君と出会えなかったら この場所も見れないから 忘れないように…
長瀬智也がすべて…
…Re-Start June 8, 2010
全然年末感がないけど、12月31日で実家に来ています。
「俺の家の話」を堪能していた日々が遥か遠い昔のようで、4月1日から今日まで何をしたかという思い出は薄いけど、何とか元気に何事もなく、それなりに楽しく過ごせたことに感謝かな。
今年もありがとうございました。
また来年もよろしくお願い致します。
PR
【長瀬智也さんもサプライズ参加】世界耐久チャンピオンを祝う!「ヨシムラSERT Motul」祝勝会開催
初参戦にして、見事に2021年の世界耐久ロードレース選手権を制したヨシムラSERT Motulチーム。その祝勝会が盛大に開催され、チーム監督の加藤陽平氏や、ヨシムラジャパンの吉村不二雄社長が優勝を報告。バイク好きで知られる長瀬智也さんもサプライズで来場するなど、偉業達成を大いに盛り上げた。
POP時代から繋がり続ける縁
世界耐久選手権におけるスズキのワークス活動をヨシムラが担う形で2021年に誕生した「ヨシムラSERT Motul」。フランスに籍を置くSERT(SUZUKI ENDURANCE RACING TEAM)との日仏混合チームで、スズキGSX-R1000Rでルマンやボルドールといった24時間耐久を含む全4戦に参戦、初年度に見事シリーズチャンピオンを獲得したのは記憶に新しい。
【ヨシムラレジェンドから長瀬智也さんまでが登場!】YOSHIMURA SERT MOTUL FIM世界耐久ロード選手権 2021シリーズチャンピオン獲得祝勝会!
徹底したコロナ対策を行い、200名が参加!
2021年、FIM世界耐久ロード選手権(以下、EWC)に参戦を開始したYOSHIMURA SERT MOTUL。参戦初年度にもかかわらず、ルマンとボルドールという24時間レースの両方を制し、EWCのタイトルを獲得した。
その祝勝会が12月22日に厚木のホテルで開催され、200名ほどが参加。もちろん事前にコロナワクチンの証明書を提出したり、当日も検査を行える体制を作るなど徹底した感染症対策を行なっての開催だった。
YOSHIMURA SERT MOTULは、耐久レースの名門であるSERT(SUZUKI ENDURANCE RACING TEAM)との合同体制で、もちろんスズキのバックアップもあってのチーム。耐久の名門と日本のコンストラクターのタッグは抜群の相性を見せた。第1戦のルマン24時間を制すると、その後の第2戦のエストリル12時間は予選3位、決勝17位。第3戦のボルドール24時間は予選1位、決勝1位。最終戦のモスト6時間は予選3位、決勝3位という強さを発揮し、タイトルを決めた。
2021年のFIM世界耐久ロード選手権を戦ったYOSHIMURA SERT MOTULの面々。参戦初年度のタイトルは努力の賜物である
祝勝会は加藤陽平監督のスピーチで始まり、サプライズで長瀬智也さんが登場。長瀬さんから加藤陽平監督と吉村不二雄社長に花束が贈られた。
長瀬さんは神奈川県出身、お父さんが四輪レースをやっていたことから幼少期からレースが身近にあり、歳を重ねるごとにヨシムラの魅力に引き込まれていったそう。
また、吉村不二雄社長はFIMからニコラス・ロディル・デル・バレ・ゴールドメダル(二輪のレース活動の普及や発展に大きく貢献した人物や企業の経営者に贈られる。毎年贈られるものではなく、該当者がいる場合のみに贈られる)を贈られたことも発表。
その後は加藤陽平監督、ヨシムラのレジェンドライダーなどのトークショーなどが行われ、3時間に渡って祝勝会は開催。来年もEWCに挑むYOSHIMURA SERT MOTUL。日本を元気にしてくれるヨシムラの活動を応援したい。
スズキのレーシングカンパニー長の近藤 豊さん、レース車両開発グループの佐原伸一さん、モチュールのシェアホルダーであるニコラ・ゾーグさんからはビデオメッセージが寄せられた
「今後の人生でやらなければならないことの1つが、日本のレースを盛り上げることです。誰よりも速く走るというシンプルなヨシムラの姿勢を応援していきたい」と長瀬さん。これはヨシムラファンはもちろん、バイクファンにも嬉しいメッセージ。自身のインスタグラムでもヨシムラを訪れ、今回の祝勝会でも不二雄社長や森脇 護さんとの2ショットをストーリーズにアップしていた
マシンはスズキGSX-R1000RR。1年間戦ってきたマシンには独特のオーラがある
ヨシムラレジェンドライダートークショーの他、九州でヨシムラが立ち上がったばかりの頃を知る、雁ノ巣会の面々も登壇。マニアックなヨシムラ秘話が語られた
吉村不二雄社長が受賞したニコラス・ロディル・デル・バレ・ゴールドメダルも展示。そして、ポップの志は生き続けている
世界チャンピオンを獲得したヨシムラが祝勝会を開催。長瀬智也がサプライズプレゼンターで登場!
2021年のFIM世界耐久選手権(EWC)で見事シリーズチャンピオンを獲得したヨシムラSERT Motul。フランスのSERT(SUZUKI ENDURANCE RACING TEAM)とヨシムラがタッグを組み、タイヤもブリヂストンにスイッチ。その1年目で最高の結果を残した。
この快挙を記念し、ヨシムラが神奈川県内のホテルで約200名の関係者を集めて祝勝会を開催した。未だコロナ禍のため、ワクチン接種証明の提出や現地で抗原検査を実施。席はアクリル板で区切られており新型コロナ対策に万全を喫していた。
まずは、チームのメンバーがステージに上がり、加藤陽平チームディレクターがひとりひとりメンバーを紹介。
「スズキファクトリーチームとして参戦初年度にシリーズチャンピオンを獲ることができました。私個人としても、うれしく思いますし、誇りに感じております。この素晴らしい結果は、我々チームだけで成し遂げたのではなく、日頃から応援していただいているスポンサーの皆さん、無理をいつも聞いていただいている協力会社の皆さん、OBやライダーの皆さん、そして世界中のヨシムラファンの協力、応援があったからこそだと思っています。ありがとうございます」と加藤ディレクター。
スズキからは、レーシングカンパニー長の近藤豊氏、レース車両開発グループの佐原伸一氏がビデオレターで登場。吉村不二雄社長は、FIMから、これまでの功績を讃えられ「Gold Medal Nicolas Rodin del Valle」を受賞したことに触れ「ヨーロッパでは、モータースポーツが社会的に高い地位にあり、その中でメダルを授与されたことは至福の限り」と喜びを語った。
ヨシムラが九州にあった1950年代、60年代を知る雁ノ巣会九州タイミングアソシエーション太田祐三氏、倉留福生氏も出席し、当時のエピソードを語った。そして辻本聡氏、加賀山就臣氏、酒井大作氏といったヨシムラで活躍したライダーたちもステージに上がり、それぞれヨシムラでの思い出を語っていた。
そして会場がざわついたのがサプライズプレゼンターとして元TOKIOの長瀬智也が登場したときだった。加藤チームディレクターと吉村社長に花束を贈呈すると、司会のみし奈昌俊さんに、ひと言ご挨拶をと促されマイクの前へ立つ。
「なぜココに僕がいるのかと思われるでしょう。皆さん、一斉にスマホを出されましたけれど、ありがとうございます。ヨシムラさんとは、いろいろなきっかけで出会わせていただきました。この話をすると長くなるので割愛させていただきます」と以下のように長瀬は熱く語った。
「僕は神奈川県に生まれ、間もなくレースの世界が目の前にありました。オヤジが筑波でレースをしていたからです。それから43年間、乗り物を愛してきました。どんな時代も、どんなときも、すぐ近くに“ヨシムラ”というフレーズがありました。アメリカのカルチャー、エンジンに魅了されてきましたが、年を重ねていくごとに日本のモータースポーツのスピリッツにも魅了され、今となってはヨシムラの応援団のひとりとして心の中で応援させていただいております」
「ずっとエンターテイメントの仕事をさせていただきましたが、その世界を抜けて進化するべく走り続けています。僕が人生の最後までにやらなければいけないと思っていることが、いくつかあります。その中のひとつに“この日本でレースを盛り上げる”というのがあります。ヨシムラがEWCでワールドチャンピオンとなったことは、少しぬるま湯につかった気持ちにカツを入れてくれたんじゃないかと個人的に思っております」
「速く走ることだけをシンプルに考えるヨシムラの背中を見続けて応援し続けていきたいと思っております。これからもレースで元気を与え続けてください。僕らもヨシムラが元気になるように、いつまでも応援していきます」
また、今シーズンEWCでは、レースを走る機会はなかったものの、マシンを仕上げ、現地でもリザーブとして戦った渡辺一樹もステージでのトーク、そしてマグナムボトルのスパークリングワインを注いで席を回るなど大忙し。ヨシムラ社員全員で作り上げたアットホームな祝勝会となっていた。
おめでとう☆
長瀬智也主演『俺の家の話』「東京ドラマアウォード」作品賞 連ドラ部門グランプリに
今年1月期に放送された長瀬智也主演のTBS系金曜ドラマ『俺の家の話』が、世界に見せたい日本のドラマを表彰する「東京ドラマアウォード2021」の作品賞連続ドラマ部門でグランプリに輝いた。また、本作に出演した西田敏行が助演男優賞、江口のりこが助演女優賞を受賞した。
「東京ドラマアウォード」は、作品の質の高さだけではなく、“市場性”、“商業性”にスポットをあて、“世界に見せたい日本のドラマ”というコンセプトのもと、世界水準で海外に売れる可能性が高い優秀なテレビドラマを表彰する賞。
長瀬と脚本の宮藤官九郎氏がTBSの連続ドラマで11年ぶりにタッグを組んだ『俺の家の話』は、濃すぎる家族が織りなす、まったく新しい形のホームドラマ。長瀬演じるピークを過ぎたプロレスラーが、能楽の人間国宝である父の介護のために現役を引退し、名家の大黒柱として、次々と一家に降りかかる困難に立ち向かう。そして、謎の女性介護ヘルパーを巻き込みながら、家族と一致団結し、一家をまとめていく様が描かれた。
「東京ドラマアウォード2021」受賞作品・受賞者
■作品賞〈連続ドラマ部門〉
グランプリ 『俺の家の話』TBSテレビ
優 秀 賞 『コントが始まる』日本テレビ放送網
優 秀 賞 『MIU404』TBSテレビ
優 秀 賞 『半沢直樹』TBSテレビ
優 秀 賞 『天国と地獄~サイコな2人~』TBSテレビ
優 秀 賞 『大豆田とわ子と三人の元夫』関西テレビ放送
優 秀 賞 『華麗なる一族』WOWOW
■作品賞〈単発ドラマ部門〉
グランプリ 『太陽の子』日本放送協会
優秀賞『流行感冒』日本放送協会
優秀賞『エアガール』テレビ朝日
優秀賞『人生最高の贈りもの』テレビ東京
優秀賞『教場II』フジテレビジョン
■奨励賞
「ミニドラマ『悲熊』」(日本放送協会)
■ローカル・ドラマ賞
『ペペロンチーノ』NHK仙台放送局
『ミヤコが京都にやって来た!』朝日放送テレビ
■個人賞
主演男優賞 窪田 正孝 『エール』(日本放送協会)
主演女優賞 綾瀬はるか 『天国と地獄~サイコな2人~』(TBSテレビ)
助演男優賞 西田 敏行 『俺の家の話』(TBSテレビ)
助演女優賞 江口のりこ 『俺の家の話』(TBSテレビ)
脚本賞 坂元 裕二 『大豆田とわ子と三人の元夫』(関西テレビ放送)
演出賞 西村武五郎 『きれいのくに』(日本放送協会)
特別賞 橋田壽賀子
■主題歌賞
STUTS & 松たか子 with 3exes「Presence」
(『大豆田とわ子と三人の元夫』〈関西テレビ放送〉主題歌)
■海外作品特別賞
『ヴィンチェンツォ』韓国
『俗女養成記2』台湾
『2gether』タイ
【東京ドラマアウォード】長瀬智也『俺の家の話』が3冠 “父”西田敏行が喜び「素晴らしい共演者に恵まれた」
宮藤官九郎「長瀬君しかできない」 「俺の家の話」東京ドラマアウォードでグランプリ
「俺の家の話」連ドラグランプリ 主演・長瀬智也にクドカン感謝「長瀬くんにしかできなかった」
西田敏行、『俺の家の話』で頭が混乱しそうに「いろんなミッションがあったので…」
江口のりこ、背中&脇腹がざっくり… 大胆ドレスで魅了
マ「さぁ、1か月切りましたね、もうね」
長「あぁ、もう切ってますね、そうですね」
マ「ね。どうですか、ライブ順調っすか?」
長「ライブは順調にやっておりますよ、はいはいはい。あの、でも素晴らしいね、ファンの子たちは。今、やっぱり声出せないじゃないですか。だから、スゴくね、こう、集中して観てくれてる雰囲気がある。だからミュージカルとかって拍手じゃない?」
マ「そうですね」
長「歌終わって、場面が終わると。ナンかそんな感じですよ」
マ「ナンかライブというよりもね」
長「コンサート会場で、ミュージカルを観に来てくれてるお客さんみたいな感じがして、スゴイなと思う。ホントに声出さないし」
マ「ホントはやっぱりね、大きな声でワーッとやりたいところを我慢して頂いて、でもその気持ちはもちろん、V6のメンバーには、みんな伝わってるし」
長「伝わってますね~。でも、やっぱりそうやって会える、会えたっていうのは、やっぱりよかったなぁと思う」
マ「そうですね」
長「ツアー自体、お客さん、去年は配信で1回だけだったんで」
マ「いや、僕、コレ、僕が言う事じゃないかも知れないですけど、V6はZettaiツアーやって欲しいと思ってた」
長「うんうん」
マ「前にばったり坂本先輩に会った時に「ツアーどうするんですか?」ったら「やると思うよ」っていうから、ヨカッタ~って。やっぱ、僕らもほぼ同期じゃないですか」
長「ほぼ同期だね」
マ「やっぱ見たいし、やっぱ気持ちも、ファンの方の気持ちもあるし、僕らもナンか、同じタレントとして、僕らもやっぱ最後、キチッと終わって欲しかったなっていうのがあるんで、で、次のステップに繋がる事になると思うんで。いや、多分、コレ、聴いてる人も楽しみにしてる人いっぱいいると思うんで」
長「そうですね。でもヨカッタですね、会えたっていうのは。ツアー的にはやっぱり4年ぶり、お客さん入ってっていうのは。という意味では、やっぱり”いる”っていう環境、空間が大事だなって思いました。それでやっぱり完成する、あらためて。もちろん、配信は配信の良さがあるんですが、見てくれてる皆さんに向けて、気持ちを伝えますけども。回れてますからね、ヨカッタですね」
長「あぁ、もう切ってますね、そうですね」
マ「ね。どうですか、ライブ順調っすか?」
長「ライブは順調にやっておりますよ、はいはいはい。あの、でも素晴らしいね、ファンの子たちは。今、やっぱり声出せないじゃないですか。だから、スゴくね、こう、集中して観てくれてる雰囲気がある。だからミュージカルとかって拍手じゃない?」
マ「そうですね」
長「歌終わって、場面が終わると。ナンかそんな感じですよ」
マ「ナンかライブというよりもね」
長「コンサート会場で、ミュージカルを観に来てくれてるお客さんみたいな感じがして、スゴイなと思う。ホントに声出さないし」
マ「ホントはやっぱりね、大きな声でワーッとやりたいところを我慢して頂いて、でもその気持ちはもちろん、V6のメンバーには、みんな伝わってるし」
長「伝わってますね~。でも、やっぱりそうやって会える、会えたっていうのは、やっぱりよかったなぁと思う」
マ「そうですね」
長「ツアー自体、お客さん、去年は配信で1回だけだったんで」
マ「いや、僕、コレ、僕が言う事じゃないかも知れないですけど、V6はZettaiツアーやって欲しいと思ってた」
長「うんうん」
マ「前にばったり坂本先輩に会った時に「ツアーどうするんですか?」ったら「やると思うよ」っていうから、ヨカッタ~って。やっぱ、僕らもほぼ同期じゃないですか」
長「ほぼ同期だね」
マ「やっぱ見たいし、やっぱ気持ちも、ファンの方の気持ちもあるし、僕らもナンか、同じタレントとして、僕らもやっぱ最後、キチッと終わって欲しかったなっていうのがあるんで、で、次のステップに繋がる事になると思うんで。いや、多分、コレ、聴いてる人も楽しみにしてる人いっぱいいると思うんで」
長「そうですね。でもヨカッタですね、会えたっていうのは。ツアー的にはやっぱり4年ぶり、お客さん入ってっていうのは。という意味では、やっぱり”いる”っていう環境、空間が大事だなって思いました。それでやっぱり完成する、あらためて。もちろん、配信は配信の良さがあるんですが、見てくれてる皆さんに向けて、気持ちを伝えますけども。回れてますからね、ヨカッタですね」
三「中村さんのイメージとして『白線流し』がスゴく大きいんですが」
竜「あぁ、そうですね、よく言われます」
三「そうですよね。96年に長瀬智也さん・酒井美紀さん主演のドラマ『白線流し』の主要キャストの一人として出演されました。しかもやっぱり長く続いた、9年に渡って続いた大ヒットシリーズとなりました」
竜「ねぇ、長いっすね」
三「中村さんにとって、あらためて、どんな作品ですか?」
竜「あの~、長野の松本市っていうところがメインな、舞台なところなんですけども、ホントに高校生の苦悩というか、悩み、生きていく上での悩みとか、それがこう、松本の美しい自然の中で描かれていくんですけれども。で、長瀬が演じる定時制の、働きながら定時制に通う子の、同じ高校生なんだけれども、違うベクトルに乗ってる、でもみんな悩みを抱えながら大人になっていくっていうのを映し出すドラマなんですけども、ホントに自分も『白線流し』やらして頂いた時は、歳も近かったから、スゴく、アレですね、クロスオーバーするところもあって、ナンかスッと入って来たドラマでした」
三「ホントにあの、いろんな方の心に残ってるドラマだと思うんですけど、最近また、ちょっと話題になってたのが、長瀬智也さんと中村さんの、MAGIC NUMBERのチラシでの共演…」
竜「あれオレかな?(笑)」
三「(笑)違います?」
竜「僕です、スミマセン」
デ「(笑)」
竜「アレも多分、長瀬ですね、多分ね(笑)」
【BGMが『AMBITIOUS JAPAN!』に】
デ「(笑)」
竜「(笑)」
三「ザ・チラシみたいなデザインで、さらに面白かったんですけど、アレは今年、中村さんのブランドの『MAGIC NUMBER』をPRした折り込みチラシにお二人がモデルとして登場されているって事で話題になったと思うんですが」
竜「そうですね」
三「長瀬さんと今でもお付き合いがあるんですね」
竜「たまに会いますよ」
三「あのチラシは、どういう経緯で作られたんですか?」
竜「まぁ、昭和っぽく、小っちゃくやるから、解んないでしょ?って(笑)言って二人でやったんですけど(笑)」
デ「(笑)」
三「そんな遊び心だったんですか⁉」
竜「スイマセン。で、配られた2時間後ぐらいに、もうYahooニュースに載っちゃうっていう」
三「早っ!」
竜「感じでしたね。やっぱ解っちゃうんだなって思いながら」
デ「(笑)」
竜「(笑)スイマセン、騒がしちゃって」
三「いやぁ、面白かったです。いいですね、そういう関係性が見られて素敵ですね」
竜「そうですね、いまだにフザケてます」
デ「ふーん」
三「遊び仲間っていう感じでもあるんですか?」
竜「そうですね、あの~、やっぱり彼もスゴい趣味の人間なので」
デ「うん」
竜「ホントに遊びを突き詰める人間なんですよ。バイクもそうだし、車もそうだし、スケートボードもそうだし。ま、スゴくサーフィンとかスケートボード、僕たちがいるフィールドの、ホントに近く、または横にいるようなカルチャーのところにいるんで、スゴい、話も合うし、うん、面白いですよね」
竜「あぁ、そうですね、よく言われます」
三「そうですよね。96年に長瀬智也さん・酒井美紀さん主演のドラマ『白線流し』の主要キャストの一人として出演されました。しかもやっぱり長く続いた、9年に渡って続いた大ヒットシリーズとなりました」
竜「ねぇ、長いっすね」
三「中村さんにとって、あらためて、どんな作品ですか?」
竜「あの~、長野の松本市っていうところがメインな、舞台なところなんですけども、ホントに高校生の苦悩というか、悩み、生きていく上での悩みとか、それがこう、松本の美しい自然の中で描かれていくんですけれども。で、長瀬が演じる定時制の、働きながら定時制に通う子の、同じ高校生なんだけれども、違うベクトルに乗ってる、でもみんな悩みを抱えながら大人になっていくっていうのを映し出すドラマなんですけども、ホントに自分も『白線流し』やらして頂いた時は、歳も近かったから、スゴく、アレですね、クロスオーバーするところもあって、ナンかスッと入って来たドラマでした」
三「ホントにあの、いろんな方の心に残ってるドラマだと思うんですけど、最近また、ちょっと話題になってたのが、長瀬智也さんと中村さんの、MAGIC NUMBERのチラシでの共演…」
竜「あれオレかな?(笑)」
三「(笑)違います?」
竜「僕です、スミマセン」
デ「(笑)」
竜「アレも多分、長瀬ですね、多分ね(笑)」
【BGMが『AMBITIOUS JAPAN!』に】
デ「(笑)」
竜「(笑)」
三「ザ・チラシみたいなデザインで、さらに面白かったんですけど、アレは今年、中村さんのブランドの『MAGIC NUMBER』をPRした折り込みチラシにお二人がモデルとして登場されているって事で話題になったと思うんですが」
竜「そうですね」
三「長瀬さんと今でもお付き合いがあるんですね」
竜「たまに会いますよ」
三「あのチラシは、どういう経緯で作られたんですか?」
竜「まぁ、昭和っぽく、小っちゃくやるから、解んないでしょ?って(笑)言って二人でやったんですけど(笑)」
デ「(笑)」
三「そんな遊び心だったんですか⁉」
竜「スイマセン。で、配られた2時間後ぐらいに、もうYahooニュースに載っちゃうっていう」
三「早っ!」
竜「感じでしたね。やっぱ解っちゃうんだなって思いながら」
デ「(笑)」
竜「(笑)スイマセン、騒がしちゃって」
三「いやぁ、面白かったです。いいですね、そういう関係性が見られて素敵ですね」
竜「そうですね、いまだにフザケてます」
デ「ふーん」
三「遊び仲間っていう感じでもあるんですか?」
竜「そうですね、あの~、やっぱり彼もスゴい趣味の人間なので」
デ「うん」
竜「ホントに遊びを突き詰める人間なんですよ。バイクもそうだし、車もそうだし、スケートボードもそうだし。ま、スゴくサーフィンとかスケートボード、僕たちがいるフィールドの、ホントに近く、または横にいるようなカルチャーのところにいるんで、スゴい、話も合うし、うん、面白いですよね」
連ドラもスープの回のもDVD-Box持ってるけど、やっぱりコレはゲットしないとね~☆
『池袋ウエストゲートパーク』BD 2021年11月26日発売決定!!
特典映像
【連続ドラマ】 未公開シーン
【スープの回】
①長瀬智也・加藤あい・妻夫木聡・坂口憲二・窪塚洋介ほか主要出演者インタビューを含む秘蔵メイキング
②TVスポット集
③タイトルバック(ノンクレジット版)
主演・長瀬智也×脚本・宮藤官九郎で初めてタッグを組んだ“伝説”のテレビドラマがBlu-ray BOXでよみがえる!
長瀬智也主演!宮藤官九郎の連続テレビドラマ脚本デビュー作であり、原作・石田衣良による同名小説で「I.W.G.P」の愛称でも知られている伝説のテレビシリーズが、待望のBlu-ray Boxで登場!
池袋を舞台に、果物屋店番兼トラブルシュータ―である主人公の真島誠(長瀬智也)が、ストリートギャング・Gボーイズの安藤崇(窪塚洋介)らとともに次々起こる難事件を解決する青春ミステリー。長瀬智也、窪塚洋介のほかにも、当時は若手俳優だった加藤あい、山下智久、妻夫木聡、坂口憲二、小雪、佐藤隆太、阿部サダヲらが出演し、人気が急上昇するなどの大ヒットドラマとなった。
本商品には、2003年に放送されたスペシャルドラマ「池袋ウエストゲートパーク スープの回」も放送時の未公開シーンを追加した“完全版”で収録!
【脚本家 宮藤官九郎】
池袋ウエストゲートパークが放送された2000年。TBSから毎週届く完パケは DVDですらなくビデオテープでした。ギリ20代だった僕は、ナイフほどじゃないけどボールペンの先っちょ程度には尖っていて、若気が至りまくっていて、今観ると目に耳に痛い部分もあるのですが、Blu-ray 化で解像度が上がるんですね。今でも、週2人くらいに「自分、IWGP世代なんで」と言われます。だいたい茶髪で眉が細くてピアスと指輪とタトゥーで情報過多な30代半ばの男性。なんだか申し訳ない気分になります。
【プロデューサー 磯山晶】
「池袋ウエストゲートパーク」の Blu-ray 発売!本当に嬉しいです!このドラマは今でこそ「たくさんのスターを生んだレジェンド的な作品」と言っていただくことが多いですが、放送当時は視聴者からの抗議の電話が鳴りやまない、区役所にも警察署にも怒られ続けた「問題作」なのです。当時を思い出すと「もう二度と作れない!」としみじみ思います。
いろいろな意味で奇跡の作品です。存分に楽しんでください!
『池袋ウエストゲートパーク』BD 2021年11月26日発売決定!!
特典映像
【連続ドラマ】 未公開シーン
【スープの回】
①長瀬智也・加藤あい・妻夫木聡・坂口憲二・窪塚洋介ほか主要出演者インタビューを含む秘蔵メイキング
②TVスポット集
③タイトルバック(ノンクレジット版)
主演・長瀬智也×脚本・宮藤官九郎で初めてタッグを組んだ“伝説”のテレビドラマがBlu-ray BOXでよみがえる!
長瀬智也主演!宮藤官九郎の連続テレビドラマ脚本デビュー作であり、原作・石田衣良による同名小説で「I.W.G.P」の愛称でも知られている伝説のテレビシリーズが、待望のBlu-ray Boxで登場!
池袋を舞台に、果物屋店番兼トラブルシュータ―である主人公の真島誠(長瀬智也)が、ストリートギャング・Gボーイズの安藤崇(窪塚洋介)らとともに次々起こる難事件を解決する青春ミステリー。長瀬智也、窪塚洋介のほかにも、当時は若手俳優だった加藤あい、山下智久、妻夫木聡、坂口憲二、小雪、佐藤隆太、阿部サダヲらが出演し、人気が急上昇するなどの大ヒットドラマとなった。
本商品には、2003年に放送されたスペシャルドラマ「池袋ウエストゲートパーク スープの回」も放送時の未公開シーンを追加した“完全版”で収録!
【脚本家 宮藤官九郎】
池袋ウエストゲートパークが放送された2000年。TBSから毎週届く完パケは DVDですらなくビデオテープでした。ギリ20代だった僕は、ナイフほどじゃないけどボールペンの先っちょ程度には尖っていて、若気が至りまくっていて、今観ると目に耳に痛い部分もあるのですが、Blu-ray 化で解像度が上がるんですね。今でも、週2人くらいに「自分、IWGP世代なんで」と言われます。だいたい茶髪で眉が細くてピアスと指輪とタトゥーで情報過多な30代半ばの男性。なんだか申し訳ない気分になります。
【プロデューサー 磯山晶】
「池袋ウエストゲートパーク」の Blu-ray 発売!本当に嬉しいです!このドラマは今でこそ「たくさんのスターを生んだレジェンド的な作品」と言っていただくことが多いですが、放送当時は視聴者からの抗議の電話が鳴りやまない、区役所にも警察署にも怒られ続けた「問題作」なのです。当時を思い出すと「もう二度と作れない!」としみじみ思います。
いろいろな意味で奇跡の作品です。存分に楽しんでください!
無視しようと思えばスルー出来たのに、「こういう取材に答えるつもりはない」と言いつつ、掲載を了承してるっていうのは、やはり理解して欲しいっていう気持ちからなのかな。今日時点でのサイトには、本誌に書かれてる言葉が全部載っていない。インスタが繋がるツールだと思っていたのが、「個人的にやってたつもりが、(フォロワーが増えて)個人的なインスタじゃなくなってきてるのが悲しく思う」と語られちゃうとね…。でも「気にかけてくれている人がいるってことだし、そこは感謝してる」という言葉が救い。
「説明してもみんなわからない」
「世の中の人って、全部説明しなきゃ理解できない人たちばっかりじゃないですか。それにつきあっている暇は俺にはないから」
長瀬智也、引退後初告白「俺がやりたいことは、日本でやっている奴いないから」
「説明してもみんなわからない」
「世の中の人って、全部説明しなきゃ理解できない人たちばっかりじゃないですか。それにつきあっている暇は俺にはないから」
長瀬智也、引退後初告白「俺がやりたいことは、日本でやっている奴いないから」
宮:今日はドラマプロデューサーの愚痴後編です。TBSのI山さんとお送りしております。TBSの様々なドラマを担当。これまでに手掛けたのは『I袋ウエストゲートPク』『K更津キャッツアイ』『Mハッタンラブストーリー』『Tガー&Dラゴン』『Wは主婦である』『R星の絆』『Uぬぼれ刑事』『Gめんね青春』『Oれの家の話』抜けてるの無いですか?
磯:『K獄のO姫様』
宮:『K獄のO姫様』だ。抜けてました。など、手掛けられた、プロデューサーのI山さんがですね、前回は誰が好きあってる(笑)嫌いあってるの話ばかり(笑)して帰りましたので
磯:(笑)ヒドい
宮:(笑)もう一度呼び出してですね、え~、今回はワタクシへの愚痴もあるという事なので聞いてみたいと思います。ではさっそくお願いします
磯:宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど、宮藤さんの脚本って、権威を茶化しがちなんですよね
宮:ちょっと待ってください(笑)言い方がちょっと…(笑)茶化す⁉権威を
磯:ナンかやっぱり
宮:最近、一番、ナニを茶化しました?僕
磯:え~、それは言えないけども(笑)
宮:(笑)あ~、なるほど!あ、はいはいはい
磯:でもみんな、それぞれ、ま、私たちがドラマを作る時に、いろいろな分野をテーマに、舞台にするじゃないですか。ま、池袋だったら、池袋という街を
宮:街を
磯:ね?そこに住んでる人たちに、協力してもらわなくちゃいけないじゃないですか
宮:うん
磯:でもやっぱり、『池袋ウエストゲートパーク』の阿部サダヲさん演じる浜口巡査は昼からヘルスに行くじゃないですか
宮:はい(笑)原作には出てこない人ですけどね
磯:出てこない、そう。とか、その~、街を守ってる、その、区役所の方とか、そういう公務員、警察官とか、その人たちの協力を得ながら作らなくちゃいけないのに
宮:あ~、そうか、その人たち…
磯:そこの
宮:人たちを悪く描く
磯:悪く、じゃないんだよね。ナンかちょっとこう
宮:茶化してる?
磯:茶化してるの!それが、作ってる側はもちろんそうだし、ある程度の笑いを解ってくれる人は、全然OKなんですけど、特にそういうこう、公的な機関とか、長年の歴史、伝統あるとことか
宮:国が保護してるとか
磯:とか、あとまぁ、そういうのを触る時に、面白さを重視してしまうきらいがあって、私共。別にアナタだけの責任とは、私も言いませんよ⁉
宮:(笑)
磯:もちろん、私の責任もありますが、それを言った方が面白いだろうと思って、むしろ、ナンて言うんですか、フレンドリーじゃない?って思って(笑)やることが、大概怒られる(笑)
宮:(笑)そう。こっちはよかれと思って、ちょっとイジってやろうと思ったヤツが
磯:よかれと思って、悪気なくね
宮:悪気なく、仲良くなろうと思って、イジったヤツが逆鱗に触れることが
磯:逆鱗に触れることが
宮:逆鱗に触れることがありますね
磯:そうなんです。それはやっぱり、それを守ってる人は大変だと思うんですよ、その過去の伝統もあるし。それこそ、今のそこの地位を守らなきゃいけない、ちょっとでも汚されたらイカン!っていう責任があるじゃないですか。トップの人は
宮:そうですね。そして、そのトップの人と磯山さんは交渉をされるワケですもんね
磯:まぁまぁ、トップじゃない場合もありますけど、大体怒る人はトップの
宮:そうですよね
磯:とか、その、だからこう、どういう意図があってそんな風に茶化すんだ?っていう、そういう風に言われちゃうともう、面白いと思ってとしか(笑)理由が、フレンドリーに、友達になりたいからっていうことしかないから、それ、理由にならないじゃないですか、大人として。だから、怒られるっていう事が多いですね
宮:そうですね~。最近、でも、多くないですか⁉
磯:多いですね。ま、もちろん、その、池袋の時から怒られてますけど
宮:怒られ方が変わってきましたよね。っていうか
磯:(笑)ま、でも、よく考えると同じですね。呼び出されて(笑)
宮:(笑)あ、怒られ、形態ね(笑)。あの、間は
磯:(笑)
宮:大体呼び出されて
磯:呼び出されて
宮:何か持って行って
磯:ナンか、まず最初は、見てないんだけど、関係者の人から言われた、っていうトコから、大体来るんですよ(笑)
宮:あぁ。
磯:その人は見てないんだけど
宮:俺は見てないんだけどって、見てない人から呼び出されてるワケですよね
磯:でも、そうそう、そうです。で、ナンの意図があって、こういうシーンになったんだ⁉って言われてって事が多いですね。で、その、大体において、その、関係者各位に深くね、お詫びする事になるワケじゃないですか。もう、だってね、受け取り方っていうか、傷付いたって言われたらもうホント、スミマセン、しかないですもんね
宮:うん、そうですね~
磯:ホント、ギリギリの線でヒヤヒヤしながらOAして…
宮:来なきゃイイな、何も来なければいいのにって思いながら
磯:(笑)そうですね。でも、段々私ももう、最初はホントに、あまりにアホだったので、池袋は多分、アホだったから出来たんですけど、最近はもうホントにこう、コレはヤバいんじゃないかっていうのは結構、事前にセンサーが鳴るんだけども、でも、結果、怒られてますよね、やっぱり
宮:うーん、そうですね~
磯:怒られるゾーンが広くなってるとは思います
宮:うーん、ナンか、池袋の時は、不謹慎だとか
磯:子供がマネしたらどうする
宮:どうすんだ、とか、うんうんうん、ナンか、だったじゃないですか。だけど『ごめんね青春』で1回、あの~、トランスジェンダーの話あったじゃないですか
磯:はいはいはい
宮:あん時とか、結構考えましたよね
磯:アレはだから、怒られてないです
宮:怒られてないんだ⁉あぁ、ヨカッタ~、そうですか
磯:そうですね。でも、池袋ん時からやってるじゃないですか
宮:あ!池袋でもあった!5話、そうでしたね、アレ、ジャンダーの話でしたね、トランスジェンダーの話ですもんね。そういう、ナンか、間違って伝わったら大変だなって思ってるから、コッチも一応時間かけて、Zettai大丈夫だと
磯:常に時間かけてこう、気を付けて作ってるつもりなんですけれども(笑)
宮:ですけどね~
磯:やっぱりちょっとした、その、ギャグとか、ホントにナンかこう、権威なんてクソ食らえだ!っていう人が、ナンかやった事を、ホントに怒られちゃうって感じですよね。それをドラマだと思って、そこを、そこに反逆児として、主人公は大体反逆児だから
宮:多い、うん、ですね
磯:それを描いていることに(笑)まず怒られちゃうっていう
宮:あぁ
磯:そもそもの前提がまず、ダメなんだなっていうか。大した反逆児じゃない(笑)反逆児にしないと
宮:あぁ、そうですね。もう、これからは特にそうですよね。コレ、池袋の次は『俺の家の話』だって、一番最近のヤツですけど、大変だったのが
磯:はい
宮:これはまさに、そういう話でしたもんね?
磯:うん。あの~、そうですね。結局、能もプロレスもそれぞれすごい歴史があって、いろんな人がいろんなプライドで
宮:やってますもんね、うん
磯:戦ってる…戦ってるって言ったらヘンですけど、あるので
宮:やってますもんね
磯:今日、ココに急にあるわけじゃないから、そのアレを解ってるのか⁉っていう、向こうが不審に思われたりとかすることもあると思いますし
宮:でも、それなりに勉強したじゃないですか
磯:もちろんですね
宮:我々も
磯:1コのシーンで描くことは、コッチを見て欲しいんだけども、そこに至るまでに皆さんが装束をつけたり、仮面、あ、じゃない、マスクをかぶったり、あの~、リングの上でどうのこうの、みたいなのを、もうそこまで全部を揃えるのがホントに大変で
宮:そうですよね~
磯:ナニが鳴っているんだとか、その楽器は
宮:そうですよね
磯:だから、そのドラマを作劇上、一番盛り上がるように作る時に、そのしきたりとか、そういうこう、権威的なモノが乱されるって思う方もいらっしゃるっていう感じですよね
宮:そうですよね。だから最終話を撮っている時に、金子さんがもうほとんど能の人みたいになってましたもんね
磯:(笑)
宮:『隅田川』をほとんど覚えちゃってましたもんね!ココで、この…
磯:南無阿弥陀仏、3回目の南無阿弥陀仏で振り返るんでって
宮:(笑)そうそう。南無阿弥陀仏、3回目で振り返る、そこまでの芝居はちょっとやっぱり足りないんですよね、とか、アレ?これ、能の人かな、この人?って思うぐらい、ちゃんと勉強をされていましたもんね。だから、別に茶化してる、ま、発端となる本はどうしても茶化しがちですけど
磯:だから、そういうヒエラルキーのトップの人を西田敏行さんにやってもらって、N田T行さんにやっていただくのに、女にだらしがないとか
宮:あぁ、そうですよね
磯:それがこう、ナンかこう
宮:アレ、ちょっと、この次の磯山さんの「長年やってきてドラマの世界で変わってきたなと感じること」に、僕もちょっと繋がると思うんですけど、例えば、あのドラマのお父さんって、人間国宝だけど、女にだらしないっていう登場人物って、昔のドラマだったらいたと思うんですけど、今、女にだらしない時点で全部ダメみたいになってないですか? 世の中の
磯:もう、スゴいですよね。フィクションの中の登場人物が、に清廉潔白さを求められても
宮:そうですよね
磯:ドラマが作れないなとは思います。だから、西田さんじゃなかったらアレ、Zettaiにもっと怒られて(笑)
宮:怒られてましたよね。ナンか、いつからそうなっただろうなって思うんですけど、やっぱり変化を感じます?そういう
磯:そうですね。スゴくその~、ナンて言うんですかね、悪い事をした人を許さない
宮:風潮が
磯:風潮が(笑)キビシい
宮:現実にあるのはいいんだけど、ドラマの中にまでそれが入ってきてる感じですよね
磯:そうですね、はい。でも、この間、不倫ドラマ、別のをやった時、ものすごく怒られるかなと思ったら、それはそれで意外と、頑張れ、みたいな
宮:不倫、頑張れ!みたいな?
磯:そう。結ばれて欲しい、みたいなのが来て。だから私も解らないですね、ナニが良くて、ナニがダメかは
宮:不倫まで行っちゃうと、なんかドラマだって思えるんですかね?
磯:いや~、Zettaiそんなこともないと思いますね
宮:ですよね。昔、不倫のドラマ、結構ありましたよね。昔っていうか、それこそ『金曜日の妻たちへ』とか。
磯:そうですよ。不倫がなかったらドラマ、なかなか作れないぐらいな
宮:不倫がないドラマ、少ないぐらいでしたよね
磯:少ないです。今もそうだと思いますよ
宮:あぁ、そうか
磯:だから、そういうのじゃなくて、ホームドラマの、こういうお父さんが、しかもお詫び行脚の旅に出るみたいなのは、スゴく心配してたんですけど
宮:うんうんうんうん。あれ、西田さんだったからナンとか
磯:そうです。あと『My Way』がホントに素晴らしかったから(笑)
宮:西田さんの『My Way』が(笑)。『My Way』が上手く歌えるって大事かもしれないですね
磯:そこでやっぱ、ちょっと常人を超越しているから
宮:そこで超えられたっていう(笑)。そうなんです、『My Way』が上手かった。アレ、『My Way』が全然下手だったら多分、全然、ナンだ⁉、コイツ、ですもんね
磯:そうですよね、オヤジ、最高!まで行けるってスゴいなと思う
宮:スゴいですよね
磯:はい
宮:他にドラマの時代の変化「ナンでもセリフで説明しないといけない気がする」
磯:テレビドラマを見てると、全部喋ってんな~と思うことが多いですね、見てて
宮:あぁ。あの~、特に1話の前半
磯:(笑)
宮:あの、ナンでそれ、全部言っちゃうんだろう?これから見ようと思ってんのに…っていうセリフ
磯:肩書ですら言いますよね
宮:あぁ
磯:「全く、脚本家の宮藤さんはさ~」みたいな。セリフでそんな事、言う⁉と思うけど(笑)
宮:あぁ、言いますね
磯:脚本家の宮藤官九郎先生が言ってるみたいだよ、みたいなセリフ(笑)ありますよね~(笑)
宮:(笑)あるかも!あるある!
磯:1話だからって、そんな~、みたいな(笑)
宮:1話って大体、あと、テロップ、やたら多いですよね、最近
磯:多いですね~
宮:1話って
磯:それは最早、セリフで言うの、イヤになった
宮:イヤになった、だから、もういいです、書かなくて。コッチで出しますから、と。あ~。「あまり我慢してくれなくなったイメージ」
磯:そうですね。1話の伏線を、3話で回収とかがホント
宮:ダメですね~
磯:ダメですよね~
宮:あぁ、そうですね
磯:もう忘れちゃってるとか言われます
宮:うん。1話は1話で
磯:はい
宮:すぐに結論が、好まれる感じが
磯:しますね
宮:する。結論出るのがね。うん、そうですね。あぁ。あと時間軸を入れ替えるヤツね(笑)
磯:(笑)それは、解りにくいからです!
宮:(笑)
磯:(笑)
宮:それ大体、僕ですけど
磯:はい
宮:そういえば確かに、他のドラマの人、やってないですね
磯:でも、私も最近、宮藤さんに時間軸、入れ替えるのを辞めましょうと言った自分に、意識がスゴく強めに出て、他のドラマ見てて、10日前とか急に出てくると、ちょっとイラッとするようになりました(笑)
宮:(笑)え~!!巻き戻し、やってた人じゃないですか!
磯:(笑)そう
宮:【音楽口ずさみながら】って言いながら
磯:いや、ナンか、10日前を後から出すのって、ズルくない⁉と思ってしまうっていう気が
宮:ズルい事、いっぱいやって来たのに(笑)
磯:(笑)
宮:(笑)ズル、巻き戻してさ、3回の裏とか裏の裏とかやってたのに(笑)
磯:それは、違うんです!それは、あの時、私たち、視聴者知らなかったでしょうけど、実は、こういう事があってという、アレを残してるじゃないですか、足跡を
宮:足跡を。ま、そうですね
磯:それを答え合わせしてるっていうつもりで、巻き戻しして、もう1回うっちーの目線でやってたけど、今はもう、あの時、こういう事が実はあって、が、普通に、後から、後説で入るじゃないですか
宮:うんうん
磯:あ、それでいいんだったら、別にナンでもいいんだね、っていう事です
宮:あぁ。こんな事が実はありました、とかって
磯:ま、よく考えたらそれ、普通なんですよね。でも今、自分が時間軸を
宮:時間軸の強迫観念が
磯:(笑)そうそう
宮:あの人から時間軸を奪った私が(笑)
磯:(笑)そうです!宮藤さんも
宮:『TENET』みたいな(笑)
磯:(笑)
宮:(笑)え~、あ、そうですか
磯:はい
宮:ありがとうございます。ま、僕もまだまだ、果敢に時間軸をイジッて行こうかなとは(笑)他所では(笑)。えーと、「ロケとかしにくい」コレはナンでしょう
磯:ナンかこう、それこそ、そうなんですけど、とにかくロケしてると怒られるんですよね(笑)
宮:あぁ
磯:テレビ局に対する憎悪が激しくて(笑)
宮:世の中のね。あ、それ、僕も怒られたことありますけどね、役者で出てる時に
磯:急に、モノスゴく怒り出す住民の人とかが、スゴい多くて
宮:いますね~
磯:スッゴい怖い気持ちになりますね
宮:やっぱ、イライラが募ってるんですかね
磯:うーん、そうですね、だからやっぱり、例えば韓国ドラマとか見てて、ものすごく大々的にロケしてたりすると、羨ましいなって。どうしたらこんな、交通を遮断して出来るの⁉とか思って。なかなかキビシイですよね
宮:コロナになってから、よりそうですよね
磯:そうですね、やっぱ、大勢の人数でそこに来るって事が、とにかく迷惑っていう、多いですかね
宮:なるほどね~。あと視聴率の話も、って書いてあるんですけど
磯:(笑)したいんですか⁉視聴率の話を
宮:ま、一応、軽く
磯:(笑)
宮:しとくと、どうですか、最近は
磯:最近は、視聴率がいろいろ分かれてて
宮:あ、コアと
磯:世帯と、オールと世帯とコア
宮:コア
磯:ナニで語るかが解りづらい
宮:そうですね
磯:ですから、ゴマケるかも知れないです
宮:気休めにはなりますよね
磯:そうですね
宮:コアが結構いいんですとか言われると
磯:そうですね。ナンか、視聴率の話、ナンか私ちょっと、ナンて言うんですか、昔ほど、だからその
宮:アツくなれない?
磯:うん
宮:(笑)
磯:通り過ぎてしまう(笑)
宮:(笑)通り過ぎた問題
磯:通り過ぎた問題。あんなにヒリヒリして、泣いてたのに、朝、数字出た時
宮:(笑)な、な、泣いてらっしゃいましたよね(笑)
磯:(笑)毎週泣いてた。視聴率さえ無ければ、ナンて楽しい仕事なんだろうと思ってた
宮:うん、それ、どれぐらいまでですか?やっぱり。ごめんね、ぐらいまでですか?
磯:そうですね
宮:『ごめんね青春』ぐらいまでは
磯:はい
宮:そうでしたよね~
磯:泣いてましたね。一番、でも、泣いたのは、やっぱり『木更津キャッツアイ』だと思います、泣いてたのは、リアルに
宮:木更津って、でも1話は、アレ、ナンか2話でスゴい下がったんでしたっけ?
磯:そうですね。でもナンか、スゴい憶えてるのが、とにかく駅前、木更津の駅前で電話で聞いて、宮藤さんが撮る氣志團の回の
宮:あぁ、はいはい
磯:1コ前の
宮:6話?
磯:「さよなら小津先輩」の、それですっごい下がって、ホントに泣いてたら、ディレクターの片山さんが駅前でパンを買ってくれた、私に
宮:(笑)
磯:コレを食えって
宮:(笑)
磯:そして、その日の夜、氣志團のライブがあって
宮:撮影が
磯:はい。で、宮藤さんが来るから、コレ、言うべきか、この数字を、っていう、あの、テンションZettai下がるし、どうしよう、どうしようっつって
宮:アレ、そうでしたっけ?
磯:はい
宮:「さよなら小津先生」って金子さんでしたっけ?撮ってたの
磯:そうです。金子さんも多分、一人じゃ家にいられなくなって、来たんです、そのライブ
宮:あ、それ憶えてる!
磯:「もう、僕一人じゃ数字抱えきれません!」っつって(笑)
宮:現場関係ないのに、現場来ましたよね?横浜でしたっけ?
磯:横浜のライブハウスで
宮:横浜のライブハウスに
磯:はい、すっごい、その日の事、憶えてる。朝からずっと木更津で撮ってて、横浜でライブのシーンを撮って、夜中までかかって、夜中の2時ぐらいに加藤鷹さんが出て
宮:あぁ、憶えてる!加藤鷹さんが来て、スゴい、加藤鷹さんが
磯:喋って
宮:いい調子で喋って
磯:いい調子で(笑)
宮:もうクッタクタだし、身も心もボロボロだったから、ちょっと加藤鷹、うるせーな!とか(笑)
磯:(笑)スゴくね、テンション上げて下さったのに
宮:向こうは向こうで気使って、いつもの感じで、求められてる加藤鷹を演じてるのに、コッチの調子があまりにも悪くて申し訳なかったですね、あの時
磯:申し訳なかった。その日の事はもう忘れられない。あの日が一番私と視聴率という日でした
宮:あ、そうですか、へ~。暗い話にばっかりなってきたんで、って、台本に書いてあるんで(笑)
磯:(笑)
宮:(笑)その通り言いますが、暗い話ばっかりになって来たんで、ちょっと話題を変えましょう。え~、I山さんが最近見ていいなと思ったドラマはナニかありますでしょうか?
磯:NHKの土曜ドラマで『今ここにある危機と僕の好感度について』っていうのが最高でした、最近の中では
宮:松坂桃李くんのヤツね。僕も最近、最後まで、ま、5話しかないからっていうのもありますけど、全話見て、ちゃんと繰り返し見たのはコレ、久しぶりでしたね。面白かったですね
磯:やっぱり、コロナとオリンピックっていう、2つを全然そうじゃない風に描いて、大学の中の、ナンか、ナンとか博と
宮:イベントと
磯:あとナンか、蚊がね
宮:蚊が
磯:そう、だから
宮:デング熱みたいなヤツですね、ちょっと前の
磯:うん。別に、どのぐらい意識して扱ってらっしゃったのか解らないんですけど、スゴく日本人の
宮:今の日本人でしたね
磯:カッコ良かったです。あとは『いだてん』
宮:あらあらスイマセン(笑)
磯:最終回を繰り返し見ましたね。「これがあなたが見せたかった日本ですか」
宮:日本ですか、えぇ。総集編もこの間、久しぶりに
磯:あ、やってましたね
宮:やってて観ましたけど、やっぱ、今まさにこうなって
磯:いやもう、ホントに田畑のまーちゃんですら、あんなね、辞めさせられちゃう
宮:ですもんね
磯:リアルでしたね、アレ
宮:アレ、ホントにそんな事起こる、もう昔の話だと思ってたら、起こるから、スゴいなぁと思いましたね
磯:スゴいですね
宮:え、今も全局のドラマ、一応見るんですか?
磯:1話は見ますね
宮:全部⁉
磯:全部は見てないと思いますけど、9割ぐらいは見てると思います
宮:いや、スゴい
磯:でも1話だけですね、はい
宮:それでコレは見続けようとか、コレは気になるとか。やっぱり面白いヤツを見続けるんですか?
磯:そうです、もちろん。もうお仕事じゃなくて
宮:それはもう、視聴者として?
磯:はい
宮:あぁ、そうなんだ。今、ナイツの塙さんぐらいじゃないですかね、そんな、ドラマ見てるの、磯山さんか(笑)
磯:(笑)そんなことないけど
宮:スゴいですよね。40本とか30何本とか見てるっつって
磯:それはもう、日常生活に支障きたすんじゃ?
宮:そう。だからちょっと早回ししたりとかしながら見てるって。へ~。仕事してて楽しい時っていうのは、どういう時ですか?
磯:えっと、ドライリハーサルって言うんですけど、その、台本を初めて役者さんが口にする瞬間ていうのがあって、そこにみんないて
宮:あ、スタッフが集まって、ま、言ったら、どうやって撮るかを話し合う前の、お芝居を見る
磯:そうですね。昔はナンか本読みっつって、リハーサル室で座ってやるのがあったんですけど、それじゃなくて、立って、あの、現場で衣装着て、初めて、その役として喋る。本読みの時って、役者さんってあんまり本気で喋らないし
宮:喋らないですね
磯:ナンか下向いてボソボソ言ってるイメージなんですけど、リハーサルの時はスゴい、初めて、ずーっと考えてきたモノが初めて
宮:形になる
磯:形になるので、ちょっとこう、ピークを迎えますね
宮:へ~、ドライを見るのが
磯:大好きですね
宮:あぁ。そして本番でスゴい良い演技の絵が撮れた時
磯:いい芝居をした時に、いい絵で撮れないとダメじゃないですか
宮:あぁ、あぁ
磯:だから、カメラに良い感じで、いいお芝居が収まって、で、それを編集でつないで、そこにまたいい音楽がかかると、達成感!みたいな
宮:結構、そうすると、1本の作品を形にしていくのに何度かピークがあるって事ですね
磯:そうですね
宮:ドライを見てピークがあって、それをモニターで見て、本番でいい演技が撮れてピークがあって
磯:はい
宮:それに音が付いて、いい楽器繋がって
磯:基本ずっとピークが
宮:そうですね
磯:絶頂に次ぐ絶頂ですね
宮:そこにずっと立ち会ってる仕事ですよね
磯:はい。スゴく楽しいです
宮:そう考えるとやっぱり
磯:ちょっとぐらい怒られてもしょうがないかなっていう
宮:そうですね。こんなに楽しい事があるんだったら
磯:そう思ってます
宮:あとライブシーンが好き
磯:ライブシーン、大好きですね。もうホントに、この設定が無かったら、特に『俺の家の話』の、あの、その、ハワイアン
宮:ハワイアンズ
磯:とかの、あの4人が歌ってるのとか見るともう、それだけで泣けちゃうみたいな
宮:あぁ
磯:こんな事、こんな設定が無ければ、あの4人がマイクを持って歌うなんて事、無いじゃないですか。ま、長瀬くん、最後だったし
宮:うんうんうん
磯:アレもちょっともう、ナンか感動っていうかね、ナンていい仕事なんだろうって(笑)
宮:あぁ、見れる、それを
磯:見れる、そう
宮:見れるし、自分で作って、考えて、そこまで持っていって、見れるっていう
磯:はい
宮:自分の為にやってるっていう
磯:(笑)そこまでは思わないですけど、役得感もあるし、コレをきっとZettai楽しんでもらえるっていうこう
宮:お客さんに?
磯:お客さんに、視聴者の人に
宮:なるほどね
磯:多分だって、なかなかないじゃないですかー!っていう気持ちになれます
宮:なれる。アレはでも確かに、だからっつって、あのシーンだけ、撮っても、別に感動しないワケじゃないですか
磯:そうですね。キャラクターテーマがあって、そこに
宮:あって、そこに行くまでの人間関係とかいろいろあって、あそこで歌があるっていう
磯:そうですね。でも、大体最後はライブシーン、『デトロイト・メタルシティ』とか、ま、そういうこう、ナンか、いよいよだ!みたいなステージがあって、最後そこ、バーン!て歌ったりする流れが、そもそも好きっていうのもあるんですけど
宮:『School of Rock』とか、あぁ
磯:うん。ナンか、それこそ、ホント、達成感を表現しやすいですよね
宮:ま、古くは『ブルースブラザーズ』とか
磯:とか。あと、アレ、あの~『Back to the Future』
宮:『Back to the Future』あぁ、はいはいはい。木更津もそうでしたね、でもね
磯:はい。
宮:7話もね。あぁ、なるほど、ライブシーン。そんな見どころ満載の、やっとココまで来ました!
磯:(笑)
宮:(笑)『俺の家の話』のDVDが出ます!今日発売だそうです
磯:もう1話でコメンタリーしてますから、ワタクシ共。西田さんと
宮:あ、そうですね
磯:はい
宮:コメンタリーしながら見ましたね
磯:はい。ディレクターズカット版です【収録されてるのは最終回だけど、1話のコメンタリーもあるの⁉】
宮:是非買って観てください。え~、今後やってみたい作品などありますか?という事なんですけど
磯:いろいろやってみたいです
宮:ま、そうですね。それこそ、医療ドラマとかやってないですもんね、まだ
磯:そうですね。やりますか?今度、医療ドラマ
宮:(笑)いや(笑)
磯:医療の権威の方に怒られないように
宮:権威を、うん、権威を茶化さずに
磯:(笑)
宮:医療ドラマをやりましょう!失敗しないヤツをやりましょう!私、失敗しないヤツを(笑)
磯:(笑)それ、パクリですよ!
宮:ありがとうございました!
磯:ありがとうございました
宮:はい。2回に分けても足りなかったという事で、え~、ま、もし漏れたところがあったら、この番組、今、ポッドキャストでも聞けますので、トーク聞いて頂けると、嬉しいです【前編は、そんなにカットされてなかったぞ⁉】今日話した『Oれの家の話』のDVD&BDは今日発売という事で、あの、コメンタリーの方でもね、あの、誰が好きあってる(笑)嫌いあってる話もしてるかもしれない(笑)是非見て頂きたいと思います。
磯:『K獄のO姫様』
宮:『K獄のO姫様』だ。抜けてました。など、手掛けられた、プロデューサーのI山さんがですね、前回は誰が好きあってる(笑)嫌いあってるの話ばかり(笑)して帰りましたので
磯:(笑)ヒドい
宮:(笑)もう一度呼び出してですね、え~、今回はワタクシへの愚痴もあるという事なので聞いてみたいと思います。ではさっそくお願いします
磯:宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど、宮藤さんの脚本って、権威を茶化しがちなんですよね
宮:ちょっと待ってください(笑)言い方がちょっと…(笑)茶化す⁉権威を
磯:ナンかやっぱり
宮:最近、一番、ナニを茶化しました?僕
磯:え~、それは言えないけども(笑)
宮:(笑)あ~、なるほど!あ、はいはいはい
磯:でもみんな、それぞれ、ま、私たちがドラマを作る時に、いろいろな分野をテーマに、舞台にするじゃないですか。ま、池袋だったら、池袋という街を
宮:街を
磯:ね?そこに住んでる人たちに、協力してもらわなくちゃいけないじゃないですか
宮:うん
磯:でもやっぱり、『池袋ウエストゲートパーク』の阿部サダヲさん演じる浜口巡査は昼からヘルスに行くじゃないですか
宮:はい(笑)原作には出てこない人ですけどね
磯:出てこない、そう。とか、その~、街を守ってる、その、区役所の方とか、そういう公務員、警察官とか、その人たちの協力を得ながら作らなくちゃいけないのに
宮:あ~、そうか、その人たち…
磯:そこの
宮:人たちを悪く描く
磯:悪く、じゃないんだよね。ナンかちょっとこう
宮:茶化してる?
磯:茶化してるの!それが、作ってる側はもちろんそうだし、ある程度の笑いを解ってくれる人は、全然OKなんですけど、特にそういうこう、公的な機関とか、長年の歴史、伝統あるとことか
宮:国が保護してるとか
磯:とか、あとまぁ、そういうのを触る時に、面白さを重視してしまうきらいがあって、私共。別にアナタだけの責任とは、私も言いませんよ⁉
宮:(笑)
磯:もちろん、私の責任もありますが、それを言った方が面白いだろうと思って、むしろ、ナンて言うんですか、フレンドリーじゃない?って思って(笑)やることが、大概怒られる(笑)
宮:(笑)そう。こっちはよかれと思って、ちょっとイジってやろうと思ったヤツが
磯:よかれと思って、悪気なくね
宮:悪気なく、仲良くなろうと思って、イジったヤツが逆鱗に触れることが
磯:逆鱗に触れることが
宮:逆鱗に触れることがありますね
磯:そうなんです。それはやっぱり、それを守ってる人は大変だと思うんですよ、その過去の伝統もあるし。それこそ、今のそこの地位を守らなきゃいけない、ちょっとでも汚されたらイカン!っていう責任があるじゃないですか。トップの人は
宮:そうですね。そして、そのトップの人と磯山さんは交渉をされるワケですもんね
磯:まぁまぁ、トップじゃない場合もありますけど、大体怒る人はトップの
宮:そうですよね
磯:とか、その、だからこう、どういう意図があってそんな風に茶化すんだ?っていう、そういう風に言われちゃうともう、面白いと思ってとしか(笑)理由が、フレンドリーに、友達になりたいからっていうことしかないから、それ、理由にならないじゃないですか、大人として。だから、怒られるっていう事が多いですね
宮:そうですね~。最近、でも、多くないですか⁉
磯:多いですね。ま、もちろん、その、池袋の時から怒られてますけど
宮:怒られ方が変わってきましたよね。っていうか
磯:(笑)ま、でも、よく考えると同じですね。呼び出されて(笑)
宮:(笑)あ、怒られ、形態ね(笑)。あの、間は
磯:(笑)
宮:大体呼び出されて
磯:呼び出されて
宮:何か持って行って
磯:ナンか、まず最初は、見てないんだけど、関係者の人から言われた、っていうトコから、大体来るんですよ(笑)
宮:あぁ。
磯:その人は見てないんだけど
宮:俺は見てないんだけどって、見てない人から呼び出されてるワケですよね
磯:でも、そうそう、そうです。で、ナンの意図があって、こういうシーンになったんだ⁉って言われてって事が多いですね。で、その、大体において、その、関係者各位に深くね、お詫びする事になるワケじゃないですか。もう、だってね、受け取り方っていうか、傷付いたって言われたらもうホント、スミマセン、しかないですもんね
宮:うん、そうですね~
磯:ホント、ギリギリの線でヒヤヒヤしながらOAして…
宮:来なきゃイイな、何も来なければいいのにって思いながら
磯:(笑)そうですね。でも、段々私ももう、最初はホントに、あまりにアホだったので、池袋は多分、アホだったから出来たんですけど、最近はもうホントにこう、コレはヤバいんじゃないかっていうのは結構、事前にセンサーが鳴るんだけども、でも、結果、怒られてますよね、やっぱり
宮:うーん、そうですね~
磯:怒られるゾーンが広くなってるとは思います
宮:うーん、ナンか、池袋の時は、不謹慎だとか
磯:子供がマネしたらどうする
宮:どうすんだ、とか、うんうんうん、ナンか、だったじゃないですか。だけど『ごめんね青春』で1回、あの~、トランスジェンダーの話あったじゃないですか
磯:はいはいはい
宮:あん時とか、結構考えましたよね
磯:アレはだから、怒られてないです
宮:怒られてないんだ⁉あぁ、ヨカッタ~、そうですか
磯:そうですね。でも、池袋ん時からやってるじゃないですか
宮:あ!池袋でもあった!5話、そうでしたね、アレ、ジャンダーの話でしたね、トランスジェンダーの話ですもんね。そういう、ナンか、間違って伝わったら大変だなって思ってるから、コッチも一応時間かけて、Zettai大丈夫だと
磯:常に時間かけてこう、気を付けて作ってるつもりなんですけれども(笑)
宮:ですけどね~
磯:やっぱりちょっとした、その、ギャグとか、ホントにナンかこう、権威なんてクソ食らえだ!っていう人が、ナンかやった事を、ホントに怒られちゃうって感じですよね。それをドラマだと思って、そこを、そこに反逆児として、主人公は大体反逆児だから
宮:多い、うん、ですね
磯:それを描いていることに(笑)まず怒られちゃうっていう
宮:あぁ
磯:そもそもの前提がまず、ダメなんだなっていうか。大した反逆児じゃない(笑)反逆児にしないと
宮:あぁ、そうですね。もう、これからは特にそうですよね。コレ、池袋の次は『俺の家の話』だって、一番最近のヤツですけど、大変だったのが
磯:はい
宮:これはまさに、そういう話でしたもんね?
磯:うん。あの~、そうですね。結局、能もプロレスもそれぞれすごい歴史があって、いろんな人がいろんなプライドで
宮:やってますもんね、うん
磯:戦ってる…戦ってるって言ったらヘンですけど、あるので
宮:やってますもんね
磯:今日、ココに急にあるわけじゃないから、そのアレを解ってるのか⁉っていう、向こうが不審に思われたりとかすることもあると思いますし
宮:でも、それなりに勉強したじゃないですか
磯:もちろんですね
宮:我々も
磯:1コのシーンで描くことは、コッチを見て欲しいんだけども、そこに至るまでに皆さんが装束をつけたり、仮面、あ、じゃない、マスクをかぶったり、あの~、リングの上でどうのこうの、みたいなのを、もうそこまで全部を揃えるのがホントに大変で
宮:そうですよね~
磯:ナニが鳴っているんだとか、その楽器は
宮:そうですよね
磯:だから、そのドラマを作劇上、一番盛り上がるように作る時に、そのしきたりとか、そういうこう、権威的なモノが乱されるって思う方もいらっしゃるっていう感じですよね
宮:そうですよね。だから最終話を撮っている時に、金子さんがもうほとんど能の人みたいになってましたもんね
磯:(笑)
宮:『隅田川』をほとんど覚えちゃってましたもんね!ココで、この…
磯:南無阿弥陀仏、3回目の南無阿弥陀仏で振り返るんでって
宮:(笑)そうそう。南無阿弥陀仏、3回目で振り返る、そこまでの芝居はちょっとやっぱり足りないんですよね、とか、アレ?これ、能の人かな、この人?って思うぐらい、ちゃんと勉強をされていましたもんね。だから、別に茶化してる、ま、発端となる本はどうしても茶化しがちですけど
磯:だから、そういうヒエラルキーのトップの人を西田敏行さんにやってもらって、N田T行さんにやっていただくのに、女にだらしがないとか
宮:あぁ、そうですよね
磯:それがこう、ナンかこう
宮:アレ、ちょっと、この次の磯山さんの「長年やってきてドラマの世界で変わってきたなと感じること」に、僕もちょっと繋がると思うんですけど、例えば、あのドラマのお父さんって、人間国宝だけど、女にだらしないっていう登場人物って、昔のドラマだったらいたと思うんですけど、今、女にだらしない時点で全部ダメみたいになってないですか? 世の中の
磯:もう、スゴいですよね。フィクションの中の登場人物が、に清廉潔白さを求められても
宮:そうですよね
磯:ドラマが作れないなとは思います。だから、西田さんじゃなかったらアレ、Zettaiにもっと怒られて(笑)
宮:怒られてましたよね。ナンか、いつからそうなっただろうなって思うんですけど、やっぱり変化を感じます?そういう
磯:そうですね。スゴくその~、ナンて言うんですかね、悪い事をした人を許さない
宮:風潮が
磯:風潮が(笑)キビシい
宮:現実にあるのはいいんだけど、ドラマの中にまでそれが入ってきてる感じですよね
磯:そうですね、はい。でも、この間、不倫ドラマ、別のをやった時、ものすごく怒られるかなと思ったら、それはそれで意外と、頑張れ、みたいな
宮:不倫、頑張れ!みたいな?
磯:そう。結ばれて欲しい、みたいなのが来て。だから私も解らないですね、ナニが良くて、ナニがダメかは
宮:不倫まで行っちゃうと、なんかドラマだって思えるんですかね?
磯:いや~、Zettaiそんなこともないと思いますね
宮:ですよね。昔、不倫のドラマ、結構ありましたよね。昔っていうか、それこそ『金曜日の妻たちへ』とか。
磯:そうですよ。不倫がなかったらドラマ、なかなか作れないぐらいな
宮:不倫がないドラマ、少ないぐらいでしたよね
磯:少ないです。今もそうだと思いますよ
宮:あぁ、そうか
磯:だから、そういうのじゃなくて、ホームドラマの、こういうお父さんが、しかもお詫び行脚の旅に出るみたいなのは、スゴく心配してたんですけど
宮:うんうんうんうん。あれ、西田さんだったからナンとか
磯:そうです。あと『My Way』がホントに素晴らしかったから(笑)
宮:西田さんの『My Way』が(笑)。『My Way』が上手く歌えるって大事かもしれないですね
磯:そこでやっぱ、ちょっと常人を超越しているから
宮:そこで超えられたっていう(笑)。そうなんです、『My Way』が上手かった。アレ、『My Way』が全然下手だったら多分、全然、ナンだ⁉、コイツ、ですもんね
磯:そうですよね、オヤジ、最高!まで行けるってスゴいなと思う
宮:スゴいですよね
磯:はい
宮:他にドラマの時代の変化「ナンでもセリフで説明しないといけない気がする」
磯:テレビドラマを見てると、全部喋ってんな~と思うことが多いですね、見てて
宮:あぁ。あの~、特に1話の前半
磯:(笑)
宮:あの、ナンでそれ、全部言っちゃうんだろう?これから見ようと思ってんのに…っていうセリフ
磯:肩書ですら言いますよね
宮:あぁ
磯:「全く、脚本家の宮藤さんはさ~」みたいな。セリフでそんな事、言う⁉と思うけど(笑)
宮:あぁ、言いますね
磯:脚本家の宮藤官九郎先生が言ってるみたいだよ、みたいなセリフ(笑)ありますよね~(笑)
宮:(笑)あるかも!あるある!
磯:1話だからって、そんな~、みたいな(笑)
宮:1話って大体、あと、テロップ、やたら多いですよね、最近
磯:多いですね~
宮:1話って
磯:それは最早、セリフで言うの、イヤになった
宮:イヤになった、だから、もういいです、書かなくて。コッチで出しますから、と。あ~。「あまり我慢してくれなくなったイメージ」
磯:そうですね。1話の伏線を、3話で回収とかがホント
宮:ダメですね~
磯:ダメですよね~
宮:あぁ、そうですね
磯:もう忘れちゃってるとか言われます
宮:うん。1話は1話で
磯:はい
宮:すぐに結論が、好まれる感じが
磯:しますね
宮:する。結論出るのがね。うん、そうですね。あぁ。あと時間軸を入れ替えるヤツね(笑)
磯:(笑)それは、解りにくいからです!
宮:(笑)
磯:(笑)
宮:それ大体、僕ですけど
磯:はい
宮:そういえば確かに、他のドラマの人、やってないですね
磯:でも、私も最近、宮藤さんに時間軸、入れ替えるのを辞めましょうと言った自分に、意識がスゴく強めに出て、他のドラマ見てて、10日前とか急に出てくると、ちょっとイラッとするようになりました(笑)
宮:(笑)え~!!巻き戻し、やってた人じゃないですか!
磯:(笑)そう
宮:【音楽口ずさみながら】って言いながら
磯:いや、ナンか、10日前を後から出すのって、ズルくない⁉と思ってしまうっていう気が
宮:ズルい事、いっぱいやって来たのに(笑)
磯:(笑)
宮:(笑)ズル、巻き戻してさ、3回の裏とか裏の裏とかやってたのに(笑)
磯:それは、違うんです!それは、あの時、私たち、視聴者知らなかったでしょうけど、実は、こういう事があってという、アレを残してるじゃないですか、足跡を
宮:足跡を。ま、そうですね
磯:それを答え合わせしてるっていうつもりで、巻き戻しして、もう1回うっちーの目線でやってたけど、今はもう、あの時、こういう事が実はあって、が、普通に、後から、後説で入るじゃないですか
宮:うんうん
磯:あ、それでいいんだったら、別にナンでもいいんだね、っていう事です
宮:あぁ。こんな事が実はありました、とかって
磯:ま、よく考えたらそれ、普通なんですよね。でも今、自分が時間軸を
宮:時間軸の強迫観念が
磯:(笑)そうそう
宮:あの人から時間軸を奪った私が(笑)
磯:(笑)そうです!宮藤さんも
宮:『TENET』みたいな(笑)
磯:(笑)
宮:(笑)え~、あ、そうですか
磯:はい
宮:ありがとうございます。ま、僕もまだまだ、果敢に時間軸をイジッて行こうかなとは(笑)他所では(笑)。えーと、「ロケとかしにくい」コレはナンでしょう
磯:ナンかこう、それこそ、そうなんですけど、とにかくロケしてると怒られるんですよね(笑)
宮:あぁ
磯:テレビ局に対する憎悪が激しくて(笑)
宮:世の中のね。あ、それ、僕も怒られたことありますけどね、役者で出てる時に
磯:急に、モノスゴく怒り出す住民の人とかが、スゴい多くて
宮:いますね~
磯:スッゴい怖い気持ちになりますね
宮:やっぱ、イライラが募ってるんですかね
磯:うーん、そうですね、だからやっぱり、例えば韓国ドラマとか見てて、ものすごく大々的にロケしてたりすると、羨ましいなって。どうしたらこんな、交通を遮断して出来るの⁉とか思って。なかなかキビシイですよね
宮:コロナになってから、よりそうですよね
磯:そうですね、やっぱ、大勢の人数でそこに来るって事が、とにかく迷惑っていう、多いですかね
宮:なるほどね~。あと視聴率の話も、って書いてあるんですけど
磯:(笑)したいんですか⁉視聴率の話を
宮:ま、一応、軽く
磯:(笑)
宮:しとくと、どうですか、最近は
磯:最近は、視聴率がいろいろ分かれてて
宮:あ、コアと
磯:世帯と、オールと世帯とコア
宮:コア
磯:ナニで語るかが解りづらい
宮:そうですね
磯:ですから、ゴマケるかも知れないです
宮:気休めにはなりますよね
磯:そうですね
宮:コアが結構いいんですとか言われると
磯:そうですね。ナンか、視聴率の話、ナンか私ちょっと、ナンて言うんですか、昔ほど、だからその
宮:アツくなれない?
磯:うん
宮:(笑)
磯:通り過ぎてしまう(笑)
宮:(笑)通り過ぎた問題
磯:通り過ぎた問題。あんなにヒリヒリして、泣いてたのに、朝、数字出た時
宮:(笑)な、な、泣いてらっしゃいましたよね(笑)
磯:(笑)毎週泣いてた。視聴率さえ無ければ、ナンて楽しい仕事なんだろうと思ってた
宮:うん、それ、どれぐらいまでですか?やっぱり。ごめんね、ぐらいまでですか?
磯:そうですね
宮:『ごめんね青春』ぐらいまでは
磯:はい
宮:そうでしたよね~
磯:泣いてましたね。一番、でも、泣いたのは、やっぱり『木更津キャッツアイ』だと思います、泣いてたのは、リアルに
宮:木更津って、でも1話は、アレ、ナンか2話でスゴい下がったんでしたっけ?
磯:そうですね。でもナンか、スゴい憶えてるのが、とにかく駅前、木更津の駅前で電話で聞いて、宮藤さんが撮る氣志團の回の
宮:あぁ、はいはい
磯:1コ前の
宮:6話?
磯:「さよなら小津先輩」の、それですっごい下がって、ホントに泣いてたら、ディレクターの片山さんが駅前でパンを買ってくれた、私に
宮:(笑)
磯:コレを食えって
宮:(笑)
磯:そして、その日の夜、氣志團のライブがあって
宮:撮影が
磯:はい。で、宮藤さんが来るから、コレ、言うべきか、この数字を、っていう、あの、テンションZettai下がるし、どうしよう、どうしようっつって
宮:アレ、そうでしたっけ?
磯:はい
宮:「さよなら小津先生」って金子さんでしたっけ?撮ってたの
磯:そうです。金子さんも多分、一人じゃ家にいられなくなって、来たんです、そのライブ
宮:あ、それ憶えてる!
磯:「もう、僕一人じゃ数字抱えきれません!」っつって(笑)
宮:現場関係ないのに、現場来ましたよね?横浜でしたっけ?
磯:横浜のライブハウスで
宮:横浜のライブハウスに
磯:はい、すっごい、その日の事、憶えてる。朝からずっと木更津で撮ってて、横浜でライブのシーンを撮って、夜中までかかって、夜中の2時ぐらいに加藤鷹さんが出て
宮:あぁ、憶えてる!加藤鷹さんが来て、スゴい、加藤鷹さんが
磯:喋って
宮:いい調子で喋って
磯:いい調子で(笑)
宮:もうクッタクタだし、身も心もボロボロだったから、ちょっと加藤鷹、うるせーな!とか(笑)
磯:(笑)スゴくね、テンション上げて下さったのに
宮:向こうは向こうで気使って、いつもの感じで、求められてる加藤鷹を演じてるのに、コッチの調子があまりにも悪くて申し訳なかったですね、あの時
磯:申し訳なかった。その日の事はもう忘れられない。あの日が一番私と視聴率という日でした
宮:あ、そうですか、へ~。暗い話にばっかりなってきたんで、って、台本に書いてあるんで(笑)
磯:(笑)
宮:(笑)その通り言いますが、暗い話ばっかりになって来たんで、ちょっと話題を変えましょう。え~、I山さんが最近見ていいなと思ったドラマはナニかありますでしょうか?
磯:NHKの土曜ドラマで『今ここにある危機と僕の好感度について』っていうのが最高でした、最近の中では
宮:松坂桃李くんのヤツね。僕も最近、最後まで、ま、5話しかないからっていうのもありますけど、全話見て、ちゃんと繰り返し見たのはコレ、久しぶりでしたね。面白かったですね
磯:やっぱり、コロナとオリンピックっていう、2つを全然そうじゃない風に描いて、大学の中の、ナンか、ナンとか博と
宮:イベントと
磯:あとナンか、蚊がね
宮:蚊が
磯:そう、だから
宮:デング熱みたいなヤツですね、ちょっと前の
磯:うん。別に、どのぐらい意識して扱ってらっしゃったのか解らないんですけど、スゴく日本人の
宮:今の日本人でしたね
磯:カッコ良かったです。あとは『いだてん』
宮:あらあらスイマセン(笑)
磯:最終回を繰り返し見ましたね。「これがあなたが見せたかった日本ですか」
宮:日本ですか、えぇ。総集編もこの間、久しぶりに
磯:あ、やってましたね
宮:やってて観ましたけど、やっぱ、今まさにこうなって
磯:いやもう、ホントに田畑のまーちゃんですら、あんなね、辞めさせられちゃう
宮:ですもんね
磯:リアルでしたね、アレ
宮:アレ、ホントにそんな事起こる、もう昔の話だと思ってたら、起こるから、スゴいなぁと思いましたね
磯:スゴいですね
宮:え、今も全局のドラマ、一応見るんですか?
磯:1話は見ますね
宮:全部⁉
磯:全部は見てないと思いますけど、9割ぐらいは見てると思います
宮:いや、スゴい
磯:でも1話だけですね、はい
宮:それでコレは見続けようとか、コレは気になるとか。やっぱり面白いヤツを見続けるんですか?
磯:そうです、もちろん。もうお仕事じゃなくて
宮:それはもう、視聴者として?
磯:はい
宮:あぁ、そうなんだ。今、ナイツの塙さんぐらいじゃないですかね、そんな、ドラマ見てるの、磯山さんか(笑)
磯:(笑)そんなことないけど
宮:スゴいですよね。40本とか30何本とか見てるっつって
磯:それはもう、日常生活に支障きたすんじゃ?
宮:そう。だからちょっと早回ししたりとかしながら見てるって。へ~。仕事してて楽しい時っていうのは、どういう時ですか?
磯:えっと、ドライリハーサルって言うんですけど、その、台本を初めて役者さんが口にする瞬間ていうのがあって、そこにみんないて
宮:あ、スタッフが集まって、ま、言ったら、どうやって撮るかを話し合う前の、お芝居を見る
磯:そうですね。昔はナンか本読みっつって、リハーサル室で座ってやるのがあったんですけど、それじゃなくて、立って、あの、現場で衣装着て、初めて、その役として喋る。本読みの時って、役者さんってあんまり本気で喋らないし
宮:喋らないですね
磯:ナンか下向いてボソボソ言ってるイメージなんですけど、リハーサルの時はスゴい、初めて、ずーっと考えてきたモノが初めて
宮:形になる
磯:形になるので、ちょっとこう、ピークを迎えますね
宮:へ~、ドライを見るのが
磯:大好きですね
宮:あぁ。そして本番でスゴい良い演技の絵が撮れた時
磯:いい芝居をした時に、いい絵で撮れないとダメじゃないですか
宮:あぁ、あぁ
磯:だから、カメラに良い感じで、いいお芝居が収まって、で、それを編集でつないで、そこにまたいい音楽がかかると、達成感!みたいな
宮:結構、そうすると、1本の作品を形にしていくのに何度かピークがあるって事ですね
磯:そうですね
宮:ドライを見てピークがあって、それをモニターで見て、本番でいい演技が撮れてピークがあって
磯:はい
宮:それに音が付いて、いい楽器繋がって
磯:基本ずっとピークが
宮:そうですね
磯:絶頂に次ぐ絶頂ですね
宮:そこにずっと立ち会ってる仕事ですよね
磯:はい。スゴく楽しいです
宮:そう考えるとやっぱり
磯:ちょっとぐらい怒られてもしょうがないかなっていう
宮:そうですね。こんなに楽しい事があるんだったら
磯:そう思ってます
宮:あとライブシーンが好き
磯:ライブシーン、大好きですね。もうホントに、この設定が無かったら、特に『俺の家の話』の、あの、その、ハワイアン
宮:ハワイアンズ
磯:とかの、あの4人が歌ってるのとか見るともう、それだけで泣けちゃうみたいな
宮:あぁ
磯:こんな事、こんな設定が無ければ、あの4人がマイクを持って歌うなんて事、無いじゃないですか。ま、長瀬くん、最後だったし
宮:うんうんうん
磯:アレもちょっともう、ナンか感動っていうかね、ナンていい仕事なんだろうって(笑)
宮:あぁ、見れる、それを
磯:見れる、そう
宮:見れるし、自分で作って、考えて、そこまで持っていって、見れるっていう
磯:はい
宮:自分の為にやってるっていう
磯:(笑)そこまでは思わないですけど、役得感もあるし、コレをきっとZettai楽しんでもらえるっていうこう
宮:お客さんに?
磯:お客さんに、視聴者の人に
宮:なるほどね
磯:多分だって、なかなかないじゃないですかー!っていう気持ちになれます
宮:なれる。アレはでも確かに、だからっつって、あのシーンだけ、撮っても、別に感動しないワケじゃないですか
磯:そうですね。キャラクターテーマがあって、そこに
宮:あって、そこに行くまでの人間関係とかいろいろあって、あそこで歌があるっていう
磯:そうですね。でも、大体最後はライブシーン、『デトロイト・メタルシティ』とか、ま、そういうこう、ナンか、いよいよだ!みたいなステージがあって、最後そこ、バーン!て歌ったりする流れが、そもそも好きっていうのもあるんですけど
宮:『School of Rock』とか、あぁ
磯:うん。ナンか、それこそ、ホント、達成感を表現しやすいですよね
宮:ま、古くは『ブルースブラザーズ』とか
磯:とか。あと、アレ、あの~『Back to the Future』
宮:『Back to the Future』あぁ、はいはいはい。木更津もそうでしたね、でもね
磯:はい。
宮:7話もね。あぁ、なるほど、ライブシーン。そんな見どころ満載の、やっとココまで来ました!
磯:(笑)
宮:(笑)『俺の家の話』のDVDが出ます!今日発売だそうです
磯:もう1話でコメンタリーしてますから、ワタクシ共。西田さんと
宮:あ、そうですね
磯:はい
宮:コメンタリーしながら見ましたね
磯:はい。ディレクターズカット版です【収録されてるのは最終回だけど、1話のコメンタリーもあるの⁉】
宮:是非買って観てください。え~、今後やってみたい作品などありますか?という事なんですけど
磯:いろいろやってみたいです
宮:ま、そうですね。それこそ、医療ドラマとかやってないですもんね、まだ
磯:そうですね。やりますか?今度、医療ドラマ
宮:(笑)いや(笑)
磯:医療の権威の方に怒られないように
宮:権威を、うん、権威を茶化さずに
磯:(笑)
宮:医療ドラマをやりましょう!失敗しないヤツをやりましょう!私、失敗しないヤツを(笑)
磯:(笑)それ、パクリですよ!
宮:ありがとうございました!
磯:ありがとうございました
宮:はい。2回に分けても足りなかったという事で、え~、ま、もし漏れたところがあったら、この番組、今、ポッドキャストでも聞けますので、トーク聞いて頂けると、嬉しいです【前編は、そんなにカットされてなかったぞ⁉】今日話した『Oれの家の話』のDVD&BDは今日発売という事で、あの、コメンタリーの方でもね、あの、誰が好きあってる(笑)嫌いあってる話もしてるかもしれない(笑)是非見て頂きたいと思います。
昨日は光一ソロコン配信見て、俺家BD見て…ってバタバタしたら、今日は情報解禁で…って、気持ちが大忙し。俺家クランクアップでの言葉は、本人の顔見て、智也の声で聴けると、やっぱりKIBOUが溢れてくるね♪
創刊10周年特別企画https://rollermagazine.com/products/roller_vol40
NEVER NOT RIDING / 長瀬智也
突然のバンド脱退後、誰もが注目するメディアでの初仕事が、奇しくも創刊10周年を迎える本号だったのは単なる偶然かもしれない。しかし人生の帰路とも言える大きな決断から まだ半年に満たないタイミングで、変わらぬ笑顔と新たな愛機と共に真っ先に駆けつけてくれたのは、 創刊よりサポートしてくれた彼のROLLERに対する最大限のエールだろう。超の付く天邪鬼でありながら誰をも魅了する表現者。無類の二輪狂の「今」を、写真家・長濱 治が斬る!!
宮:宮藤官九郎です。今日はドラマプロデューサーの愚痴を聞きます。自己紹介でお願いします
磯:I山です、宜しくお願いします
宮:(笑)I山さんです(笑)I山さんはTBSの様々なドラマを担当していますが。さっきも話してたんですけど、いまだにテレビドラマでプロデューサー役の人っていうとポロシャツの襟を立ててたりとか、肩にセーターをかけててっとかするじゃないですか。というイメージがあるから、実はそうじゃないっていう話から入ろうと思ったんですけど。もっと地味な仕事ですよね?地味っていうか、ナンて言うんだろ?
磯:そうですね、はい
宮:うん。最初、テレビドラマを作る時って、ま、僕の立場から言うと、例えば磯山さんから、こういう企画やりましょう、とか、やってくださいって言われて、それに僕が応える形で始まるじゃないですか。っていうのが、ま、基本ですよね?
磯:はい
宮:え~、だから、前に雑誌の編集者を呼んだ回があるんですけど、その時に編集者の仕事って、誰にナニを書かせるかっていうことと、締め切りを守るように催促したりとかっていう、それに割とそれに近いですよね?それに
磯:そうですね、はい。あの~、テレビドラマというのは、TBSの場合は1週間に3つあって、火曜ドラマと金曜ドラマと日曜劇場と。で、1年間に4クールあって、えーと、だから来年の7月クールの火曜はナニにして、金曜はナニにして、日曜はナニにしようっていうことを編成部っていうとこが決めるんですけど
宮:うんうんうん
磯:その時に、あの~、ま、それぞれのプロデューサーが、ま、大体、誰々さん、キャスト、で、例えば医療物を考えてるんだけど、来年の7月ぐらいでどうですか?っていう、その、編成との、そういう、プロデューサーそれぞれが持っている、その絵札っていうか、ぼんやりとした企画を、1年の、その3つの番組、4クールっていう中にはめてくのが、ま、作業っていうか、最初の作業ですね
宮:それは編成の方がやる?
磯:編成と、だからその、それぞれプロデューサー、そういうこう、絵札を持ってる人たちの、あの、との折衝で、だったら1月クールに遅らせて、そこでちょっとこう、金曜も日曜もお医者さんになっちゃうから、とか、いろんな事情とを調整して。でも、主に、だからプロデューサーの方は、キャストが誰で、どういうテーマのストーリーをやるかっていうのを、ぼんやりと、段々、こう、自分の中で持ってて、ま、脚本家さんとか、いろんな人と話して、こう、ナンとなく、形作っていくのを会社と相談して時期を決めるっていう感じですね
宮:プロデューサーが?
磯:はい
宮:はぁ~!ものすごい解りやすい説明でしたね、ありがとうございます、スイマセン!
磯:そうですか? いやいやいや(笑)
宮:あの~、でも、そこにいたこともありますよね?磯山さん
磯:編成でね
宮:え、その時は、そのポジションもやっていたんですか?
磯:そうです
宮:火曜はこれをやって
磯:金曜、コレやって
宮:こればっかりだとバランスが悪くなるからこれやってとか
磯:とか、火曜日のラインナップが10月だけ決まってないとか
宮:あぁ
磯:1年、大体1年先ぐらいまで、ナンとなーく、女優さん、こう、4人必要ですか、1年に、女優、主役が
宮:あぁ、そういう考え方、したことないですね~
磯:もう、誰々さんの次は誰々さんで、みたいな
宮:1年間で、そうか、主演女優が火曜日に4人必要だって
磯:そうなんです、
宮:って事だ
磯:はい
宮:日曜日には暑苦しい男が4人必要だっていうことですね⁉
磯:(笑)暑苦しいかどうかは別だけど
宮:(笑)そういうことですね⁉
磯:そういうことです(笑)はい。ひょんなことから同居したりするような話とか(笑)
宮:(爆笑)ひょんなことから同居するヤツね!枠と。え、金曜日はどういう?
磯:金曜日は、テーマは『愛・絆・命』なんで
宮:え⁉それ、はじめて聞いた
磯:そうなんです、『愛・絆・命』です。だからこう…
宮:知ら…、あぁ…
磯:医療…『インハンド』みたいな、ナンていうんですか、ちょっとしたアレでもいいし、『俺の家の話』、あ、『Oれの家の話』(笑)
宮:『Oの家の話』でも。あ、もう1回、言ってもらっていいですか?
磯:『愛・絆・命』
宮:『愛・絆・命』。え、ナンか自然に『愛・絆・命』に、じゃあ、導いてもらってるっていうことですね
磯:そうですね。あ、でも、あの~、アレ?いつだっけ?『Tガー&Dラゴン』の頃は、そんな事言ってませんでしたけど
宮:あ、そん時はまだ『愛・絆・命』じゃない?いつから?
磯:自分たちが編成、私たちが、2015年から『愛・絆・命』
宮:『愛・絆・命』。ナンだ~、一番最初に言ってくれればいいのに(笑)。出来てから言われても。あ、そうですか。でも、いつの間に、気が付いたらそうなってますね
磯:そうですね。いや、ナンとなく、今までやってきたものもそういうものが多いから
宮:あ、そうか
磯:そういうこう、ま、火曜日はラブストーリーで、日曜日は王道な感じ。だから金曜日は実は何でもありなんですけども
宮:そうですね
磯:出来ればこう、ヒューマンな方がいいなっていうことで
宮:あ~、そうですか、へ~。お金のことも、予算をもらってって書いてますけど、局から?
磯:はい、局から、編成部が、今度の1月企画の金曜日は、大体1時間、こんぐらいで作ってください、みたいのを折衝して
宮:毎回、やるんですか?
磯:毎回やります
宮:番組によって、それはすごい違ったりもするんですか?
磯:すごく…ま、ちょっとは違いますね。だから、例えば、出演者が多いんです、とか、地方ロケが多いんです、とか、いろんな理由で、こう…
宮:多めに
磯:多めに、とか、今回はもう、逆に編成の方が、もうお金が無いんで、コレでやれないんだったら、もうやらなくて結構!みたいな(笑)あの、ナンていうんですか、そういうのもあります
宮:え⁉え、でもそれって、だってそうなると、そこ空くじゃないですか⁉
磯:空くことはない
宮:それは、別の手札を持っている人が、それで出来ます、とか?
磯:はい。とか、企画はまんまに、その制作会社さんに、コレで出来るなら、やってくれ、みたいな
宮:あ、他に?
磯:はい
宮:あぁ~。『愛・絆・命』が入っていればいいんですもんね?
磯:そうです
宮:その3つが
磯:(笑)そうです、はい
宮:(笑)へー!コレ、スゴい、あの、これからシナリオライターになる人、スゴい、ね、聞いてたら『愛・絆・命』で金曜日だって思いますね
磯:そうですね(笑)。そうですね、そう、間違いないですね
宮:(笑)そんな甘いもんじゃねえよって(笑)
磯:(笑)
宮:じゃあ、早速愚痴、聞かせて頂きましょうか、ありがとうございます、スイマセン
磯:宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど、出演者が好きあったり、嫌いあったりするんです
宮:えーとですね、まず好きあったりから行きましょうか。好きあったりっていうのは…
磯:え、嫌いあったりの方が…
宮:盛り上がる⁉
磯:あ、盛り上がる方が先がいいんですか?
宮:(笑)いやいやいや、盛り上がる方が(笑)盛り上がる方が…れないヤツもあるじゃないですか
磯:そうですね
宮:好きあったりは
磯:どっちもそんな、盛り上がれない…
宮:ま、そうですね。好きあったりは、要するに付き合うって事でしょ?
磯:そうですね。コレ、ホントに、ま、当たり前なんですけど、やっぱりフェロモンを出す人たちじゃないですか、役者さんっていうのは。ま、宮藤さんが(笑)フェロモンを出すところを、そんなに肉眼で見たことはないですけども(笑)
宮:(笑)はい、スイマセン
磯:あの~、セックスアピールが…
宮:今日もアクリルがあるからね(笑)
磯:(笑)
宮:アクリルから向こうには行かないですから
磯:残念ながら
宮:セックスアピールが
磯:セックスアピールがある人が、同士が、好きとか嫌いとかいう、ま、ほとんど(笑)嫌いって事はないじゃないですか。嫌い嫌いも好き、みたいな
宮:嫌いも好きみたいなね
磯:のをやってるから、仕方がない事だと思うんですけど、職業としてね、好き、みたいに。疑似恋愛?
宮:うん、この人の事を好きっていう役をやってるワケですからね
磯:そうです、はい、ストーリー、助けたり、ピンチを助けたり
宮:そうですね
磯:ひょんなことから同居したりね(笑)
宮:(笑)人はそうそう、ひょんなことから同居はしないですよね(笑)
磯:私も常々、そう思うんです
宮:(笑)
磯:うん、それだから、しょうがないんだけれども、そのせいで、やっぱり知らない間に、付き合ってるって事が…
宮:現場では?
磯:誰もだって、そんな、『今日から私たち、付き合います』ナンていう俳優さんは(笑)この世にいないから
宮:うんうん
磯:『昨日から付き合うことになりました』とか、報告してくれるワケじゃないから
宮:撮影中にね
磯:はい、だから、知らない間に、モノスゴい、実は嫌いだって、もうコレ以上、キスシーンとか止めて下さいって、マネージャーさんから、言われたりする事とか
宮:…はい
磯:実は、ね、FRIDAY見たり、実は結婚することになりました、とか言われる
宮:へ~
磯:もう、ビックリ!ビックリなのが、そういう、うん、もうとにかくビックリします
宮:毎回?
磯:はい
宮:え、それは例えば、3話までは付き合って無かったんだけど、4話で付き合っちゃったとか
磯:(笑)それ
宮:あるって事ですよね⁉
磯:往々にして、大体、終わって、番組が
宮:終わってから
磯:打ち上げも終わって、そっから、その、写真週刊誌に出たり、マネージャーさんから電話が掛かってきて、実は結婚する運びになりました、っていうのが、大体、好きあってる場合ね、あるんですけど、そうすると、いつから付き合ってんの⁉っていう
宮:なりますよね
磯:疑問が、もうスタッフ全員、あの二人、いつから付き合ってたんだろ⁉っていう。だから、あの、演出、監督とか、『あの時僕は、A子さんとB太さんに一人ずつこう、言ってたけど、あの後二人で、”監督さぁ…”みたいに言われてたらどうしよう』
宮:あぁ!
磯:って、スゴい言うんですよ!
宮:あぁ、そうか、そうか
磯:別に、それぞれ、そんな違う事、言ってなかったとしても、『ちょっと、今日の現場、どう思う⁉』みたいな話されてたら、イヤだな(笑)とか
宮:そうですね、また、それでまた盛り上がったりもするワケですもんね
磯:でしょうね、きっと!(笑)
宮:(笑)それが恋愛に発展する
磯:でしょうよ、うん
宮:あの、ね、ちょっとやっぱり、どうかしてる監督のせいで
磯:(笑)
宮:付き合っちゃう事もあるワケですもんね
磯:そうですね。あと、あの、スゴく視聴率が悪い番組とかで付き合いがちが(笑)
宮:うわぁ(笑)
磯:ありますね(笑)やっぱりこう、哀しい気持ちを共有する
宮:大丈夫だよ、オレたち間違ってないよ!みたいな
磯:(爆笑)
宮:(笑)あの、事ですよね⁉それがナンか、恋に発展するって
磯:スゴく解りやすいけど、そうだと思います
宮:えぇ。じゃ、結構、そうすると、貢献しますね、我々
磯:ん?まぁ、うん、そうですね。私の中、何回か、(笑)後々付き合ったっていうのと、すっごい嫌いだったっていうのがあるんですけど
宮:じゃ、嫌いだった、に、行ってみましょうか
磯:いや、嫌いだったは、もうホントにだから、嫌いだったら、途中でZettai発覚して
宮:本番中です。ナンで嫌いだったは、本番中ナンですかね?付き合ったは後なのに
磯:だから、やりたくないからですよ、ラブシーンを
宮:(笑)あ、そうか
磯:うん
宮:嫌いだったは、言うんだよな
磯:出来れば、うん、そう
宮:なるべく早く
磯:なるべく、だからこう、キスシーンは被ってしてる、足、爪先立ちとか、見せないように、ホントにキスしなくても(笑)いいように
宮:うん。え、それって、女優さんのマネージャーさんとかから来るんですか?
磯:来ますよ
宮:そん時に、いやいや、それじゃ困るとか
磯:もちろん、そういう事もありますよね
宮:あるし、監督に、ナンか、したくないって言ってるんだけどって
磯:(笑)そういう事もありますね
宮:撮り方でナンとかしてくんないかなとか
磯:とか、うん。あとナンか、今、付き合ってる人がキスシーンにうるさいから
宮:(笑)それ、別の、その
磯:その俳優さんの、今、付き合ってる(笑)
宮:今、付き合ってる、ね
磯:(笑)それなら、先に言ってくれよと思うんですけど
宮:そうですよね。どうせ、そいつらも別の作品で付き合ってるワケですもんね
磯:そうそうそう
宮:(笑)
磯:(笑)っていうか、そういう職業なんだからさ、とは思う。でも確かに…
宮:そうですよね⁉フェロモンを出すのが仕事なんだから、ちゃんと付き合ってても、別んとこでフェロモンを出さなきゃダメですよね
磯:そうでしょ⁉
宮:テレ朝でばっかりね、テレ朝のドラマでくっついたのが、TBSでナンか、やめてくれ、今、彼氏がうるさいから、みたいなことがある
磯:そういう事があるってことです
宮:あらぁ…
磯:ま、でもね、あの、お互い俳優さんの場合は、そんなに拘束し合わないことが多いですけど
宮:うんうんうん、お互いが俳優だったら
磯:うん。その、付き合ってる人が、ミュージシャンとか
宮:あぁ…
磯:あの~、ね
宮:ちょっと違う業界
磯:アスリートとか、そういう場合、やっぱあんま解んないじゃないですか、ナンでそんな、ね、知らない人とキスとかしてるの?ってなるじゃないですか
宮:どういう仕事⁉と
磯:そうですね、そういう事ですね。あ、でも、宮藤さんはラブストーリーやっても相手に私の事、嫌いだと思ってたって言われがちなんですよね
宮:毎回言われるんですよ、それ。宮藤さん、私の事、嫌いなんでしょ?って、一番最後に言われるんですよ。ナンか、ナニがいけないんですかね?何かが足りない
磯:やっぱアクリル板が、自然なアクリル板が(笑)
宮:えぇ(笑)
磯:フェロモンが届かない(笑)
宮:(笑)アクリル板をいつも持ち歩いてる(笑)からなのかなぁ?ナンか、そう、あ、そういう人もいますよね?でも
磯:そうですね。だから、そういう人は、別にそういう事に発展しなかったりするし。でも、大体、Zettai解んないです、付き合ってる、あ、逆にZettai付き合ってると思ってて、付き合ってんでしょって、内心思ってたのに、全く付き合って無いって事もあるんで
宮:それスゴいですね、それスゴい役者ですね
磯:そうですね
宮:うん
磯:私、あの、『大恋愛』の時、T田恵梨香さんとMロさん、Zettai付き合ってると思ってたんですけど(笑)全く付き合って無い
宮:全く付き合って無かったですよね
磯:だからそのぐらい節穴だって話でもあります(笑)
宮:現場は
磯:はい
宮:でも、逆に言うと、それだけムロくんと、あ!ムロくんって言っちゃった!
磯:(笑)
宮:(笑)ムロくんとT田さんは、良かったってことだ
磯:そうですね
宮:ね!誰が見ても付き合ってるって
磯:うん、そうですね。付き合ってるんじゃないの⁉ってこう、口に言いやすかったしね
宮:あ、言いやすい、言いやすかった、うん
磯:普通はやっぱ、そう思っても言えない
宮:言えないですよね~!付き合ってんでしょ⁉って言えないですよね
磯:(笑)自分たちがそういう、させてますしね、そもそも
宮:そもそも、キャスティングしてる時点で
磯:そうですね
宮:お膳立てしてるワケですもんね
磯:そうなんです、はい
宮:なるほど。ナンかオレ、この話だけで今週、行けるんじゃないかと(笑)
磯:そうですね、確かに
宮:(笑)
磯:ホント、そうですね、たくさんあります
宮:(笑)今、スゴく思ってるんですけど
磯:(笑)
宮:嫌いあってるって、例えば、共演者、同性でもあるんですか?男同士
磯:ありますね~
宮:男同士、女同士
磯:ありますね
宮:ベテラン同士
磯:ありますね~(笑)
宮:(笑)ありますよね
磯:ありますね
宮:そういう時って、どうするんですか?
磯:え、どうするか?
宮:男同士、例えば、バディモノとか、解んないですけど、男二人みたいな時とかって、Zettai上手くいけばいいし、例えば、同じ事務所の先輩後輩だったりすれば
磯:そうですね
宮:上手くいくと思うけど
磯:どっちかが、ちょっとだけでも、大人だったら、ナンとか最後までは、行けますよね。分解することはお互いマイナスだから無いとは思いますけど、やっぱりスゴく子供じみた方の人が、無茶をするケースがありますよね
宮:あぁ。無茶っていうのは?
磯:ナンかこう、ナンて言うんですかね、セリフ憶えて来てないのに、現場でセリフが悪いって言いだすみたいな(笑)
宮:(笑)セリフが悪いから憶えられないんだと
磯:そう、よくある
宮:コレ、言いたくないとか
磯:そうそうそう
宮:アレ、スゴい言いますよね、役者さん
磯:それ、もうちょっと早く解らないですか?って思うんです、大体。大体、立ち位置立ってから言う
宮:人、いらっしゃいますよね
磯:えぇ。でも、アナタがそれ言わないと、この人、コレ言えないしってなるじゃないですか
宮:はいはい
磯:コレぐらいスゴい愚痴が(笑)止まらない~(笑)
宮:(笑)いや、大丈夫、大丈夫です、大丈夫ですよ!そういう時って、直接話、しなかったりとか、直接は仲良さそう見えたり
磯:そういう事ありますよね
宮:しますよね。直接は文句言ってるように見えるのに【言ってないように、の言い間違えかな?】、陰で
磯:文句ばっかり言ってる
宮:文句ばっかり言ってて、アイツ、あぁで、こうで、とか、やりづらいんだけどとか
磯:そうですね。ナンか昔の女優さんとかは、あの、クローズアップの寄りの数を数えてたっていう話がありましたね
宮:え?私よりあの子が
磯:多いとか
宮:多いとか。へ~!
磯:サバサバしてるって思われたい人に限って(笑)サバサバしてないっていう
宮:(大爆笑)深い話ですね~!サバサバしてるって思われたい、で、売ってる人ほど
磯:(笑)
宮:サバサバしてない
磯:ナンでもう1回確認するんですか(笑)
宮:(笑)いやいや、Zettaiに、使おうと思ってさ(笑)なるほど、なるほど、解りました、解りました。でもそういう愚痴って、愚痴っていうか、そういう現場でのトラブルって、監督じゃなくてプロデューサーに行くっていうのは、ナンでなんですかね?
磯:うーん、大体、でも、例えば前室っていう、その、メイクさんとか衣装さんとか、持ち道具さんがいるところで、の、態度?behaviorが
宮:はいはい(笑)
磯:(笑)態度っていうとナンか、あの
宮:英語で言っても一緒ですよ!(笑)
磯:居様が、意外と人柄が出やすくって、そういうところからこう
宮:立ち上がってくるもの
磯:立ち上がってくる、だからその、よくその、前室チームに愛されてる人は、やっぱりこう、メイクとか衣装とか、スゴくちゃんと愛を込めて作ってもらえるから
宮:あぁ、メイクさん、衣装さん
磯:結果的に良くなると思うんだけど、そこで結構、その、愚痴を吐く場合とか、ナンかその、スゴくこう…
宮:態度が悪い人
磯:態度が悪い人が(笑)あの~、そういうの大体、ま、プロデューサーにも来るし、噂っていうか雰囲気が。監督にも基本は届きますよね
宮:あぁ。メイクさんもちゃんと見てくれないし
磯:そうそうそう
宮:ボサボサのまんま来る
磯:(笑)そんなことはないけど
宮:(笑)あぁ、なるほど。愛されてる人はちゃんとね
磯:そう、基本ですよね、でも。あと、まぁ、モニターで写ってる顔が、さっきのテイク2よりテイク1の方がいい顔だったって、思った人が、Zettai監督にテイク1の方がZettaiイケてますよって、言った方がいいじゃないですか、多分
宮:うんうん、本人にとってはね
磯:特に男性の監督の人はそんな、ナンかこう、胸キュンの顔とか
宮:解んないですもんね
磯:そんなに一生懸命見てないから
宮:磯山さん、ホントにモニターの前にいますよね⁉
磯:そうなの。それを探すのが…I山さんね⁉
宮:あぁ、(笑)I山さん。I山さん、ホントにモニターの前に必ずいますよね⁉
磯:もう、そのね、どのカットが良かったか、違うのが使われるとスゴくイヤなんですね
宮:あぁ、テイク2つか3つ撮った時に、このカットは1コ前の方が良かったとかっていう事を
磯:そうですね、それをこう、ディレクターと確認し合わないと、忘れちゃうし
宮:あぁ、その為に、でも、その時に、その例えば、だから、そのモニターに映ってる人が、その、今まさに、渦中の、その現場をかき乱してる役者だったりすると、言わないですもんね、そんな
磯:どーでもいいですね
宮:(笑)どーでもいい
磯:(笑)早く終わんないかなって
宮:(笑)早く終わんねーかな(笑)もうどのテイクでもいいや!みたいな
磯:ホント、そうです。むしろ、醜く映ればいいとすら思う
宮:わざと
磯:世間の人にバレればいいと思う
宮:そうですよね⁉コイツの醜悪な部分が(笑)スイマセン!じゃあ、ドラマプロデューサーの愚痴、もう一つお願いします
磯:宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど、予定通りに放送を出すことが意外と大変なんです
宮:え⁉予定通りっていうのは、要するにOAに間に合うようにということですか?
磯:そうですね。はい
宮:でも僕、磯山さんとやったヤツ、どれが一番、I山さんとやったヤツで、どれが一番大変だったっけ?ってさっきから思っていたんですけど、池袋が一番大変じゃなかったでした?
磯:そうですね。最終的に2班に分かれましたからね、撮りが
宮:あ、そうだ!
磯:IW班とGP班
宮:GP班だ!そう、そう。監督が
磯:撮り切れないから(笑)
宮:堤さんと金子さんに分かれて、現場でそれぞれが撮ってましたよね
磯:そうですね。あと今、ほら、その、コロナになっちゃったりとか、インフルエンザだけでも主演の人がもしかかったら、5日とか休まなくちゃいけないじゃないですか
宮:そうですよね
磯:だから、えっと、だから、実際そのシーンがなくても成立するかっていう、もう1回その、新たな本打ちがあって、そこを撮らないで、ナンとか1時間モノにするとかいうことはあります
宮:へ~
磯:撮らずにシーンカットする
宮:あ、僕、その経験ないな。ナンか、OAに間に合いません、とかもないし、そこまでキツいのって無い、かったって思っているんですけど。そんなこと、ないですか?
磯:そうですね。『IWGP』は多分、全部がオールロケだったし。出演者がとにかく多くて、ま、私もスゴい、あんなに大変な番組は初めてだったので、ちょっと一瞬手に負えなくなりましたっていう感じですかね
宮:そうですね。だから監督も、でも、監督3人、いらっしゃって。あれが基準になっちゃってる部分があるかも知れないですね、僕。木更津と池袋が
磯:そうですね。どっちも、だからギリギリですね、ギリギリ
宮:あぁ
磯:ナンかやっぱり、余裕を持って1ヶ月半ぐらい、今だともう、働き方改革もあるので、ドンドン前倒しで撮ってはいるんですけど、でも、やっぱり最終的にはOAの当日とか前の日とかに音楽入れるぐらい、ギリギリになりますので
宮:あぁ、そうか、そうですね
磯:あの『Tイガー&Dラゴン』だけ、OAよりも前に全部撮り終わって
宮:撮り終わってましたよね
磯:そういうことも、でも最近はちょっとリスク管理で、他の局の方も多くやっていらっしゃるみたいですけど
宮:へー。でも、この間ですら、割と最近、ナンか完パケったのがOAの日の朝だったとかっていう話、全然現場でしますよね?
磯:そうですね
宮:ナンか前の晩に最終話のOAの2日前かナンかに撮り終わったとか。どうしてもそうなっちゃうんですかね?
磯:うーん。そういうルーティンでやっている組はずっとそうですね。『H沢N樹』とか
宮:あぁ~
磯:『Dラゴン…S…、Zくら』とか(笑)
宮:(笑)もう、お前ら、東大行け!ってヤツですね?
磯:そうですね。あぁいうチームは、もうホントに、大体最後のOAの日に打ち上げをやってたんですけど。その時、大体いないですからね、ディレクターとプロデューサーが。まだ…
宮:出来てない?
磯:だから、もうすぐOA、アレ、9時からじゃないですか、日曜日の。でも、7時からの打ち上げにまだいないぐらいのギリ
宮:1次会はいない。で、2次会で大体OAを見るっていう
磯:そうですね、そのぐらいに。だから納品して、やった!みたいなので来るみたいな、ナンかもう、そう
宮:スゴい、それに美学を感じるワケじゃないですよね⁉
磯:(笑)解らないですけど、多分、スゴく、やっぱり撮っているカットとかが多くて
宮:多いからか、へー!いつもお金が足りないって書いてありますけども、僕、お金の話、あんまり…
磯:聞いてないんじゃないですか⁉スゴい言ってますよ!いつも。もうコレ、Zettai、コレ無理だからって。お金がないから無理だからって言ってますよ、よく
宮:アレ⁉え、そうですか⁉
磯:おんなじセットにしてもらっていいですか?とか
宮:あ、それは言われます。あと、ロケ、ロケじゃなくて、コレ、庭でいいですか?とか、玄関でいいですか?とか
磯:そうですね、言ってますよ!
宮:あ、それってお金なんだ
磯:お金だけじゃないですよ
宮:時間
磯:スケジュールがない、その人の。だから、2ヶ所に分かれられないから、セットかロケ、どっちかにしてもらっていいですか、とか
宮:あぁ、大変ですよね。磯山さんは全部、お金に換算出来るんですもんね
磯:いや、出来ないですよ。でも、ナンとなくですよ(笑)
宮:ナンとなくだけど、でもココで1日これだけ、3時間撮ったらいくらかかるとかっていうのって、金額に具体的にナンとなくは?
磯:うーん、どう、そんなにハッキリは解らないですけど、大体でも、台本が出来るじゃないですか。宮藤さんの初稿が出来て、スケジューラーのK村さんに話して、コレ、はまらない、スケジュールがまずはまんない
宮:はまんない
磯:から、この人はココにいてもらっちゃ困るとか、いろいろ言われて、それを持って本打ちに行って、宮藤さん、ココはちょっと
宮:OSD、なくてもいいですか?って
磯:OSD、OSD(笑)はホントにいろんなトコにいたりいなかったりしました(笑)
宮:(笑)よく言われました、はい
磯:とか、お金的には、だから、2回行かなくて済むように
宮:1回にまとめてくださいとか。そっか、それ、お金の話だと思って、あんまり。時間がないからとか、キャストのスケジュールっていう風に思ってたけど。なるほど、なるほど。そういうことも考えながら作ってるですもんね。大変ですよね(笑)え~、スイマセン!え~、1回分のつもりで撮り始めたものの、誰が好きあってる、嫌いあってるの件が、ちょっと長く
磯:(笑)
宮:なりすぎまして
磯:(笑)
宮:誰が好きあってるか、嫌いあってるかの回になってしまいましたので、え~、プロデューサーさんの愚痴は次回に
磯:スミマセン
宮:本題には入りますので、スイマセン、宜しくお願いします
磯:宜しくお願いします
宮:ありがとうございます
磯:I山です、宜しくお願いします
宮:(笑)I山さんです(笑)I山さんはTBSの様々なドラマを担当していますが。さっきも話してたんですけど、いまだにテレビドラマでプロデューサー役の人っていうとポロシャツの襟を立ててたりとか、肩にセーターをかけててっとかするじゃないですか。というイメージがあるから、実はそうじゃないっていう話から入ろうと思ったんですけど。もっと地味な仕事ですよね?地味っていうか、ナンて言うんだろ?
磯:そうですね、はい
宮:うん。最初、テレビドラマを作る時って、ま、僕の立場から言うと、例えば磯山さんから、こういう企画やりましょう、とか、やってくださいって言われて、それに僕が応える形で始まるじゃないですか。っていうのが、ま、基本ですよね?
磯:はい
宮:え~、だから、前に雑誌の編集者を呼んだ回があるんですけど、その時に編集者の仕事って、誰にナニを書かせるかっていうことと、締め切りを守るように催促したりとかっていう、それに割とそれに近いですよね?それに
磯:そうですね、はい。あの~、テレビドラマというのは、TBSの場合は1週間に3つあって、火曜ドラマと金曜ドラマと日曜劇場と。で、1年間に4クールあって、えーと、だから来年の7月クールの火曜はナニにして、金曜はナニにして、日曜はナニにしようっていうことを編成部っていうとこが決めるんですけど
宮:うんうんうん
磯:その時に、あの~、ま、それぞれのプロデューサーが、ま、大体、誰々さん、キャスト、で、例えば医療物を考えてるんだけど、来年の7月ぐらいでどうですか?っていう、その、編成との、そういう、プロデューサーそれぞれが持っている、その絵札っていうか、ぼんやりとした企画を、1年の、その3つの番組、4クールっていう中にはめてくのが、ま、作業っていうか、最初の作業ですね
宮:それは編成の方がやる?
磯:編成と、だからその、それぞれプロデューサー、そういうこう、絵札を持ってる人たちの、あの、との折衝で、だったら1月クールに遅らせて、そこでちょっとこう、金曜も日曜もお医者さんになっちゃうから、とか、いろんな事情とを調整して。でも、主に、だからプロデューサーの方は、キャストが誰で、どういうテーマのストーリーをやるかっていうのを、ぼんやりと、段々、こう、自分の中で持ってて、ま、脚本家さんとか、いろんな人と話して、こう、ナンとなく、形作っていくのを会社と相談して時期を決めるっていう感じですね
宮:プロデューサーが?
磯:はい
宮:はぁ~!ものすごい解りやすい説明でしたね、ありがとうございます、スイマセン!
磯:そうですか? いやいやいや(笑)
宮:あの~、でも、そこにいたこともありますよね?磯山さん
磯:編成でね
宮:え、その時は、そのポジションもやっていたんですか?
磯:そうです
宮:火曜はこれをやって
磯:金曜、コレやって
宮:こればっかりだとバランスが悪くなるからこれやってとか
磯:とか、火曜日のラインナップが10月だけ決まってないとか
宮:あぁ
磯:1年、大体1年先ぐらいまで、ナンとなーく、女優さん、こう、4人必要ですか、1年に、女優、主役が
宮:あぁ、そういう考え方、したことないですね~
磯:もう、誰々さんの次は誰々さんで、みたいな
宮:1年間で、そうか、主演女優が火曜日に4人必要だって
磯:そうなんです、
宮:って事だ
磯:はい
宮:日曜日には暑苦しい男が4人必要だっていうことですね⁉
磯:(笑)暑苦しいかどうかは別だけど
宮:(笑)そういうことですね⁉
磯:そういうことです(笑)はい。ひょんなことから同居したりするような話とか(笑)
宮:(爆笑)ひょんなことから同居するヤツね!枠と。え、金曜日はどういう?
磯:金曜日は、テーマは『愛・絆・命』なんで
宮:え⁉それ、はじめて聞いた
磯:そうなんです、『愛・絆・命』です。だからこう…
宮:知ら…、あぁ…
磯:医療…『インハンド』みたいな、ナンていうんですか、ちょっとしたアレでもいいし、『俺の家の話』、あ、『Oれの家の話』(笑)
宮:『Oの家の話』でも。あ、もう1回、言ってもらっていいですか?
磯:『愛・絆・命』
宮:『愛・絆・命』。え、ナンか自然に『愛・絆・命』に、じゃあ、導いてもらってるっていうことですね
磯:そうですね。あ、でも、あの~、アレ?いつだっけ?『Tガー&Dラゴン』の頃は、そんな事言ってませんでしたけど
宮:あ、そん時はまだ『愛・絆・命』じゃない?いつから?
磯:自分たちが編成、私たちが、2015年から『愛・絆・命』
宮:『愛・絆・命』。ナンだ~、一番最初に言ってくれればいいのに(笑)。出来てから言われても。あ、そうですか。でも、いつの間に、気が付いたらそうなってますね
磯:そうですね。いや、ナンとなく、今までやってきたものもそういうものが多いから
宮:あ、そうか
磯:そういうこう、ま、火曜日はラブストーリーで、日曜日は王道な感じ。だから金曜日は実は何でもありなんですけども
宮:そうですね
磯:出来ればこう、ヒューマンな方がいいなっていうことで
宮:あ~、そうですか、へ~。お金のことも、予算をもらってって書いてますけど、局から?
磯:はい、局から、編成部が、今度の1月企画の金曜日は、大体1時間、こんぐらいで作ってください、みたいのを折衝して
宮:毎回、やるんですか?
磯:毎回やります
宮:番組によって、それはすごい違ったりもするんですか?
磯:すごく…ま、ちょっとは違いますね。だから、例えば、出演者が多いんです、とか、地方ロケが多いんです、とか、いろんな理由で、こう…
宮:多めに
磯:多めに、とか、今回はもう、逆に編成の方が、もうお金が無いんで、コレでやれないんだったら、もうやらなくて結構!みたいな(笑)あの、ナンていうんですか、そういうのもあります
宮:え⁉え、でもそれって、だってそうなると、そこ空くじゃないですか⁉
磯:空くことはない
宮:それは、別の手札を持っている人が、それで出来ます、とか?
磯:はい。とか、企画はまんまに、その制作会社さんに、コレで出来るなら、やってくれ、みたいな
宮:あ、他に?
磯:はい
宮:あぁ~。『愛・絆・命』が入っていればいいんですもんね?
磯:そうです
宮:その3つが
磯:(笑)そうです、はい
宮:(笑)へー!コレ、スゴい、あの、これからシナリオライターになる人、スゴい、ね、聞いてたら『愛・絆・命』で金曜日だって思いますね
磯:そうですね(笑)。そうですね、そう、間違いないですね
宮:(笑)そんな甘いもんじゃねえよって(笑)
磯:(笑)
宮:じゃあ、早速愚痴、聞かせて頂きましょうか、ありがとうございます、スイマセン
磯:宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど、出演者が好きあったり、嫌いあったりするんです
宮:えーとですね、まず好きあったりから行きましょうか。好きあったりっていうのは…
磯:え、嫌いあったりの方が…
宮:盛り上がる⁉
磯:あ、盛り上がる方が先がいいんですか?
宮:(笑)いやいやいや、盛り上がる方が(笑)盛り上がる方が…れないヤツもあるじゃないですか
磯:そうですね
宮:好きあったりは
磯:どっちもそんな、盛り上がれない…
宮:ま、そうですね。好きあったりは、要するに付き合うって事でしょ?
磯:そうですね。コレ、ホントに、ま、当たり前なんですけど、やっぱりフェロモンを出す人たちじゃないですか、役者さんっていうのは。ま、宮藤さんが(笑)フェロモンを出すところを、そんなに肉眼で見たことはないですけども(笑)
宮:(笑)はい、スイマセン
磯:あの~、セックスアピールが…
宮:今日もアクリルがあるからね(笑)
磯:(笑)
宮:アクリルから向こうには行かないですから
磯:残念ながら
宮:セックスアピールが
磯:セックスアピールがある人が、同士が、好きとか嫌いとかいう、ま、ほとんど(笑)嫌いって事はないじゃないですか。嫌い嫌いも好き、みたいな
宮:嫌いも好きみたいなね
磯:のをやってるから、仕方がない事だと思うんですけど、職業としてね、好き、みたいに。疑似恋愛?
宮:うん、この人の事を好きっていう役をやってるワケですからね
磯:そうです、はい、ストーリー、助けたり、ピンチを助けたり
宮:そうですね
磯:ひょんなことから同居したりね(笑)
宮:(笑)人はそうそう、ひょんなことから同居はしないですよね(笑)
磯:私も常々、そう思うんです
宮:(笑)
磯:うん、それだから、しょうがないんだけれども、そのせいで、やっぱり知らない間に、付き合ってるって事が…
宮:現場では?
磯:誰もだって、そんな、『今日から私たち、付き合います』ナンていう俳優さんは(笑)この世にいないから
宮:うんうん
磯:『昨日から付き合うことになりました』とか、報告してくれるワケじゃないから
宮:撮影中にね
磯:はい、だから、知らない間に、モノスゴい、実は嫌いだって、もうコレ以上、キスシーンとか止めて下さいって、マネージャーさんから、言われたりする事とか
宮:…はい
磯:実は、ね、FRIDAY見たり、実は結婚することになりました、とか言われる
宮:へ~
磯:もう、ビックリ!ビックリなのが、そういう、うん、もうとにかくビックリします
宮:毎回?
磯:はい
宮:え、それは例えば、3話までは付き合って無かったんだけど、4話で付き合っちゃったとか
磯:(笑)それ
宮:あるって事ですよね⁉
磯:往々にして、大体、終わって、番組が
宮:終わってから
磯:打ち上げも終わって、そっから、その、写真週刊誌に出たり、マネージャーさんから電話が掛かってきて、実は結婚する運びになりました、っていうのが、大体、好きあってる場合ね、あるんですけど、そうすると、いつから付き合ってんの⁉っていう
宮:なりますよね
磯:疑問が、もうスタッフ全員、あの二人、いつから付き合ってたんだろ⁉っていう。だから、あの、演出、監督とか、『あの時僕は、A子さんとB太さんに一人ずつこう、言ってたけど、あの後二人で、”監督さぁ…”みたいに言われてたらどうしよう』
宮:あぁ!
磯:って、スゴい言うんですよ!
宮:あぁ、そうか、そうか
磯:別に、それぞれ、そんな違う事、言ってなかったとしても、『ちょっと、今日の現場、どう思う⁉』みたいな話されてたら、イヤだな(笑)とか
宮:そうですね、また、それでまた盛り上がったりもするワケですもんね
磯:でしょうね、きっと!(笑)
宮:(笑)それが恋愛に発展する
磯:でしょうよ、うん
宮:あの、ね、ちょっとやっぱり、どうかしてる監督のせいで
磯:(笑)
宮:付き合っちゃう事もあるワケですもんね
磯:そうですね。あと、あの、スゴく視聴率が悪い番組とかで付き合いがちが(笑)
宮:うわぁ(笑)
磯:ありますね(笑)やっぱりこう、哀しい気持ちを共有する
宮:大丈夫だよ、オレたち間違ってないよ!みたいな
磯:(爆笑)
宮:(笑)あの、事ですよね⁉それがナンか、恋に発展するって
磯:スゴく解りやすいけど、そうだと思います
宮:えぇ。じゃ、結構、そうすると、貢献しますね、我々
磯:ん?まぁ、うん、そうですね。私の中、何回か、(笑)後々付き合ったっていうのと、すっごい嫌いだったっていうのがあるんですけど
宮:じゃ、嫌いだった、に、行ってみましょうか
磯:いや、嫌いだったは、もうホントにだから、嫌いだったら、途中でZettai発覚して
宮:本番中です。ナンで嫌いだったは、本番中ナンですかね?付き合ったは後なのに
磯:だから、やりたくないからですよ、ラブシーンを
宮:(笑)あ、そうか
磯:うん
宮:嫌いだったは、言うんだよな
磯:出来れば、うん、そう
宮:なるべく早く
磯:なるべく、だからこう、キスシーンは被ってしてる、足、爪先立ちとか、見せないように、ホントにキスしなくても(笑)いいように
宮:うん。え、それって、女優さんのマネージャーさんとかから来るんですか?
磯:来ますよ
宮:そん時に、いやいや、それじゃ困るとか
磯:もちろん、そういう事もありますよね
宮:あるし、監督に、ナンか、したくないって言ってるんだけどって
磯:(笑)そういう事もありますね
宮:撮り方でナンとかしてくんないかなとか
磯:とか、うん。あとナンか、今、付き合ってる人がキスシーンにうるさいから
宮:(笑)それ、別の、その
磯:その俳優さんの、今、付き合ってる(笑)
宮:今、付き合ってる、ね
磯:(笑)それなら、先に言ってくれよと思うんですけど
宮:そうですよね。どうせ、そいつらも別の作品で付き合ってるワケですもんね
磯:そうそうそう
宮:(笑)
磯:(笑)っていうか、そういう職業なんだからさ、とは思う。でも確かに…
宮:そうですよね⁉フェロモンを出すのが仕事なんだから、ちゃんと付き合ってても、別んとこでフェロモンを出さなきゃダメですよね
磯:そうでしょ⁉
宮:テレ朝でばっかりね、テレ朝のドラマでくっついたのが、TBSでナンか、やめてくれ、今、彼氏がうるさいから、みたいなことがある
磯:そういう事があるってことです
宮:あらぁ…
磯:ま、でもね、あの、お互い俳優さんの場合は、そんなに拘束し合わないことが多いですけど
宮:うんうんうん、お互いが俳優だったら
磯:うん。その、付き合ってる人が、ミュージシャンとか
宮:あぁ…
磯:あの~、ね
宮:ちょっと違う業界
磯:アスリートとか、そういう場合、やっぱあんま解んないじゃないですか、ナンでそんな、ね、知らない人とキスとかしてるの?ってなるじゃないですか
宮:どういう仕事⁉と
磯:そうですね、そういう事ですね。あ、でも、宮藤さんはラブストーリーやっても相手に私の事、嫌いだと思ってたって言われがちなんですよね
宮:毎回言われるんですよ、それ。宮藤さん、私の事、嫌いなんでしょ?って、一番最後に言われるんですよ。ナンか、ナニがいけないんですかね?何かが足りない
磯:やっぱアクリル板が、自然なアクリル板が(笑)
宮:えぇ(笑)
磯:フェロモンが届かない(笑)
宮:(笑)アクリル板をいつも持ち歩いてる(笑)からなのかなぁ?ナンか、そう、あ、そういう人もいますよね?でも
磯:そうですね。だから、そういう人は、別にそういう事に発展しなかったりするし。でも、大体、Zettai解んないです、付き合ってる、あ、逆にZettai付き合ってると思ってて、付き合ってんでしょって、内心思ってたのに、全く付き合って無いって事もあるんで
宮:それスゴいですね、それスゴい役者ですね
磯:そうですね
宮:うん
磯:私、あの、『大恋愛』の時、T田恵梨香さんとMロさん、Zettai付き合ってると思ってたんですけど(笑)全く付き合って無い
宮:全く付き合って無かったですよね
磯:だからそのぐらい節穴だって話でもあります(笑)
宮:現場は
磯:はい
宮:でも、逆に言うと、それだけムロくんと、あ!ムロくんって言っちゃった!
磯:(笑)
宮:(笑)ムロくんとT田さんは、良かったってことだ
磯:そうですね
宮:ね!誰が見ても付き合ってるって
磯:うん、そうですね。付き合ってるんじゃないの⁉ってこう、口に言いやすかったしね
宮:あ、言いやすい、言いやすかった、うん
磯:普通はやっぱ、そう思っても言えない
宮:言えないですよね~!付き合ってんでしょ⁉って言えないですよね
磯:(笑)自分たちがそういう、させてますしね、そもそも
宮:そもそも、キャスティングしてる時点で
磯:そうですね
宮:お膳立てしてるワケですもんね
磯:そうなんです、はい
宮:なるほど。ナンかオレ、この話だけで今週、行けるんじゃないかと(笑)
磯:そうですね、確かに
宮:(笑)
磯:ホント、そうですね、たくさんあります
宮:(笑)今、スゴく思ってるんですけど
磯:(笑)
宮:嫌いあってるって、例えば、共演者、同性でもあるんですか?男同士
磯:ありますね~
宮:男同士、女同士
磯:ありますね
宮:ベテラン同士
磯:ありますね~(笑)
宮:(笑)ありますよね
磯:ありますね
宮:そういう時って、どうするんですか?
磯:え、どうするか?
宮:男同士、例えば、バディモノとか、解んないですけど、男二人みたいな時とかって、Zettai上手くいけばいいし、例えば、同じ事務所の先輩後輩だったりすれば
磯:そうですね
宮:上手くいくと思うけど
磯:どっちかが、ちょっとだけでも、大人だったら、ナンとか最後までは、行けますよね。分解することはお互いマイナスだから無いとは思いますけど、やっぱりスゴく子供じみた方の人が、無茶をするケースがありますよね
宮:あぁ。無茶っていうのは?
磯:ナンかこう、ナンて言うんですかね、セリフ憶えて来てないのに、現場でセリフが悪いって言いだすみたいな(笑)
宮:(笑)セリフが悪いから憶えられないんだと
磯:そう、よくある
宮:コレ、言いたくないとか
磯:そうそうそう
宮:アレ、スゴい言いますよね、役者さん
磯:それ、もうちょっと早く解らないですか?って思うんです、大体。大体、立ち位置立ってから言う
宮:人、いらっしゃいますよね
磯:えぇ。でも、アナタがそれ言わないと、この人、コレ言えないしってなるじゃないですか
宮:はいはい
磯:コレぐらいスゴい愚痴が(笑)止まらない~(笑)
宮:(笑)いや、大丈夫、大丈夫です、大丈夫ですよ!そういう時って、直接話、しなかったりとか、直接は仲良さそう見えたり
磯:そういう事ありますよね
宮:しますよね。直接は文句言ってるように見えるのに【言ってないように、の言い間違えかな?】、陰で
磯:文句ばっかり言ってる
宮:文句ばっかり言ってて、アイツ、あぁで、こうで、とか、やりづらいんだけどとか
磯:そうですね。ナンか昔の女優さんとかは、あの、クローズアップの寄りの数を数えてたっていう話がありましたね
宮:え?私よりあの子が
磯:多いとか
宮:多いとか。へ~!
磯:サバサバしてるって思われたい人に限って(笑)サバサバしてないっていう
宮:(大爆笑)深い話ですね~!サバサバしてるって思われたい、で、売ってる人ほど
磯:(笑)
宮:サバサバしてない
磯:ナンでもう1回確認するんですか(笑)
宮:(笑)いやいや、Zettaiに、使おうと思ってさ(笑)なるほど、なるほど、解りました、解りました。でもそういう愚痴って、愚痴っていうか、そういう現場でのトラブルって、監督じゃなくてプロデューサーに行くっていうのは、ナンでなんですかね?
磯:うーん、大体、でも、例えば前室っていう、その、メイクさんとか衣装さんとか、持ち道具さんがいるところで、の、態度?behaviorが
宮:はいはい(笑)
磯:(笑)態度っていうとナンか、あの
宮:英語で言っても一緒ですよ!(笑)
磯:居様が、意外と人柄が出やすくって、そういうところからこう
宮:立ち上がってくるもの
磯:立ち上がってくる、だからその、よくその、前室チームに愛されてる人は、やっぱりこう、メイクとか衣装とか、スゴくちゃんと愛を込めて作ってもらえるから
宮:あぁ、メイクさん、衣装さん
磯:結果的に良くなると思うんだけど、そこで結構、その、愚痴を吐く場合とか、ナンかその、スゴくこう…
宮:態度が悪い人
磯:態度が悪い人が(笑)あの~、そういうの大体、ま、プロデューサーにも来るし、噂っていうか雰囲気が。監督にも基本は届きますよね
宮:あぁ。メイクさんもちゃんと見てくれないし
磯:そうそうそう
宮:ボサボサのまんま来る
磯:(笑)そんなことはないけど
宮:(笑)あぁ、なるほど。愛されてる人はちゃんとね
磯:そう、基本ですよね、でも。あと、まぁ、モニターで写ってる顔が、さっきのテイク2よりテイク1の方がいい顔だったって、思った人が、Zettai監督にテイク1の方がZettaiイケてますよって、言った方がいいじゃないですか、多分
宮:うんうん、本人にとってはね
磯:特に男性の監督の人はそんな、ナンかこう、胸キュンの顔とか
宮:解んないですもんね
磯:そんなに一生懸命見てないから
宮:磯山さん、ホントにモニターの前にいますよね⁉
磯:そうなの。それを探すのが…I山さんね⁉
宮:あぁ、(笑)I山さん。I山さん、ホントにモニターの前に必ずいますよね⁉
磯:もう、そのね、どのカットが良かったか、違うのが使われるとスゴくイヤなんですね
宮:あぁ、テイク2つか3つ撮った時に、このカットは1コ前の方が良かったとかっていう事を
磯:そうですね、それをこう、ディレクターと確認し合わないと、忘れちゃうし
宮:あぁ、その為に、でも、その時に、その例えば、だから、そのモニターに映ってる人が、その、今まさに、渦中の、その現場をかき乱してる役者だったりすると、言わないですもんね、そんな
磯:どーでもいいですね
宮:(笑)どーでもいい
磯:(笑)早く終わんないかなって
宮:(笑)早く終わんねーかな(笑)もうどのテイクでもいいや!みたいな
磯:ホント、そうです。むしろ、醜く映ればいいとすら思う
宮:わざと
磯:世間の人にバレればいいと思う
宮:そうですよね⁉コイツの醜悪な部分が(笑)スイマセン!じゃあ、ドラマプロデューサーの愚痴、もう一つお願いします
磯:宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど、予定通りに放送を出すことが意外と大変なんです
宮:え⁉予定通りっていうのは、要するにOAに間に合うようにということですか?
磯:そうですね。はい
宮:でも僕、磯山さんとやったヤツ、どれが一番、I山さんとやったヤツで、どれが一番大変だったっけ?ってさっきから思っていたんですけど、池袋が一番大変じゃなかったでした?
磯:そうですね。最終的に2班に分かれましたからね、撮りが
宮:あ、そうだ!
磯:IW班とGP班
宮:GP班だ!そう、そう。監督が
磯:撮り切れないから(笑)
宮:堤さんと金子さんに分かれて、現場でそれぞれが撮ってましたよね
磯:そうですね。あと今、ほら、その、コロナになっちゃったりとか、インフルエンザだけでも主演の人がもしかかったら、5日とか休まなくちゃいけないじゃないですか
宮:そうですよね
磯:だから、えっと、だから、実際そのシーンがなくても成立するかっていう、もう1回その、新たな本打ちがあって、そこを撮らないで、ナンとか1時間モノにするとかいうことはあります
宮:へ~
磯:撮らずにシーンカットする
宮:あ、僕、その経験ないな。ナンか、OAに間に合いません、とかもないし、そこまでキツいのって無い、かったって思っているんですけど。そんなこと、ないですか?
磯:そうですね。『IWGP』は多分、全部がオールロケだったし。出演者がとにかく多くて、ま、私もスゴい、あんなに大変な番組は初めてだったので、ちょっと一瞬手に負えなくなりましたっていう感じですかね
宮:そうですね。だから監督も、でも、監督3人、いらっしゃって。あれが基準になっちゃってる部分があるかも知れないですね、僕。木更津と池袋が
磯:そうですね。どっちも、だからギリギリですね、ギリギリ
宮:あぁ
磯:ナンかやっぱり、余裕を持って1ヶ月半ぐらい、今だともう、働き方改革もあるので、ドンドン前倒しで撮ってはいるんですけど、でも、やっぱり最終的にはOAの当日とか前の日とかに音楽入れるぐらい、ギリギリになりますので
宮:あぁ、そうか、そうですね
磯:あの『Tイガー&Dラゴン』だけ、OAよりも前に全部撮り終わって
宮:撮り終わってましたよね
磯:そういうことも、でも最近はちょっとリスク管理で、他の局の方も多くやっていらっしゃるみたいですけど
宮:へー。でも、この間ですら、割と最近、ナンか完パケったのがOAの日の朝だったとかっていう話、全然現場でしますよね?
磯:そうですね
宮:ナンか前の晩に最終話のOAの2日前かナンかに撮り終わったとか。どうしてもそうなっちゃうんですかね?
磯:うーん。そういうルーティンでやっている組はずっとそうですね。『H沢N樹』とか
宮:あぁ~
磯:『Dラゴン…S…、Zくら』とか(笑)
宮:(笑)もう、お前ら、東大行け!ってヤツですね?
磯:そうですね。あぁいうチームは、もうホントに、大体最後のOAの日に打ち上げをやってたんですけど。その時、大体いないですからね、ディレクターとプロデューサーが。まだ…
宮:出来てない?
磯:だから、もうすぐOA、アレ、9時からじゃないですか、日曜日の。でも、7時からの打ち上げにまだいないぐらいのギリ
宮:1次会はいない。で、2次会で大体OAを見るっていう
磯:そうですね、そのぐらいに。だから納品して、やった!みたいなので来るみたいな、ナンかもう、そう
宮:スゴい、それに美学を感じるワケじゃないですよね⁉
磯:(笑)解らないですけど、多分、スゴく、やっぱり撮っているカットとかが多くて
宮:多いからか、へー!いつもお金が足りないって書いてありますけども、僕、お金の話、あんまり…
磯:聞いてないんじゃないですか⁉スゴい言ってますよ!いつも。もうコレ、Zettai、コレ無理だからって。お金がないから無理だからって言ってますよ、よく
宮:アレ⁉え、そうですか⁉
磯:おんなじセットにしてもらっていいですか?とか
宮:あ、それは言われます。あと、ロケ、ロケじゃなくて、コレ、庭でいいですか?とか、玄関でいいですか?とか
磯:そうですね、言ってますよ!
宮:あ、それってお金なんだ
磯:お金だけじゃないですよ
宮:時間
磯:スケジュールがない、その人の。だから、2ヶ所に分かれられないから、セットかロケ、どっちかにしてもらっていいですか、とか
宮:あぁ、大変ですよね。磯山さんは全部、お金に換算出来るんですもんね
磯:いや、出来ないですよ。でも、ナンとなくですよ(笑)
宮:ナンとなくだけど、でもココで1日これだけ、3時間撮ったらいくらかかるとかっていうのって、金額に具体的にナンとなくは?
磯:うーん、どう、そんなにハッキリは解らないですけど、大体でも、台本が出来るじゃないですか。宮藤さんの初稿が出来て、スケジューラーのK村さんに話して、コレ、はまらない、スケジュールがまずはまんない
宮:はまんない
磯:から、この人はココにいてもらっちゃ困るとか、いろいろ言われて、それを持って本打ちに行って、宮藤さん、ココはちょっと
宮:OSD、なくてもいいですか?って
磯:OSD、OSD(笑)はホントにいろんなトコにいたりいなかったりしました(笑)
宮:(笑)よく言われました、はい
磯:とか、お金的には、だから、2回行かなくて済むように
宮:1回にまとめてくださいとか。そっか、それ、お金の話だと思って、あんまり。時間がないからとか、キャストのスケジュールっていう風に思ってたけど。なるほど、なるほど。そういうことも考えながら作ってるですもんね。大変ですよね(笑)え~、スイマセン!え~、1回分のつもりで撮り始めたものの、誰が好きあってる、嫌いあってるの件が、ちょっと長く
磯:(笑)
宮:なりすぎまして
磯:(笑)
宮:誰が好きあってるか、嫌いあってるかの回になってしまいましたので、え~、プロデューサーさんの愚痴は次回に
磯:スミマセン
宮:本題には入りますので、スイマセン、宜しくお願いします
磯:宜しくお願いします
宮:ありがとうございます