっど』っていう、ゾンビ物の歌舞伎があるんですよ」
ト「(笑)舞台ですか?」
宮「舞台で。ゾンビが蠢いてる歌舞伎を書いたんですけど」
ト「(笑)」
宮「中村勘三郎さんご存命だった2009年ですよね」
ト「(笑)ゾンビ、早いねん!」
宮「シネ歌舞伎って、今、映画館でも見れるんですけど(笑)そうなんですよ」
ト「(笑)早いよ!ゾンビが」
宮「(笑)そう、もうちょっと後だったんですよ。あんまり、そんなにみんなゾンビに注目してなかった頃なんで」
ト「(笑)注目してないですよ、まだ」
宮「歌舞伎座さよなら公演だったので、歌舞伎座を見納めにっつって、結構お年寄りのお客さんが多く来てたんですよね。それ全然計算外で、じゃあ、幕が開いたらいきなりゾンビがうわぁ~っつて、あの、歌舞伎、江戸時代の設定なのにゾンビがいるっていう。そしたらやっぱり歌舞伎見に来たお客さんって、まぁまぁ途中でも帰るんだなって、初めて実感したんですけど」
ト「(笑)」
宮「始まったら結構皆さん、立ち上がってロビーに(笑)どんどん」
ト「(爆笑)」
宮「舞台上ではゾンビが蠢いてるし、客席ではお客さんが蠢いてるしっていうのは、ちょっとやっぱり、あぁ、あの(笑)ちゃんと場をわきまえないといけないなっていう意味でも」
ト「(笑)でもそれ(笑)企画は通ったんでしょ?勘三郎さんの」
宮「そうなんです、勘三郎さんがものすごい気に入ってくれて、設定を」
ト「勘三郎さん、ぶっ飛んでんな~」
宮「いや、スゴいいい!っつって、それもやっぱり打合せの席で僕がゾンビの歌舞伎ってありますかね?っつったら無いねって言われて」
ト「(笑)」
宮「是非やろう!って言われて(笑)それがね、いまだに、あのDVDにもなってるし、たまに、多分、シネマ歌舞伎っていって、映画館でも時々やるんですけど、もうナンか、見る度に、いやぁ、ちょっとやり過ぎたなって思うヤツです(笑)」
【略】

贈賞式レポートはいつUpされるのかなぁ~。「GALAC」では、思ったより取り上げられてなかったようだから、サイトに期待するんだけど。そして、文春の連載で、クドカンが書いてくれることもね☆

【座談会】2021年冬ドラマを語る!

【座談会】2021年冬ドラマまとめ編
今号がパワーランキングの発表掲載と予告があったので、母にすぐ記事を送ってくれるようにお願いしていたが、Twitterで、どうやら発送されてるようだと知ったのに連絡無いから聞いたら、届いてないと。通常2,3日前には届いていたから珍しいなと思ったら、しばらくして、母から記事画像到着。家から出なかったからポストを覗いてなかったそうで、見に行ったら届いてたって。思った通り、去年よりかなりのランクアップ。総合が前年71位から15位。記事中の「3月で芸能界を引退した」ってあるのが、やっぱり引っかかるけどね。そして男優部門も当然ながらのUp。前年13位から2位へ。1位大泉氏は強いなぁ。ジャニーズ部門(っていうのがあるのも、ナンだけどね)では、活動休止した嵐5人を抑えて、堂々の1位。「TOKIO」が9位から7位へアップしたのは「センターだった長瀬が抜けてグループの形が変わってしまうことへの関心」と。期待感っていうのではないって事よね。

しばらくして、また母からLINEが来て、今度は光一連載ページの画像。2日に発売されたアルバムについて語っている中で、「そういえば、長瀬はジャニーズを辞めてからもクリエーティブな活動を続けるみたいだから、一瞬『俺のアルバムに曲書いてもらえないかな』って思ったんですよ。一瞬ね。でも次の瞬間、ああ、それはないなと思い直しました。だってTOKIOでの音楽活動がままならないまま辞めてしまったのに、こっちで俺と音楽やろうよというのは道義的に違う。いつか実現したらステキかもしれないけど、今じゃないなって」と書いてる。(ミュージカルはやるけど)ソロの音楽活動には、あまり前向きじゃない光一だけど、数年後、智也がプロデュースするような形とか出来たら、最高に嬉しいな~♪
授賞式LIVEを見ながら、入賞作を紹介していく中で、ドキュメンタリーも多いから、もしかして…って不安にもなったけど、優秀賞発表最後の作品です、というアナウンスの後に、ドラマのシーンの映像が流れてきて、もう泣きそうになりました。近影では、すっかり寿一の面影は当然ながら無いし、智也も終わった作品について、特に思いを馳せることも無いんだろうと思うけど、やっぱり、それ相応の思いを持って取り組んだと思う作品だから、こうやってキチンと評価されたのは、ホントに嬉しいよぉ~(((o(*゚▽゚*)o))) 

受賞理由「宮藤官九郎が紡いだ豊かな家族の物語。主人公を演じた長瀬智也が見事でした」「能とプロレスという、相反する世界を行き来したところに、思いがけなく温かな家族の物語が立ち現れました。老いや介護、人の死に、温かく寄り添った、新しいホームドラマとして高く評価します」

司会「伝統芸能とプロレスを合わせるという段階で多分、演者の皆さんも相当努力とか、頑張らなきゃならなかったんじゃないかなと思うんですけど、その辺り、どうだったんでしょうか?」

磯山「そうですね、長瀬さんはホントに、身体作りから長い期間、トレーニングして頂きまして、全部吹替なしでプロレスをやって頂くというのが、凄くハードルが高かったのと、お能の方はホントにそれは一朝一夕では出来る芸能ではないので、とにかく様になるようにということで、指導の先生にも凄く厚くご指導頂きまして、ナンとか、ナンとか凌いだという感じです」

司会「それぞれの皆さんの、ちょっとずつの努力が素晴らしい作品に繋がったんじゃないかと思います。本当におめでとうございます」

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